
概数のプリント【小4・無料】四捨五入・以上未満・見積もりを答えつきで練習
小学4年生で学ぶ概数(がい数)と四捨五入を練習するプリントです。まずはじめのテストで、どの位を四捨五入するか、ちょうど5のときの切り上げ、以上と未満、先にがい数にしてから計算する見積もり、あまりが出る場面の切り上げと切り捨てなど、7つのポイントを1枚でたしかめます。つまずいた型は、位と5の見方・以上未満と場面・みつもりの3枚の練習でくり返し、最後にまとめテストで同じ7つを別の数で確かめます。すべて答えととき方つきで、印刷してそのまま使えます。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
概数と四捨五入は、学習指導要領解説では第4学年「A数と計算」の「概数と四捨五入」として扱われ、概数が用いられる場合を知ること、四捨五入について知ること、目的に応じて四則計算の結果の見積りをすることが示されています。どの位を見て四捨五入するのかを取りちがえる——これが最初のつまずきです。そこでこの5枚は、はじめのテストで7つのポイントを1問ずつたしかめ、×になった型を練習①〜③でくり返し、最後のまとめテストで同じ7つを別の数で確かめる流れにしてあります。
つまずきのサインと、かける言葉
・十の位までのがい数なのに、十の位を四捨五入する→「「十の位まで」のときは、どの位を見ればいいかな?」
・先に正確に計算してから丸めてしまう(見積もりの手順がちがう)→「まず、それぞれの数をがい数にしてみようか」
・あまりが出る場面を四捨五入して、台数や個数をまちがえる→「あまった人(お金)は、どうなるのかな?」
買い物の合計をだいたいで見積もる、人数に合わせて乗り物や机の数を考える、ニュースの人数や人口を読むなど、生活の中にがい数が出てくる場面があります。まずはじめのテストを解き、×になった問題のこたえ面にある「まちがえたら→×だけ練習○」を目安に、練習①〜③から選んで使えます。とき方が書けなくても、どの位を見たかが言えれば、まずは十分です。
はじめのテスト(1枚・答えつき)
×になった問題が、次にやることを教えてくれます。
概数(がい数)で間違えやすい7つのポイントを、1問ずつ集めた7問のテストです。答えの紙には、各問のとき方と「まちがえたら→×だけ練習○」を書いているので、苦手な型だけを選んで練習できます。練習のあとは、まとめテストで同じ7つを別の数でもう一度確かめます。
答えの紙には、問題ごとのとき方と「間違えやすいこと」、戻る練習を書いています。
はじめのテストのあとにやること
- 1はじめのテストを解く7問。わからない問題は、考え方だけでもOK
- 2答え合わせをする×だった問題の番号に丸をつける
- 3下の表で行き先を見る×の番号から「やるところ」を探す
- 4そのところの確認プリントを解く×だけ練習①〜③から、×があった型だけ
- 5まとめテストで確かめる同じ7つのポイントを、別の数で
はじめのテストで×だった問題→やるところ
| 問題 | 間違えやすいこと | やるところ |
|---|---|---|
| 問1 | どの位を四捨五入するか分からない(十の位までなのに十の位を丸める) | ×だけ練習①(位と5の見方)へ |
| 問2 | ちょうど5のときに切り捨てる | ×だけ練習①(位と5の見方)へ |
| 問3 | 下の位の数字を0にせず残す | ×だけ練習①(位と5の見方)へ |
| 問4 | 「以上」「未満」で上の端の数を書き間違える | ×だけ練習②(以上・未満と場面)へ |
| 問5 | 先に正確に計算してから丸める | ×だけ練習③(みつもり)へ |
| 問6 | あまりが出る場面を四捨五入してしまう | ×だけ練習②(以上・未満と場面)へ |
| 問7 | がい数にすると0になる小さい数を残す | ×だけ練習③(みつもり)へ |
確認プリント(×だけ練習①〜③・3枚・答えつき)
はじめのテストで×になった型を選んで、場面を変えてくり返す3枚です。「×だけ練習」は、はじめのテストで×になった型だけを練習するという意味で、1枚6〜7問、答えのページに各問のとき方とよくあるまちがいの注意がのっています。
×だけ練習①(位と5の見方・6問)
はじめのテストの問1・2・3が×だった人はここ
ここで間違えやすいこと
- どの位を四捨五入するか分からない✕2,347を十の位までのがい数にするのに、十の位を四捨五入して2,300とする○十の位までのがい数は1つ下の一の位を見る。7は5以上なので切り上げて2,350
- ちょうど5のときに切り捨てる✕1,450を百の位までのがい数にするのに、1,400とする○十の位がちょうど5のときは切り上げて1,500
- 下の位の数字を0にせず残す✕58,637を上から2けたのがい数にするのに、59,637とする○3けた目を四捨五入して、それより下の位はすべて0にし、59,000
四捨五入でどの位を見るか、ちょうど5のときの切り上げ、下の位を0にそろえることを、場面を変えて練習するプリントです。「十の位まで」「上から2けた」の言い方の違いも身につけます。
×だけ練習②(以上・未満と場面・6問)
はじめのテストの問4・6が×だった人はここ
ここで間違えやすいこと
- 「以上」「未満」で上の端を書き間違える✕百の位までのがい数にすると2,500になる整数のうち、いちばん大きい数を2,550とする○2,550は四捨五入すると2,600になる。いちばん大きい数は2,549(2,450以上2,550未満)
- あまりが出る場面を四捨五入する✕130人を30人乗りのバスで運ぶのに、130÷30=4あまり10を四捨五入して4台とする○あまりの10人も乗るので、切り上げて5台
がい数になる数の範囲を「以上」「未満」で表すことと、あまりが出る場面で切り上げか切り捨てかを選ぶことを練習するプリントです。買える数は切り捨て、いる数は切り上げ、のように文に合わせて判断します。
×だけ練習③(みつもり・7問)
はじめのテストの問5・7が×だった人はここ
ここで間違えやすいこと
- 先に正確に計算してから丸める✕1,460円と1,470円の合計を、先に2,930と計算してから2,900とする○指示どおり、先にそれぞれ百の位までのがい数(1,500と1,500)にしてから計算して3,000
- がい数にすると0になる小さい数を残す✕12,847と391を千の位までのがい数にして、391を400として13,400とする○391は千の位までのがい数にすると0なので、13,000+0=13,000
先にがい数にしてから、たし算・ひき算・かけ算・わり算で見積もるプリントです。小さい数が0になる場合や、上から1けたのがい数にしてかけ算・わり算をする場合も練習します。
まとめテスト(1枚・答えつき)
確認プリントのあとに、はじめのテストと同じ7つのポイントを、別の数で7問たしかめます。問題の順番もはじめのテストと変えてあるので、位置では当てられません。すべて○なら完了です。まだ×があれば、答えのページの「まちがえたら→×だけ練習○」にもどります。
5枚をまとめて印刷するときは、問題5枚と答えつき10ページのPDFも使えます。
概数のコツと注意点
「〜の位まで」は、1つ下の位を見る
十の位までのがい数にするときは、1つ下の一の位を見ます。2,347の一の位は7で5以上なので切り上げて2,350です。十の位の4を見て2,300としてしまうのは、見る位の取りちがいです。上から2けたのがい数にするときは、3けた目を見ます。答えと途中式を確かめたいときは、四捨五入計算機が使えます。
ちょうど5のときは切り上げる
学習指導要領解説には、四捨五入ではある単位未満を処理するとき、その単位の1つ下の位の数が4以下か5以上かを見るだけでできると示されています。1,450を百の位までのがい数にするときは、十の位がちょうど5なので切り上げて1,500です。1,400としないように気をつけます。
上から○けたは、下の位をすべて0にする
上から2けたのがい数にするときは、3けた目を四捨五入して、それより下の位はすべて0にします。58,637は59,000で、59,637のように数字を残しません。
「以上」「未満」は、その数を含むかどうか
「5以下」は5を含み、「5未満」は5を含みません。百の位までのがい数にして2,500になる整数は、2,450以上2,550未満です。2,550は四捨五入すると2,600になるので、いちばん大きい整数は2,549です。
見積もりは、先にがい数にしてから計算する
1,460円と1,470円の合計を百の位までのがい数で見積もるときは、先に1,500円と1,500円にしてから足して3,000円とします。先に2,930円と計算してから2,900円とするのは、指示とちがう手順です。見積もりは、正確な値と少しずれてよい計算です。
小さい数は、がい数にすると0になることがある
12,847と391を千の位までのがい数にして足すときは、391は千の位までのがい数にすると0です。13,000+0=13,000です。391を400のまま使うと、13,400になってしまいます。
あまりが出る場面は、切り上げか切り捨てを選ぶ
130人を1台に30人乗れるバスで運ぶときは、130÷30=4あまり10で、あまりの10人も乗るので5台です。900円で1こ70円のパンを買うときは、900÷70=12あまり60で、あまりのお金では1こ買えないので12こです。学習指導要領解説にも、切り上げるのか、切り捨てるのか、四捨五入するのかを児童自らが判断する場面を設けることが大切だと示されています。
概数のプリントのよくある質問
概数は何年生で習う?つまずきと家庭での声かけ
概数と四捨五入は、学習指導要領解説では第4学年の「A数と計算」のうち「概数と四捨五入」に位置づきます。第3学年までに、計算の結果を見積もったり測定値を読み取ったりする際におよその見当を付けることを経験していて、第4学年で概数の意味を理解し、目的に応じて概数を用いることができるようにするとされています。ここで育成される資質・能力は、除法の商の処理やグラフの目盛りなど、数を用いた判断や考察に広く生かされるとされています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 小3 | 計算の結果を見積もったり、測定値を読み取ったりする際におよその見当を付けることを経験する | およその見当を付ける |
| 小4 | 概数が用いられる場合を知り、四捨五入について知り、目的に応じて四則計算の結果を見積もる。以上・以下・未満の用語を学ぶ | 四捨五入・以上未満・見積もり |
| 小4以降 | 除法の商の処理やグラフをかく際の目盛りなど、数を用いた判断や考察に広く生かされる | 商の処理・グラフの目盛りへ |
①どの位を見て四捨五入するかを取りちがえる
十の位までのがい数にするときは、1つ下の一の位を見ます。2,347は一の位が7なので切り上げて2,350です。十の位を丸めて2,300としてしまうのは、見る位の取りちがいです。解説には、ある単位未満を処理するとき、その単位の1つ下の位の数が4以下か5以上かを見るだけで処理できると示されています。
②ちょうど5や「以上・未満」の扱いをまちがえる
1,450を百の位までのがい数にするときは、十の位がちょうど5なので切り上げて1,500です。百の位までのがい数にして2,500になる整数のうち、いちばん大きいのは2,549で、2,550は四捨五入すると2,600になります。解説でも、「5以下」は5を含み「5未満」は5を含まないことを確認するとされています。
③見積もりの手順と、あまりが出る場面の扱いをまちがえる
1,460円と1,470円の合計を百の位までのがい数で見積もるときは、先に1,500円と1,500円にして足し、3,000円とします。先に2,930円と計算してから丸めると、手順がちがいます。130人を30人乗りのバスで運ぶときは、あまりの10人も乗るので5台です。解説には、切り上げるのか、切り捨てるのか、四捨五入するのかを児童自らが判断する場面を設けることが大切だと示されています。
家庭でできることは、身近な数をがい数で見積もってみることです。たとえば、買い物のレシートの金額を百の位までのがい数にして足し、お財布のお金で足りるかを先に見積もると、どの位まで丸めればよいか、切り上げて多めに見積もる場面かが自分で見えてきます。そのあとで電卓の正確な合計とくらべ、見積もりは少しずれてもよい計算だと確かめられます。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)…第4学年「A数と計算」A(2)概数と四捨五入の内容
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)…現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年10月7日)。



















