
因数分解の計算機|共通因数・公式・たすき掛けを途中式つきで解ける無料の計算サイト
因数分解を、途中式つきでその場で確かめられる無料の計算サイトです。x²+5x+6のような式を入れるだけで、共通因数でくくる・公式を使う・たすき掛けのどれを使ったのかまで表示します。とき方を1行ずつ開いて確かめられる「ヒントモード」もあるので、宿題の答え合わせにも、テスト前の解き直しにも使えます。整数の範囲で因数分解できない式は、できないことをはっきり示します。
因数分解の計算機の使い方
- 式を入れる:入力欄にxの式を入れます。2乗は「x^2」と書きます(例:x^2+5x+6、2x^2+7x+3)。「x2」ではなく「x^2」(またはx²)と書いてください。「=0」は書きません。キーボードの半角の+・−でも入力できます。下のボタンで「x」「x^2」「+」「−」「(」「)」も入力できます。
- 例題を使う:「基本の因数分解」「2乗の差」などのボタンを押すと、式が自動で入って答えが出ます。
- 「因数分解する」を押す(Enterキーでも実行できます):答えと、どの方法で因数分解したかの途中式が出ます。途中式には方法名と結果が出ます。たすき掛けの斜めのかけ算は、下の解説で確かめてください。
- ヒントモード:オンにすると、とき方の最初の1行(入力した式の確認)だけが開き、続きは見出しをタップ(パソコンならクリック)した分だけ開きます。答えは表示されたままなので、自分で解くときは答えの欄を手でかくして使います。
- リンクをコピー:入れた式がそのまま開くリンクをコピーできます。リンクを開くと答えもすぐ表示されるので、問題だけを見せたいときは使わないでください。
対応しているのは、xの1次式(6x+9など)と2次式(x²+5x+6など)で、係数が整数のものです。3次以上の式、分数や小数の係数、x以外の文字(y・zなど)は対応していません。係数がとても大きい式(200をこえるもの)は「確認できません」と表示されます。
因数分解とは?
因数分解とは、足し算・引き算の形の式を、かけ算の形(積)に直すことです。たとえばx²+5x+6は、(x+2)(x+3)と書けます。(x+2)(x+3)を展開(かっこをはずす)すると、x²+5x+6にもどります。因数分解は展開の逆の計算です。かけ算の形にしたときの、かけられている1つ1つの式(x+2と、x+3)を「因数」といいます。
因数分解は、次の順番で考えるとミスが減ります。
- 共通因数(すべての項にふくまれる数や文字)があれば、先にくくり出す(6x+9なら3でくくる)。
- 公式の形ならそれを使う(x²−9なら2乗の差、x²+6x+9なら完全平方)。
- どちらでもなければ、「かけて数だけの項、たしてxの項の係数」になる2数をさがす(x²の係数が1でないときは、たすき掛け)。
因数分解のやり方と例題
共通因数でくくる
すべての項に共通する数や文字を、かっこの外に出します。
- 6と9の最大公約数は3です。
- 6x+9を3でわると、2x+3です。
- 3をかっこの外に出して、答えは3(2x+3)です。
- 係数2と4の最大公約数は2。2x²+4xを2でくくると、2(x²+2x)。
- 定数項がないので、かっこの中もxでくくれます。x²+2x=x(x+2)。
- 合わせて、答えは2x(x+2)です。
和と積でさがす(x²の係数が1のとき)
x²+bx+cの形は、「かけるとc(数だけの項)、たすとb(xの項の係数)」になる2つの数をさがします。計算機の途中式では、この方法も「たすき掛け」という名前で表示されます。
- かけて6になる2数の組:1と6、2と3(たして5という正の数なので、プラスの組だけ考えれば足ります)。
- そのうち、たして5になるのは2と3です。
- 答えは(x+2)(x+3)です。
定数項がプラスで、xの係数がマイナスのときは、2つの数がどちらもマイナスになります。
- かけて6、たして−5になる組をさがします。かけて6でマイナスの組は、−1と−6、−2と−3です。
- このうち、たして−5になるのは−2と−3です。
- 答えは(x−2)(x−3)です。
たすき掛け(x²の係数が1でないとき)
x²の係数が1でないときは、たすき掛けをつかいます。x²の係数を2つの数のかけ算に、数だけの項(定数項)を2つの数のかけ算に分け、斜めにかけて足したものが、xの項の係数になる組み合わせをさがします。計算機の途中式には、この組み合わせの結果だけが出ます。
- x²の係数2は2×1、数だけの項3は1×3に分けられます。
- (2x+1)(x+3)の場合:2x×3=6xと、1×x=xを足すと、7xになります。xの項の係数7と一致します。
- (2x+3)(x+1)の場合:2x×1=2xと、3×x=3xを足すと、5xです。7にならないので不合格です。
- 7になる(2x+1)(x+3)が答えです。かける順番を入れかえた(x+3)(2x+1)も同じ答えで、計算機はこちらの順で表示します。
2乗の差の公式
A²−B²の形は、(A+B)(A−B)に因数分解できます。
- x²−9は、x²−3²と書けます。
- A=x、B=3として公式にあてはめると、(x+3)(x−3)です。
完全平方の公式
A²+2AB+B²は(A+B)²、A²−2AB+B²は(A−B)²に因数分解できます。
- x²+6x+9は、x²+2×3×x+3²と書けます。
- A=x、B=3として公式にあてはめると、(x+3)²です。
先頭がマイナスの式
x²の係数がマイナスのときは、−1もいっしょにくくり出します。
- −x²+9は、−1でくくって、−(x²−9)にします。
- x²−9は2乗の差なので、(x+3)(x−3)です。
- −1をもどして、答えは−(x+3)(x−3)です。
因数分解できない式
整数の範囲では因数分解できない式もあります。
- かけて1になる整数の組は、1と1、−1と−1だけです。
- たして1になる組はありません(たすと2か−2になります)。
- 整数の範囲では因数分解できません。
この計算機は「因数分解できません」と表示します。式を書き写し間違えていないかの確認にも使えます。
よくある間違い
- 共通因数をくくり忘れる:2x²+8x+6のようなときは、まず2でくくって2(x²+4x+3)にしてから、かけて3、たして4になる2数(1と3)をさがします。答えは2(x+1)(x+3)です。
- 符号をまちがえる:x²−5x+6は(x−2)(x−3)。定数項がプラスでxの係数がマイナスなら、2数はどちらもマイナスです。
- たして中の項にならない組を選ぶ:かけて定数項になる組は何通りもあるので、「たして中の項になるか」までかならず確かめます。
- 展開して確かめない:答えを展開してもとの式にもどるか確かめると、ミスに気づけます。
- 因数分解できる式をできないと思い込む:計算機で確かめると、できるかどうかがすぐ分かります(係数がとても大きい式は「確認できません」と出ます)。
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