
割合の文章題プリント【無料】小5|もとにする量を見つける5枚(答えつき)
割合の文章題で、かけるのかわるのか決められない。そんなときに使える小5向けのプリントを、答えつきの5枚で用意しました。文の数をもとにする量・わりあい・くらべる量に分ける1枚目、2つの量のどちらがもとにする量かを選ぶ2枚目、20%引きや20%ましを何%かに直す3枚目、表の数を足して全体を作る4枚目、しわけを自分でかいて解く5枚目の順に、やり方を少しずつ変えながら練習できます。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
割合の文章題で、かけるのかわるのか決められない、「何%」と書いてあるとすぐ数をかけてしまう。そんなときは、計算の力より前の「どの数がもとにする量か」を見つける一手でつまずいていることがあります。学習指導要領の解説(算数編)では、割合と百分率は第5学年の「C変化と関係」に位置づけられ、一方を基準にする大きさ(基準量)としたときにもう一方(比較量)がどれだけにあたるかを、比較量を基準量で割った商で比べると整理されています。このページには、文の数を3つに分ける、どちらがもとにする量かを選ぶ、20%引きを直す、表から全体を作る、自分でしわけを書く、という5つのやり方の練習を、答えつきの5枚で用意しました。
つまずきのサインと、かける言葉
・文に出てきた数を、先に出た順や大きい順にかけたりわったりしている→「100%にあたるのは、どの数かな?「〜の何%」の「〜」を指さしてみよう」
・「20%引き」を見て、20%をそのままかけて答えにしている→「もとの値段を100%とすると、引いたあとは何%になるかな?」
・もとにする量が文にも表にも書かれていないと、手が止まる→「表の数をぜんぶ足すと、何の数になるかな?」
お店の「3割引」、アンケートの「25%の人」、おこづかいの使いみちなど、生活の中にも割合の場面がたくさんあります。丸つけでは、答えの数字より先に、どの数をもとにする量と見たかを聞いてみてください。5枚は順番どおりでなくてもよく、つまずきに近いものを選んで使えます。
割合の文章題を、もとにする量を見つけて解く小5プリント(5枚)
左が問題、右が答えのサンプル(1枚目)です。この紙でつまずきやすいのは、割合の文章題で、文に出てくる数のどれがもとにする量で、どれがくらべる量かを見分けることです。①は文の数を役割で分けられず、先に出た数や大きい数にかけたりわったりしてしまい、②は「AはBの何%」と「BはAの何%」で100%にあたる側を取りちがえ、③は「20%引き」の20%をそのままかけてしまい、もとにする量を100%として80%に直せず、④はもとにする量が文にも表にも書かれていないと、表の数を足して全体を作ることに気づけず、⑤はしわけの欄が印刷されていないと、文から3つの数を取り出す手順を自分で始められません。どの枚の先頭にも「れい」がのっていて、答えは赤で答え面に出ます。
割合の文章題はいつから?つまずきやすい3つのところと、プリントの使い方
割合の文章題の土台は、学習指導要領解説(算数編)で、第5学年の「C変化と関係」の(3)割合に位置づけられています。第4学年で割合を用いる場合があることを知り、第5学年で割合が小数で表される場合に広げ、百分率を理解することが、ねらいとして示されています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 小4 | 簡単な場合について、ある二つの数量の関係と別の二つの数量の関係とを比べる場合に、割合を用いる場合があることを知る | 割合という見方の入口 |
| 小5 | 割合が小数で表される場合に広げ、割合を用いて比べる場合があることや百分率を理解する。割合は、比較量を基準量で割った商で表す | この記事の5枚。文からもとにする量を見つけ、割合の関係に入れて求める |
| 小6・中学 | 第5学年で育成される資質・能力は、第6学年の比、中学校の数と式・関数領域などの考察に生かされると解説に書かれている | 割合でみる見方が、比や比例、中学の関数につながる |
文の数が、もとにする量・割合・くらべる量のどれなのか決められない
解説(算数編)は、割合は「Bを基にしたAの割合」「Bの□倍がA」など様々な表現で示されるため、割合を示す表現の中から基準量や比較量を明確にすることも必要としています(紙面p.268)。また、問題の条件や割合の求め方を基に、何を基準量とし何を比較量とするかを筋道を立てて考えることを求めています(紙面p.269)。①は文の数を3つの欄に分ける練習、②は2つの量のうちどちらを100%と見るかを選ぶ練習です。
「20%引き」の20%を、そのままかけてしまう
解説(算数編)は、百分率が「定価の20%引きで買った」のように日常の確定的な事象の関係を表すのに用いられると説明し、「10%の増量」「1割引」など割合を用いている場面も多いとしています(紙面p.268・270)。③は、もとにする量を100%として、引いたあと・ふえたあとが何%にあたるかを先に書いてから求める練習です。「20%をそのままかけない」という言い方は解説に載っているものではなく、声かけの参考にした編集部の整理です。
もとにする量が見えないとき、全体を作ることに気づけない
解説(算数編)は、全体と部分の関係どうし、部分と部分の関係どうしを比べる場面で割合を用いる場合が多く、全体の数量を基準とするか部分の数量を基準とするかは目的によって異なるとしています(紙面p.267・269)。④は文にも表にももとにする量がなく、表の数を足して全体を作ってから割合を求める練習、⑤は□を自分でかいて、?の位置を決めて解く練習です。
家庭でできることは、式を書く前に、場面を言葉にしてもらうことです。「100%と見るのは、どの数かな?」と聞いて、その数を指で押さえてから、くらべる数を探してもらいましょう。解説(算数編)も、言葉と図や式を関連付ける活動を取り入れることが大切としています(紙面p.270)。「〜の何%」の「〜」にあたる数が、もとにする量です。つまずきに近い1枚を選び、数日あけて、同じ型をもう一度くり返してみてください。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)…第5学年の割合と百分率(紙面p.267〜270)
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)…現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年10月3日)。
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