
データの調べ方のプリント【小6・無料】中央値・最頻値・柱状グラフを答えつきで練習
小学6年生で学ぶデータの調べ方(代表値と柱状グラフ)を練習するプリントです。まずはじめのテストで、中央値の求め方、データが偶数個のときの中央値、最頻値、階級の境目、柱状グラフの読み方、場面に合う代表値の選び方など、6つのポイントを1枚でたしかめます。つまずいた型は、代表値の求め方・度数分布と柱状グラフ・代表値の使い分けの3枚の練習でくり返し、最後にまとめテストで同じ6つを別のデータで確かめます。すべて答えととき方つきで、印刷してそのまま使えます。
はじめのテスト(1枚・答えつき)
×になった問題が、次にやることを教えてくれます。
データの調べ方で間違えやすい6つのポイントを、1問ずつ集めた6問のテストです。答えの紙には、各問のとき方と「まちがえたら→×だけ練習○」を書いているので、苦手な型だけを選んで練習できます。練習のあとは、まとめテストで同じ6つを別のデータでもう一度確かめます。
答えの紙には、問題ごとのとき方と「間違えやすいこと」、戻る練習を書いています。
はじめのテストのあとにやること
- 1はじめのテストを解く6問。わからない問題は、考え方だけでもOK
- 2答え合わせをする×だった問題の番号に丸をつける
- 3下の表で行き先を見る×の番号から「やるところ」を探す
- 4そのところの確認プリントを解く×だけ練習①〜③から、×があった型だけ
- 5まとめテストで確かめる同じ6つのポイントを、別のデータで
はじめのテストで×だった問題→やるところ
| 問題 | 間違えやすいこと | やるところ |
|---|---|---|
| 問1 | 中央値を、大きさ順にならべずに真ん中でとる | ×だけ練習①(代表値の求め方)へ |
| 問2 | データが偶数個なのに、真ん中の1つだけを答える | ×だけ練習①(代表値の求め方)へ |
| 問3 | さいひん値(最頻値)を、いちばん大きい値と答える | ×だけ練習①(代表値の求め方)へ |
| 問4 | 「20以上30未満」に、30の値まで入れてしまう | ×だけ練習②(度数分布と柱状グラフ)へ |
| 問5 | 柱状グラフで、柱1本だけを見て「以上」の人数を答える | ×だけ練習②(度数分布と柱状グラフ)へ |
| 問6 | はなれた値があるのに、平均値で代表させる | ×だけ練習③(代表値の使い分け)へ |
確認プリント(×だけ練習①〜③・3枚・答えつき)
はじめのテストで×になった型を選んで、場面を変えてくり返す3枚です。「×だけ練習」は、はじめのテストで×になった型だけを練習するという意味で、1枚6問、答えのページに各問のとき方とよくあるまちがいの注意がのっています。
×だけ練習①(代表値の求め方・6問)
はじめのテストの問1〜3が×だった人はここ
ここで間違えやすいこと
- 中央値を、ならべかえずに出してしまう✕9・4・7・12・3・8・5の中央値を、元の並びの4番目の12とする○小さい順に3・4・5・7・8・9・12とならべて、4番目の7
- データが偶数個のとき、真ん中の1つだけをとる✕3・5・6・7・9・10・12・14の中央値を、4番目の7とする○8個なので真ん中は4番目と5番目の2つ。(7+9)÷2=8
- さいひん値を、いちばん大きい値としてしまう✕6・8・7・8・9・8・10・7のさいひん値を、いちばん大きい10とする○いちばん多く出てくるのは8(3回)。さいひん値は8
中央値を大きさの順にならべてから求めること、個数が偶数のときは真ん中2つの平均をとること、最頻値(紙面では「さいひん値」)を出てくる回数で決めることを、データを変えて練習するプリントです。各問に、計算を書く「けいさん」の枠があります。
×だけ練習②(度数分布と柱状グラフ・6問)
はじめのテストの問4・5が×だった人はここ
ここで間違えやすいこと
- 「以上・未満」の境目の値を、まちがった階級に入れる✕12・25・30・18・20・33・20・27・15・22・30・24で、20以上30未満の人を、30も入れて8人とする○30は「30以上」の階級。20以上30未満は20・20・22・24・25・27の6人
- 柱状グラフを、柱1本だけで読む✕柱状グラフで70点以上の人を、70点以上80点未満の柱だけ見て6人とする○70より右の柱をぜんぶたす。6+3+1=10人
「以上・未満」の境目の値がどちらの階級に入るかと、柱状グラフで指定の点数以上の柱をぜんぶたすことを、データを変えて練習するプリントです。数のならびから数える問と、柱状グラフを読む問が3問ずつあります。
まとめテスト(1枚・答えつき)
確認プリントのあとに、はじめのテストと同じ6つのポイントを、別のデータで6問たしかめます。問題の順番もはじめのテストと変えてあるので、位置では当てられません。すべて○なら完了です。まだ×があれば、答えのページの「まちがえたら→×だけ練習○」にもどります。
5枚をまとめて印刷するときは、問題5枚と答えつき10ページのPDFも使えます。
データの調べ方のコツと注意点
中央値は、大きさの順にならべてから真ん中をとる
中央値は、データを小さい順(大きい順)にならべたときの真ん中の値です。ならべかえずに、元の並びの真ん中をとると間違えます。9・4・7・12・3・8・5なら、3・4・5・7・8・9・12とならべて、4番目の7が中央値です。
データが偶数個のときは、真ん中2つの平均
8人のように個数が偶数のときは、真ん中が2つあります。3・5・6・7・9・10・12・14なら、4番目の7と5番目の9の平均で、(7+9)÷2=8が中央値です。真ん中の2つのどちらか一方を答えないようにします。
最頻値は、いちばん多く出てくる値
最頻値は、データの中でいちばん多く出てくる値です。大きさではなく、出てくる回数で決まります。6・8・7・8・9・8・10・7なら、8が3回でいちばん多いので、最頻値は8です。いちばん大きい10ではありません。プリントの紙面では、最頻値の「頻」が小学校で習う漢字ではないため、「さいひん値」と書いています。
階級は「以上・未満」。ちょうどの値は上の階級へ
「20以上30未満」は、20は入り、30は入りません。30ちょうどの値は、次の「30以上40未満」の階級に入ります。度数分布表や柱状グラフでは、階級のさかい目の値をどちらに数えるかが間違えやすい点です。
柱状グラフは、柱をつないで読む
柱状グラフ(ヒストグラム)は、階級を横に、度数(人数)を縦にとり、柱をすき間なくならべたグラフです。「70点以上」の人数は、70より右にある柱の高さをぜんぶたします。70点以上80点未満の柱1本だけを見ると、人数が少なくなります。
代表値は、場面に合わせて選ぶ
データ全体を1つの数で表すとき、平均値・中央値・最頻値のどれを使うかは場面で決まります。1人だけ大きく(小さく)はなれた値があるときは、平均値がひっぱられるので中央値、いちばん多いものを知りたいときは最頻値、全体をならして1人分を出したいときは平均値を使います。おこづかいが400・500・600・700・8000円なら、平均値は2040円ですが、ふつうの金額を表すのは中央値の600円です。
データの調べ方のプリントのよくある質問
データの調べ方は何年生で習う?つまずきと家庭での声かけ
データの調べ方は、学習指導要領解説では第6学年の「Dデータの活用」のうち「データの考察」に位置づきます。第5学年までに、質的データ・量的データ・時系列データを表やグラフにまとめて、データの特徴や傾向を捉えることを学習してきています。第6学年では、代表値の意味や求め方、度数分布を表す表やグラフの特徴とそれらの用い方を理解することが示されています。ここで育つ力は、中学校第1学年で度数分布を表す表やヒストグラムなどを用いて問題解決する学習の素地となるとされています。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 小5 | 質的データ・量的データ・時系列データを、表やグラフにまとめて、データの特徴や傾向を捉える | データを表やグラフに表すこと |
| 小6 | 平均値・中央値・最頻値の意味と求め方、度数分布を表す表と柱状グラフの特徴と用い方、目的に応じて代表値を選ぶこと | このプリントの範囲 |
| 中1 | 度数分布を表す表やヒストグラムなどを用いて問題解決する(小6での学習が素地) | ヒストグラムを使った問題解決へ |
①中央値・最頻値の求め方を取り違える(問1〜3)
解説では、中央値はデータを大きさの順に並べたときの中央の値、最頻値はデータの中で最も多く現れている値と示されています。元の並びのまま真ん中をとる、いちばん大きい値を最頻値と答える、が起きやすい取り違えです。データが偶数個のときに真ん中2つの平均をとる扱いは、解説のこの箇所には書かれておらず、このプリントでの当サイトの取り扱いです(つまずきの分け方も当サイトの整理です)。
②階級のさかい目と、柱状グラフの読み方(問4・5)
解説では、度数分布を表す表は、数量をいくつかの区間(階級)に分けて各区間にそれに入る度数を対応させた表、柱状グラフは各階級の幅を横とし度数を縦とする長方形をかいたものという程度の理解でよいとされています。柱を隙間なくつけるのは、隙間が空くとその部分に当たる値のデータが存在しないかのような誤認を与えるためで、第3学年の棒グラフと混同しないよう注意が書かれています。「20以上30未満」のさかい目の値の扱いや、「70点以上」を柱1本ではなく右の柱ぜんぶで数える練習は、当サイトの提案です。
③目的に合う代表値を選ぶ(問6)
解説には、極端にかけ離れた値があると平均値はデータが集中している付近からずれてしまい、そのような場合は中央値や最頻値を代表値として用いると示されています。また、靴メーカーが来年どのサイズの靴を多く製造するかを決める場合は、平均値のサイズではなく、最も多く売り上げがあったサイズ、つまり最頻値を用いる方が望ましいとされています。代表値を用いるときは、資料の特徴や用いる目的を明らかにして、どの代表値を使うか判断します。練習③の場面は当サイトの設定です。
家庭でできることは、身のまわりのデータを集めて、代表値で比べてみることです。たとえば、家族や学級の1週間の歩数・読んだページ数・おこづかいの金額を表にして、平均値・中央値・最頻値を出し、どの代表値がいちばん『ふつう』をよく表すか、話し合ってみます。解説にも、身の回りの事象について統計的な問題解決の方法で考察することが示されています。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)…第6学年「Dデータの活用」D(1)データの考察(代表値の意味や求め方、度数分布を表す表と柱状グラフ)の内容
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)…現行の学習指導要領と各教科解説の入口
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年10月8日)。



















