からまった線を、目だけで最後まで追い続ける練習のプリントです。線が交わる所ではまっすぐ進むほうが同じ線。着いた先の□に、はじめの数字・ひらがな・かたちを書きます。ひだりからみぎだけでなく、みぎからひだり、うえからしたの向きもあり、全5枚を無料で印刷できます。どの紙にも答えのページがついています。目の使い方の練習として使うもので、視力や読み書きがよくなることを約束するものではありません。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
「ビジョントレーニング」や「線を目で追う練習」は、学習指導要領解説に独立した単元としては示されていません。このプリントは、からまった線を目で追い続ける練習であり、視力や読み書きがよくなることを約束するものではありません。ただ、国語編の解説には、文章を目で追いながら読むことが難しい子への配慮として、指などで押さえながら読むことや、読む部分だけが見えるようにすることが例に挙がっています。つまずきの多くは、交わる所でとなりの線にうつる、いつもと向きが変わると迷う、はじめのしるしを忘れるのどれかです。
つまずきのサインと、かける言葉
・線が交わる所で、となりの線にうつってしまう→「どこでとなりの線にうつったかな。交わる所を一緒に見てみよう」
・みぎからひだり、うえからしたになると迷う→「ゆびでスタートをおさえて、ゆっくりたどってみようか」
・着いたときに、はじめの字やしるしを忘れている→「はじめの○をもう一度見てから、□に書いてみようか」
まずはゆびでたどってかまいません。慣れてきたら、ゆびを使わず目だけでやってみます。1回は短い時間で十分で、目が疲れたり痛くなったりしたらすぐにやめてください。字を書くのが大変な子は、まる・さんかく・しかく・たしざんを描く⑤から始めても大丈夫です。見え方や目の動きで気になることがあれば、眼科などの専門家に相談してください。
ビジョントレーニングのプリント(目で線を追う)|全5枚
数字やしるしの○から出ている線を目でたどり、着いた先の□に同じものを書きます。同じ力を、入口を変えて5回くり返す5枚です。①はひだりからみぎへ数字を書く紙、②はみぎからひだりへ、③はうえからしたへたてにたどる紙、④は○の中のひらがなを書く紙、⑤はまる・さんかく・しかく・たしざんのしるしを描く紙です。ゆびでたどってもかまいません。字を書くのが大変な子は⑤から始めることもできます。
目で線を追うプリントを使うコツ
まずはゆびでたどってかまいません
最初はゆびで線をなぞりながらたどってもよく、慣れてきたら、ゆびを使わず目だけでやってみます。紙の下の欄には、「ゆびで」か「めだけで」に○をつけるところがあります。
交わる所はまっすぐ進むのがきまりです
線が交わる所では、曲がらずにまっすぐ進むほうが同じ線です。まちがえたときは、答えのページを見ながら「どこでとなりの線にうつったかな」と、交わる所を一緒に探してみてください。
疲れたらやめて、気になることは専門家へ
1回の時間は短くてかまいません。目が疲れたり、痛くなったりしたら、すぐにやめてください。見え方や目の動きで気になることがあれば、眼科などの専門家に相談してください。
目で線を追うプリントの使い方|学校での配慮の例とつまずきの声かけ
線を目で追う練習は、学習指導要領解説(国語編)に独立した単元としては示されていません。つながりがあるのは、特別な配慮を必要とする児童への指導のうち、国語科の配慮の例です。文章を目で追いながら音読することが困難な場合に、自分がどこを読むのかが分かるように文を指などで押さえながら読むよう促すこと、拡大コピーで行間を空けること、分かち書きにすること、読む部分だけが見える自助具(スリットなど)を使うことが挙げられています。このプリントの「ゆびでたどってよい」「なれたら目だけで」は、その考え方を紙の上で練習する形にしたものです。視力や読み書きがよくなるという根拠を示すものではありません。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 全学年 | 文章を目で追って音読するのが難しいとき、指などで押さえる、拡大コピーで行間を空ける、分かち書きにする、読む部分だけが見える自助具(スリットなど)を使う | 指でたどる、なれたら目だけで |
| 小1・小2 | 平仮名・片仮名や文を読み書きする。線を目で追う練習という項目はない | 当サイトの提案 |
① 線が交わる所で、となりの線にうつる
交わる所で、いま追っている線ではなく、となりの線に乗りかえてしまうのは、よくあるつまずきです。このプリントは「交わる所はまっすぐ進む」というきまりを紙にも書いてあります。まちがえたときは答えのページで、どこで乗りかえたかを一緒に探してみてください。
② いつもと向きがちがうと迷う
ふだんの左から右とちがい、②はみぎからひだり、③はうえからしたへたどります。向きが変わると、行き先を先に決めつけたり、交わった後で進む向きを見失ったりしやすくなります。最初はゆびでスタートをおさえて、ゆっくりたどる練習をすると落ち着きます。
③ はじめの字やしるしを覚えておけない
④はひらがな、⑤はかたちを、線をたどる間ずっと覚えておき、着いた□に書きます。途中で忘れてしまうときは、はじめの○にもどって見直してかまいません。字を書くのが大変な子には、かたちを描く⑤が入口になります。なお、見え方や目の動きで気になることがあるときは、眼科などの専門家に相談してください。
家庭でできることは、短い時間で終わらせることです。1回は数分で十分で、目が疲れたり痛くなったりしたらすぐにやめます。速さを競わせず、「ゆびで」「めだけで」の○の記録を、前の自分と比べるだけにしてください。声かけや家庭での使い方は当サイトの提案で、文部科学省の見解ではありません。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編(文部科学省・PDF)…国語科の配慮の例(文章を目で追いながら音読することが困難な場合に、指などで押さえる・拡大コピー・分かち書き・スリットなどの自助具を使うこと)
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)…現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年10月3日)。


