
工夫して計算のプリント【小4無料】計算のきまりで100や1000をつくる練習問題(答えつき)
小学4年生で学ぶ「計算のきまり」を使った、工夫して計算のプリントです。足して100になる2つ、かけて100や1000になる2つ、100に近い数、同じ数がかけてある式を見つけて、暗算で解ける形に直す練習を、1枚ずつ段階を追って5枚にまとめました。すべて答えつきで、印刷してそのまま使えます。工夫した式は何通りもあるため、答え面は式と答えが合えば正解としています。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
工夫して計算は、学習指導要領解説では第4学年「A数と計算 A(7)四則に関して成り立つ性質」で、交換法則・結合法則・分配法則を使って計算を簡単に行う工夫として扱われます。第3学年までに、たし算とかけ算でこれらの法則が成り立つことを具体的な場面で学んでいます。前から順に計算してしまい、数の組を見つけて順番を変えたり、かっこでまとめたりする工夫に気づけない——これが最初のつまずきです。そこでこの5枚は、足して100になる2つ、かけて100・1000になる2つ、100に近い数、同じ数のかけ算と、見つける対象を1枚ずつ変えて、最後の1枚で「どの工夫が使えるか」を見分ける練習にしてあります。
つまずきのサインと、かける言葉
・前から順に計算して、途中で大きな数になってしまう→「足して100になる2つは、どれとどれかな?」
・98×6を(100−2)×6にしたあと、引く2×6を忘れる→「100×6から、2×6も引いたかな?」
・ひき算のかっこの中の順番を入れかえてしまう→「足し算は入れかえてもいいけれど、ひき算も同じかな?」
買い物で100円玉や1000円札になる組み合わせを探す、おやつの個数を「25個ずつ4袋」のようにまとめて数えるなど、「ちょうど100や1000になる組」を見つける場面は身のまわりにあります。最初は式の形つきの前半から、慣れたら自分でかっこを書く後半へ、最後に⑤で見分ける練習へと進みます。工夫のしかたは何通りもあるので、答えが合っていれば別のまとめ方でもかまいません。
工夫して計算のプリント(小4・5枚・答えつき)
左が問題、右が答えのサンプル(1枚目)です。5枚とも、上のくふうの枠に「れい」をのせているので、手順を確かめてから解けます。前半は式の形つき、後半は自分でかっこを書く問題で、答え面には工夫した式と丸つけのめやすがあります。
工夫して計算のコツと注意点
足して100になる2つを先に見つける
たし算は、順番を入れかえても、先にどこを計算しても答えは同じです。41+19+81のように、足して100になる19と81を先にまとめると、41+100=141と暗算できます。足して100になる2つは、前にも後ろにも、はなれた場所にもあります。
かけ算は25×4と125×8をさがす
25×4=100、125×8=1000です。25×13×4は、かける順番を入れかえて(25×4)×13にすると、100×13=1300と暗算できます。かけ算の順番を入れかえても答えが変わらないことが、このくふうの土台です。
100に近い数は、100との差に分ける
98×6は、98を100−2とみて、(100−2)×6=100×6−2×6=600−12=588と計算します。引く2×6を落とす間違いが多いので、最後まで計算して確かめましょう。102のように100より大きい数は、(100+2)として足します。
同じ数がかけてあるときは、かっこでまとめる
23×7+77×7は、7が2回出てくるので(23+77)×7にまとめて、100×7=700と計算します。ひき算の58×9−8×9も、(58−8)×9=50×9=450です。足し算のかっこの中は順番を入れかえてもよく、ひき算のかっこの中は入れかえられません。
たしかめるときは、かけ算を先に計算する
工夫する前の式は、かけ算を先に計算してから、たし算やひき算をします。左から順に計算すると、答えが合わなくなります。
工夫のしかたは1通りではない
26×8+74×8は、(26+74)×8にしても、26×8=208と74×8=592を足しても、答えは同じ800です。式が正しく答えが同じなら、どちらも正解です。工夫すると計算がかんたんになることを実感できれば十分です。
工夫して計算のプリントのよくある質問
工夫して計算は何年生で習う?つまずきと家庭での声かけ
工夫して計算することは,学習指導要領解説では第4学年「A数と計算」の「四則に関して成り立つ性質」に位置づきます。整数の計算で交換法則・結合法則・分配法則を活用して計算を簡単に行う工夫をすることや、乗法の筆算形式の中に分配法則を見つけることが示されています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 小3 | 乗法に関して成り立つ性質(交換法則・結合法則・分配法則)、計算の確かめ・工夫 | 4×7×25のように、先に4×25を計算する工夫 |
| 小4 | 四則に関して成り立つ性質(交換法則・結合法則・分配法則)を式に表し、計算の仕方を考えるのに活用する | かっこを使った工夫、筆算の中の分配法則 |
| 小5 | 計算の性質が小数や分数でも成り立つことを理解する | 小数・分数の計算の工夫 |
①前から順に計算して、工夫に気づかない
たし算は順番を入れかえても答えが変わらず、かけ算も同じです。どれとどれをまとめると100や1000になるかを先に探すと、暗算で答えが出ます。数の組が前・後ろ・はなれた場所のどこにあっても、まとまりを見つけることが出発点です。
②100に近い数を分けたあと、引く・足すぶんを落とす
98×6は(100−2)×6と分けて、100×6−2×6と計算します。100×6の600だけで止めると、引く2×6の12を落とします。102のように100より大きい数は(100+2)として足します。
③ひき算のかっこの中を入れかえる・計算の順序を取り違える
足し算のかっこの中は順番を入れかえてよいのですが、ひき算のかっこの中は入れかえられません。また、たし算とかけ算が混ざった式を左から順に計算すると、答えが合わなくなります。かけ算を先に計算します。
家庭でできることは、お金や個数の場面で「ちょうど100になる組」を探すことです。100円玉や1000円札を作る組み合わせを一緒に探す、「25個ずつ4袋で100個」のようにまとめて数えるなど、計算のきまりを使う場面を言葉にすると、プリントの工夫がつながります。答えを出したあと、工夫する前の式を計算した答えと見くらべる習慣をつけると、間違いに自分で気づけます。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)…第4学年「A数と計算」A(7)四則に関して成り立つ性質と、第3学年の乗法に関して成り立つ性質の内容
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)…現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年10月2日)。











