
引き算特別支援プリント【無料印刷】見てわかるひきざん|10フレームで繰り下がり・お金・まちがい探し(年長・小1・答えつき)
10フレーム(2段×5列のマス)の丸に×をつけて取り、残りを数える無料の引き算プリントです。解き方をこの1つにしぼり、×が印刷済みの段から、自分で×をつける段へ、少しずつ手助けを減らす作りにしました。基本の5段階のあとに、ばらを自分で描く・10の分かれを見る・10円玉で払う・まちがいを見つける・取る場所を選ぶ・逆向きに考える発展プリントも同じ図で続けられます。計算に苦手さがある子や、年長〜小学1年生の家庭学習・通級・特別支援学級での利用を想定しています。すべて答えつき・無料で印刷できます。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
繰り下がりのある引き算は、学習指導要領解説では第1学年「A数と計算」の加法及び減法に位置づく内容です。12−7なら10から7を引いて残りの2を加える「減加法」と、12から2、次に5と順に引く「減々法」があり、どちらを主にするかは子どもの実態に合わせるとされています。計算に苦手さがある子向けに、このプリントでは解き方を「10のまとまりから取る」1つにしぼり、10フレームの丸に×をつけて残りを数える形で、×が印刷済みの段から自分で×をつける段へと手助けを少しずつ減らしました。「10とあといくつ」という数の見方を使い、図を見ながら自分の力で引けるようになることが目標です。
つまずきのサインと、かける言葉
・×のついた丸まで数えてしまう→「×の ない まるだけ、ゆびで さしながら かぞえようか」
・ばらから取ろうとして手が止まる→「ばらを てで かくして、10の まとまりから とってみようか」
・①の答えを②に写せない→「10の まとまりに のこった まるは いくつ?」
10個入りの袋からおやつを取り出す、10円玉で払っておつりをもらうなど、生活の中には「10のまとまりから取る」場面があります。①から順番に、同じステップを何度くり返してもかまいません。迷ったら1つ前のステップに戻る使い方がおすすめです。
見てわかるひきざん(10までと繰り下がり・特別支援配慮版・全5枚30問)
①②は10までのひき算、③④は繰り下がり(11〜17から1けたをひく)、⑤は両方がまざる仕上げです。繰り下がりは「10のまとまりから先に取って、残りとばらを合わせる」やり方だけを使い、③④では途中の式①②を書きながら進めます。新しい範囲に入る③は×を印刷済みに戻し、つまずかずに始められるようにしています。1枚6問・全5枚30問。
ばらを自分でかいてひく(発展・全5枚15問)
12−4なら、10のまとまりの横に「ばら」の丸を自分で2つ描いて12こにし、4つを×で消して残りを数えます。丸を全部印刷しないので、数字を見て「10とばら」に分ける力が育ちます。ばらの数を1〜2こから5〜6こへ増やし、5枚目はマス目のない枠だけにしました。
10の分かれを数えずに見る(発展・全2枚16問)
上の段が全部残っていれば「5といくつ」、上の段にも×があれば上の段だけを見る。10フレームの形を使って、残りを1つずつ数えずに見取る練習です。1枚目は×が印刷済み、2枚目は自分で×をつけ、□の位置が前後2通りになります。繰り下がりの途中の「10−ひく数」でつまずく子の寄り道に。時間は計りません。
10円玉ではらって残りを数える(発展・全5枚15問)
「さいふに10円玉1枚と1円玉3枚、7円のおかしを買うと?」。1円玉では足りないので、10円玉から払っておつりと1円玉を合わせます。10円玉は丸10個で表し、①②の数字を印刷した段から、自分で数字を入れる段、式を使わない仕上げへ進みます。
×と①②のまちがいを見つけて直す(発展・全5枚15問)
書き込み済みの解き方を「×の数→①→②」の順に点検し、あってる/まちがいを選んで、まちがいの場所を○で囲みます。1〜3枚目はまちがいの種類を1つにしぼり、4枚目でまざり、5枚目はチェックの文なしで確かめます。自分の計算を見直す力につながります。
ばらで足りる?10をくずす?を先に決める(発展・全5枚15問)
15−3のようにばらで足りる問題と、13−5のように10をくずす問題をまぜ、取る場所を先に選びます。答えが10より大きくなる問題も入ります。1枚目は選ぶだけ、2〜4枚目は選んで×と答え、5枚目は選ぶ欄なし。のちの筆算の「必要なときだけ繰り下げる」考え方につながります。
残りから取った数を考える(発展・全5枚15問)
「はじめ13こ→のこり6こ」になるように×をつけ、取った数を答える逆向きの練習です。1〜2枚目は10まで、3〜4枚目は繰り下がりで「②10のまとまりにいくつ残す→①取った数」の補助式つき、5枚目は補助式なし。できたらちょうせんの1枚としてどうぞ。
解き方のコツと注意点
③は「10のまとまりから取る」を覚える段です
繰り下がりでは、ばらの丸だけではひく数に足りません。③で「ばらから取ろうとする」ときは、ばらを手でかくして10のまとまりだけを見せ、「10から取ろう」と声をかけてください。④⑤も同じやり方で、×は10のまとまりの中につけます。
×をつける場所は、10のまとまりの中ならどこでも正解です
丸つけでは×の位置は見ず、×の数がひく数と同じか、×のない丸の数が答えと同じかを確かめてください。10までの問題は、どの丸に×をつけても正解です。
小さいマスに×を書くのが大変なときは、途中で休んでかまいません
④⑤の繰り下がりの図はマスが小さく、×を7〜9こ書くと手が疲れます。1日1枚、1問ずつ区切って進めても大丈夫です。迷ったら③や①②に戻ってください。
発展プリントは、基本のステップ4まで進んでからがおすすめです
発展プリントはどれも基本と同じ10フレームと「10のまとまりから取る」やり方を使います。「10の分かれを数えずに見る」は①の計算でつまずく子の寄り道、「残りから取った数を考える」はちょうせん用です。むずかしければ基本の同じステップに戻ってかまいません。
答えのページの×は一例です
×をつける丸の場所は、答えのページと違っていても、取る数と残りの数が合っていれば正解にしてください。10円玉で払うプリントは×をつけずに考えてもかまいません。ばらで足りるか決めるプリントで別の取り方をしても答えが合っていれば認め、あとで「10から取る」やり方も見せてあげてください。
まちがい探しは「ただしいこたえ」をいつも書きます
まちがい探しのプリントは、あってるの問題でも「ただしいこたえ」に答えを書きます。×の数がずれた問題は①もずれるので、答えのページは両方を囲んでいますが、どちらか一方を囲めていれば正解です。
印刷は「用紙に合わせる」がおすすめです
紙の下の端近くにQRコードがあります。家庭用プリンターで端が切れる場合は、印刷の設定で「用紙に合わせる」を選んでください。
繰り下がりのある引き算はいつ習う?10のまとまりから取るつまずきと家庭での支え方
繰り下がりのある引き算は,学習指導要領解説では第1学年「A数と計算」の加法及び減法で扱われます。12−7を(10−7)+2と考える減加法と、(12−2)−5と順に引く減々法が示され、具体物や図を使って計算の仕方を見付ける活動が大切にされています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 年長・就学前 | 遊びや生活の中で、数を分けたり合わせたりする | 10のまとまりへの気づき |
| 小1 | 1位数と1位数との加法及びその逆の減法(繰り下がりのある減法を含む)、10とあと幾つという数の見方 | 2位数の計算の土台 |
| 小2以降 | 2位数や3位数の加法及び減法、筆算 | 位ごとに10のまとまりで考える筆算の繰り下がり |
① ×のついた丸まで数えてしまう
取ったものと残ったものの区別がまだあいまいな状態です。×をつけた丸を手でかくして、見えている丸だけを数えると区別しやすくなります。
② ばらから取ろうとして止まる
13−5で、ばらの3個からは5個取れずに手が止まります。10のまとまりから先に取ると、どの問題も同じ手順で解けます。
③ 途中の式をつなげられない
10−5=5まではできても、残りの5とばらの3を合わせる段階で止まることがあります。10のまとまりに残った丸とばらの丸を指で順にさすと、合わせる数が見えてきます。
家庭でできることは、10のまとまりを実際に手で扱うことです。卵パックや10個入りのお菓子の袋から取り出す、10円玉と1円玉で買い物ごっこをするなど、「10から取って、残りと合わせる」を物で体験すると、紙の上の図とつながります。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)…第1学年「A数と計算」加法及び減法の内容、減加法と減々法
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)…現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年8月23日)。























