分配算プリント【無料】中学受験|全体を倍の関係で分ける(線分図と答えつき全5枚)
分配算は、全体を「AはBの3倍」「弟は兄の半分」のような関係で分ける特殊算です。もとにするほうを①として線分図をかき、全体が①のいくつ分かを考えて、①の大きさを求めます。倍で2人に分ける、もとにするほうが文の後ろにくる分数倍、3人で分ける、倍より多い・少ないが混ざる、まとめの全5枚23問を、答えつきで無料で印刷できます。
分配算|①を決めて2人に分ける基本プリント(①②)
①は「姉は妹の3倍」のような整数倍、②は「弟は兄の半分」のように、もとにするほうが文の後ろにくる分数倍です。もとにするほうを①として線分図をかき、全体が①のいくつ分かで①を求めます。答えのページは赤字で、線分図と式つきです。
分配算|3人で分ける・倍より多い少ないが混ざる応用プリント(③④)
③は兄・弟・妹のように3人を、いちばん少ない人を①として分けます。④は「3倍より8少ない」のように倍と差が混ざる問題で、多いときは先に全体から引き、少ないときは先に全体にたして、①のいくつ分にそろえます。
分配算|型を見分けて解くまとめプリント(⑤)
⑤は①〜④の型をまぜた5問で、れいはありません。全体を求める・1人分を求める・ちがいを求める・差から全体を求めるなど、たずねられていることを問題ごとに確かめながら、線分図をかいて解きます。
分配算プリントの使い方と注意点
まず「もとにするほうを①とする」を確かめます
どの枚の指示文にも書いてある約束です。「姉は妹の3倍」なら、もとにするほうは妹で、妹を①、姉を①の3つ分とします。①と②には、線分図と式の入った小さなれいがのっています。最初の1問は、れいと同じように線分図をかくところからいっしょに進めてみてください。
①から⑤は、この順番で進めます
①は整数倍で2人に分ける入門、②はもとにするほうが文の後ろにくる分数倍、③は3人、④は倍より多い・少ないが混ざる問題、⑤はまとめです。この順番は当サイトの提案なので、お子さんの様子に合わせて、同じ枚をくり返してもかまいません。
全体がわかるときは1本の棒に全員をつなげます
全体の数が書かれている問題は、①の棒を全員ぶんつなげて1本にし、上に全体のかっこをかきます。差が書かれている問題は、棒を上下に並べて、長いほうが短いほうより長い部分に差のかっこをかきます。答えのページの線分図が、どちらもこのかき方のお手本になります。
「より多い・少ない」は先に処理します
④では「3倍より8少ない」のように、倍に差がついています。多いときは先に全体から差を引き、少ないときは先に全体に差をたすと、どちらも①のいくつ分かにそろいます。①が出たら、たずねられた人の量は、①のいくつ分に差をたす(少ないときは引く)ともどせます。
印刷はA4・縦向き・倍率100%で
縮小して印刷すると、線分図をかくわくや答えの欄が小さくなって書きにくくなります。答えのページは問題のページのあとに付いているので、お子さんに渡すときは問題のページだけを印刷し、丸つけのときに答えのページを使うと便利です。
分配算プリントのよくある質問
分配算で育つ力と、つまずきやすい3つの場面
小学校の算数では、学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編の第4学年「C変化と関係」で、割合が2、3、4などの整数で表される簡単な場合に、基準量を1とみたときの比較量を、テープ図や数直線などの図や式で表すことが扱われています。第5学年では、基準量と比較量を図や式に適切に表し、図や式から数量の関係を整理して捉えることが、第6学年では、比の意味や表し方を理解し、図や式などを用いて数量の関係を比で表すことが示されています。分配算は、こうした「基準にする量を1(ここでは①)とみる」見方と、線分図に表す力を使って全体を分ける問題です。分配算という名前の問題は学習指導要領に単元名がないため、学年は断定せず目安としています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 小4 | 割合が2、3、4などの整数で表される簡単な場合について、基準量を1とみたときの比較量を図や式で表す | ①の「姉は妹の3倍」を、妹を①とした棒で表す |
| 小5 | 基準量と比較量を図や式に適切に表し、図や式から数量の関係を整理して捉える | ②③の、もとにするほうの選び方と、3人を1つの基準にそろえる整理 |
| 小6 | 比の意味や表し方を理解し、図や式などを用いて数量の関係を比で表す | ④⑤の、倍と差が混ざる関係を図と式で整理して解く |
①「姉は妹の3倍」を全体の3倍と読むところ(①)
「3倍」を全体にかけたり、全体を3でわったりしてしまうつまずきがあります。もとにするのは妹の量で、妹を①とすると姉は①の3つ分、全体は①の4つ分になります。線分図で①をならべて見せると、全体のいくつ分かが目で数えられます。
②もとにするほうが文の後ろにくるところ(②)
「弟は兄の半分」では、主語の弟ではなく、文の後ろの兄がもとにするほうです。弟を①にして兄を逆に出してしまうことがあります。「の」の前にあることばがもとにするほう、と確かめてから線分図をかくと、取りちがえが減ります。
③「◯倍より△多い・少ない」の△を戻すところ(④)
「2倍より6多い」の6を先に全体から引かずに、全体をそのまま等分してしまうつまずきがあります。多いときは先に全体から引き、少ないときは先に全体にたすと、①のいくつ分かにそろいます。①が出たあと、答えは差をたす(少ないときは引く)ともどします。
家庭でできることは、1日1枚ずつ進め、まちがえた問題だけ、答えのページの赤い線分図を見ながら、もう一度自分でかいてみることです。声かけや家庭での使い方は当サイトの提案で、文部科学省の見解ではありません。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)…第4学年の簡単な場合についての割合(整数倍・図や式)、第5学年の割合、第6学年の比が示されている箇所
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年10月27日)。








