中学3年の展開と因数分解の無料プリントです。まず診断テストで間違えやすいところを見つけ、そこだけを「ここで間違えやすいこと」で確かめて直し、最後に定期テストの形のまとめテストで仕上げます。診断テストもまとめテストも答えつきで、印刷かごに入れるとまとめて1つのPDFにできます。
診断テスト(2枚・答えつき)
伸びしろは、×の中にある。
間違えやすいところを1問ずつ集めた20問のテストです。答えの紙に、問題ごとに「よくある誤答」と「やるところ」を書いてあるので、苦手なところだけを選んで直せます。直したあと、1週間後にもう1つの診断テストBを解くと、苦手がなくなったかが分かります。
答えの紙には、問題ごとに「間違えやすいこと」と「やるところ」を書いています。
診断テストのあとにやること
- 1診断テストAを解く20問・20分。分からない問題は空らんのままでOK
- 2答え合わせをする×だった問題の番号に丸をつける
- 3下の表で行き先を見る×の番号から「やるところ」を探す
- 4そのところの「ここで間違えやすいこと」を読む✕の答え方と、○の正しい答え方を見比べる
- 5教科書やワークで同じ形を解き直す直したところを、自分の手でもう一度
- 61週間後に診断テストB×が消えたか確かめる
診断テストで×だった問題→やるところ
| 問題 | 間違えやすいこと | やるところ |
|---|---|---|
| 問1 | 負の単項式の符号 | 単項式×多項式・÷単項式へ |
| 問2 | ÷単項式が一部だけ | 単項式×多項式・÷単項式へ |
| 問3 | 同類項の符号 | 多項式×多項式の展開へ |
| 問4 | 負の数の和の符号 | 乗法公式①(x+a)(x+b)へ |
| 問5 | 2乗をかっこの中に配る | 乗法公式②平方の展開へ |
| 問6 | 係数の2乗忘れ | 乗法公式②平方の展開へ |
| 問7 | 符号を+に | 乗法公式③和と差の積へ |
| 問8 | xの係数が1でないのに公式 | 乗法公式の見分け方へ |
| 問9 | 置き換えを戻すとき2乗を配る | 置き換え・3項の2乗の展開へ |
| 問10 | 展開してひくときのかっこ | 展開してからひく計算へ |
| 問11 | 共通因数の出し残し | 共通因数でくくるへ |
| 問12 | くくった後の1を消す | 共通因数でくくるへ |
| 問13 | 積だけで2数を決める | 因数分解①和と積へ |
| 問14 | 符号の組み合わせ | 因数分解①和と積へ |
| 問15 | 平方の符号 | 因数分解②平方・和と差へ |
| 問16 | 係数の平方根を取らない | 因数分解②平方・和と差へ |
| 問17 | 途中で止める | 共通因数+公式の因数分解へ |
| 問18 | 置き換えを戻すときのずれ | 置き換え・まとまりの因数分解へ |
| 問19 | 工夫で2倍を落とす | 式の計算の利用①計算の工夫へ |
| 問20 | 代入を急いで打ち消し | 式の計算の利用②式の値へ |
展開と因数分解の流れ
- 単項式×多項式・÷単項式
- 多項式×多項式
- 乗法公式(3つ)
- いろいろな展開
- 共通因数でくくる
- 公式による因数分解
- いろいろな因数分解
- 式の計算の利用
展開と因数分解はどの教科書でもほぼこの順番で習います。下の小単元は、この順に並べています。
単項式×多項式・÷単項式
診断テストの問1・問2が×だった人はここ
単項式×多項式は、単項式を多項式の全部の項にかけます(分配法則)。多項式÷単項式は、全部の項を単項式でわります。同じ文字をかけるときは指数をたします(x×x=x²)。
ここで間違えやすいこと
- 後ろの項へのかけ忘れ✕2x(3x−4)→6x²−4○正しい答え:6x²−8xなぜ間違えるか:分配法則を前の項にだけ
- 負の単項式の符号✕−3a(2a−5)→−6a²−15a○正しい答え:−6a²+15aなぜ間違えるか:負×負を負に
- x×xを2x✕x(x+5)→2x+5x○正しい答え:x²+5xなぜ間違えるか:同じ文字の積を和と読む
- ÷単項式が一部だけ✕(6x²−9x)÷3x→2x−9○正しい答え:2x−3なぜ間違えるか:1項目だけわる
見直しのコツかけた(わった)あと、答えの項の数がもとの多項式と同じか数える。
多項式×多項式の展開
診断テストの問3が×だった人はここ
多項式×多項式は、一方の各項をもう一方の全部の項にかけて、同類項をまとめます。2項×2項なら積は4つ、2項×3項なら6つできます。
ここで間違えやすいこと
- 前どうし・後ろどうしだけ✕(x+3)(y+2)→xy+6○正しい答え:xy+2x+3y+6なぜ間違えるか:4つの積のうち2つしか作らない
- 同類項の符号✕(2x−1)(x+4)→2x²+9x−4○正しい答え:2x²+7x−4なぜ間違えるか:−xと8xをまとめるときに足す
- 項の数が多いと落とす✕(x+2)(x²−3x+1)→x³−x²−5x○正しい答え:x³−x²−5x+2なぜ間違えるか:2項×3項の6つの積の数え落とし
見直しのコツ積の個数(2項×3項なら6つ)を先に数えてから、同類項をまとめる。
乗法公式①(x+a)(x+b)
診断テストの問4が×だった人はここ
(x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+abを使います。xの係数はaとbの和、定数項は積です。a・bが負の数でも文字を含んでいても、和と積を符号つきで求めます。
ここで間違えやすいこと
- 和と積の入れ替え✕(x+2)(x+5)→x²+10x+7○正しい答え:x²+7x+10なぜ間違えるか:xの係数を積、定数項を和にする
- 負の数の和の符号✕(x−4)(x+3)→x²+x−12○正しい答え:x²−x−12なぜ間違えるか:−4+3を+1
- 文字の項の2乗落ち✕(x+2y)(x−5y)→x²−3xy−10y○正しい答え:x²−3xy−10y²なぜ間違えるか:「ab」を数として扱い文字をかけ忘れる
見直しのコツ和(xの係数)と積(定数項)を、符号をつけたまま別々に書く。
乗法公式②平方の展開
診断テストの問5・問6が×だった人はここ
(x+a)²=x²+2ax+a²、(x−a)²=x²−2ax+a²を使います。2乗はかっこの中の全部にかかり、真ん中の項は2×a×xです。xに係数がつくときは(2x)²=4x²と、係数も2乗します。
ここで間違えやすいこと
- 2乗をかっこの中に配る✕(x+3)²→x²+9○正しい答え:x²+6x+9なぜ間違えるか:(a+b)²をa²+b²と分配
- 2倍の落とし✕(x+3)²→x²+3x+9○正しい答え:x²+6x+9なぜ間違えるか:真ん中の項をaxにする
- 後ろの2乗の符号✕(x−5)²→x²−10x−25○正しい答え:x²−10x+25なぜ間違えるか:(−5)²を−25
- 係数の2乗忘れ✕(2x+3)²→2x²+12x+9○正しい答え:4x²+12x+9なぜ間違えるか:(2x)²を2x²
見直しのコツ展開したら、項が3つできているか(真ん中の項があるか)確かめる。
乗法公式③和と差の積
診断テストの問7が×だった人はここ
(x+a)(x−a)=x²−a²を使います。和と差の積では真ん中の項が消え、答えは「2乗−2乗」の2項になります。(−a+b)(a+b)のように並びが入れかわったときは、(b−a)(b+a)=b²−a²のように形をそろえます。
ここで間違えやすいこと
- 符号を+に✕(x+4)(x−4)→x²+16○正しい答え:x²−16なぜ間違えるか:a×(−a)を+a²
- 係数の2乗忘れ✕(3x+2)(3x−2)→3x²−4○正しい答え:9x²−4なぜ間違えるか:(3x)²を3x²
- 順番が入れかわると逆✕(−a+b)(a+b)→a²−b²○正しい答え:b²−a²なぜ間違えるか:どちらが「差」の側か見ずにa²−b²
見直しのコツ並びが変わったら、(b−a)(b+a)のように形をそろえてから公式を使う。
乗法公式の見分け方
診断テストの問8が×だった人はここ
展開の式を見たら、使える公式を形で選びます。(x+a)(x+b)の公式は、どちらのxの係数も1のときだけ使えます。(2x+1)(x+3)のように係数が1でないときは、公式をそのまま当てはめず、4つの積を作って同類項をまとめます。
ここで間違えやすいこと
- xの係数が1でないのに公式✕(2x+1)(x+3)→2x²+4x+3○正しい答え:2x²+7x+3なぜ間違えるか:公式の形の条件を見ない
見直しのコツ公式が使える形か(xの係数が1か・同じ数の和と差か)確かめてから、公式を使う。
置き換え・3項の2乗の展開
診断テストの問9が×だった人はここ
式の一部をまとまりとして文字に置き換えて展開します。(a+b+3)(a+b−3)はa+b=Mと置くと(M+3)(M−3)=M²−9。Mをもとの式にもどすときはM²=(a+b)²として展開します。3項の和の2乗は、各項の2乗と、2つずつの積の2倍を全部たします。
ここで間違えやすいこと
- 置き換えを戻すとき2乗を配る✕(a+b+3)(a+b−3)→a²+b²−9○正しい答え:a²+2ab+b²−9なぜ間違えるか:M²=(a+b)²をa²+b²で戻す
- 3項の2乗の2倍の項落ち✕(x+y+1)²→x²+y²+1○正しい答え:x²+y²+1+2xy+2x+2yなぜ間違えるか:各項の2乗だけ足す
- 置き換えの組み違い✕(x+y−2)(x−y+2)→(x+y)²−4○正しい答え:x²−(y−2)²=x²−y²+4y−4なぜ間違えるか:符号の同じ組を作らずに置き換える
見直しのコツ置き換えをもどすときは、M²を(a+b)²と書いてから展開する。
展開してからひく計算
診断テストの問10が×だった人はここ
公式の式から公式の式をひく問題は、ひく側を展開したあと、かっこをつけたまま全部の項の符号を変えます。(x+3)²−(x+2)(x−2)は、x²+6x+9−(x²−4)とかっこをつけて書きます。
ここで間違えやすいこと
- 展開してひくときのかっこ✕(x+3)²−(x+2)(x−2)→x²+6x+9−x²−4→6x+5○正しい答え:6x+13なぜ間違えるか:ひく式を展開した後、全項の符号を変えない
見直しのコツひく式はかっこをつけたまま展開し、−()をはずすときに全部の項の符号を変える。
共通因数でくくる
診断テストの問11・問12が×だった人はここ
共通因数でくくるときは、各項に共通な数と文字を全部出します。6x²+9xは3xでくくって3x(2x+3)。くくった残りが1になる項は1を書き、先頭が負の項を負の数でくくると、かっこの中の符号が変わります。
ここで間違えやすいこと
- 共通因数の出し残し✕6x²+9x→3(2x²+3x)○正しい答え:3x(2x+3)なぜ間違えるか:最大公約数でなく公約数の1つで止める
- くくった後の1を消す✕4ab+2a→2a(2b)○正しい答え:2a(2b+1)なぜ間違えるか:項がまるごと出た跡を空ける
- 負でくくるときの符号✕−2x²+6x→−2x(x+3)○正しい答え:−2x(x−3)なぜ間違えるか:かっこの中の符号を変えない
見直しのコツくくったあと、かっこを展開してもとの式にもどるか確かめる。
因数分解①和と積
診断テストの問13・問14が×だった人はここ
x²+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)の逆です。積が定数項、和がxの係数になる2数a・bを見つけます。積が合う組が複数あるときは、和も確かめます。定数項が負のときは、2数の符号が異なります。
ここで間違えやすいこと
- 積だけで2数を決める✕x²+7x+12→(x+2)(x+6)○正しい答え:(x+3)(x+4)なぜ間違えるか:積が合う組を1つ見つけて和を確かめない
- 符号の組み合わせ✕x²−2x−15→(x+5)(x−3)○正しい答え:(x−5)(x+3)なぜ間違えるか:和の符号と積の符号を対応させない
見直しのコツ見つけた2数の積と和の両方を確かめる。
因数分解②平方・和と差
診断テストの問15・問16が×だった人はここ
平方の公式と和と差の積の逆です。x²±2ax+a²=(x±a)²、x²−a²=(x+a)(x−a)。2項の差(x²−9)は和と差の積に、2項の和(x²+9)は中学校の範囲では因数分解できません。4x²のように係数が平方数のときは(2x)²と考え、係数の平方根を使います。
ここで間違えやすいこと
- 平方の符号✕x²−10x+25→(x+5)²○正しい答え:(x−5)²なぜ間違えるか:真ん中が負なのに(x+a)²
- 和と差を平方に✕x²−9→(x−3)²○正しい答え:(x+3)(x−3)なぜ間違えるか:x²−a²を(x−a)²
- 和の2乗まで因数分解✕x²+9→(x+3)(x−3)○正しい答え:中学の範囲では因数分解できないなぜ間違えるか:x²+a²を和と差の形にする
- 係数の平方根を取らない✕4x²−9→(4x+3)(4x−3)○正しい答え:(2x+3)(2x−3)なぜ間違えるか:4x²の「4」をそのまま使う
見直しのコツ真ん中の項の符号と、2乗の中の数(係数も)を確かめる。
共通因数+公式の因数分解
診断テストの問17が×だった人はここ
因数分解では、まず共通因数でくくり、そのあと公式が使えないか確かめます。2x²−8は2でくくって2(x²−4)、さらにx²−4=(x+2)(x−2)と分けて、2(x+2)(x−2)まで分けます。
ここで間違えやすいこと
- 途中で止める✕2x²−8→2(x²−4)○正しい答え:2(x+2)(x−2)なぜ間違えるか:共通因数を出して終わりにする
- 共通因数を出さずに公式✕3x²+6x−24→(3x−6)(x+4)○正しい答え:3(x−2)(x+4)なぜ間違えるか:係数のついたまま無理に2つのかっこへ
見直しのコツ最後に、かっこの中がまだ分けられないか・かっこの外に共通因数が残っていないか確かめる。
置き換え・まとまりの因数分解
診断テストの問18が×だった人はここ
同じ式がくり返し出る式は、まとまりをMと置いて因数分解し、あとでMをもとの式にもどします。(x+1)²−5(x+1)+6はM²−5M+6=(M−2)(M−3)から(x−1)(x−2)。a²−(b+1)²は、まとまりにかっこをつけて公式を使います。x(a−b)+y(b−a)のように符号が逆の因数は、b−a=−(a−b)としてそろえます。
ここで間違えやすいこと
- 置き換えを戻すときのずれ✕(x+1)²−5(x+1)+6→(x−2)(x−3)○正しい答え:(x−1)(x−2)なぜ間違えるか:M=x+1を戻さず、Mの答えをxの答えとして書く
- まとまりの符号✕a²−(b+1)²→(a+b+1)(a−b+1)○正しい答え:(a+b+1)(a−b−1)なぜ間違えるか:a²−(b+1)²の差の側で(b+1)にかっこを付けない
- (b−a)を(a−b)と同じに✕x(a−b)+y(b−a)→(a−b)(x+y)○正しい答え:(a−b)(x−y)なぜ間違えるか:符号を変えて共通因数を作るのを忘れる
見直しのコツ置き換えたら、最後にもとの式にもどして整理する(Mの答えのまま終わらない)。
式の計算の利用①計算の工夫
診断テストの問19が×だった人はここ
計算の工夫は、数を(100+2)のような和や差の形に見て、乗法公式を使います。102×98=(100+2)(100−2)=100²−2²=9996。99²=(100−1)²=10000−200+1=9801。53²−47²=(53+47)(53−47)=600のように、因数分解も使います。
ここで間違えやすいこと
- 和と差を平方の和に✕102×98→10004○正しい答え:9996なぜ間違えるか:(100+2)(100−2)を100²+2²
- 工夫で2倍を落とす✕99²→9901○正しい答え:9801なぜ間違えるか:(100−1)²の真ん中−2×100を−100
- 2乗の差を差の2乗に✕53²−47²→36○正しい答え:600なぜ間違えるか:a²−b²を(a−b)²
見直しのコツ答えが、おおよその値(99²なら約10000)から大きくずれていないか確かめる。
式の計算の利用②式の値
診断テストの問20が×だった人はここ
式の値は、先に式を展開・因数分解して簡単にしてから数を代入すると、計算が楽でまちがいも少なくなります。x=1/2,y=−3のとき(x+y)²−(x−y)²=4xy=4×(1/2)×(−3)=−6。
ここで間違えやすいこと
- 代入を急いで打ち消し✕x=1/2,y=−3で(x+y)²−(x−y)²→0○正しい答え:−6。4xyに直して代入なぜ間違えるか:(x+y)²と(x−y)²を同じとみて0にする
見直しのコツ簡単にした式で求めた値と、もとの式に直接代入した値が同じか確かめる。
まとめテスト(定期テストの形・2枚・答えつき)
ヒントなしで、いろいろな間違えやすさが混ざったテストです。50点満点・25分。時間を計って解きましょう。答えの紙には、採点のめやすと考え方の途中の式、「×だったらここ」を書いています。
①で間違えたところを直してから②に取り組むと、伸びたかが分かります。
学校のワークで間違えたら
学校のワークやテストで間違えた答えの形から、どこでつまずいたかと、やるところを探せます。
| こう間違えた | つまずき | やるところ |
|---|---|---|
| 2x(3x−4)→6x²−4 | 後ろの項へのかけ忘れ | 単項式×多項式・÷単項式 |
| −3a(2a−5)→−6a²−15a | 負の単項式の符号 | 単項式×多項式・÷単項式 |
| x(x+5)→2x+5x | x×xを2x | 単項式×多項式・÷単項式 |
| (6x²−9x)÷3x→2x−9 | ÷単項式が一部だけ | 単項式×多項式・÷単項式 |
| (x+3)(y+2)→xy+6 | 前どうし・後ろどうしだけ | 多項式×多項式の展開 |
| (2x−1)(x+4)→2x²+9x−4 | 同類項の符号 | 多項式×多項式の展開 |
| (x+2)(x²−3x+1)→x³−x²−5x | 項の数が多いと落とす | 多項式×多項式の展開 |
| (x+2)(x+5)→x²+10x+7 | 和と積の入れ替え | 乗法公式①(x+a)(x+b) |
| (x−4)(x+3)→x²+x−12 | 負の数の和の符号 | 乗法公式①(x+a)(x+b) |
| (2x+1)(x+3)→2x²+4x+3 | xの係数が1でないのに公式 | 乗法公式の見分け方 |
| (x+2y)(x−5y)→x²−3xy−10y | 文字の項の2乗落ち | 乗法公式①(x+a)(x+b) |
| (x+3)²→x²+9 | 2乗をかっこの中に配る | 乗法公式②平方の展開 |
| (x+3)²→x²+3x+9 | 2倍の落とし | 乗法公式②平方の展開 |
| (x−5)²→x²−10x−25 | 後ろの2乗の符号 | 乗法公式②平方の展開 |
| (2x+3)²→2x²+12x+9 | 係数の2乗忘れ | 乗法公式②平方の展開 |
| (x+4)(x−4)→x²+16 | 符号を+に | 乗法公式③和と差の積 |
| (3x+2)(3x−2)→3x²−4 | 係数の2乗忘れ | 乗法公式③和と差の積 |
| (−a+b)(a+b)→a²−b² | 順番が入れかわると逆 | 乗法公式③和と差の積 |
| (a+b+3)(a+b−3)→a²+b²−9 | 置き換えを戻すとき2乗を配る | 置き換え・3項の2乗の展開 |
| (x+y+1)²→x²+y²+1 | 3項の2乗の2倍の項落ち | 置き換え・3項の2乗の展開 |
| (x+3)²−(x+2)(x−2)→x²+6x+9−x²−4→6x+5 | 展開してひくときのかっこ | 展開してからひく計算 |
| (x+y−2)(x−y+2)→(x+y)²−4 | 置き換えの組み違い | 置き換え・3項の2乗の展開 |
| 6x²+9x→3(2x²+3x) | 共通因数の出し残し | 共通因数でくくる |
| 4ab+2a→2a(2b) | くくった後の1を消す | 共通因数でくくる |
| −2x²+6x→−2x(x+3) | 負でくくるときの符号 | 共通因数でくくる |
| x²+7x+12→(x+2)(x+6) | 積だけで2数を決める | 因数分解①和と積 |
| x²−2x−15→(x+5)(x−3) | 符号の組み合わせ | 因数分解①和と積 |
| x²−10x+25→(x+5)² | 平方の符号 | 因数分解②平方・和と差 |
| x²−9→(x−3)² | 和と差を平方に | 因数分解②平方・和と差 |
| x²+9→(x+3)(x−3) | 和の2乗まで因数分解 | 因数分解②平方・和と差 |
| 4x²−9→(4x+3)(4x−3) | 係数の平方根を取らない | 因数分解②平方・和と差 |
| 2x²−8→2(x²−4) | 途中で止める | 共通因数+公式の因数分解 |
| 3x²+6x−24→(3x−6)(x+4) | 共通因数を出さずに公式 | 共通因数+公式の因数分解 |
| (x+1)²−5(x+1)+6→(x−2)(x−3) | 置き換えを戻すときのずれ | 置き換え・まとまりの因数分解 |
| a²−(b+1)²→(a+b+1)(a−b+1) | まとまりの符号 | 置き換え・まとまりの因数分解 |
| x(a−b)+y(b−a)→(a−b)(x+y) | (b−a)を(a−b)と同じに | 置き換え・まとまりの因数分解 |
| 102×98→10004 | 和と差を平方の和に | 式の計算の利用①計算の工夫 |
| 99²→9901 | 工夫で2倍を落とす | 式の計算の利用①計算の工夫 |
| 53²−47²→36 | 2乗の差を差の2乗に | 式の計算の利用①計算の工夫 |
| x=1/2,y=−3で(x+y)²−(x−y)²→0 | 代入を急いで打ち消し | 式の計算の利用②式の値 |
展開と因数分解は中3のどこで習う?つまずきやすい点と家庭での声かけ
展開と因数分解は、中学校学習指導要領解説数学編では第3学年の「A数と式」のうち「簡単な多項式」で学ぶ内容です。単項式と多項式の乗法、多項式を単項式でわる除法、一次式の乗法のほか、(a+b)²・(a−b)²・(a+b)(a−b)・(x+a)(x+b)の4つの公式を使う展開と因数分解を扱い、因数分解は乗法公式の逆として理解します。このページの診断テストとまとめテストは、この単元で間違えやすい点を、誤答の形から集めたものです。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 中1 | 文字を用いた式(文字式の計算・分配法則・同類項) | 展開でかっこをはずすときの土台 |
| 中2 | 簡単な整式の加法・減法、単項式の乗法と除法 | 単項式と多項式の乗法・除法へ |
| 中3(この単元) | 単項式と多項式の乗法、多項式を単項式でわる除法、一次式の乗法、乗法公式を使う展開と因数分解 | 平方根を含む式の展開、二次方程式を因数分解で解く |
| 高校数学Ⅰ | 数と式(式の展開と因数分解・実数) | 高校の数と式へ |
2乗をかっこの中に配る
(x+3)²をx²+9としていたら、(x+3)(x+3)と考えず、かっこの中を1つずつ2乗しています。(x+3)を2回かけると、真ん中に3xが2つできて6xになります。
共通因数を出し切らない
6x²+9xを3(2x²+3x)で終わっていたら、かっこの中にまだxが共通で残っています。最後に、かっこの中がまだ分けられないかを確かめます。
積だけで2数を決める
x²+7x+12を(x+2)(x+6)としていたら、積が12になる組を1つ見つけて、和を確かめていません。積が定数項、和がxの係数になる2数を探します。
家庭でできること診断テストAで×だった番号を小単元ごとに数え、×が多い小単元の「ここで間違えやすいこと」を声に出して読むと、どこで考え違いをしたかを本人が説明できます。因数分解は、答えのかっこを展開してもとの式にもどるかを確かめると、検算になります。直したあと、1週間おいて診断テストBを解くと、直ったかどうかが分かります。
この記事で参考にした資料
- 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説数学編(文部科学省・平成29年7月・PDF)…第3学年「A数と式」(2)簡単な多項式(単項式と多項式の乗法・除法、公式を用いる展開と因数分解)の位置づけの確認に使いました
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年10月11日)。
よくある質問
1日に何枚やればいいですか?
1日1枚(10〜15分)が目安です。テスト前は診断テストで×だったところを1日2つまでにして、残りの時間を見直しに使ってください。
展開と因数分解は、どちらから練習しますか?
展開が先です。因数分解は展開の逆(かっこをつくる)なので、診断テストで×だったところを上の小単元から順に直します。
教科書が違っても使えますか?
使えます。展開と因数分解はどの教科書でもほぼ同じ順番で習います。
診断テストが全部○でした。
まとめテストに進んでください。
因数分解できない式はありますか?
あります。x²+9のように2乗の和は、中学校の範囲(整数の係数)では因数分解できません。まとめテスト②には「できない」と答える問題を入れています。

![診断テスト[A]の問題](https://ichigo-drill.jp/wp-content/uploads/2026/10/tenkai-unit-v1-diag-a-question-scaled.png)
![診断テスト[A]の答え](https://ichigo-drill.jp/wp-content/uploads/2026/10/tenkai-unit-v1-diag-a-answer-scaled.png)

