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【自動採点一問一答】小学生6年生の『理科問題』まとめ|無料プリントテストあり

テスト前の確認や復習に使える小学6年生の理科テスト200問です。ランダムで20問出題されます。ブックマークして何度もトライしてね。

小学6年生の理科問題200問

ランダム20問出題!何点とれるかな?

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解説
出題範囲:小学6年生理科の学習範囲

小学6年生の理科では、これまでの学習を発展させ、より複雑な自然現象や生命の仕組み、身の回りの科学技術について学びます。観察や実験を通して、科学的な見方や考え方を深めることを目指します。

主な学習範囲(単元)と内容は以下の通りです。教科書によって単元の名称や順序は多少異なりますが、学習する内容はほぼ共通しています。

水溶液、電気、月と太陽の単元がつまづきやすいポイントです。

1. ものの燃え方と空気

  • 主な学習内容:
    • ものが燃えるためには何が必要か(燃えるもの、空気(酸素)、発火点以上の温度)を実験を通して調べる。
    • ものが燃えた後にできる気体(二酸化炭素など)の性質を調べる。
    • 空気中の酸素と二酸化炭素の割合について知る。
    • ものが燃える仕組みと、火が消える仕組みを関連付けて考える。
  • ポイント: 実験を通して、燃焼の条件や気体の性質を実証的に理解する。安全に配慮した実験操作を身につける。

2. 人の体のつくりとはたらき

  • 主な学習内容:
    • 食べ物の消化と吸収に関わる器官(口、食道、胃、小腸、大腸など)とそのはたらきを学ぶ。
    • 呼吸に関わる器官(鼻、口、気管、肺など)とそのはたらき(酸素を取り入れ二酸化炭素を出す)を学ぶ。
    • 血液の循環に関わる器官(心臓、血管)とそのはたらき(酸素、養分、不要物を運ぶ)を学ぶ。
    • 体内の不要物を排出する仕組み(腎臓、膀胱など)について知る。
    • これらの器官が互いに関連し合って生命活動を支えていることを理解する。
  • ポイント: 消化、呼吸、循環などの生命維持に不可欠な体の基本的な仕組みを理解する。

3. 植物の養分と水の通り道

  • 主な学習内容:
    • 植物が根から水を吸い上げ、茎を通って葉に運ばれる仕組み(道管)を観察や実験で調べる。
    • 葉で作られた養分が植物全体に運ばれる仕組み(師管)について知る。
    • 葉から水が水蒸気として出ていく「蒸散」のはたらきとその役割を調べる。
    • 光合成(日光、水、二酸化炭素を使って養分(デンプンなど)を作り、酸素を出す)の仕組みについて、実験を通して理解する。
  • ポイント: 植物が生きていくための水の吸収、養分の生成と輸送、蒸散などの仕組みを関連付けて理解する。

4. 土地のつくりと変化

  • 主な学習内容:
    • 地層のでき方(流水による浸食・運搬・堆積作用)をモデル実験などで調べる。
    • 地層の重なり方や含まれる化石などから、土地の過去の様子や変化を推測する。
    • 火山活動(噴火)によってできる地形や岩石について学ぶ。
    • 地震が起こる仕組み(プレートの動きなど)や、地震による土地の変化について知る。
    • 自然災害(火山噴火、地震、洪水など)とそれに対する備えについて考える。
  • ポイント: 流水、火山、地震などの自然現象が土地をどのように形作り、変化させていくかを理解する。

5. 電気の利用

  • 主な学習内容:
    • 電気を作り出す方法(手回し発電機など)を体験する。
    • 電気を蓄える方法(コンデンサーなど)について学ぶ。
    • 電気を効率よく使う方法(LEDなど)を知る。
    • 電気は光、音、熱、運動などに変換して利用できることを、具体的な製品(モーター、電熱線、発光ダイオードなど)を通して学ぶ。
    • 電磁石の性質(電流を流すと磁石になり、電流を切ると磁力を失う)とその利用(モーターなど)について学ぶ。
    • プログラミングを通して、電気製品の制御を体験する場合もある。
  • ポイント: 電気の性質や働きを理解し、身の回りの電化製品でどのように利用されているかを学ぶ。エネルギー資源や環境問題との関連にも触れる。

6. 生物と環境

  • 主な学習内容:
    • 生物同士の関わり(食べる・食べられる関係、食物連鎖)について調べる。
    • 生物が、水、空気、土、日光などの自然環境とどのように関わって生きているかを学ぶ。
    • 人の活動が生物や環境に与える影響について考え、環境保全の大切さを理解する。
  • ポイント: 生態系のバランスや、生物と環境の相互作用について理解を深め、環境問題への関心を高める。

学習の進め方:

  • 観察・実験: 多くの単元で観察や実験が中心となります。予想を立て、計画し、安全に実験を行い、結果を記録・整理し、考察するという科学的な探求プロセスを体験します。
  • 記録: ノートへの記録(実験の手順、結果、考察、スケッチなど)は、学習内容の理解を深めるために重要です。
  • 資料活用: 教科書だけでなく、図鑑、映像資料、インターネットなども活用して、より深く調べます。

これらの学習を通して、自然の事物・現象に対する知的な好奇心を高め、問題解決能力や科学的な思考力を養うことを目指します。また、生命を尊重し、自然環境を大切にする態度を育むことも重要な目標です。

小学生の一問一答(社会・理科)
いろいろ挑戦してみよう!

目次

一問一答|小学6年生の理科の問題

ものが燃え続けるために必要なものは、燃えるもの、まわりの空気(酸素)と、あとひとつは何でしょう?
①発火点以上の温度
②たくさんの水
③二酸化炭素

正解は『発火点以上の温度』

ものが燃え始めるには、燃えるもの自体が一定以上の温度(発火点)になる必要があります。燃えるもの、空気(酸素)、発火点以上の温度の3つが燃焼の条件です。

ろうそくの火をびんなどで閉じ込めると火が消えるのは、主に何がなくなるからでしょう?
①ろう
②酸素
③二酸化炭素

正解は『酸素』

ものが燃えるためには空気中の酸素が必要です。びんの中で燃え続けると酸素が使われて減っていき、なくなると火は消えてしまいます。

ものが燃えた後にできる、石灰水を白くにごらせる性質を持つ気体は何でしょう?
①酸素
②ちっ素
③二酸化炭素

正解は『二酸化炭素』

炭素を含むものが燃えると、二酸化炭素が発生します。二酸化炭素は石灰水(水酸化カルシウム水溶液)と反応して白くにごる性質があります。

空気中に最も多く含まれる気体は何でしょう?
①酸素
②ちっ素
③二酸化炭素

正解は『ちっ素』

空気の約78%はちっ素です。酸素は約21%、二酸化炭素はわずか約0.04%です。ちっ素は燃えたり、呼吸で使われたりしにくい気体です。

線香の火を近づけると、ぽんと音を立てて燃える気体は何でしょう?
①酸素
②水素
③二酸化炭素

正解は『水素』

水素は非常に燃えやすい気体で、空気中の酸素と反応して爆発的に燃焼し、音を出すことがあります。小学6年生の範囲では直接扱わないこともありますが、気体の性質の比較として出題されることがあります。(※発展的な内容です)

火事の消火に水を使うのは、主にどのような効果をねらっているからでしょう?
①燃えるものをなくす
②温度を発火点より下げる
③燃えるものにフタをする

正解は『温度を発火点より下げる』

水は燃えているものの温度を奪い、発火点よりも低くすることで火を消します。また、水蒸気になって酸素を遮断する効果もありますが、主な目的は温度を下げることです。

食べ物を口の中でかみくだき、だ液と混ぜ合わせることを何というでしょう?
①吸収
②消化
③分解

正解は『消化』

消化とは、食べ物を体に取り込みやすい小さな物質に変える過程全体を指します。口でのかみくだきやだ液との混合はその最初の段階です。

だ液に含まれ、デンプンを分解するはたらきを持つものは何でしょう?
①胃液
②消化酵素(アミラーゼ)
③胆汁

正解は『消化酵素(アミラーゼ)』

だ液に含まれる消化酵素(アミラーゼ)は、ごはんやパンに含まれるデンプンを、より小さな糖に分解し始めます。

食べ物が食道を通って次に送られる、袋のような形をした器官は何でしょう?
①小腸
②大腸
③胃

正解は『胃』

胃は、食道から送られてきた食べ物を一時的にたくわえ、胃液と混ぜ合わせてどろどろの状態にするはたらきがあります。

主に食べ物の養分を吸収する、長くて曲がりくねった管状の器官は何でしょう?
①胃
②小腸
③大腸

正解は『小腸』

小腸は長さが6~7メートルもあり、内側の壁にあるたくさんのひだ(柔毛)から、消化された養分を効率よく吸収します。

消化されなかった食べ物のかすから、主に水分を吸収する器官は何でしょう?
①食道
②小腸
③大腸

正解は『大腸』

大腸は、小腸で吸収されなかった残りかすから水分を吸収し、便として体の外に出す準備をします。

呼吸で吸い込んだ空気から酸素を取り入れ、二酸化炭素を出すはたらきをする主な器官は何でしょう?
①心臓
②胃
③肺

正解は『肺』

肺は、たくさんの小さな袋(肺胞)が集まってできており、その壁を通して血液との間で酸素と二酸化炭素の交換(ガス交換)を行っています。

全身に血液を送り出すポンプのはたらきをしている器官は何でしょう?
①肺
②心臓
③腎臓

正解は『心臓』

心臓は筋肉でできており、規則正しく収縮と拡張を繰り返すことで、血液を全身の血管に力強く送り出しています。

血液が体の中を流れる道すじのことを何というでしょう?
①血管
②神経
③リンパ管

正解は『血管』

血管は、心臓から出る動脈、心臓に戻る静脈、そして体のすみずみまで広がっている毛細血管の3種類があります。

血液のはたらきとして、適切でないものはどれでしょう?
①酸素を運ぶ
②養分を運ぶ
③食べ物を消化する

正解は『食べ物を消化する』

血液は、肺で受け取った酸素、小腸で吸収した養分、そして体内でできた不要物(二酸化炭素など)を運ぶはたらきがありますが、食べ物を直接消化するはたらきはありません。消化は消化器官が行います。

血液中から不要なものや余分な水分をこし取り、尿として体の外に出す準備をする器官は何でしょう?
①肝臓
②腎臓
③すい臓

正解は『腎臓』

腎臓は、血液をろ過して老廃物や余分な塩分、水分を取り除き、尿を作ります。尿は尿管を通って膀胱にためられ、体外へ排出されます。

人の体で、消化、呼吸、循環など、生命を維持するための様々なはたらきが互いに関係しあっていることを示すのに最も適切な言葉はどれでしょう?
①体のつくり
②器官の連携
③細胞分裂

正解は『器官の連携』

人の体は、消化器官、呼吸器官、循環器官などがそれぞれのはたらきを分担し、互いに連携し合うことで、複雑な生命活動を維持しています。

植物が根から吸い上げた水が通る管を何というでしょう?
①道管
②師管
③維管束

正解は『道管』

道管は、根で吸収された水や水に溶けた養分を、茎を通って葉まで運ぶ役割をしています。主に植物体の内側にあります。

植物の葉で作られた養分(デンプンなど)が、植物全体に運ばれるときに通る管を何というでしょう?
①道管
②師管
③維管束

正解は『師管』

師管は、葉の光合成で作られた養分(主に糖)を、茎を通って根や果実、新しい葉など、養分を必要としている部分へ運ぶ役割をしています。主に植物体の外側にあります。

道管と師管が集まって束になっている部分を何というでしょう?
①根毛
②葉脈
③維管束

正解は『維管束』

維管束は、水の通り道である道管と、養分の通り道である師管がセットになった束で、植物の体全体に分布し、物質輸送と体を支える役割を担っています。葉では葉脈として見られます。

植物が葉の裏側などにある小さな穴(気孔)から、水を水蒸気として体の外に出すはたらきを何というでしょう?
①光合成
②呼吸
③蒸散

正解は『蒸散』

蒸散は、植物が根から水を吸い上げる原動力になったり、葉の温度を調節したりする役割があります。

植物が日光のエネルギーを利用して、水と二酸化炭素から養分(デンプンなど)を作り出すはたらきを何というでしょう?
①光合成
②呼吸
③蒸散

正解は『光合成』

光合成は、主に葉の細胞の中にある葉緑体で行われます。このとき、養分とともに酸素も作られます。

光合成に必要なものは、日光、水と、あとひとつは何でしょう?
①酸素
②二酸化炭素
③ちっ素

正解は『二酸化炭素』

植物は、空気中から気孔を通して二酸化炭素を取り込み、根から吸い上げた水と、太陽の光エネルギーを使って光合成を行います。

光合成によって作られる主な養分は何でしょう?
①タンパク質
②脂肪
③デンプン

正解は『デンプン』

光合成ではまず糖が作られ、それがデンプンに変えられて葉に一時的に蓄えられたり、他の部分に運ばれたりします。ヨウ素液で青紫色に染まることで確認できます。

光合成が行われる植物の細胞の中にある緑色の粒は何でしょう?
①核
②細胞壁
③葉緑体

正解は『葉緑体』

葉緑体にはクロロフィル(葉緑素)という緑色の色素が含まれており、これが太陽の光エネルギーを吸収して光合成を行います。

植物も動物と同じように、酸素を取り入れて二酸化炭素を出す活動をしています。この活動を何というでしょう?
①光合成
②呼吸
③蒸散

正解は『呼吸』

植物は光合成だけでなく、生きるためのエネルギーを得るために、昼も夜も呼吸をしています。呼吸では酸素を使い、二酸化炭素を出します。

ホウセンカの茎を色水につけておくと、茎の断面のどの部分が色づくでしょう?
①内側の道管
②外側の師管
③全体

正解は『内側の道管』

色水は根から吸収された水と同じ経路をたどるため、水の通り道である道管が染まります。ホウセンカのような双子葉類では、道管は維管束の内側にあります。

植物の葉に日光が当たらないようにアルミはくなどで覆ってから光合成の実験をすると、その部分はどうなるでしょう?
①デンプンがたくさんできる
②デンプンができない
③何も変わらない

正解は『デンプンができない』

光合成には日光が必要です。日光が当たらない部分は光合成ができないため、デンプンは作られません。ヨウ素液で調べても色は変わりません。

川の流れなどによって運ばれてきた土や砂、れきなどが、流れのゆるやかな場所や海底、湖底などに積もり重なってできた地層を何というでしょう?
①火山灰の層
②堆積岩
③堆積した地層

正解は『堆積した地層』

流れる水のはたらき(浸食・運搬・堆積)によって、れき、砂、泥などが運ばれ、積もり重なって層状の地形(堆積した地層)ができます。

地層の重なり方を観察すると、一般的に、下にある層と上にある層ではどちらが先にできたと考えられるでしょう?
①下の層
②上の層
③同時にできた

正解は『下の層』

特別な地殻変動(断層やしゅう曲)がない限り、地層は下から順に積もり重なっていくため、下にある層ほど古く、先にできたと考えられます。これを地層累重(るいじゅう)の法則といいます。

地層の中に含まれている、昔の生物の死がいや生活のあとが残ったものを何というでしょう?
①鉱物
②化石
③岩石

正解は『化石』

化石には、貝がら、骨、歯、葉の形、足跡など様々なものがあります。化石を調べることで、その地層ができた当時の環境や年代を知る手がかりになります。

地層ができた当時の環境を知る手がかりになる化石を特に何というでしょう?
①示準化石
②示相化石
③生痕化石

正解は『示相化石』

示相化石(しそうかせき)は、特定の環境(例:浅い海、暖かい気候など)に生息していた生物の化石で、その地層ができた当時の環境を推測するのに役立ちます。サンゴやシジミの化石などが例です。

地層ができた年代(時代)を知る手がかりになる化石を特に何というでしょう?
①示準化石
②示相化石
③生痕化石

正解は『示準化石』

示準化石(しじゅんかせき)は、特定の時代に、広い範囲に生息していた生物の化石で、その地層ができた地質年代を特定するのに役立ちます。アンモナイトや三葉虫、恐竜の化石などが例です。

火山が噴火したときに噴き出す、マグマが冷え固まった岩石や火山灰、軽石などをまとめて何というでしょう?
①堆積物
②火成岩
③火山噴出物

正解は『火山噴出物』

火山噴出物には、溶岩、火山弾、火山れき、火山灰、軽石など、様々な大きさや状態のものがあります。これらが積もって火山灰の層などができます。

地面が大きく揺れる現象を何というでしょう?
①噴火
②地震
③地すべり

正解は『地震』

地震は、地球の内部にある岩盤(プレート)が動いたり、ずれたりすることによって発生する地面の揺れです。

地震が発生した地下の場所(震動が始まった点)を何というでしょう?
①震源
②震央
③断層

正解は『震源』

震源は地震が最初に発生した地下の地点です。その真上にある地表の地点を震央といいます。

地層が大きな力によって押されたり引かれたりして、途中で食い違ってずれている状態を何というでしょう?
①しゅう曲
②断層
③不整合

正解は『断層』

断層は、地層や岩盤に力が加わって割れ、その割れ目に沿ってずれ動いたものです。地震の多くは、この断層が動くことによって発生します。

地層が大きな力によって波のように曲げられている状態を何というでしょう?
①しゅう曲
②断層
③不整合

正解は『しゅう曲』

しゅう曲は、地層が水平方向から大きな力を受けて押し縮められることによって、波状に曲がる現象です。

流れる水の「浸食」「運搬」「堆積」のはたらきで、最も粒の大きい「れき」は、川のどのあたりに積もりやすいでしょう?
①上流(流れが速い)
②中流(流れがやや速い)
③下流や河口(流れがゆるやか)

正解は『上流(流れが速い)』

流れる水は、流れが速いほど大きな粒を運ぶことができます。上流は傾斜が急で流れが速いため、大きな石(れき)が運ばれ、積もりやすくなります。流れがゆるやかになる下流や河口では、砂や泥などの細かい粒が積もります。

火山灰の層が地層の中に見られることから、何がわかりますか?
①その地層が浅い海でできたこと
②その地層ができた頃に近くで火山の噴火があったこと
③その地層が非常に古い時代にできたこと

正解は『その地層ができた頃に近くで火山の噴火があったこと』

火山灰は火山の噴火によって広範囲に降り積もります。地層の中に火山灰の層があれば、その層が積もった時期に、近くで(あるいは風向きによっては遠くで)火山活動があったことを示しています。

モーターのように、電気の力で物を動かすはたらきに変換する装置に共通して使われているものは何でしょう?
①電熱線
②発光ダイオード
③電磁石

正解は『電磁石』

モーターは、コイルに電流を流して電磁石を作り、永久磁石との間で引き合ったり反発したりする力を利用して回転します。電気エネルギーを運動エネルギーに変換しています。

導線に電流を流すと、そのまわりに何が発生するでしょう?
①光
②熱
③磁力(磁界)

正解は『磁力(磁界)』

電流が流れると、導線のまわりに磁力(磁界)が発生します。この現象を利用したものが電磁石です。

鉄心に導線を巻き付けたコイルに電流を流すとできるものは何でしょう?
①永久磁石
②電磁石
③発電機

正解は『電磁石』

電磁石は、コイルに電流を流している間だけ磁石になる性質を持ちます。電流の向きを変えると磁石のN極とS極が入れ替わり、電流を止めると磁力を失います。

電磁石の力を強くする方法として、適切でないものはどれでしょう?
①コイルの巻き数を増やす
②流す電流を強くする
③導線を細いものに変える

正解は『導線を細いものに変える』

電磁石の強さは、コイルの巻き数と流す電流の強さに比例します。導線の太さ(細さ)は直接的な要因ではありません(ただし、細すぎると抵抗が大きくなり電流が流れにくくなる可能性はあります)。

手回し発電機を回して豆電球をつけると、豆電球が光ります。これは何エネルギーが何エネルギーに変換されたからでしょう?
①運動エネルギーが電気エネルギーに
②電気エネルギーが光エネルギーに
③運動エネルギーが光エネルギーに

正解は『運動エネルギーが電気エネルギーに』

手回し発電機は、人がハンドルを回す運動エネルギーを使って、内部のコイルと磁石を動かし、電気エネルギーを作り出します(電磁誘導)。その電気が豆電球に流れて光ります。

発電機で電気がつくられる仕組み(コイルの中の磁界を変化させると電流が流れる現象)を何というでしょう?
①静電気
②電磁誘導
③ジュール熱

正解は『電磁誘導』

電磁誘導は、コイルの近くで磁石を動かしたり、磁石の近くでコイルを動かしたりして、コイルを貫く磁界が変化するときに、コイルに電圧が生じて電流が流れる現象です。発電所の発電機もこの原理を利用しています。

一時的に電気をためておくことができる電子部品は何でしょう?
①抵抗器
②コンデンサー
③発光ダイオード

正解は『コンデンサー』

コンデンサーは、電気を蓄えたり、蓄えた電気を放出したりするはたらきがあります。手回し発電機でコンデンサーに電気をため、その電気で豆電球を光らせる実験などで使われます。

電気を流すと光る電子部品で、豆電球よりも少ない電気で明るく光り、寿命が長いという特徴を持つものは何でしょう?
①電熱線
②モーター
③発光ダイオード(LED)

正解は『発光ダイオード(LED)』

発光ダイオード(LED)は、電気エネルギーを効率よく光エネルギーに変換するため、省エネルギーで長持ちします。信号機や照明器具など、様々な場所で利用されています。

電気ストーブやヘアドライヤーのように、電気を流すと熱を発生する部品は何でしょう?
①電磁石
②電熱線
③コンデンサー

正解は『電熱線』

電熱線は、電気を通しにくい材料(ニクロム線など)で作られており、電流が流れるときに電気抵抗によって熱(ジュール熱)が発生します。電気エネルギーを熱エネルギーに変換しています。

私たちが家庭で使う電気は、主にどこで作られているでしょう?
①電池工場
②発電所
③変電所

正解は『発電所』

発電所では、火力、水力、原子力、太陽光、風力など様々な方法で発電機を動かし、大量の電気を作っています。作られた電気は送電線を通って届けられます。

太陽光発電のように、くり返し使うことができ、二酸化炭素などの排出量が少ないエネルギー源を何というでしょう?
①化石燃料
②再生可能エネルギー
③原子力エネルギー

正解は『再生可能エネルギー』

再生可能エネルギーは、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなど、自然界に常に存在し、利用しても枯渇しない(または再生する)エネルギー源のことです。環境への負荷が少ないとされています。

電気を安全に使うために、家庭の配線に組み込まれている、一定以上の電流が流れると自動的に電気を止める装置は何でしょう?
①スイッチ
②コンセント
③ブレーカー

正解は『ブレーカー』

ブレーカー(配線用遮断器)は、電気の使いすぎ(過電流)や漏電(電気が本来の回路以外に流れること)が起きたときに、自動的に回路を遮断して火災や感電を防ぐ役割をしています。

プログラミングを使って、条件に応じてLEDをつけたり消したり、モーターを動かしたり止めたりすることを何というでしょう?
①発電
②蓄電
③制御

正解は『制御』

制御とは、目的に合わせて機械や装置の動きをコントロールすることです。プログラミングによって、センサーからの情報に応じて電気製品の動作を自動的に変えることなどが可能になります。

ある環境に生息している生物同士の「食べる・食べられる」の関係が、鎖のようにつながっていることを何というでしょう?
①食物連鎖
②共生
③競争

正解は『食物連鎖』

食物連鎖は、植物(生産者)→草食動物(一次消費者)→肉食動物(二次消費者)→…というように、食べる・食べられるの関係で生物がつながっていることを示します。

食物連鎖において、光合成によって自ら養分を作り出す植物のような生物を何というでしょう?
①消費者
②生産者
③分解者

正解は『生産者』

生産者は、太陽のエネルギーを利用して無機物から有機物(養分)を作り出すことができる生物で、生態系の基盤となります。陸上では主に植物、水中では植物プランクトンなどが該当します。

食物連鎖において、他の生物を食べて養分を得る動物のような生物を何というでしょう?
①消費者
②生産者
③分解者

正解は『消費者』

消費者は、自分で養分を作り出すことができず、他の生物(生産者や他の消費者)を食べることでエネルギーや養分を得ています。草食動物、肉食動物、雑食動物などが含まれます。

生物の死がいやふんなどを、土の中の小さな生物(ミミズ、ダンゴムシなど)や、さらに小さな微生物(菌類、細菌類)が分解するはたらきがあります。これらの生物をまとめて何と呼ぶことがあるでしょう?
①消費者
②生産者
③分解者

正解は『分解者』

分解者は、生物の死がいや排出物に含まれる有機物を無機物に分解するはたらきがあります。分解された無機物は、再び生産者(植物)に利用され、物質が循環する上で重要な役割を担っています。

ある地域に生息する生物と、それを取り巻く環境(水、空気、土、日光など)をひとつのまとまりとしてとらえたものを何というでしょう?
①食物連鎖
②生態系
③生物群集

正解は『生態系』

生態系(エコシステム)は、生物(生産者、消費者、分解者)と、それらが生きるための非生物的環境(光、温度、水、大気、土壌など)が相互に関係しあって成り立っているシステム全体を指します。

生物が生きていくために必要な、まわりの環境の要素として、適切でないものはどれでしょう?
①水
②空気(酸素や二酸化炭素)
③プラスチックごみ

正解は『プラスチックごみ』

生物は、水、空気(呼吸に必要な酸素、光合成に必要な二酸化炭素など)、適切な温度、すみかとなる場所、そしてエネルギー源(日光や食物)など、様々な環境要素に依存して生きています。プラスチックごみは生物の生存に不要であり、むしろ害となることがあります。

ろうそくが燃えると、主に空気中の何が使われるでしょう?
①ちっ素
②二酸化炭素
③酸素

正解は『酸素』

ものが燃えるためには酸素が必要です。ろうそくの燃焼では、空気中の酸素がろうの成分(炭素や水素)と結びついて、二酸化炭素や水(水蒸気)ができます。

集気びんの中でろうそくを燃やし、火が消えた後の気体に石灰水を入れるとどうなるでしょう?
①透明なまま
②白くにごる
③青色に変わる

正解は『白くにごる』

ろうそくが燃えると二酸化炭素が発生します。二酸化炭素は石灰水を白くにごらせる性質があるため、火が消えた後の気体に石灰水を入れると白くにごります。

空気中で物が燃えるとき、酸素は使われて減りますが、最も多い「ちっ素」はどうなるでしょう?
①酸素と同じように減る
②燃えてなくなる
③ほとんど変化しない

正解は『ほとんど変化しない』

空気の約78%を占めるちっ素は、通常の燃焼ではほとんど反応せず、燃えたり使われたりすることはありません。そのため、燃焼後も空気中にほぼ同じ割合で残ります。

スチールウール(鉄)を燃やすと、燃える前と比べて重さはどうなるでしょう?
①軽くなる
②変わらない
③重くなる

正解は『重くなる』

鉄が燃える(酸化する)と、空気中の酸素と結びつきます。そのため、燃えた後の酸化鉄は、元の鉄に結びついた酸素の分だけ重くなります。

私たちが吸う空気と吐く息を比べると、吐く息の方が多く含まれている気体は何でしょう?
①酸素
②ちっ素
③二酸化炭素

正解は『二酸化炭素』

呼吸によって、体は空気中の酸素を取り込み、体内でできた二酸化炭素を排出します。そのため、吐く息には吸う空気よりも酸素が少なく、二酸化炭素が多く含まれています。ちっ素の割合はほとんど変わりません。

食べたデンプンは、だ液やす液などのはたらきで、最終的に何に分解されて小腸から吸収されるでしょう?
①アミノ酸
②ブドウ糖
③脂肪酸

正解は『ブドウ糖』

デンプンは消化酵素によって、より小さな糖に分解され、最終的にブドウ糖という形で小腸から吸収されます。ブドウ糖は血液によって全身に運ばれ、エネルギー源として使われます。

心臓から肺へ血液を送る血管(肺動脈)と、肺から心臓へ血液を戻す血管(肺静脈)では、どちらに酸素が多く含まれているでしょう?
①肺動脈
②肺静脈
③どちらも同じ

正解は『肺静脈』

心臓から肺動脈を通って肺へ送られる血液は、全身で酸素を使った後のため二酸化炭素が多くなっています。肺でガス交換が行われ、酸素をたくさん含んだ血液が肺静脈を通って心臓に戻ります。

血液を全身に送る「動脈」と、全身から心臓に戻る「静脈」をつなぐ、非常に細い血管を何というでしょう?
①毛細血管
②リンパ管
③神経

正解は『毛細血管』

毛細血管は、体のすみずみの細胞まで網の目のように張り巡らされており、その薄い壁を通して、血液と細胞の間で酸素、二酸化炭素、養分、不要物などの交換が行われます。

体の中の各器官(胃、腸、肺、心臓など)は、決まったはたらきをしています。このように、特定のはたらきをする体の部分を何というでしょう?
①細胞
②組織
③器官

正解は『器官』

器官は、特定のはたらきをするために、いくつかの種類の組織が集まってできています。例えば、胃は食べ物を消化するというはたらきをする器官です。

植物の根の先端近くにある、たくさんの細い毛のようなつくりを何というでしょう?
①ひげ根
②根毛
③側根

正解は『根毛』

根毛は、根の表面積を大きくして、土の中の水や水に溶けた養分を効率よく吸収するためのはたらきがあります。

植物の葉にある、蒸散やガス交換が行われる小さな穴を何というでしょう?
①葉脈
②気孔
③細胞

正解は『気孔』

気孔は、主に葉の裏側に多くあり、開いたり閉じたりすることで、水蒸気の放出量や、二酸化炭素・酸素の出入りを調節しています。

光合成でできたデンプンは、夜になると水に溶けやすい別の物質(糖)に変えられて、どこへ運ばれるでしょう?
①師管を通って全身へ
②道管を通って根へ
③気孔から空気中へ

正解は『師管を通って全身へ』

昼間に葉で作られたデンプンは、夜の間に糖に分解され、師管を通って、成長が盛んな部分(新しい葉、茎、根の先端)や、養分を蓄える部分(果実、種子、根など)へ運ばれます。

植物が蒸散を行うことの利点は何でしょう?
①根からの吸水を促す
②葉の温度を下げる
③その両方

正解は『その両方』

蒸散によって葉から水分が失われると、それを補うために根から水が吸い上げられます。また、水が蒸発するときに熱を奪うため(気化熱)、葉の温度が上がりすぎるのを防ぐ効果もあります。

光合成の実験で、ヨウ素液を使ってデンプンの有無を調べます。デンプンがあると何色に変化するでしょう?
①赤色
②青紫色
③黄色

正解は『青紫色』

ヨウ素液は、デンプンと反応すると青紫色に変化します(ヨウ素デンプン反応)。この性質を利用して、光合成によってデンプンが作られたかどうかを確認できます。

崖などで見られる地層が、しま模様に見えるのはなぜでしょう?
①違う種類の土や砂が交互に積もったから
②火山灰が繰り返し降ったから
③地下水が染み出して色が変わったから

正解は『違う種類の土や砂が交互に積もったから』

地層は、れき、砂、泥など、粒の大きさや種類、色の違う土砂が、長い時間をかけて積もり重なってできます。そのため、それぞれの層の違いがしま模様として現れます。

海岸近くの地層からサンゴの化石が見つかった場合、その地層ができた当時はどのような環境だったと考えられるでしょう?
①寒くて深い海
②暖かくて浅い海
③陸地で大きな川の近くだった

正解は『暖かくて浅い海』

サンゴは、暖かくてきれいで浅い海に生息する生物です。そのため、サンゴの化石が見つかる地層は、それができた当時はそのような環境であったことを示しています(示相化石)。

れき、砂、泥が固まってできた岩石を総称して何というでしょう?
①火成岩
②堆積岩
③変成岩

正解は『堆積岩』

堆積岩は、れき、砂、泥などの堆積物が、長い時間をかけて押し固められたり、 cementing(セメンティング、鉱物が溶け込んだ水溶液がしみこみ、粒の間を埋めて固める作用)されたりしてできた岩石です。れき岩、砂岩、泥岩などがあります。

マグマが冷えて固まってできた岩石を総称して何というでしょう?
①火成岩
②堆積岩
③変成岩

正解は『火成岩』

火成岩は、マグマが冷え固まる場所によって、地表や地表近くで急に冷え固まった火山岩(例:安山岩、流紋岩)と、地下深くでゆっくり冷え固まった深成岩(例:花こう岩、せんりょく岩)に分けられます。

地震の揺れの大きさを表す尺度を何というでしょう?
①震度
②マグニチュード
③震源距離

正解は『震度』

震度は、ある場所での地震による揺れの強さを表し、日本では気象庁が10階級(0, 1, 2, 3, 4, 5弱, 5強, 6弱, 6強, 7)で発表します。マグニチュードは地震そのものの規模(エネルギーの大きさ)を表します。

乾電池の+極と-極を豆電球につなぐと光ります。これは乾電池の中に何エネルギーが蓄えられているからでしょう?
①電気エネルギー
②化学エネルギー
③熱エネルギー

正解は『化学エネルギー』

乾電池は、内部の化学物質が化学反応を起こすことによって電気エネルギーを作り出します。つまり、化学エネルギーを電気エネルギーに変換する装置です。

電磁石を使った道具として、適切でないものはどれでしょう?
①モーター
②スピーカー
③電球

正解は『電球』

モーターやスピーカーは、電磁石の性質(電流を流すと磁力が発生する、電流の向きでN/S極が変わる)を利用しています。電球(白熱電球)は、電流を流すとフィラメントが高温になって光る仕組みで、電磁石は直接関係ありません。

手回し発電機でコンデンサーに電気をため、その電気でLEDを光らせる実験をします。発電機のハンドルを回す向きを逆にすると、コンデンサーにたまる電気の+-はどうなるでしょう?
①変わらない
②逆になる
③電気はたまらない

正解は『逆になる』

手回し発電機は、ハンドルの回転方向によって発生する電流の向き(+と-)が決まります。逆向きに回すと、発生する電気の+と-も逆になるため、コンデンサーにたまる電気の極性も逆になります。LEDは電気を流す向きが決まっているので、つなぎ方によっては光らなくなります。

コンデンサーにためた電気で豆電球を光らせると、だんだん暗くなって消えてしまいます。これはなぜでしょう?
①豆電球が熱くなったから
②コンデンサーの電気がなくなったから
③導線が切れたから

正解は『コンデンサーの電気がなくなったから』

コンデンサーは電気を一時的に蓄えるもので、電池のように継続して電気を作り出すわけではありません。豆電球を光らせることで蓄えられた電気が使われ、なくなると光らなくなります。

電気をより効率よく使う工夫として、近年、家庭の照明器具などで利用が進んでいるものは何でしょう?
①白熱電球
②蛍光灯
③LED照明

正解は『LED照明』

LED照明は、従来の白熱電球や蛍光灯に比べて、少ない消費電力で同等の明るさを得られ、寿命も長いため、省エネルギーの観点から普及が進んでいます。

太陽光パネルを使って発電する方法の利点は何でしょう?
①発電時に二酸化炭素を出さない
②燃料が不要である
③その両方

正解は『その両方』

太陽光発電は、太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変換するため、発電時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しません。また、燃料(石油や石炭など)も必要としない再生可能エネルギーです。

電流の流れる道すじのことを何というでしょう?
①回路
②電圧
③抵抗

正解は『回路』

回路は、電源(電池など)、導線、電気器具(豆電球、モーターなど)が途切れることなくつながっている、電流の通り道全体を指します。

ある生態系で、草食動物が急に増えすぎると、その後どうなる可能性が高いでしょう?
①植物(草)が減り、草食動物も減る
②肉食動物が減る
③植物(草)が増える

正解は『植物(草)が減り、草食動物も減る』

草食動物が増えすぎると、その食べ物である植物が大量に食べられて減少します。食べ物が減ると、それを食べていた草食動物も生きていけなくなり、数が減っていくと考えられます。このように、生態系のバランスは相互に影響しあっています。

池や湖の水が、人間の活動(工場排水や生活排水の流入)によって汚れると、そこに住む魚などの生物はどうなるでしょう?
①種類や数が増える
②種類や数が減ったり、いなくなったりする
③何も影響を受けない

正解は『種類や数が減ったり、いなくなったりする』

水質が悪化すると、水中の酸素が不足したり、有害な物質が増えたりして、多くの水生生物が生きていくことが困難になります。その結果、生物の種類や数が減少し、生態系に悪影響が出ます。

もともとその地域にいなかったのに、人間によって持ち込まれ、在来の生物や生態系に影響を与える生物を何というでしょう?
①固有種
②外来種
③絶滅危惧種

正解は『外来種』

外来種(特定外来生物など)は、在来の生物を食べたり、すみかや食べ物を奪ったり、病気を広めたりすることで、元々いた生物の生息を脅かし、生態系のバランスを崩す原因となることがあります。

ものが燃えるのを助けるはたらきがある気体は何でしょう?
①ちっ素
②二酸化炭素
③酸素

正解は『酸素』

酸素は、他の物質が燃えるのを助ける性質(助燃性)を持っています。酸素自身が燃えるわけではありません。火のついた線香を酸素の中に入れると、激しく燃え上がります。

小腸の内側の壁にある、たくさんのひだ状の突起を何というでしょう?
①繊毛
②柔毛(絨毛)
③気孔

正解は『柔毛(絨毛)』

柔毛(じゅうもう)があることで、小腸の内側の表面積が非常に大きくなり、消化された養分を効率よく吸収することができます。柔毛の中には毛細血管とリンパ管が通っています。

植物の光合成は、主に一日の中でいつ行われるでしょう?
①日光の当たっている昼間
②夜間
③一日中いつでも

正解は『日光の当たっている昼間』

光合成には太陽の光エネルギーが必要不可欠です。そのため、植物の光合成は、日光が当たっている昼間に行われます。夜間は光合成を行わず、呼吸のみを行います。

地震が起きたとき、最初にカタカタと小さく揺れ(初期微動)、その後、グラグラと大きく揺れ(主要動)が来ます。先に伝わる小さな揺れを起こす波を何というでしょう?
①P波(Primary wave)
②S波(Secondary wave)
③表面波

正解は『P波(Primary wave)』

地震の波には、伝わる速さが速いP波(縦波)と、やや遅いS波(横波)があります。P波が先に到着して初期微動を起こし、その後S波が到着して主要動(大きな揺れ)を起こします。この到着時間の差から震源までの距離を知ることができます。

電気コードがビニールなどの物質で覆われているのはなぜでしょう?
①電気を通しやすくするため
②感電やショート(短絡)を防ぐため
③見た目を良くするため

正解は『感電やショート(短絡)を防ぐため』

ビニールやゴムは電気を通しにくい性質(絶縁性)を持っています。電気コードをこれらの絶縁体で覆うことで、中の導線に直接触れて感電したり、+側の導線と-側の導線が触れてショート(短絡)したりするのを防いでいます。

生物が長い年月をかけて、その環境に適応するように体のつくりや生活のしかたを変化させてきたことを何というでしょう?
①成長
②進化
③変態

正解は『進化』

進化は、世代を重ねる中で生物の形質が変化していくプロセスです。自然選択などにより、その環境で生き残り子孫を残すのに有利な特徴を持つ個体が増えていくことで起こります。

肺の中にある、ぶどうのふさのような形をした小さな袋で、ガス交換が行われる場所を何というでしょう?
①気管支
②肺胞
③横隔膜

正解は『肺胞』

肺胞は非常に薄い膜でできており、その周りを毛細血管が取り囲んでいます。ここで、吸い込んだ空気中の酸素が血液に取り込まれ、血液中の二酸化炭素が空気中に出されます。

植物の茎を輪切りにしたとき、道管と師管が輪のように並んでいるのは、トウモロコシとホウセンカのどちらでしょう?
①トウモロコシ
②ホウセンカ
③どちらも同じ

正解は『ホウセンカ』

ホウセンカは双子葉類で、維管束(道管と師管の束)が茎の中に輪のように規則正しく並んでいます。一方、トウモロコシは単子葉類で、維管束は茎全体に散らばっています。

ろうそくの火が消えた直後の白い煙に、火のついたマッチを近づけるとどうなるでしょう?
①何も起こらない
②煙が消える
③再び火がつく

正解は『再び火がつく』

ろうそくの火が消えた直後の白い煙は、気化したろう(パラフィン)の細かい粒です。これはまだ燃えることができる状態なので、火を近づけると引火して、再びろうそくの芯に火がつくことがあります。

生物が生きていく上で、互いに影響しあい、バランスを保っている関係がくずれると、どのようなことが起こる可能性があるでしょう?
①特定の生物だけが異常に増える
②特定の生物が絶滅する
③その両方

正解は『その両方』

生態系のバランスが崩れると、食物連鎖が乱れて特定の生物が増えすぎたり、逆にエサがなくなったりすみかが破壊されたりして絶滅したりするなど、様々な問題が起こる可能性があります。環境の変化は、生物全体に大きな影響を与えます。

ものが燃える条件の一つ「発火点」とは、どのような温度のことでしょう?
①燃えているときの最高の温度
②ものが燃え始めるのに必要な最低の温度
③ものが燃え尽きる温度

正解は『ものが燃え始めるのに必要な最低の温度』

発火点は、物質が空気中で自ら燃え始めるために必要な最低の温度のことです。物質の種類によって発火点は異なります。例えば、木材よりも紙の方が低い温度で燃え始めます。

集気びんの中の酸素の濃度を変えて、ろうそくの燃え方を比べると、酸素の濃度が高いほどどうなるでしょう?
①燃え方が弱くなる
②燃え方が激しくなる
③燃え方は変わらない

正解は『燃え方が激しくなる』

燃焼には酸素が必要です。酸素の濃度が高いほど、燃える物質と酸素が結びつきやすくなるため、燃え方はより激しく、明るくなります。

ものが燃えた後には二酸化炭素ができることが多いですが、ろうそくや紙、木などが燃えたときには、もう一つ何ができるでしょう?(ヒント:燃焼後の集気びんの内側がくもることがある)
①酸素
②ちっ素
③水(水蒸気)

正解は『水(水蒸気)』

ろうそく、紙、木など、炭素と水素を含む有機物が燃えると、炭素は酸素と結びついて二酸化炭素に、水素は酸素と結びついて水(水蒸気)になります。集気びんの内側がくもるのは、この水蒸気が冷やされて水滴になったためです。

火を消す方法(消火)にはいくつかの原理があります。「燃えるものを取り除く」方法にあてはまるのはどれでしょう?
①ガスコンロの元栓を閉める
②水で冷やす
③泡消火器で酸素を遮断する

正解は『ガスコンロの元栓を閉める』

燃焼の三要素(燃えるもの、酸素、発火点以上の温度)のうち、どれか一つを取り除けば火は消えます。ガスコンロの元栓を閉めるのは、燃料であるガス(燃えるもの)の供給を止める方法です。

胃の中で分泌され、主にタンパク質を分解するはたらきを持つ消化液は何でしょう?
①だ液
②胃液
③胆汁

正解は『胃液』

胃液には、強い酸性を示す塩酸と、タンパク質を分解する消化酵素(ペプシン)が含まれています。塩酸は食物を殺菌するはたらきもあります。

肝臓で作られ、脂肪の消化を助けるはたらきを持つ消化液は何でしょう?(※直接脂肪を分解する酵素ではない)
①すい液
②腸液
③胆汁

正解は『胆汁』

胆汁は肝臓で生成され、胆のうに蓄えられた後、十二指腸に分泌されます。胆汁自体に消化酵素は含まれていませんが、脂肪を小さな粒にして、すい液に含まれる脂肪分解酵素(リパーゼ)が働きやすくするのを助けます。

肺での呼吸(ガス交換)とは別に、細胞が血液から酸素を受け取り、養分を使ってエネルギーを取り出し、二酸化炭素を血液に渡すはたらきを何というでしょう?
①外呼吸
②細胞呼吸(内呼吸)
③光合成

正解は『細胞呼吸(内呼吸)』

肺で行われるガス交換を外呼吸というのに対し、全身の細胞が血液との間で行う酸素と二酸化炭素のやり取り、およびエネルギー産生の過程を細胞呼吸(または内呼吸)といいます。これにより、私たちは生命活動に必要なエネルギーを得ています。

血液に含まれる成分で、酸素を運ぶ重要な役割を果たしている赤い色素を持つ細胞は何でしょう?
①白血球
②赤血球
③血小板

正解は『赤血球』

赤血球にはヘモグロビンという赤い色素が含まれており、これが肺で酸素と結びつき、全身の細胞へ酸素を運びます。血液が赤いのは、この赤血球の色のためです。

体内に侵入した細菌やウイルスなどを攻撃して、体を病気から守るはたらきを持つ血液の成分は何でしょう?
①白血球
②赤血球
③血小板

正解は『白血球』

白血球は、体の中に入ってきた異物(病原体など)を見つけて攻撃し、排除する免疫機能の中心的な役割を担っています。

けがをして出血したときに、傷口で血液を固めて出血を止めるはたらきを持つ血液の成分は何でしょう?
①白血球
②赤血球
③血小板

正解は『血小板』

血小板は、血管が傷ついて出血した際に、その傷口に集まって粘着し、血液を固める(凝固させる)のを助け、止血する役割を果たします。

植物のめしべの先端で、花粉がつく部分を何というでしょう?
①柱頭
②子房
③やく

正解は『柱頭』

柱頭は、花粉を受け取りやすいように、表面がねばねばしていたり、毛が生えていたりすることが多いです。ここについた花粉が発芽し、花粉管を伸ばして子房の中の胚珠に達すると受粉が完了します。

植物のおしべの先端にある、花粉が入っている袋状の部分を何というでしょう?
①柱頭
②子房
③やく

正解は『やく』

やく(葯)の中で花粉が作られます。成熟するとやくが破れて花粉が放出され、風や昆虫などによって運ばれて柱頭につきます。

花粉がめしべの柱頭について、子房の中の胚珠がやがて何になるでしょう?
①果実
②種子
③新しい葉

正解は『種子』

受粉・受精が起こると、めしべの根元にある子房全体が発達して果実になり、その中にある胚珠が発達して種子になります。

アブラナやタンポポのように、花びらが1枚1枚離れている花を何というでしょう?
①合弁花
②離弁花
③風媒花

正解は『離弁花』

離弁花(りべんか)は、花弁(花びら)がそれぞれ独立している花のことです。サクラやエンドウなども離弁花です。

アサガオやツツジのように、花びらが根元でくっついている花を何というでしょう?
①合弁花
②離弁花
③虫媒花

正解は『合弁花』

合弁花(ごうべんか)は、複数の花弁が合着して、筒状や鐘状、唇状などの形になっている花のことです。キキョウやナスなども合弁花です。

種子が発芽するために必要な条件は、水、適当な温度と、あとひとつは何でしょう?
①日光
②空気(酸素)
③肥料

正解は『空気(酸素)』

種子は発芽して成長を始めるときに、呼吸のために空気(酸素)が必要です。水と適切な温度も発芽に不可欠ですが、日光は発芽時には必ずしも必要ではなく、むしろ光があると発芽しにくい植物もあります(嫌光性種子)。肥料は発芽後の成長に必要となります。

植物は、光合成で作り出した養分を使って呼吸もしています。昼間と夜間を比べると、植物全体の気体の出入りはどうなるでしょう?
①昼も夜も酸素を吸い、二酸化炭素を出す
②昼は二酸化炭素を吸い酸素を出し、夜は酸素を吸い二酸化炭素を出す
③昼は酸素を吸い二酸化炭素を出し、夜は二酸化炭素を吸い酸素を出す

正解は『昼は二酸化炭素を吸い酸素を出し、夜は酸素を吸い二酸化炭素を出す』

昼間は、呼吸もしていますが、光合成の方が盛んに行われるため、全体としては二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。夜間は光合成が行われないため、呼吸のみとなり、酸素を吸収し、二酸化炭素を放出します。

流れる水のはたらきによって角がとれて丸くなった石が、川のどのあたりで多く見られるでしょう?
①上流
②中流から下流
③河口の干潟

正解は『中流から下流』

川を流れるうちに、石は他の石とぶつかったり、川底にこすれたりして、角が削られて丸みを帯びていきます。そのため、上流の角ばった石に比べて、中流から下流にかけて丸い石が多く見られるようになります。

粒の細かい泥が固まってできた堆積岩は何でしょう?
①れき岩
②砂岩
③泥岩(でいがん)

正解は『泥岩(でいがん)』

泥(シルトや粘土)が海底や湖底に積もり、長い時間をかけて押し固められてできた岩石が泥岩です。頁岩(けつがん)とも呼ばれ、薄くはがれやすい性質を持つものもあります。

砂粒が固まってできた堆積岩は何でしょう?
①れき岩
②砂岩(さがん)
③泥岩

正解は『砂岩(さがん)』

主に砂の粒が積もり、固まってできた岩石が砂岩です。粒の大きさや含まれる鉱物の種類によって、様々な見た目になります。

直径2mm以上のれき(小石)が多く含まれて固まった堆積岩は何でしょう?
①れき岩
②砂岩
③泥岩

正解は『れき岩』

れきが砂や泥と一緒に積もり、固まってできた岩石がれき岩です。含まれるれきの種類や大きさ、丸みなどは、その地層ができた当時の環境を知る手がかりになります。

古生代(約5.4億年前~2.5億年前)の海の地層からよく見つかる、特徴的な形の示準化石は何でしょう?
①アンモナイト
②三葉虫(さんようちゅう)
③恐竜

正解は『三葉虫(さんようちゅう)』

三葉虫は、古生代に広く繁栄した節足動物で、その化石は古生代を示す示準化石としてよく知られています。アンモナイトは中生代、恐竜も中生代の示準化石です。

中生代(約2.5億年前~6600万年前)の示準化石として有名なものはどれでしょう?
①アンモナイト、恐竜
②三葉虫、フズリナ
③ビカリア、ナウマンゾウ

正解は『アンモナイト、恐竜』

中生代は「恐竜の時代」とも呼ばれますが、海ではアンモナイトやイノセラムス(二枚貝)などが繁栄しました。これらは中生代を示す示準化石です。ビカリアやナウマンゾウは新生代の示準化石です。

火山が噴火するときに、マグマが冷えて固まってできる岩石(火成岩)のうち、地下深くでゆっくり冷え固まったものを何というでしょう?
①火山岩
②深成岩
③堆積岩

正解は『深成岩』

深成岩は、マグマが地下深くでゆっくりと冷え固まったため、結晶が大きく成長し、肉眼でも見えるような粗い粒状の組織(等粒状組織)を持つのが特徴です。花こう岩などが代表例です。

火山が噴火するときに、マグマが地表や地表近くで急に冷え固まったものを何というでしょう?
①火山岩
②深成岩
③堆積岩

正解は『火山岩』

火山岩は、マグマ(溶岩)が地表や地表近くで急速に冷え固まったため、結晶が十分に成長できず、肉眼では見えないような細かい結晶やガラス質の部分(石基)の中に、比較的大きな結晶(斑晶)が散らばる組織(斑状組織)を持つのが特徴です。安山岩、流紋岩、玄武岩などが代表例です。

地震による被害を減らすために、日頃からできる備えとして適切でないものはどれでしょう?
①家具の固定や配置の工夫
②非常持ち出し袋の準備
③地震が起きたらすぐに外に飛び出す

正解は『地震が起きたらすぐに外に飛び出す』

地震発生時に慌てて外に飛び出すと、落下物や倒壊するブロック塀などでかえって危険な場合があります。まずは丈夫な机の下に隠れるなどして身の安全を確保し、揺れが収まってから周りの状況を確認して避難することが大切です。家具の固定や非常持ち出し袋の準備は重要な備えです。

大雨によって川の水が増え、堤防を越えたり堤防が決壊したりして水があふれ出す災害を何というでしょう?
①洪水
②土砂災害
③高潮

正解は『洪水』

洪水は、大雨や雪解けなどによって河川の流量が異常に増加し、河川敷や周辺の土地が水浸しになる災害です。ハザードマップなどで自宅周辺のリスクを確認しておくことが重要です。

乾電池や豆電球などを導線でつなぎ、電気が流れるようにした道すじを何回路というでしょう?
①電気回路
②水道回路
③神経回路

正解は『電気回路』

電気回路は、電流が流れ始める点(電源の+極)から、電気器具を通り、電流が戻る点(電源の-極)までが、切れ目なくつながっている必要があります。

モーター(電磁石)や発電機のように、コイルと磁石を使って電気エネルギーと運動エネルギーを相互に変換する仕組みを利用した電化製品はどれでしょう?
①電気ポット
②扇風機
③アイロン

正解は『扇風機』

扇風機は、電気エネルギーをモーターで運動エネルギー(羽根の回転)に変換しています。電気ポットやアイロンは、電気エネルギーを電熱線で熱エネルギーに変換しています。

電気を音に変える仕組みを持つものはどれでしょう?
①マイク
②スピーカー
③太陽電池

正解は『スピーカー』

スピーカーは、電気信号の変化に合わせて電磁石や振動板を動かし、空気を振動させて音を発生させます。電気エネルギーを音エネルギーに変換しています。マイクは逆に、音(空気の振動)を電気信号に変える装置です。

手回し発電機で発電する電気の量を増やすには、どうすればよいでしょう?
①ハンドルをゆっくり回す
②ハンドルを速く回す
③回す時間を短くする

正解は『ハンドルを速く回す』

手回し発電機は、コイルの中の磁界の変化が大きいほど、より多くの電気(より強い電流、より高い電圧)が発生します。ハンドルを速く回すほど、コイルや磁石が速く動き、磁界の変化が大きくなるため、発電量が増えます。

家庭で使わなくなった電化製品などを、資源として再利用するために回収する取り組みを何というでしょう?
①ポイ捨て
②リサイクル
③埋め立て

正解は『リサイクル』

リサイクルは、廃棄物を回収し、処理して原材料やエネルギー源として再生利用することです。資源の有効活用やごみの減量につながります。家電リサイクル法など、法律で定められた取り組みもあります。

電気をむだなく使う「節電」のために、私たちが家庭でできる工夫はどれでしょう?
①使わない部屋の電気は消す
②エアコンの設定温度を適切にする
③その両方

正解は『その両方』

こまめな消灯や、エアコンのフィルター掃除、設定温度の調整(夏は高め、冬は低め)、冷蔵庫の開閉時間を短くするなど、日常生活の中でできる節電の工夫はたくさんあります。エネルギー資源の節約や環境負荷の低減につながります。

コンピューターに指示を与えて、センサーの値に応じてLEDを点滅させたり、ブザーを鳴らしたりするような、自動で動く仕組みを作ることを何というでしょう?
①インターネット検索
②プログラミング
③ワープロ入力

正解は『プログラミング』

プログラミングは、コンピューターにさせたい処理の手順を、専用の言語(プログラムコード)で記述することです。小学校では、ブロックを組み合わせるなどして視覚的にプログラミングを体験することが多いです。

ある地域の、食べる・食べられるの関係が複雑に絡み合って、網の目のようになっている状態を何というでしょう?
①食物連鎖
②食物網(しょくもつもう)
③生態ピラミッド

正解は『食物網(しょくもつもう)』

実際の自然界では、生物は一種類のものを食べるだけでなく、複数のものを食べたり、複数のものに食べられたりしています。そのため、単純な一直線の食物連鎖ではなく、複雑に絡み合った食物網として表されます。

生態系のバランスを保つ上で、植物(生産者)、草食動物(一次消費者)、肉食動物(二次消費者)の個体数を比べると、一般的にどのような関係になっているでしょう?(数のピラミッド)
①生産者 < 一次消費者 < 二次消費者
②生産者 > 一次消費者 > 二次消費者
③生産者 = 一次消費者 = 二次消費者

正解は『生産者 > 一次消費者 > 二次消費者』

生態系では、エネルギーが下位の栄養段階から上位の栄養段階へ移動する際に失われるため、一般的に、生産者(植物)の数が最も多く、それを食べる一次消費者(草食動物)はそれより少なく、さらにそれを食べる二次消費者(肉食動物)はもっと少ないという、ピラミッド型の構成になっています。

地球全体の平均気温が上昇する現象「地球温暖化」の主な原因とされている気体は何でしょう?
①酸素
②ちっ素
③二酸化炭素などの温室効果ガス

正解は『二酸化炭素などの温室効果ガス』

二酸化炭素、メタン、フロンガスなどは温室効果ガスと呼ばれ、地球から宇宙へ逃げる熱(赤外線)を吸収し、地表を暖める性質があります。人間の活動(化石燃料の燃焼など)によってこれらのガスが増えすぎ、地球温暖化が進んでいると考えられています。

森林が持つ、水を蓄えたり、土砂の流出を防いだり、多くの生物のすみかとなったりするなどの大切なはたらきを何というでしょう?
①森林伐採
②森林の多面的機能
③砂漠化

正解は『森林の多面的機能』

森林は、木材生産だけでなく、水源涵養(かんよう)、土砂災害防止、生物多様性の保全、二酸化炭素の吸収(地球温暖化防止)、レクリエーションの場の提供など、様々な恵みや機能(多面的機能)を私たちにもたらしています。

ある地域にもともと生息している生物の種類がたくさんいて、豊かな自然が保たれている状態を何というでしょう?
①生物濃縮
②生物多様性が高い
③外来種が多い

正解は『生物多様性が高い』

生物多様性とは、生き物たちの豊かな個性と、それらのつながりのことです。生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性の3つのレベルがあります。生物多様性が高いほど、環境の変化に対応しやすく、安定した生態系が維持されます。

二酸化炭素を使わずに酸素を発生させる方法として、実験室で使われることがある薬品は何でしょう?(※6年生では発展的)
①食塩水
②過酸化水素水(オキシドール)
③石灰水

正解は『過酸化水素水(オキシドール)』

過酸化水素水に二酸化マンガン(触媒)を加えると、分解して酸素と水が発生します。けがの消毒に使うオキシドールも薄い過酸化水素水です。小学校の実験で酸素を作る際には、安全性の観点からこの方法が用いられることがあります。

心臓の部屋は4つに分かれています。全身から戻ってきた二酸化炭素が多い血液が、最初に流れ込む部屋はどこでしょう?
①右心房
②右心室
③左心房
④左心室

正解は『右心房』

全身を巡って二酸化炭素が多くなった血液は、大静脈を通ってまず右心房に入ります。次に右心室へ送られ、そこから肺動脈を通って肺へ送られます。

肺できれいになった酸素を多く含む血液が、心臓のどの部屋に流れ込むでしょう?
①右心房
②右心室
③左心房
④左心室

正解は『左心房』

肺で酸素を受け取った血液は、肺静脈を通って左心房に入ります。次に左心室へ送られ、そこから大動脈を通って全身へ力強く送り出されます。

トウモロコシやイネのように、子葉が1枚で、ひげ根を持ち、葉脈が平行になっている植物のなかまを何というでしょう?
①単子葉類
②双子葉類
③シダ植物

正解は『単子葉類』

単子葉類は、発芽時の子葉が1枚、根は主根と側根の区別がはっきりしないひげ根、葉の葉脈は平行脈、茎の維管束は散在している、などの特徴があります。ユリやツユクサも単子葉類です。

アサガオやホウセンカのように、子葉が2枚で、主根と側根があり、葉脈が網目状になっている植物のなかまを何というでしょう?
①単子葉類
②双子葉類
③コケ植物

正解は『双子葉類』

双子葉類は、発芽時の子葉が2枚、根は太い主根とそのから分かれる側根、葉の葉脈は網目状脈、茎の維管束は輪状に並んでいる、などの特徴があります。サクラやタンポポなども双子葉類です。

地層をつくっている粒の大きさを調べるとき、ふるいを使って分けることができます。最も粒が細かい「泥」は、ふるいの下に落ちるでしょうか、それとも網の上に残るでしょうか?
①ふるいの下に落ちる
②ふるいの網の上に残る
③ふるいでは分けられない

正解は『ふるいの下に落ちる』

ふるいは、網の目の大きさより大きい粒を上に残し、小さい粒を下に通す道具です。泥は砂やれきよりも粒が細かいので、ふるいにかけると網の目を通り抜けて下に落ちます。

地層ができた順番や、過去の出来事を読み解くために、地層の重なり方や種類、含まれる化石などを柱状に記録した図を何というでしょう?
①天気図
②地質柱状図(ちしつちゅうじょうず)
③等高線図

正解は『地質柱状図(ちしつちゅうじょうず)』

地質柱状図は、ボーリング調査や露頭(地層が地表に現れている場所)の観察結果をもとに、地層の厚さ、岩石の種類、化石の有無などを柱状に模式的に示した図です。複数の地点の柱状図を比較することで、地層の広がりや傾きを知ることができます。

乾電池のつなぎ方で、複数の乾電池の+極と-極を交互に一列につなぐ方法を何というでしょう?
①直列つなぎ
②並列つなぎ
③交互つなぎ

正解は『直列つなぎ』

乾電池を直列につなぐと、回路全体の電圧(電気を押し出す力)が大きくなり、豆電球はより明るく、モーターはより速く回転します。ただし、電池の寿命は短くなります。(※小学校では電圧の概念は深く扱わないが、現象として理解する)

乾電池のつなぎ方で、複数の乾電池の+極どうし、-極どうしをそれぞれつなぐ方法を何というでしょう?
①直列つなぎ
②並列つなぎ
③集合つなぎ

正解は『並列つなぎ』

乾電池を並列につなぐと、回路全体の電圧は乾電池1個のときと変わりませんが、流せる電流の量が増え、電池が長持ちします。豆電球の明るさやモーターの回転速度は、乾電池1個のときとほぼ同じです。

同じ豆電球を2つ使って、乾電池1個に直列につなぐ場合と並列につなぐ場合では、どちらの方が豆電球が明るく光るでしょう?
①直列つなぎ
②並列つなぎ
③どちらも同じ明るさ

正解は『並列つなぎ』

豆電球を直列につなぐと、電気の通り道が1本になり、抵抗が大きくなるため、流れる電流が小さくなり、豆電球は暗くなります。並列につなぐと、電気の通り道が2本に分かれ、それぞれの豆電球に乾電池1個分の電圧がかかるため、1個のときとほぼ同じ明るさで光ります(ただし、電池の減りは早くなる)。

理科の実験で使うアルコールランプの燃料は何でしょう?
①灯油
②ガソリン
③アルコール(エタノールなど)

正解は『アルコール(エタノールなど)』

アルコールランプの燃料には、燃焼してもすすが出にくく、比較的安全に扱えるメチルアルコール(メタノール)やエチルアルコール(エタノール)が使われます。取り扱いには注意が必要です。

ものの燃え方を調べる実験で、燃焼さじに乗せた物質を熱するとき、どの部分で熱するのが最も効果的でしょう?
①炎の先端(外炎)
②炎の真ん中(内炎)
③炎の根元

正解は『炎の先端(外炎)』

ガスバーナーやアルコールランプの炎は、外側の見えにくい部分(外炎)が最も温度が高くなっています。内側の明るい部分(内炎)は、まだ燃焼しきれていないガスや蒸気が含まれており、温度は比較的低いです。効率よく加熱するには外炎を使います。

人の体のつくりで、食べ物の通り道(口→食道→胃→小腸→大腸→肛門)をまとめて何というでしょう?
①消化管
②呼吸器
③循環器

正解は『消化管』

消化管は、食べ物を取り込み、消化・吸収し、残りかすを排出するまでの一連の管状の器官のことです。全長は約9メートルにもなります。

呼吸をするときに、肺を広げたり縮めたりするのを助けている、肺の下にある筋肉の膜を何というでしょう?
①肋骨(ろっこつ)
②横隔膜(おうかくまく)
③気管支

正解は『横隔膜(おうかくまく)』

息を吸うときには、横隔膜が下がり、肋骨が引き上げられて胸腔(胸の中の空間)が広がり、肺が膨らんで空気が入ります。息を吐くときには、逆に横隔膜が上がり、肋骨が下がって胸腔が狭まり、肺が縮んで空気が出ていきます。

植物の葉の表面に見られる、すじのような模様を何というでしょう?
①気孔
②葉脈(ようみゃく)
③維管束

正解は『葉脈(ようみゃく)』

葉脈は、葉の中を通っている維管束(道管と師管の束)です。水や養分を葉全体に行き渡らせるとともに、葉の形を支える役割もしています。単子葉類では平行脈、双子葉類では網状脈が見られます。

ジャガイモの「いも」の部分は、植物の体のどの部分が変化して、養分を蓄えたものでしょう?
①根
②茎
③葉

正解は『茎』

ジャガイモの食用部分は、土の中にある茎(地下茎)が肥大して、デンプンなどの養分を蓄えたものです。表面にあるくぼみ(目)からは、新しい芽や根が出てきます。

サツマイモの「いも」の部分は、植物の体のどの部分が変化して、養分を蓄えたものでしょう?
①根
②茎
③葉

正解は『根』

サツマイモの食用部分は、根の一部(塊根)が肥大して、養分を蓄えたものです。ジャガイモとは異なり、根が変化したものです。

地層が堆積した後、地殻変動などによって陸上に持ち上げられ、侵食を受けた後、再び沈降してその上に新しい地層が堆積した場合、上下の地層の間には時間の大きな隔たりがあります。このような地層の関係を何というでしょう?
①整合
②不整合
③断層

正解は『不整合』

不整合面は、侵食によって削られた面であり、その上下の地層の間には連続した堆積がなく、長い時間の経過があったことを示しています。地層の歴史を読み解く上で重要な手がかりとなります。

火山が噴火するときに、火口から流れ出す高温でどろどろに溶けた岩石を何というでしょう?
①火山灰
②軽石
③溶岩

正解は『溶岩』

溶岩は、地下のマグマが地表に噴出したものです。流れ下って冷え固まることで、溶岩ドームや溶岩流などの地形を作ります。冷え固まると火山岩になります。

電気を通しやすい物質(例:金属)を何というでしょう?
①導体
②不導体(絶縁体)
③半導体

正解は『導体』

導体は、電気をよく通す物質のことです。銅、鉄、アルミニウムなどの金属や、黒鉛(鉛筆の芯)などが導体にあたります。電線などには導体が使われています。

電気をほとんど通さない物質(例:ゴム、ガラス、プラスチック)を何というでしょう?
①導体
②不導体(絶縁体)
③半導体

正解は『不導体(絶縁体)』

不導体(または絶縁体)は、電気をほとんど通さない物質のことです。ゴム、ガラス、プラスチック、乾いた木、空気などが不導体にあたります。電気コードの被覆や、電気器具のケースなどに使われ、感電を防いでいます。

太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変える装置は何でしょう?
①太陽電池(光電池)
②手回し発電機
③乾電池

正解は『太陽電池(光電池)』

太陽電池(ソーラーパネル)は、半導体に光が当たると電気が発生する現象(光起電力効果)を利用して発電します。太陽光というクリーンなエネルギーを利用できます。

ある場所の明るさを感知して、暗くなると自動的に照明をつけたり、明るくなると消したりするような仕組みに使われるセンサーは何でしょう?
①温度センサー
②音センサー
③光センサー(明るさセンサー)

正解は『光センサー(明るさセンサー)』

光センサー(フォトセンサー、CdSセルなど)は、光の強さに応じて電気抵抗などの性質が変化する電子部品です。この変化を利用して、周りの明るさを検知し、他の機器を制御することができます。街灯の自動点灯などに使われています。

メダカやフナなどの魚が、水中で呼吸するために使っている器官は何でしょう?
①肺
②えら
③ひれ

正解は『えら』

魚は、口から水を取り込み、えら(鰓)にあるたくさんの細いひだ(鰓弁)を通して水を排出します。このとき、水中に溶けている酸素をえらの毛細血管から血液中に取り込み、血液中の二酸化炭素を水中に排出します(ガス交換)。

水中の生態系で、植物プランクトン(生産者)を食べる動物プランクトン(ミジンコなど)は、食物連鎖の中でどのような位置づけになるでしょう?
①生産者
②一次消費者
③二次消費者

正解は『一次消費者』

植物プランクトンは光合成で養分を作る生産者です。それを食べる動物プランクトンは、生産者を食べる消費者なので、一次消費者にあたります。さらに動物プランクトンを食べる小魚などが二次消費者となります。

環境問題の一つで、工場や自動車から排出される窒素酸化物や硫黄酸化物が、大気中で化学変化して雨や雪に混じり、地上に降ってくるものを何というでしょう?
①酸性雨
②光化学スモッグ
③黄砂

正解は『酸性雨』

酸性雨は、通常よりも強い酸性を示す雨(pHが低い雨)のことで、森林を枯らしたり、湖や川の魚を死なせたり、建物を溶かしたりするなど、生態系や環境に悪影響を与えます。

火災が発生したときに、初期消火のために使われることが多い、赤い容器に入った消火器具は何でしょう?
①消火栓
②消火器
③スプリンクラー

正解は『消火器』

消火器には、粉末、泡、二酸化炭素など、様々な種類の消火剤を使ったものがあります。火の種類(普通火災、油火災、電気火災)に適した消火器を使うことが重要です。使い方を学んでおくことも大切です。

人の体温、脈拍、呼吸数などは、健康な状態ではほぼ一定の範囲に保たれています。このように、体の内部環境を一定に保とうとするはたらきを何というでしょう?(※発展的)
①恒常性(ホメオスタシス)
②新陳代謝
③免疫

正解は『恒常性(ホメオスタシス)』

恒常性(ホメオスタシス)は、外部の環境が変化しても、体内の状態(体温、血糖値、水分量など)を一定の範囲内に維持しようとする生物の重要な性質です。神経系やホルモンなどが関わって調節されています。

植物の花が受粉した後、子房の中の胚珠が種子になりますが、その種子の中にあって、やがて芽や根になる部分を何というでしょう?
①胚(はい)
②子葉(しよう)
③種皮(しゅひ)

正解は『胚(はい)』

胚は、将来植物本体に成長する部分で、幼根(ようこん、根になる)、幼芽(ようが、芽になる)、そして子葉(発芽後の栄養源や初期の光合成を行う)から構成されています。種皮は胚と子葉(または胚乳)を保護する皮です。

種子の中にあり、発芽のための養分(デンプン、タンパク質、脂肪など)を蓄えている部分を何というでしょう?(※単子葉類では胚乳、双子葉類では子葉に蓄えられることが多い)
①胚
②子葉または胚乳
③種皮

正解は『子葉または胚乳』

種子が発芽して自分で光合成できるようになるまでの間、成長に必要なエネルギーと材料は、種子内部に蓄えられた養分によってまかなわれます。この養分を蓄える組織が胚乳(はいにゅう)や子葉です。

地震の揺れを記録する機械を何というでしょう?
①地震計
②気圧計
③温度計

正解は『地震計』

地震計は、地面の揺れ(振動)を検出し、その大きさや方向などを時間とともに記録する装置です。記録された波形から、地震の規模(マグニチュード)や震源の位置などを知ることができます。

火山灰が固まってできた岩石を特に何というでしょう?
①凝灰岩(ぎょうかいがん)
②花こう岩
③安山岩

正解は『凝灰岩(ぎょうかいがん)』

凝灰岩は、火山の噴火によって噴出した火山灰や火山れきなどが堆積し、固まってできた堆積岩の一種です。軽い石(軽石)を多く含むこともあります。

電気のショート(短絡)とは、どのような状態のことでしょう?
①電気が流れなくなること
②電気器具が正常に作動すること
③電源の+極と-極が抵抗の小さい導体で直接つながってしまうこと

正解は『電源の+極と-極が抵抗の小さい導体で直接つながってしまうこと』

ショート(短絡)が起こると、回路の抵抗が極端に小さくなり、非常に大きな電流が流れます。これにより、導線が過熱して火災が発生したり、電池が異常に発熱したりする危険があります。

電磁石の性質を利用して、離れた場所にあるベルを鳴らしたり、スイッチを入れたりする装置を何というでしょう?
①リレー(継電器)
②コンデンサー
③ヒューズ

正解は『リレー(継電器)』

リレーは、小さな電流で電磁石を作動させ、その力で別の回路のスイッチを開閉する装置です。これにより、弱い信号で大きな電流を制御したり、安全に遠隔操作したりすることが可能になります。

ヒトと大腸菌のように、一方が利益を得て、もう一方は特に利益も不利益も受けないような生物間の関係を何というでしょう?
①寄生
②共生(相利共生)
③共生(片利共生)

正解は『共生(片利共生)』

共生には、双方が利益を得る「相利共生」(例:クマノミとイソギンチャク)、片方だけが利益を得て他方は影響を受けない「片利共生」(例:コバンザメと大型魚)、片方が利益、他方が不利益を受ける「寄生」があります。大腸菌はヒトの腸内で栄養を得て増殖しますが、ヒトにビタミンKなどを供給することもあるため、相利共生と見なされることもあります。ここでは定義上、片利共生の例として挙げています。(※関係性は複雑で解釈が分かれる場合もある)

絶滅の危機にある野生生物を保護するために、法律で捕獲や譲渡などが規制されていることがあります。そのような生物をリストアップしたものを何というでしょう?
①レッドリスト(レッドデータブック)
②外来種リスト
③食物網図

正解は『レッドリスト(レッドデータブック)』

レッドリスト(またはレッドデータブック)は、絶滅のおそれのある野生生物の種をリストアップし、その危険度を評価したものです。国際自然保護連合(IUCN)や、各国の環境省などが作成しており、生物多様性の保全活動の基礎資料となります。

燃えているろうそくの芯のすぐ近く(炎の根元に近い部分)は、どのような状態になっているでしょう?
①固体(ろう)のまま
②液体(溶けたろう)になっている
③気体(ろうの蒸気)になっている

正解は『液体(溶けたろう)になっている』

ろうそくが燃えるとき、まず炎の熱で芯の周りの固体ろうが溶けて液体になります。この溶けたろうが毛細管現象で芯を吸い上げられ、さらに熱せられて気体(ろうの蒸気)となり、それが空気中の酸素と反応して燃焼しています。

消化された養分は小腸の柔毛から吸収されますが、主にブドウ糖やアミノ酸はどこに吸収されるでしょう?
①毛細血管
②リンパ管
③そのまま大腸へ

正解は『毛細血管』

小腸の柔毛には毛細血管とリンパ管が分布しています。ブドウ糖やアミノ酸など水に溶けやすい養分は、主に毛細血管に吸収され、肝臓を経由して全身に運ばれます。

消化された養分のうち、脂肪が分解されてできたもの(脂肪酸とグリセリンの一部)は、主にどこに吸収されるでしょう?
①毛細血管
②リンパ管
③そのまま大腸へ

正解は『リンパ管』

脂肪は消化されて脂肪酸とモノグリセリド(グリセリン)になり、小腸の柔毛で吸収された後、再び脂肪に再合成され、タンパク質などと結合した粒子となって、主にリンパ管に入ります。その後、リンパ管は血管に合流し、全身に運ばれます。

植物の受粉には、昆虫が花粉を運ぶ「虫媒花」と、風が花粉を運ぶ「風媒花」があります。一般的に、風媒花の特徴として当てはまるものはどれでしょう?
①花が大きく、色が鮮やかで、蜜を出す
②花が小さく、地味な色で、花粉が軽い
③花びらがなく、おしべとめしべだけがある

正解は『花が小さく、地味な色で、花粉が軽い』

風媒花(イネ、マツ、スギなど)は、風によって効率よく花粉を運ぶため、昆虫を引きつける必要がなく、花は小さく地味なものが多いです。花粉は軽くて大量に作られ、めしべの柱頭は花粉を受け取りやすいように羽毛状などに大きくなっていることが多いです。

ヘチマやカボチャのように、一つの花におしべだけがある「雄花」と、めしべだけがある「雌花」が別々に咲く植物があります。これは受粉の確実性を高めるなどの点で有利とされますが、このような花のつき方を何というでしょう?
①両性花
②単性花(雌雄同株)
③単性花(雌雄異株)

正解は『単性花(雌雄同株)』

雄花と雌花が同じ株につくものを雌雄同株(しゆうどうしゅ)といいます(ヘチマ、カボチャ、トウモロコシなど)。一方、雄花がつく株(雄株)と雌花がつく株(雌株)が別々になっているものを雌雄異株(しゆういしゅ)といいます(イチョウ、キウイフルーツなど)。一つの花におしべとめしべの両方がある花は両性花です。

地層を観察するとき、地層が水平ではなく傾いていることがあります。地層の傾きは、どのような力がはたらいた結果と考えられるでしょう?
①土地を押し縮める力(しゅう曲など)
②土地を引っ張る力(正断層など)
③その両方、または隆起・沈降による傾動

正解は『その両方、または隆起・沈降による傾動』

地層は通常、水底などに水平に堆積しますが、その後の地殻変動(プレートの運動などによる圧縮力や引張力、土地の隆起や沈降)によって、曲げられたり(しゅう曲)、切れてずれたり(断層)、傾いたりします。

地震のエネルギーの大きさ(規模)を表す尺度で、地震計の記録をもとに計算される値を何というでしょう?
①震度
②マグニチュード
③震源距離

正解は『マグニチュード』

マグニチュード(M)は、地震そのものが持つエネルギーの大きさを示す指標です。値が1増えるとエネルギーは約32倍、2増えると約1000倍になります。震度は各地点での揺れの強さを表し、震源からの距離や地盤の固さによって変わります。

電磁石のN極とS極は、コイルに流す電流の向きと、コイルの巻き方の向きによって決まります。電流の向きを逆にすると、N極とS極はどうなるでしょう?
①変わらない
②入れ替わる
③磁力がなくなる

正解は『入れ替わる』

電磁石の極性は、電流の向きによって決まります(右ねじの法則などで説明されます)。電流の向きを逆にすると、磁界の向きも逆になり、N極とS極が入れ替わります。この性質はモーターなどで利用されています。

コイルの中を磁石が出入りすると、コイルに電流が流れます(電磁誘導)。磁石を速く動かすほど、流れる電流はどうなるでしょう?
①弱くなる
②強くなる
③変わらない

正解は『強くなる』

電磁誘導によって発生する電流の強さ(電圧の大きさ)は、コイルを貫く磁界の変化の速さが大きいほど強くなります。そのため、磁石を速く動かすほど、より強い電流が流れます。発電機の原理です。

人間が利用することで、水質汚濁や富栄養化(赤潮やアオコの発生原因)を引き起こすことがある、洗剤や肥料などに含まれる物質は何でしょう?
①酸素、二酸化炭素
②窒素、リン
③鉄、アルミニウム

正解は『窒素、リン』

窒素(ちっそ)やリンは、植物プランクトンの栄養分となります。生活排水や工場排水、農地からの肥料の流出などによって、これらが川や湖、海に大量に流れ込むと、プランクトンが異常発生し(富栄養化)、水中の酸素不足などを引き起こして生態系に悪影響を与えます。

環境を守るための3R活動といえば、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)と、あと一つは何でしょう?
①リサイクル(Recycle)
②リターン(Return)
③リペア(Repair)

正解は『リサイクル(Recycle)』

3Rは、持続可能な社会を目指すためのごみ削減と資源有効利用の基本的な考え方です。リデュース(ごみの発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の順に優先度が高いとされています。

ものが燃えるとき、空気中の酸素と結びつく化学変化が起きています。このような、物質が酸素と結びつく化学変化を一般に何というでしょう?
①還元
②酸化
③中和

正解は『酸化』

酸化は、物質が酸素と化合することです。燃焼は、光や熱を伴う激しい酸化反応の一種です。鉄がさびるのも、空気中の酸素とゆっくり結びつく酸化反応です。

肺で取り込まれた酸素や、小腸で吸収された養分を、体のすみずみの細胞まで運んでいるものは何でしょう?
①神経
②血液
③リンパ液

正解は『血液』

血液は、心臓のポンプ作用によって血管を通り、全身を循環しながら、酸素、養分、ホルモンなどを運び、同時に二酸化炭素や老廃物を回収するという、体内の物質輸送の重要な役割を担っています。

植物が光合成を行う場所である葉緑体が含まれているのは、主に葉のどの部分の細胞でしょう?
①表皮細胞
②孔辺細胞
③葉肉細胞(柵状組織・海綿状組織)

正解は『葉肉細胞(柵状組織・海綿状組織)』

葉の断面を見ると、表皮の内側には葉緑体を多く含む葉肉細胞(ようにくさいぼう)が詰まっています。特に、葉の表側に近い柵状組織(さくじょうそしき)には葉緑体が密に存在し、効率よく光合成が行われます。気孔の周りの孔辺細胞にも葉緑体は含まれますが、表皮細胞には通常含まれません。

種子植物は、胚珠が子房に包まれている「被子植物」と、胚珠がむき出しになっている「裸子植物」に大きく分けられます。マツやスギはどちらにあたるでしょう?
①被子植物
②裸子植物
③シダ植物

正解は『裸子植物』

裸子植物は、胚珠が子房に覆われておらず、むき出しになっているのが特徴です。そのため、果実はできません。マツ、スギ、イチョウ、ソテツなどが裸子植物の例です。被子植物は胚珠が子房に包まれ、受精後に子房が果実になります。

れき岩、砂岩、泥岩などの堆積岩の中に化石が含まれていることから、これらの岩石はどこでできた可能性が高いと考えられるでしょう?
①火山の火口付近
②地下深くのマグマだまり
③海や湖の底

正解は『海や湖の底』

れき、砂、泥は主に流水によって運ばれ、流れの穏やかな海や湖の底に堆積します。生物の死がいも一緒に堆積し、長い時間をかけて固まって化石を含む堆積岩ができるため、海や湖の底でできたと考えられます。

震源の真上にある地表の地点を何というでしょう?
①震源
②震央
③震源域

正解は『震央』

震央は、地震が発生した地下の点(震源)の真上にあたる地表の地点です。一般的に、震央付近で最も揺れが大きくなります(震度が大きくなる)。

同じ材質、同じ太さの電熱線を使って、電熱線の長さを変えて水の発熱量を調べると、電熱線が短いほど水の温度はどうなるでしょう?
①上がり方が小さい(あまり温まらない)
②上がり方が大きい(よく温まる)
③変わらない

正解は『上がり方が大きい(よく温まる)』

電熱線は、短いほど電気抵抗が小さくなり、流れる電流が大きくなります。発熱量は電流の大きさ(の2乗)と抵抗に比例するため、同じ電圧をかけた場合、抵抗が小さい(短い)方が発熱量は大きくなり、水の温度はより速く上昇します。(※小学校では抵抗や発熱量の計算はしないが、現象として理解する)

電気を蓄えたり放出したりするコンデンサーの電気容量(蓄えられる電気の量)を表す単位は何でしょう?
①V(ボルト)
②A(アンペア)
③F(ファラド)

正解は『F(ファラド)』

コンデンサーがどれだけ電気を蓄えられるかを示す能力を静電容量(キャパシタンス)といい、その単位はファラド(F)です。通常、実験で使うコンデンサーはマイクロファラド(μF)などの単位が使われます。V(ボルト)は電圧、A(アンペア)は電流の単位です。

自然界の生物は、多様な環境に適応して生きています。例えば、寒い地域に住むホッキョクグマは、体を保温するためにどのような体の特徴を持っているでしょう?
①体が小さい
②毛皮が薄い
③厚い脂肪層と密な毛皮

正解は『厚い脂肪層と密な毛皮』

寒い環境に適応するため、ホッキョクグマは体温を保つための厚い皮下脂肪と、断熱効果の高い密な体毛(毛皮)を持っています。また、熱が逃げるのを少なくするため、耳などの体の末端部分が比較的小さくなっています。

砂漠のような乾燥した地域に生えるサボテンは、水を効率よく利用するために、どのような体の特徴を持っているでしょう?
①葉が大きい
②根が浅く広く張る
③葉がトゲになり、茎に水を蓄える

正解は『葉がトゲになり、茎に水を蓄える』

サボテンは、水の蒸散を抑えるために葉をトゲに変え、代わりに緑色の太い茎で光合成を行い、その茎の内部に水を蓄えるように適応しています。根は、わずかな雨でも効率よく吸収できるよう、地表近くに広く張るものや、地下深くまで伸びるものがあります。

理科の実験で、物質を加熱したり、液体を混ぜ合わせたりするときに使う、耐熱性のあるガラス製の容器で、注ぎ口がついているものを何というでしょう?
①ビーカー
②フラスコ
③試験管

正解は『ビーカー』

ビーカーは、理科の実験で最もよく使われるガラス器具の一つです。様々な大きさがあり、目盛りがついているものも多いですが、これはおおよその体積を示すもので、正確な計量にはメスシリンダーなどを使います。

液体や少量の固体を加熱したり、反応を見たりするときに使う、細長いガラス製の管を何というでしょう?
①ビーカー
②フラスコ
③試験管

正解は『試験管』

試験管は、少量の薬品を扱う実験に適したガラス器具です。加熱する際は試験管ばさみで持ち、口を人のいない方向に向けて行います。

私たちの生活を支えている電気は、発電所で作られ、送電線を通って届けられます。発電所から家庭に送られる間に、電圧を上げたり下げたりする施設を何というでしょう?
①発電所
②変電所
③浄水場

正解は『変電所』

発電所で作られた電気は、送電ロスを少なくするために超高電圧に変えられて送電線で送られます。その後、いくつかの変電所を経て段階的に電圧を下げ、最終的に家庭で使える電圧(日本では通常100Vまたは200V)にして届けられます。

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運営会社ARINA partners株式会社
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連絡先②0568-50-2677

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