
特殊算プリント【無料】中学受験|つるかめ算・植木算・旅人算・和差算…(一覧)
特殊算は、中学受験の算数でよく出る「決まった考え方で解く文章題」です。つるかめ算・植木算・旅人算などは、公式をおぼえるより「考え方(図や仮定)」をつかむことが大切。このページから、種類ごとの無料プリント(答え・考え方つきPDF)に進めます。順次追加していきます。
🖊いちごドリル編集部より(おうちの方へ)
特殊算は中学受験で使う解法の呼び名で、教科書に単元としてはありません(例外は場合の数で、小6の「起こり得る場合」として学校でも学びます)。ただし使っている考え方は、すべて学校で習う内容の組み合わせです。名前を覚えることが目的にならないよう、どの単元の力を使っているかを添えました。
つまずきのサインと、かける言葉
・解法の名前を覚えることが目的になっている→「この問題、何を求めてる?」
・どの型か決められず手が止まる→「分かっているのは、合計?差?1つ分?」
・式だけ覚えて図をかかない→「図にすると、どこが分からない部分?」
特殊算は暗記科目ではありません。1つ分といくつ分、割合、比。学校で習った考え方が形を変えて出てくるだけです。つまずいたときは、対応する学校の単元まで戻るのがいちばんの近道になります。
特殊算の種類と考え方
- つるかめ算:ぜんぶ一方と考え、あし(金額・点数)のちがいから個数を求める(仮定法)
- 植木算:木の数と間の数の関係(両はし・片はし・円)で長さや本数を求める
- 旅人算:出会い・追いつきを、速さの和・差と時間で考える
- 和差算:2つの数の和と差から、それぞれの数を求める
- 年齢算:年れいの差は変わらないことを使って求める
- 仕事算:全体を日数の最小公倍数とおき、1日分から日数を求める
- 過不足算:余りと不足の差から、人数や配る数を求める
- 差集め算:1個あたりの差が集まって全体の差になる関係を使う
特殊算は何年生から?教科書にない解法と、学校の単元の対応
特殊算という言葉は学習指導要領にはありません。つるかめ算も植木算も、中学受験の世界で使われてきた解法の呼び名です。ただし中身は学校の算数そのもの。どの学年の内容が土台になっているかを整理しました。
| 学年 | 学校で学ぶこと | つながる先 |
|---|---|---|
| 小3〜小4 | かけ算わり算の意味、□を用いた式、伴って変わる二つの数量 | 植木算・和差算・過不足算の土台 |
| 小5 | 単位量あたりの大きさ、割合、公倍数 | つるかめ算・旅人算・仕事算・差集め算の土台 |
| 小6 | 比、起こり得る場合 | 年齢算・場合の数・数列の土台 |
① 名前を覚えることが目的になる
「これはつるかめ算」と分類できても、なぜその式になるかを説明できなければ、少し形を変えられた問題で止まります。解法名は結果であって、入口ではありません。
② 場面から型を選べない
合計と差が分かっているなら和差算、1つ分がちがう2種類が混ざっているならつるかめ算。分かっている量の種類で型が決まります。問題文から数と、その数が何を表すかを抜き出す練習が先です。
③ 図をかかずに式から入る
線分図、面積図、表。特殊算はどれも図とセットで作られた解法です。図をかけば分からない部分が目に見え、中学で方程式を習ったときにも同じ図が使えます。
家庭でできることは、算数の話を生活の中でしてみることです。買い物の合計、分担、待ち合わせ。特殊算の場面はどれも日常にあります。式より先に、状況を言葉で説明させてください。
この記事で参考にした資料
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編(文部科学省・PDF)… 小3〜小6の乗除の意味・単位量あたり・割合・比・起こり得る場合
- 小学校学習指導要領解説(文部科学省)… 現行の学習指導要領と各教科解説の入口
- 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 小学校 算数(国立教育政策研究所・令和2年3月・PDF)… 評価の3観点と、考え方を説明する力の評価
- 算数学習におけるつまずきと支援の分析(中村好則)(J-STAGE・PDF)… 文章題の理解に関するつまずきの分類
リンク先はいずれも公的機関・学術データベースの資料です(最終確認2026年8月23日)。









