
おしたくボード無料ダウンロード|あさとかえってからの支度がひとりでできる
あさの支度も、帰ってからの支度も、声をかけ続けるのは大人のほうが先に疲れます。このおしたくボードは、その日やることを絵のマグネットで並べて、できたら裏返すだけの形にしました。A4で印刷して丸く切り、直径40mmのマグネットに貼って使います。

やることの絵は、あさ15種・かえってから18種。そのほかに、おうちだけの項目を書き足せる白い丸も入れてあります。すべて無料でダウンロードできます。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
身の回りのことを自分でする力は、幼稚園教育要領の領域「健康」に「身の回りを清潔にし,衣服の着脱,食事,排泄などの生活に必要な活動を自分でする」「自分たちで生活の場を整えながら見通しをもって行動する」として示されています。幼児期は、こうした生活の習慣を毎日のくり返しの中で身につけていく時期です。このボードは、その日やることを絵のマグネットで並べ、終わったら裏返す形にしました。まだ字が読めない時期でも、絵と順番だけで一日の流れを見通し、次にすることを自分で決められるようになることをねらっています。
つまずきのサインと、かける言葉
・次に何をするか毎回たずねてくる→「つぎは どれかな。ボードを みてみようか」
・途中で遊びはじめて止まってしまう→「いま どこまで できた。うらがえしたの いくつある」
・急かされると動けなくなる→「じかんは あるよ。ひとつ えらんで やってみようか」
最初から全部を並べる必要はありません。まずは3〜5個から始めて、できた数が見えるようになってから増やしてください。白い丸には、そのおうちだけの項目を書き足せます。
おしたくボードの作り方
いちばん楽なのは、シール用紙に印刷して、マグネットシートに貼ってから丸く切る方法です。のりが要らず、貼るときにずれません。普通紙で作る場合は、のりか両面テープを使ってください。
使うマグネットによって作り方が変わります。マグネットシートのように両面マグネット(うら側にも磁力があるもの)は、シートに貼ってから丸く切り、表に「やること」、裏に「できた!」を貼ります。100円ショップなどで売っている直径40mmの丸いマグネットは片面だけのマグネット(うら側に磁力がない)なので、切ってから貼り、「できた!」も別のマグネットに貼ります。
切り取り線は直径40mmちょうどにしてあります。線のとおりに切れば、市販の40mmのマグネットにそのまま載ります。印刷するときは100%(実際の大きさ)を選び、「用紙に合わせる」「フチなし」は使わないでください。紙の端に40mmのものさしを入れてあるので、定規を当てれば等倍で刷れたか確かめられます。
毎日の使い方
土台は、ホワイトボードや冷蔵庫、スチールの扉など、磁石がつく面に留めて使います。紙そのものには磁石がつかないので、土台自体もマグネットで留めてください。
両面マグネットを使う場合は「うらがえしボード」を1枚印刷します。その日やることを①から矢印の順に置き、できたらその場で裏返して「できた!」にします。あさ・かえってで8個ずつ置けます。
片面だけのマグネットを使う場合は「おきかえボード」を、あさ用・かえって用の2枚とも印刷します。裏返しても磁石がつかないので、左の「やること」に置いたマグネットが終わったら、右のわくに「できた!」を置く形にしました。
33種類すべてを切る必要はありません。使うものだけ切って、まずは3〜5個から始めてください。足りない項目は、白い丸に書き足せます。
おしたくボードのダウンロード(A4・6枚)
アイコンの紙3枚(あさ・かえって・できた!)はどなたも共通です。土台は、使うマグネットに合わせて「うらがえしボード」か「おきかえボード」のどちらかを印刷してください。
おしたく・身支度はいつから?幼児期に育つ力と家庭での支え方
身の回りの生活行動を自分でしていくことは、幼稚園教育要領の領域「健康」に位置づけられています。ねらいには「健康,安全な生活に必要な習慣や態度を身に付け,見通しをもって行動する」、内容には「健康な生活のリズムを身に付ける」が挙げられています。小学校入学後の身支度や時間割の準備にもつながる部分です。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 3〜4歳ごろ | 大人と一緒に、着替えや手洗いなど一つずつの動作をする | やることの名前と絵が結びつく |
| 4〜5歳ごろ | 一日の生活の流れが分かり、次にすることを思い出して動く | 順番を見て自分で動き出せる |
| 5歳〜小1 | 自分で生活の場を整え、見通しをもって行動する | 小学校の身支度・時間割の準備 |
やることを絵にして外に出す
頭の中で順番を覚えておくのは、幼児にはまだ負担の大きい作業です。絵にしてボードへ並べると、覚えておく仕事をボードが引き受けます。
終わりを目に見える形にする
裏返して「できた!」にする、右のわくへ動かす——どちらも、終わったことが一目で分かる形にするための仕掛けです。
数を増やすより、やりきる回数を増やす
並べる数が多いほど良いわけではありません。3〜5個をやりきる日が続いてから増やすほうが、続きやすくなります。
家庭でできることは、その日やることを前の晩に一緒に選ぶところから始められます。子どもが選んだ順番のままで構いません。うまくいかない日は枚数を減らし、できた日は「自分で決めたね」と、結果ではなく決めたことを言葉にしてみてください。
この記事で参考にした資料
- 幼稚園教育要領(平成29年3月告示)(文部科学省・PDF)…領域「健康」のねらいと内容の確認
- 平成29・30・31年改訂学習指導要領(本文、解説)(文部科学省)…告示の一覧と改訂の位置づけの確認
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年8月23日)。
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