
文字式の展開の計算機|かっこをはずして途中式つきで整理できる無料の計算サイト
文字式の展開と同類項の整理を、途中式つきでその場で確かめられる無料の計算サイトです。(x+2)(x+3)のような式を入れるだけで、どの公式を使うのか、分配法則でかっこをはずすとどうなるのか、同類項をどうまとめるのかまで1行ずつ表示します。xとyなど複数の文字、分数、3つの項の2乗にも対応しています。途中式を1行ずつ開いて確かめる「ヒントモード」もあるので、宿題の答え合わせにも、テスト前の解き直しにも使えます。
文字式の展開の計算機の使い方
- 式を入れる:入力欄に式を入れます。全角で入れても半角として読みます。2乗は「^2」、3乗は「^3」と書きます(例:(x+2)^2)。指数は必ず「^」をつけます。かけ算の記号は省けるので、2x(x−3)のように書けます。分数は(x+1)/2のように書き、「1/2x」は(1/2)×xと読みます。下のボタンで「x」「y」「^2」「+」「−」「(」「)」「/」も入力できます。
- 例題を使う:「基本の展開」「和と差の積」などのボタンを押すと、式が自動で入って答えが出ます。
- 「展開する」を押す:答えと、公式の名前・かっこをはずす途中式・同類項のまとめが出ます。
- ヒントモード:オンにすると、途中式のうち最初の1行だけが開き、続きはタップした分だけ開きます。答えは上に表示されたままで、途中式だけを1行ずつ確かめたいときに使います。
- リンクをコピー:入れた式がそのまま開くリンクをコピーできます。先生や友だちに問題を送りたいときに使えます。
1つの式に使える文字は、a〜zのうち4つまでです(例:x・y・z・a)。文字でわる式(1/xなど)、ルート(√・sqrt)、指数が文字の式には対応していません。答えは、文字が1つの式なら指数の大きい項から並べます(降べきの順)。文字が複数の式では、a・b・c…の順で先にくる文字の指数が大きい項から並べます。
式の展開とは?
式の展開とは、かっこのついた式を、かっこのない足し算・引き算の形に直すことです。たとえば(x+2)(x+3)は、展開するとx²+5x+6になります。反対に、x²+5x+6を(x+2)(x+3)の形に直すことを因数分解といいます。
この記事で使う言葉
- 係数:文字の前にかける数のこと。3xの係数は3です。
- 定数項:文字をふくまない数だけの項のこと。x²+5x+6の6です。
- 次数:かけ合わせた文字の個数のこと。x²は2次、xyも2次の項です。
- 同類項:文字の部分が同じ項のこと。3xと2xは同類項、xとx²は同類項ではありません。
- 降べきの順:指数の大きい項から順に並べること。x+x²を、x²+xと書きます。
- 公式のaとb:式ごとに別の数や式を表す文字です。(x+a)(x+b)のaとbは数、(a+b)²のaとbは式(2xや3yなど)にあたります。
展開は、次の順番で考えるとミスが減ります。
- 公式の形ならそれを使う((a+b)²・(a−b)²・(a+b)(a−b)・(x+a)(x+b))。
- 公式の形でなければ、分配法則でかっこをはずす(かっこの外の数や文字を、かっこの中の項すべてにかける。かっこが2つあるときは、前のかっこの項を、後ろのかっこの項すべてにかける)。
- 文字の部分が同じ項(同類項)を、係数をたして1つにまとめる。
式の展開のやり方と例題
分配法則でかっこをはずす
かっこの前の数や文字を、かっこの中の項すべてにかけます。かっこの外の数がマイナスのときは、かっこの中の符号がすべて逆になることに気をつけます。
- 2xを、かっこの中のxと−3の両方にかけます。
- 2x×x=2x²、2x×(−3)=−6x です。
- 答えは2x²−6xです。
- 3(x−2)は3x−6、2(x+1)は2x+2です。
- 3x−6+2x+2と、かっこのない形になります。
- xの項は3x+2x=5x、数の項は−6+2=−4です。答えは5x−4です。
同類項をまとめる
文字の部分が同じ項を、同類項といいます。係数どうしをたし算・引き算して、1つの項にまとめます。
- xの項は2xと−x。2−1=1なので1xとなり、1は書かないのでxです。
- yの項は3yと4y。3+4=7なので、7yです。
- xとyは別の文字なので、これ以上まとめられません。答えはx+7yです。
(x+a)(x+b)の形の展開
(x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+abという公式です。「たしてxの係数、かけて定数項」と覚えます。
- a=2、b=3です。
- たすと2+3=5、かけると2×3=6です。
- 答えはx²+5x+6です。
aやbがマイナスのときは、符号に気をつけます。
- a=−4、b=−5です。
- たすと−4+(−5)=−9、かけると(−4)×(−5)=20です。
- 答えはx²−9x+20です。
- a=7、b=−3です。
- たすと7+(−3)=4、かけると7×(−3)=−21です。
- 答えはx²+4x−21です。
(a+b)²・(a−b)²の公式
(a+b)²=a²+2ab+b²、(a−b)²=a²−2ab+b²です。まんなかの項が「2ab」になることを忘れやすいので注意します。
- a=2x、b=3yとして公式にあてはめます。
- a²=(2x)²=4x²、2ab=2×2x×3y=12xy、b²=(3y)²=9y²です。
- 答えは4x²+12xy+9y²です。
- a=x、b=5として、(a−b)²の公式にあてはめます。
- a²=x²、2ab=2×x×5=10x、b²=25です。(a−b)²のまんなかの項はマイナスになり、−10xです。
- 答えはx²−10x+25です。
(a+b)(a−b)の公式(和と差の積)
(a+b)(a−b)=a²−b²です。まんなかの項は消えて、2乗の差になります。
- a=3x、b=2として公式にあてはめます。
- a²=(3x)²=9x²、b²=2²=4です。
- 答えは9x²−4です。
項が3つある式の2乗
公式がない形は、分配法則でかっこをはずしてから、同類項をまとめます。項の数が増えるので、並べ方を決めておくとミスが減ります。
- (x+y+z)(x+y+z)と考え、前のかっこの項を、後ろのかっこの3つの項それぞれにかけます。
- x²+xy+xz+xy+y²+yz+xz+yz+z²の9個の項ができます。xyが2つ、xzが2つ、yzが2つあるので、それぞれ2倍にまとめます。x²・y²・z²は1つずつです。
- 答えはx²+2xy+2xz+y²+2yz+z²です。
分数をふくむ式
かっこの外の分数も、かっこの中の項ひとつひとつにかけます。同類項の係数が分数のときは、通分してたし算します。
- (x+1)/2はx/2+1/2、(x−3)/3はx/3−1と、項を分けます。
- x/2+1/2+x/3−1と、かっこのない形になります。
- xの項はx/2+x/3です。分母2と3の最小公倍数6で通分して、3x/6+2x/6=5x/6です。数の項は1/2−1=−1/2です。
- 答えは5x/6−1/2です。(5x−3)/6の形で書いても、まちがいではありません。
よくある間違い
- かっこの中の項にかけ忘れる:2(x+3)を2x+3としてしまいます。かっこの中の項すべてにかけて2x+6です。
- マイナスの符号をまちがえる:−(x−2)は−x−2ではなく、−x+2です。かっこの前のマイナスは、中の符号をすべて変えます。
- (a+b)²を、a²+b²としてしまう:まんなかの2abを忘れています。(x+3)²は、x²+9ではなくx²+6x+9です。
- 同類項のまとめまちがい:x²とxは同類項ではありません。次数がちがう項や、文字がちがう項は、まとめられません。
- 答えを確かめない:xに適当な数を入れて、展開前と展開後の式で値が同じになるか確かめると、ミスに気づけます。









