
10までの数 特別支援プリント【無料印刷】見てわかる かずのかぞえかた・いくつといくつ|年長・小1・数の概念(20まで対応・答えつき)
10フレーム(10このマス)で具体物を数え、対応する数字を書く無料プリントです。10までの数に加えて、11から20までの数、5と10の「いくつといくつ」(数の合成・分解)まで、同じ考え方で段階的に練習できます。数字を書く支援(なぞり書き→やじるし→点→うすい線→白紙)を5段階でゆっくり減らしていく設計で、数の概念や書字に苦手さがある子、年長〜小学1年生の家庭学習・通級・特別支援学級での利用を想定しています。すべて答えつき・無料で印刷できます。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
10までの数を数えて書くことは、学習指導要領解説では第1学年「A数と計算 A(1)数の構成と表し方」に位置づく内容です。ものとものを1つずつ対応させて個数を比べる、正しく数えて数字で表す、数の大小や順序を考える——この積み重ねが土台になります。数の概念や書字に苦手さがある子向けに、このプリントは10フレーム(10このマス)で個数を一目でとらえられるようにし、数字を書く手がかりを①なぞり書き→②やじるし→③点→④うすい線→⑤白紙と、5段階でゆっくり減らす作りにしました。
つまずきのサインと、かける言葉
・同じマスを2回数えたり、数えぬけたりする→「わくの なかを ひだりから みぎへ、じゅんに かぞえてみようか」
・数字を見ても、それが何個を表すか結びつかない→「この すうじと おなじ かずだけ、○を かいてみようか」
・なぞり書きの後、支援なしで急に書けなくなる→「①をもう1かい なぞってから、すすもうか」
おやつを配る、階段の段数を数える、おもちゃを1つずつ並べるなど、生活の中には1対1対応や数える場面がたくさんあります。①から順番に、同じ段階を何度くり返してもかまいません。支援が急に減らないよう、隣り合う段階だけを行き来する使い方がおすすめです。
見てわかる かずのかぞえかた(10までの数・特別支援配慮版・全5枚20問)
①なぞり書き(1〜4)で数字の形をなぞることから始め、②矢印のみ・③始点と終点のドット・④うすい線と、少しずつ支援を減らしながら数の範囲も広げていきます。⑤しあげは支援なしで自分の力で書く仕上げの1枚です。1枚4問・全5枚20問。10フレームは2行×5列で、5より大きい数も数えまちがいにくく作られています。
見てわかる かずのかぞえかた(11から20までの数・特別支援配慮版・全5枚20問)
「10のまとまり」+「のこり」の2フレームで、11から20までの数を数えまちがえずに数えます。書字の支援は①なぞり書き→②やじるし→③始点終点ドット→④うすい線→⑤白紙と少しずつ減らしていきます。1枚4問・全5枚20問。合計が20になる問題では、2つ目の枠も「10のまとまり」として表され、10が2つで20になることが一目でわかります。
見てわかる かずの いくつと いくつ(5・10の合成分解・特別支援配慮版・全5枚20問)
10フレームを赤(わかっている部分)と青(こたえの部分)に色分けし、5や10がどんな数の組み合わせでできているかを見て捉えます。書字の支援は①なぞり書き→②やじるし→③始点終点ドット→④うすい線→⑤白紙と少しずつ減らしていきます。1枚4問・全5枚20問。赤と青の境目には太い区切り線もあり、色だけに頼らず組み合わせの切れ目がわかります。
解き方のコツと注意点
①がまだ書けないうちは、②③に進まず①をくり返しましょう
書字の支援は①→⑤に向かって少しずつ減っていきます。①のなぞり書きがまだ怪しいうちに②③へ進むと、数字の形の手がかりが急に少なくなり、書けなくなることがあります。あわてず①を複数回くり返してから次に進みましょう。
10フレームは、ひだりから みぎへ じゅんに かぞえましょう
マスの中の●を数えるとき、順番がバラバラだと同じマスを2回数えたり、数えぬけたりすることがあります。「わくの なかを ひだりから みぎへ、じゅんに かぞえよう」と声をかけながら、指でなぞって数えると、数えまちがいが減ります。
合計が20になる問題では、10のまとまりが2つあることに注目しましょう
20は「10のまとまり」が2つ分の数です。のこりの枠がグレーではなく青で塗られていたら、それは「あまり」ではなく、もう1つの10のまとまりを表しています。「10が いくつと、のこりは いくつ?」の声かけで、2つとも数えてみましょう。
あかの数は自分で数え直さず、キャプションの数字で確認しましょう
「◯は、◯と なんこ?」のキャプションに書かれた最初の数が、あかのマスの数と対応しています。あかの数を自分で数え直す必要はなく、キャプションの数字とマスの色・区切り線を照らし合わせるだけで、あお(こたえ)の場所がすぐにわかります。
10までの数はいつ習う?数の概念のつまずきと、書字を支援するプリントの作り方
10までの数の数え方・書き方は,学習指導要領解説では第1学年「A数と計算」の「数の構成と表し方」に位置づけられています。ここで育つ1対1対応や数の大小・順序の理解は、第2学年以降の数の概念や十進位取り記数法の理解に生かされるとされています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 年長・就学前 | 遊びや生活の中で数量への関心をもち、感覚を豊かにする | 小学校の学習へのなめらかな接続 |
| 小1 | ものとものを対応させて個数を比べる、個数や順番を正しく数える・表す、数の大小や順序を考える | 10のまとまりに着目した数の見方 |
| 小2以降 | 2位数・3位数の仕組み、繰り上がり・繰り下がりのある計算 | 十進位取り記数法の土台として生きる |
① 1対1対応がまだ不安定
ものとものを1つずつ対応させて個数を比べる活動は、数の学習の出発点です。指でひとつずつ触れながら数える練習が、数字と個数を結びつける土台になります。
② 数字と個数が結びつかない
「5」という数字を見ても、それが具体物5個を表すという対応がまだできていない状態です。10フレームのように決まった形で並んだ具体物を使うと、個数を一目でとらえやすくなります。
③ 支援を減らすと急にできなくなる
なぞり書きから白紙へ一気に支援を減らすと、頼りにしていた手がかりが急になくなり書けなくなることがあります。同じ段階を複数回くり返してから次へ進むと、無理なく力がついていきます。
家庭でできることは、生活の中で実際に数を使う場面を一緒に体験することです。おやつを配る、階段の段数を数える、おはじきやブロックで1つずつ並べて比べるなど、「かぞえる」「くらべる」を言葉にしながら一緒にやってみると、数についての感覚が育ちます。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)… 第1学年「A数と計算」の数の構成と表し方の内容
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)… 現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年8月23日)。















