
ひらがな特別支援プリント【無料印刷】書き始めと書き順が見てわかるなぞり書き|年長・小1(あ〜ん全46字)
書き始めの位置や書き順でつまずく子のための、ひらがなのなぞり書き無料プリントです。1文字を1行で「おてほん→なぞる4マス→じぶんで」と進み、右へ行くほど線がうすくなって手がかりが少しずつ減る作りです。番号入りの●で書き始めと書き順がひと目でわかり、太い白いみちの中をなぞるので、細い点線をなぞるのが苦手な子でも取り組みやすくしました。あ〜んの46字を9枚にまとめ、書けるようになった字を見本を隠して思い出して書く発展版、絵を見てことばを書く発展版、マスをだんだん小さくして書く練習もあります。年長〜小学1年生の家庭学習や、通級・特別支援学級での利用を想定しています。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
ひらがなを読み、書くことは、学習指導要領解説では小学1・2年の国語〔知識及び技能〕に位置づく内容です。書写では、点画の書き方や文字の形に注意しながら、筆順に従って丁寧に書くことが示されています。書き始めの位置が分からない、細い点線をなぞるのが難しい子向けに、このプリントは1文字ずつ「おてほん→なぞる4マス→じぶんで」と右へ進むほど手がかりを減らし、番号入りの●で書き始めと書き順の見通しを持って練習できる作りにしました。
つまずきのサインと、かける言葉
・書き始めがいつもちがう場所になる→「番号の●から書いてみようか」
・なぞると線からはみ出して、いやになってしまう→「みちの中にえんぴつが入っていれば大丈夫だよ」
・なぞれるのに、白いマスになると手が止まる→「左のマスにもどって、もう1回なぞってから進もうか」
名前に使う字や好きな食べ物の字など、書きたい字がある行から始めてもかまいません。答えのページ「かきじゅん」で、1画めから順に書けているかを横で一緒に見てあげてください。
見てわかるひらがなの書き方(あ行〜な行・特別支援配慮版・全5枚25字)
あ行からな行までの25字を、1行5文字ずつ5枚にまとめました。50音順に並べてあり、字のむずかしさの順ではないので、どの行から始めてもかまいません。答えのページは「かきじゅん」で、1画ずつ順番に分けて示しています。まとめPDFは、前半5ページが問題、後半5ページが「かきじゅん」です。
見てわかるひらがなの書き方(は行〜ん・特別支援配慮版・全4枚21字)
は行から「ん」までの21字を4枚にまとめました。や行とわ行は3字ずつなので、4枚めに「やゆよわをん」の6字を入れています。プリントの作りは上のあ行〜な行と同じで、どの行から始めてもかまいません。「よ」は横線が先、「ほ」の4画めは上の横線から書き始めるなど、書き順をまちがえやすい字は、左の番号入りのマスで順番を確かめてから書きましょう。まとめPDFは、前半4ページが問題、後半4ページが「かきじゅん」です。
見て折って思い出して書こう(あ行〜な行・発展版・全5枚25字)
上のなぞり書きで書けるようになった字を、見本を見ないで書く発展版です。左の「おてほん」の列を見たら、山折りの線で紙の裏へ折って隠し、右の3マスに思い出して書きます。3マスは、番号入りの●、番号なしの●、白いマスの順に手がかりが減ります。横1列書いたら開いて見本と比べ、白いマスを書いているところを大人が横で見て、書き始めと線の数が見本と同じなら右端の□に印を付けます。紙面の見出しは「1まいめ〜5まいめ」で、1まいめがあ行、5まいめがな行です。片面印刷で使ってください。
ことばを書こう(絵を見てことばを書き写す・発展版・全5枚15語)
1字ずつなら書けるようになった字を、ことばの中で順番どおりに書く発展版です。左の絵を見て、見本の字を見ながら下のマスに書き、書けたら大人が子どもの書いたとおりに読み上げて、字の抜けや入れかわりがないかを一緒に確かめます。1・2まいめは見本に書き順の番号入りの●があり、3・4まいめは番号なし、5まいめは見本が絵の横に小さく並ぶので、少しずつ見本から離れて書けるようになります。右の確認欄の「じのならび」は字の順番のことで、「いぬ」を「ぬい」と書いていないかを見る欄です。絵が分かりやすいように、カラー印刷がおすすめです。まとめPDFは、前半5ページが問題、後半5ページが答えです。
だんだん小さく書こう(あ行〜な行・マスの大きさ31mmから10mm・全5枚25字)
大きなマスで書けるようになった字を、ノートのマスに近い大きさで書く練習です。左の見本を見て、右へ31mm、25mm、20mm、15mm、10mmと小さくなるマスに1回ずつ書きます。31mmと25mmのマスには書き始めの●があり、20mmより小さいマスには●がないので、見本と同じところから書き始めます。マスの大きさは100%で印刷したときの長さなので、印刷の倍率は必ず100%にしてください。形と書き始めが見本と同じなら合格で、10mmまで進まなくてもかまいません。答えのページは「かきじゅん」です。
プリントの使い方と印刷のコツ
右のマスで手が止まったら、左のなぞるマスにもどりましょう
なぞるマスは右へ行くほど線がうすくなり、番号入りの●や矢印も減っていきます。「じぶんで」のマスで書けなくなったら、無理に進めず1マスめか2マスめにもどって、もう1回なぞってから進みましょう。むずかしい字は、同じ行を何日かくり返してもかまいません。
白いみちから少しはみ出しても大丈夫です
はみ出しを気にして書くのをいやがる子には、「えんぴつがみちの中にだいたい入っていれば合格」と伝えてください。形のきれいさより、●から書き始めて、数字の順に書けたかを先に見てあげると、書くこと自体をいやがりにくくなります。
100%(実際のサイズ)で印刷しましょう
印刷の設定を「用紙に合わせる」にすると紙面が少し縮み、なぞるみちの幅も狭くなります。また、4マスめの線はわざとうすくしているため、トナー節約(エコノミー)モードでは見えにくくなることがあります。A4用紙に、倍率100%・通常の画質で印刷してください。
結びや折り返しのある字は、横で書く向きを見てあげましょう
「ね」の2画めのように途中で向きが変わる画や、「ぬ」「ね」「な」「す」「お」のように結びのある字は、途中で向きを見失いやすい字です。画の途中にある小さな矢印は「ここからこの向きに進む」という印なので、指でたどりながら一緒に確かめてください。
とめ・はね・はらいは一般版の手本と合わせて確認しましょう
このプリントの手本は、書き順の骨組みを同じ太さの線で示しているため、とめ・はね・はらいの形は表していません。書き順が身についてきたら、教科書体の手本があるひらがな表・なぞり書きプリントで、とめ・はねの形も確認してみてください。
発展版は横1列ずつ「見る→折る→書く→開いて比べる」をくり返します
最初は大人が山折りの線で折り目を付けてから渡すと、子どもが自分で折り返しやすくなります。折るのが負担な子は、折らずに見本を見たまま●のマスに書くところから始めてかまいません。思い出せないときは途中で開いて見直してよく、白いマスを書くときに大人が左の2マスを手で隠すと、より思い出す練習になります。書き直すマスは無いので、まちがえたら同じシートをもう1枚印刷してください。薄い紙は光にかざすと見本が透けることがあるので、机に置いたまま書きましょう。
は行〜んの中で書き順をまちがえやすい字
「よ」は右の短い横線が1画め、「ほ」の4画めは上の横線から書き始めます。「れ」「わ」の2画めは、横へ短く書いてから角で左下へ曲がり、先で折り返して右上へ戻ります。「ふ」の3画めと「む」の2画めは、最後に小さくはねます。4枚めは6行で行の間が狭いので、書いていない行を紙で隠すと集中しやすくなります。
ことばを書こうは、書いたとおりに読み上げて字の順番を確かめます
大人は子どもが書いた字をそのまま声に出して読み、「いぬ」を「ぬい」、「すいか」を「すか」のように、字の抜けや入れかわりがないかを一緒に見ます。「もも」のように同じ字が続くことばは、字の数がそろっているかを見てください。確認欄の□は、大人が付けても子どもが付けてもかまいません。書き順と書き始めの位置は書き終わった紙からは分からないので、書いているところを横で見て、答えのページの●と照らし合わせましょう。●の数字は書き順、●の場所は書き始めのめやすです。「ほ」の4画めの●だけは、線に重ならないよう書き始めより少し上に置いています。
絵の呼び方がちがっても直さなくて大丈夫です
「さかな」を「おさかな」、「わに」を「とかげ」と呼んでも、書くのは見本の字なので直さなくてかまいません。書けたら絵を指して「これはさかなだね」と言いかえてあげましょう。白黒で印刷すると「もも」や「やま」の絵が分かりにくいので、先に大人が名前を言ってから始めてください。絵が気になって書く字が崩れる子は、絵を紙で隠して使ってかまいません。5まいめは、右の白いマスに書き、灰色の小さな見本には書かないことを最初に指で示しましょう。むずかしい子は3・4まいめにもどるか、拡大して印刷してください。
だんだん小さく書こうは、止めどころを決めてから始めましょう
10mmのマスは年長さんや小学1年生にはかなり小さいので、20mmや15mmで止めてもかまいません。少しはみ出しても、形と書き始めが見本と同じなら合格にしてあげてください。20mmより小さいマスの書き始めは、左の見本の番号入りの●と同じ位置です。何画めかは見本の番号で確かめてから書きましょう。とめ・はね・はらいはこのプリントでは扱わず、答えのページは書き順の確認用です。
ひらがなの書き方は何年生で習う?書き順と字形のつまずきと家庭での支え方
ひらがなの読み書きは、学習指導要領解説(国語編)では小学1・2年の〔知識及び技能〕で扱われます。書写では、正しい姿勢と鉛筆の持ち方、点画の書き方や文字の形、筆順に従って丁寧に書くことが示され、点画の書き始めから終わりまでを確実に書き、筆順に従って点画を積み重ねながら文字の形を作っていく過程を意識することが大切だとされています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 年長・就学前 | 遊びや生活の中で文字にふれ、書くことに興味をもつ | 小学校の学習へのなめらかな接続 |
| 小1・小2 | 平仮名・片仮名を読み書きする。姿勢や鉛筆の持ち方、点画の書き方、筆順、文字の形に注意して書く | 漢字の筆順・字形へ |
| 小3以降 | 文字の組立て方、漢字や仮名の大きさ・配列に注意して書く。毛筆の学習も始まる | 読みやすく整えて書く |
①書き始めの位置が定まらない
書き始めが毎回ちがう場所になると、同じ字でも手の動きの順番が安定しません。番号入りの●で「どこから書くか」を毎回そろえると、筆順どおりに点画を積み重ねる動きが身につきやすくなります。
②はみ出しが気になって書くのをいやがる
線からはみ出すことを気にして、書くこと自体を避けてしまう子がいます。このプリントの白いみちは、中に入っていれば合格という広めの目標にしてあります。形のきれいさより先に、●から書き始めて数字の順に書けたことを認めてあげてください。
③なぞれても、見本なしでは思い出せない
形をまねて書けても、見本がないと字を思い出して書けない段階があるとされています。なぞるマスと「じぶんで」のマスを行き来しながら、見本に頼る部分を少しずつ減らしていきましょう。なお、字形の乱れだけで読み書きの障害と判断せず、気になるときは学校や専門機関に相談してください。
家庭でできることは、子どもが「書きたい」と思う字から始めることです。名前の字や好きな食べ物の名前など、身近な言葉の字は書く意欲につながります。書く前に、背すじを伸ばした姿勢と鉛筆の持ち方を一緒に確かめてから始めましょう。1日1行でもかまいません。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編(文部科学省・PDF)…第1学年及び第2学年〔知識及び技能〕の平仮名の読み書きと、書写(姿勢・持ち方、点画・筆順・字形)の内容
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)…現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年8月23日)。
あわせて使いたい無料プリント
字の形と書き順は、KanjiVG(作者:Ulrich Apel)の筆順データをもとに、線の太さ・番号・矢印を加えて作成しました。KanjiVGはCC BY-SA 3.0で公開されており、このページのプリントPDFも同じ条件で利用できます。「ことばを書こう」の絵は、Googleの絵文字フォントNotoColorEmoji(SILオープンフォントライセンス1.1)を使っています。



















