
連立方程式のプリント【無料】中2数学の練習問題|加減法・代入法・文章題(答えつき)
連立方程式のプリントを、加減法・代入法・整理・文章題の5枚組にまとめました。中学2年の連立方程式で、つまずきやすいところを1枚ずつ練習できます。すべて答えつきで、印刷してそのまま使えます。解けない問題は、途中式が出る連立方程式の計算機でも確かめられます。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
連立方程式は、中学校の学習指導要領で第2学年の「A数と式」に位置づき(解説(数学編))、「簡単な連立二元一次方程式を解くこと」と「連立二元一次方程式を具体的な場面で活用すること」が求められています。解き方は、二つの文字のうち一方の文字を消去して一元一次方程式にする考え方で、加減法や代入法があります。つまずきやすいのは、たすかひくかの判断、式を何倍かしたときの右辺へのかけ忘れ、かっこをつけない代入、文章から式を立てるところです。このプリントは、つまずきごとに5枚に分けました。
つまずきのサインと、かける言葉
・引き算のあとで、引いたはずの項の符号が変わっていない→「引く式は、全部の項の符号が変わるよ。かっこをつけて書いてみよう」
・式を何倍かしたのに、右辺だけそのまま→「左辺を2倍したなら、右辺も2倍だね。等号の両側に同じことをしよう」
・文章題で、式が立てられない→「まず、何をxにするか決めよう。xは何円?何個?」
買い物の合計金額(りんご3個とみかん2個で何円)や、入場料の大人と子どもの人数など、身の回りには2つの数を同時に考える場面があります。丸つけでは、答えだけでなく、元の式の両方に入れて確かめたかを見てください。解けない問題は、連立方程式の計算機で途中式を確かめることもできます。
連立方程式のプリント(5枚組・答えつき)
左が問題、右が答えのサンプル(1枚目)です。5枚とも、上のきまり枠に「れい」をのせているので、解き方の手順を確かめてから解けます。答えは赤で、答え面には途中式のヒントと丸つけのめやすがあります。
答え合わせに使える連立方程式の計算機
解けなかった問題や、自分の答えが合っているか不安なときは、連立方程式の計算機に式を入れてみましょう。加減法・代入法の途中式と検算が出ます。ヒントモードなら、答えを隠して1ステップずつ確かめられます。同じタイプの練習問題を出す機能もあります。
連立方程式の解き方のコツと注意点
加減法は「たすかひくか」を先に決める
消したい文字の係数が反対の符号ならたし、同じ符号ならひきます。ひくときは、引く式の全部の項の符号が変わるので、−2yを引くと+2yになります。
係数をそろえるときは右辺にも同じ数をかける
2つの式で係数の最小公倍数を見つけて、式を何倍かします。左辺だけに倍をかけて、右辺にかけ忘れる間違いが多いので、両辺に同じ数をかけたか確かめましょう。
代入法はかっこをつけて入れる
y=〜の式をもう一方の式のyに入れるときは、かっこをつけます。かっこの前がマイナスのときは、かっこをはずすと中の符号が全部変わります。
かっこ・分数・小数は整数の式に整えてから解く
分母をはらうときや10倍するときは、右辺を含む全部の項に同じ数をかけます。A=B=Cの形は、A=BとB=Cの2つの式に分けて考えます。
文章題はxとyが何かを先に決める
何をxにして何をyにするかを決めたら、等しい関係を2つ見つけて式にします。求めた値が問題に合っているか、個数なら整数で0以上かも確かめます。
答えは必ず元の式に入れて確かめる
求めたxとyを、元の式の両方に入れて右辺と同じ数になれば正解です。答えが分数になっても、両方の式が成り立てば間違いではありません。
連立方程式のプリントのよくある質問
連立方程式はいつ習う?つまずきやすい3つのところと、プリントの使い方
連立方程式は、第1学年で学ぶ一元一次方程式を土台にして、文字が2つの式を一緒に扱う単元です。解説(数学編)には、第1学年の一元一次方程式の学習と関連付けて、第2学年で連立二元一次方程式を理解すると書かれています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 中学1年 | 一元一次方程式(文字が1つの方程式を解く・方程式を使う) | この学習を土台に、文字が2つの方程式へ |
| 中学2年 | 連立二元一次方程式:二元一次方程式とその解の意味・連立二元一次方程式を解く(加減法や代入法)・具体的な場面で活用する | 一次関数では、連立二元一次方程式の解は座標平面上の2直線の交点の座標としても求められる |
| 中学3年 | 二次方程式など | 一つの文字を消去して一元一次方程式に帰着させる解き方が、二次方程式で次数を減らして一元一次方程式に帰着させる考え方につながる |
たすかひくかが決められない
解説(数学編)は、二つの文字のうち一方の文字を消去すればよいことに気付き、加減法や代入法による解き方について考察し表現することを求めています。消したい文字の係数の符号を見て、反対ならたし、同じならひく、を自分で決める練習が1枚目です。ひくときは、引く式の全部の項の符号が変わります。
式を何倍かしたときに、右辺へかけ忘れる
係数をそろえるために式を何倍かする場面(2枚目)で、左辺だけに倍をかけると等式が成り立ちません。代入法(3枚目)では、y=〜の式をかっこをつけて入れないと、符号が変わる項を見落とします。
文章題で式が立てられない
解説(数学編)は、連立二元一次方程式を活用すると「一つの変数よりは二つの変数を用いた方が式に表しやすい場合が多いため,連立二元一次方程式を活用することにより,問題解決が容易になることが多い」と述べています。何をxとyにするかを決めて、等しい関係を2つ見つけるのが最初の一歩です(5枚目)。
家庭でできること解いたら、求めたxとyを元の式の両方に入れて確かめる習慣をつけましょう。式が2つあるので、両方に入れるのがポイントです。間違えた問題は、途中式のどこで符号や倍をまちがえたかに印をつけて振り返ると、次に生きます。学校の評価は、知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度の3観点で行われます。国立教育政策研究所の参考資料には、連立二元一次方程式の内容のまとまりについて、「簡単な連立二元一次方程式を解くことができる。」や「一元一次方程式と関連付けて,連立二元一次方程式を解く方法を考察し表現することができる。」といった評価規準の例が示されています。
この記事で参考にした資料
- 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編(文部科学省・平成29年7月・PDF)…第2学年A(2)の指導事項・加減法や代入法・活用の記述(紙面p.105〜107)と、第1学年・第3学年・一次関数とのつながり
- 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校 数学(国立教育政策研究所・令和2年3月・PDF)…3つの観点(紙面p.6)と、連立二元一次方程式の評価規準の例(紙面p.82)
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年9月30日)。











