
小4の文章題プリント【無料】かっこを使って2つの式を1つの式にまとめる5枚(答えつき)
文章題を2つの式に分ければ解けるのに、1つの式にまとめるとかっこを付け忘れて、答えがちがってしまう。そんなときに使える小4向けのプリントを、答えつきの5枚で用意しました。アとイの2つの式から1つの式を作る1枚目、あ・いの2つの式から場面に合うほうを選ぶ2枚目、かっこを書き入れる3枚目、3つの式を1つにまとめる4枚目、場面からいきなり1つの式を書く5枚目の順に、やり方を少しずつ変えながら練習できます。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
文章題を2つの式に分ければ解けるのに、1つの式にまとめるとかっこを付け忘れて、答えがちがってしまう。そんなときは、計算の力より前の「先に計算するまとまりを決める」一手でつまずいていることがあります。学習指導要領の解説(算数編)では、四則の混合した式やかっこを用いた式の理解が第4学年の「A数と計算」の(6)数量の関係を表す式に位置づけられ、乗法、除法を加法、減法より先に計算することや、かっこの中を先に計算することなどのきまりを、具体的な場面に照らして理解できるようにすると整理されています。このページには、2つの式から1つの式を作る、場面に合う式を選ぶ、かっこを書き入れる、3つの式を1つにする、いきなり1つの式で書く、という5つのやり方の練習を、答えつきの5枚で用意しました。
つまずきのサインと、かける言葉
・2つの式を1つにするとき、かっこを付けず左から計算して、答えがちがってしまう→「先に計算するのはどれかな?それを1つのまとまりにすると、かっこが要るかな?」
・あ・いの式のどちらが場面に合うか決められず、見た目で選んでしまう→「この式で、先に計算するのはどこかな?お話の中で先に起きたことと同じかな?」
・お話に出てくる数を、出てきた順に式へ並べてしまう→「お話の中で、いちばん先に分かる数はどれかな?それは何と何でできているかな?」
買い物のおつり、おやつの分け方、カードやシールをそろえるときなど、生活の中にも「先にまとめて数える」場面があります。丸つけでは、答えの数字より先に、1つの式を声に出して読んでもらってください。かっこを付けすぎても答えが合っていれば、まちがいではありません。5枚は順番どおりでなくてもよく、つまずきに近いものを選んで使えます。
かっこを使って、2つの式を1つの式にまとめる小4プリント(5枚)
左が問題、右が答えのサンプル(1枚目)です。この紙でつまずきやすいのは、2つの式で解いた文章題を、かっこが要るかどうかを考えながら1つの式にまとめることです。①はアの式をイの数のところに入れるとき、かっこを付け忘れて左から計算してしまい、②はかっこの位置で先に計算するものが変わることに気づけず、場面に合わない式を選んでしまい、③はかっこの数の範囲、つまりどの数をひとまとまりにするかを決められず、④はア・イ・ウの3つの式を1つにするとき、どの式をどこに入れるか分からず内側のかっこが抜け、⑤はアとイを書かないと、お話に出てきた数を出てきた順に式へ並べてしまいます。どの枚の先頭にも「れい」がのっていて、答えは赤で答え面に出ます。
小4の「かっこを使った式」はどこで学ぶ?つまずきやすい3つのところと、プリントの使い方
かっこを使った式の土台は、学習指導要領解説(算数編)では、第4学年の「A数と計算」の(6)数量の関係を表す式にあります。四則の混合した式やかっこを用いた式について理解し、正しく計算することが、身に付ける知識及び技能として示されています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 小3まで | 加法、減法、乗法、除法について、式を用いて表したり、式を読み取ったりすることを指導している。第3学年では、乗法九九の指導を踏まえ、乗法の交換法則、結合法則、分配法則について式に表して整理し、数量の関係を表す式を活用してきている | 式に表す、式を読み取るという入口。四則の混合した式やかっこを用いた式も、前の学年までに触れている |
| 小4 | 四則の混合した式やかっこを用いた式について理解し、正しく計算すること。一つの数量を表すのにかっこを用いることや、乗法、除法を用いて表された式が一つの数量を表すことを、確実に理解できるようにする | この記事の5枚。2つの式をアとイに書いてから、かっこが要るかを自分で決めて1つの式にまとめる |
| 小5 | 第4学年で学習した□、△などを用いて数量の関係を簡潔に表す式の学習を基に、式を用いて伴って変わる2つの数量の変化や対応の特徴を考察する | 式で数量の関係を表す力が、次の学年の、変わり方を式で考える学習の土台になる |
2つの式を1つにするとき、かっこを付けず左から計算してしまう
解説(算数編)は、指導に当たっては、乗法、除法を加法、減法より先に計算すること、かっこの中を先に計算することなどのきまりがあることを、具体的な場面に照らして理解できるようにし、習熟を図ると述べています(紙面p.197)。①はアの式をイの数のところへ入れて1つの式にし、かっこが要るかを自分で決める練習、③は数と記号だけの式に、かっこを書き入れる練習です。答え面のまるつけの帯には、かっこを忘れて計算したときの答えがのっていて、まちがいの型が分かります。
場面に合わない式を選んでしまう
解説(算数編)は、問題場面を四則の混合した式やかっこを用いた式に表すとき、式は計算の結果を求めるための手段だけでなく、思考の筋道を表現する手段としても用いられることに気付かせ、式のよさを捉えさせるとしています(紙面p.198)。例として、500円で150円のジュースと260円のパンを買った場面を、ジュースとパンをまとめて買った場合の500−(150+260)と、別々に買った場合の500−150、350−260に分けて示しています。②は、かっこのある式とない式の2つから、場面に合うほうを選んで計算する練習です。
お話に出てくる数を、出てきた順に式へ並べてしまう
解説(算数編)は、四則を混合させたりかっこを用いたりして一つの式に表すことには、数量の関係を簡潔に表すことができるなどのよさがあることが分かるようにし、一つの式に表すことができるようにすることが大切だとしています(紙面p.197)。④はア・イ・ウの3つの式を1つの式にまとめて、ウの答えと同じになるか確かめる練習、⑤はアとイを書かずに、お話から1つの式を書く練習です。⑤は、お話に出てくる数の順と、式に書く数の順が、どの問題でもちがうようにしてあります。この作り方は文科省の解説にあるものではなく、編集部が考えたものです。
家庭でできることは、答えが出たあとで、1つの式を声に出して読んでもらうことです。たとえば500−(150+260)なら、「500円から、ジュースとパンを合わせたお金を引く」と、場面のことばに言いかえてもらいましょう。買い物のレシートやおやつの分け方など身近な場面で、「先にまとめて計算するのはどれ?」と聞くと、かっこの意味が場面とつながります。かっこを付けすぎても、答えが合っていればまちがいではありません。つまずきに近い1枚を選び、数日あけて、同じ型をもう一度くり返してみてください。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)…第4学年の数量の関係を表す式(紙面p.196〜198)
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)…現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年10月3日)。
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