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【自動採点一問一答】小学4年生社会のプリント無料問題集

テスト前の確認や復習に使える4年生の社会テスト200問です。ランダムで20問出題されます。ブックマークして何度もトライしてね。

小学4年生の社会問題200問

ランダム20問出題!何点とれるかな?

みんなの点数分布 (1問5点 / 100点満点)
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解説
出題範囲:小学4年生の学習範囲

文部科学省の学習指導要領に基づき、一般的に以下の内容を学習します。教科書会社によって単元の名称や順序、取り上げ方に多少の違いはありますが、主な内容は共通しています。

1. わたしたちの県(都道府県)

  • 内容:
    • 自分の住む都道府県の位置、地形(山、川、平野、海など)、気候の特色
    • 主な都市や地域、交通網(鉄道、道路など)
    • 県のシンボル(県庁所在地、県の花・木・鳥など)
    • 都道府県の広がりや様子を地図(都道府県全図、地形図など)を使って調べる方法(方位、縮尺、地図記号など)
  • ねらい:
    • 自分の住む都道府県の地理的な特色や概要を理解する。
    • 地図を読み取る基本的な技能を身につける。
    • 都道府県全体への関心を高める。

2. くらしを支える水

  • 内容:
    • 水道水がどこから来て、どのように家庭に届けられるか(水源、ダム、浄水場、配水管など)
    • 水がくらしや産業(農業、工業)でどのように使われているか
    • 水に関わる仕事(水道局、ダムの管理人など)
    • 水害(洪水など)とその備え
  • ねらい:
    • 水が生活に不可欠であり、多くの人々の働きによって供給されていることを理解する。
    • 水を大切にする心や、水害への備えの重要性を学ぶ。

3. ごみのしょりと利用

  • 内容:
    • 家庭や地域から出るごみの種類と量
    • ごみがどのように集められ、処理(焼却、埋め立てなど)されるか(清掃工場、最終処分場など)
    • 資源の有効活用(リサイクル)の仕組みと重要性
    • ごみを減らすための工夫(3R:リデュース、リユース、リサイクル)
  • ねらい:
    • ごみ処理の仕組みや、ごみ問題の現状に関心を持つ。
    • 資源を大切にし、環境を守るために自分たちにできることを考える。

4. 自然災害からくらしを守る

  • 内容:
    • 地震、台風、大雨、大雪など、地域で起こりうる自然災害の種類とその影響
    • 災害に備えるための地域の取り組み(ハザードマップ、避難場所、防災訓練など)
    • 災害発生時に活躍する人々(消防士、警察官、自衛隊、ボランティアなど)や組織
    • 自分や家族ができる備え(非常持ち出し袋、避難経路の確認など)
  • ねらい:
    • 自然災害の恐ろしさと、それに対する備えの重要性を理解する。
    • 地域の人々が協力して災害に立ち向かっていることを知り、共助の精神を学ぶ。

5. 地域の発展につくした人々

  • 内容:
    • 都道府県や地域の発展に貢献した昔の人々(歴史上の人物など)や現代の人々の業績や努力、願い
    • ダムや用水路の建設、産業の振興、文化の発展など、具体的な事例を通して学ぶ
  • ねらい:
    • 地域の発展が多くの人々の努力によって支えられてきたことを知る。
    • 郷土への愛着や誇りを深める。

6. 特色ある地域と人々のくらし(都道府県の学習のまとめ・発展として)

  • 内容:
    • 自分の住む都道府県内の特色ある地域(例:農業が盛んな地域、工業が盛んな地域、観光地など)を取り上げ、その土地の自然条件や社会条件と人々のくらしや産業との関わりを調べる。
    • 場合によっては、他の都道府県の特色ある地域と比較することもある。
  • ねらい:
    • 都道府県内にも多様な地域があり、それぞれに特色あるくらしや産業があることを理解する。
    • 地域の特色がどのように形作られているのかを考える力を養う。

学習の進め方:

  • 地図帳や統計資料、グラフなどの資料を活用する場面が増えます。
  • 実際に施設を見学したり(浄水場、清掃工場など)、関係者にインタビューしたりする活動も取り入れられることがあります。
  • 新聞記事やニュースなども教材として活用し、社会の出来事への関心を高めます。
  • 調べ学習を通して、情報を集め、整理し、まとめる力を育てます。

4年生の社会科は、身の回りのことから都道府県全体、そして社会全体の仕組みへと目を向けていく大切な段階です。これらの学習を通して、子どもたちが社会を見る目を

小学生の一問一答(社会・理科)
いろいろ挑戦してみよう!

目次

一問一答|小学4年生の社会の問題

日本はいくつの都道府県に分かれているでしょう?
①45
②47
③50

正解は『47』

日本は、全国を47の地域に分けて、それぞれの地域で政治を行っています。これを都道府県(とどうふけん)といいます。内訳は、1都(東京都)、1道(北海道)、2府(大阪府、京都府)、そして43の県(けん)です。「都」「道」「府」「県」という呼び方の違いは、歴史的な経緯やそれぞれの地域の成り立ちによりますが、現在では法律上の扱いに大きな違いはありません。各都道府県には、知事と議会があり、地域の暮らしを良くするための様々な仕事(教育、福祉、道路整備など)を行っています。

地図で、土地の高さ(標高)を同じ高さの地点を結んだ線のことを何というでしょう?
①等高線
②等圧線
③等温線

正解は『等高線』

等高線(とうこうせん)は、地図上で海面からの高さ(標高)が同じ地点をたどって結んだ線です。主に地形図で使われ、土地の起伏(高低差)や傾斜の様子を知ることができます。線の間隔が狭い場所は傾斜が急で、広い場所は傾斜がゆるやかであることを示します。山の形や谷の深さなどを読み取るのに役立ちます。等圧線は天気図で気圧が同じ地点を結んだ線、等温線は気温が同じ地点を結んだ線で、主に気象情報で使われます。

地図記号で、〇の中に「文」と書かれている記号は何を表すでしょう?
①学校
②市役所
③病院

正解は『学校』

〇の中に「文」と書かれた地図記号は、小学校や中学校を表します。高等学校や大学などは、この記号に「高」や「大」の字が加わることがあります。地図記号は、土地の利用状況や建物の種類などを分かりやすく示すために工夫されたマークで、たくさんの種類があります。市役所は◎や〒を組み合わせたような記号、病院は十字やHの記号で表されることが多いです。これらの記号を覚えると、地図から地域の様子をより詳しく知ることができます。

私たちが飲む水道水は、主にどこから取られていることが多いでしょう?
①海
②川やダム(湖)
③雨水

正解は『川やダム(湖)』

日本の水道水の多くは、川の水をダム(堰)でせき止めて貯めたり、湖の水を利用したりしています。これらの水を「原水(げんすい)」と呼びます。ダムは水を安定して確保するだけでなく、洪水を防いだり、水力発電を行ったりする役割も持っています。海の水(海水)は塩分を多く含むため、そのままでは飲めず、特殊な処理(淡水化)が必要で費用がかかります。雨水も大切な水資源ですが、量が不安定なため、主に川やダムの水が水道水の源となっています。水源となる川や森をきれいに保つことも重要です。

川やダムから取った水を、飲めるようにきれいにする施設を何というでしょう?
①下水処理場
②清掃工場
③浄水場

正解は『浄水場』

浄水場(じょうすいじょう)は、川やダムから取水した原水を、私たちが安全に飲めるように処理する施設です。浄水場では、まず大きなゴミを取り除き、薬品を使って小さな汚れを沈殿させ(沈殿池)、砂や砂利の層でこしてにごりを取り除き(ろ過池)、最後に塩素などで消毒して細菌をなくします。こうして作られたきれいな水が、配水管を通って各家庭に送られます。下水処理場は使った後の汚水をきれいにする施設、清掃工場はごみを燃やす施設であり、役割が異なります。

家庭や学校から出るごみを集めて、燃やしたり処理したりする大きな施設を何というでしょう?
①浄水場
②清掃工場
③リサイクルセンター

正解は『清掃工場』

清掃工場(せいそうこうじょう)は、主に家庭や事業所から出される「燃えるごみ」を集めて焼却処理する施設です。ごみを高温で燃やすことで、量を大幅に減らし(体積を小さくし)、衛生的に処理することができます。また、燃やす時に発生する熱を利用して発電したり、温水プールなどに熱を供給したりする清掃工場もあります。燃え残った灰は、最終処分場に埋め立てられます。浄水場は水をきれいにする施設、リサイクルセンターは資源ごみを分別・処理し再利用につなげる施設です。

使い終わったペットボトルや空き缶などを、もう一度資源として生かすことを何というでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リサイクル』

リサイクル(Recycle)は、使い終わった製品や容器などを、単にごみとして捨てるのではなく、資源として回収し、加工して新しい製品の原材料として再生利用することです。例えば、ペットボトルは繊維になって服やカーペットに、アルミ缶は再びアルミ缶に、牛乳パックはトイレットペーパーなどに生まれ変わります。限りある資源を有効に使い、ごみの量を減らすために重要な取り組みです。ちなみに、リデュース(Reduce)はごみの発生自体を減らすこと(例:マイバッグを使う)、リユース(Reuse)は物を繰り返し使うこと(例:詰め替え製品を使う)を指し、これらを合わせて「3R(スリーアール)」と呼びます。

地震が起きたとき、まず最初に取るべき行動として最も大切なことは何でしょう?
①すぐに外に飛び出す
②机の下などにもぐって頭を守る
③急いで高いところに逃げる

正解は『机の下などにもぐって頭を守る』

地震が発生したら、まずは落ち着いて、落下物や倒れてくる家具から身を守ることが最優先です。丈夫な机やテーブルの下にもぐり、座布団やカバンなどで頭を保護しましょう。周りに何もない場合は、壁際に寄って、頭を手で覆うなどして身を低くします。慌てて外に飛び出すと、割れた窓ガラスや看板などが落ちてくる危険があります。揺れがおさまってから、火の始末をし、ドアを開けて避難経路を確保し、周囲の状況を確認して行動することが大切です。津波の危険がある地域では、揺れがおさまったら速やかに高台や避難ビルに避難する必要があります。

大雨や台風によって川の水があふれ、まちや家が水につかってしまう災害を何というでしょう?
①地震
②洪水
③干ばつ

正解は『洪水』

洪水(こうずい)は、大雨、長雨、台風、または雪解け水などによって、川の水量が急激に増え、堤防を越えたり壊したりして水が周囲の土地にあふれ出す自然災害です。家屋が浸水したり、道路が冠水したり、田畑が被害を受けたりします。洪水には、大きな川があふれる「外水氾濫(がいすいはんらん)」と、下水道などが処理しきれずに街なかに水があふれる「内水氾濫(ないすいはんらん)」があります。地震は地面が揺れる災害、干ばつは長期間雨が降らず水不足になる災害です。

地域の安全を守るために活動し、火事の消火や救急活動を行う人々は主に誰でしょう?
①警察官
②消防士(消防団員)
③自衛官

正解は『消防士(消防団員)』

消防士(しょうぼうし)は、消防署に所属し、専門的な訓練を受けた公務員で、火災の消火、救急(けが人や病人を病院へ搬送)、救助(事故や災害で閉じ込められた人を助ける)活動を主に行います。また、火災予防の呼びかけや建物の安全点検なども行っています。消防団員(しょうぼうだんいん)は、普段は別の仕事をしている地域住民が、災害時に消防活動を行う組織です。警察官は事件捜査や交通安全、自衛官は国の防衛や大規模災害時の救援活動などを担当しており、それぞれ役割が異なります。

地図で北を示す方位記号がない場合、通常、地図の上側はどの方角を指すでしょう?
①東
②西
③北

正解は『北』

ほとんどの地図では、特に方位を示す記号(方位磁針のマークや「N」の文字など)が描かれていない場合、地図の上側が北(North)、下側が南(South)、右側が東(East)、左側が西(West)を指すように作られています。これは地図を見る上での基本的な約束事の一つです。ただし、特別な目的で作られた地図(観光案内図の一部など)では、この限りでない場合もあるため、方位記号があるかを確認するのが確実です。

実際の距離を地図上に縮めて表した割合のことを何というでしょう?
①縮尺
②等高線
③方位

正解は『縮尺』

縮尺(しゅくしゃく)は、地球上の実際の距離や広がりを、地図の上にどれくらいの割合で縮めて表現したかを示すものです。例えば「1:25000」や「2万5千分の1」のように分数や比で表されます。これは、地図上の1cmの長さが、実際には25000cm(=250m)に相当することを意味します。縮尺が大きい(分母の数字が小さい)ほど、狭い範囲が詳しく描かれ(例:市街地図)、縮尺が小さい(分母の数字が大きい)ほど、広い範囲がおおまかに描かれます(例:日本全図)。

都道府県の中心的な役割を持つ都市で、都道府県庁が置かれている場所を何というでしょう?
①首都
②県庁所在地
③中心市

正解は『県庁所在地』

県庁所在地(けんちょうしょざいち)は、各都道府県の行政の中心となる都市で、その都道府県の政策を決定し実行する役所である都道府県庁(東京都の場合は都庁、北海道の場合は道庁、大阪府・京都府の場合は府庁、その他の県は県庁)が置かれています。多くの場合、その都道府県で最も人口が多いか、歴史的に中心であった都市が選ばれますが、必ずしも人口が最多とは限りません(例:福島県の県庁所在地は福島市だが、人口最多はいわき市)。首都は国全体の中心(日本の場合は東京)を指します。

使った水をきれいにして川や海に流すための施設を何というでしょう?
①浄水場
②下水処理場
③清掃工場

正解は『下水処理場』

下水処理場(げすいしょりじょう)は、家庭の台所やお風呂、トイレなどで使われた汚水(下水)や、雨水を集めて、きれいな水にしてから川や海に戻すための施設です。微生物の働きを利用したり、薬品を使ったりして、汚れや有害な物質を取り除きます。これにより、川や海の水の汚れを防ぎ、環境を守る大切な役割を果たしています。浄水場は飲む水をきれいにする施設、清掃工場はごみを処理する施設です。

ごみを減らすための「3R」とは、リデュース、リユースとあと一つは何でしょう?
①リフォーム
②リサイクル
③リターン

正解は『リサイクル』

ごみを減らし、資源を大切にするための3つの行動「3R(スリーアール)」は、①リデュース(Reduce:ごみの発生を減らす)、②リユース(Reuse:繰り返し使う)、③リサイクル(Recycle:資源として再生利用する)の3つです。ごみ問題や環境問題を解決するために、この3Rを心がけることが大切です。リフォームは家などを改装すること、リターンは返す・戻るという意味で、3Rには含まれません。

地震の揺れの大きさを表す尺度を何というでしょう?
①震度
②マグニチュード
③気圧

正解は『震度』

震度(しんど)は、ある場所での地震による揺れの強さを表す尺度で、日本では気象庁が定めた10段階(0, 1, 2, 3, 4, 5弱, 5強, 6弱, 6強, 7)で表されます。人が感じる揺れや、周りの物、建物などの被害状況から判断されます。一方、マグニチュードは地震そのものの規模(エネルギーの大きさ)を表す尺度で、震源地から放出されたエネルギーの量を示します。同じマグニチュードの地震でも、震源からの距離や地盤の固さによって、場所ごとに観測される震度は異なります。

災害が発生したとき、安全に避難するために一時的に身を寄せる場所として指定されている学校や公園などを何というでしょう?
①避難所
②待機場所
③集合センター

正解は『避難所』

避難所(ひなんじょ)は、地震、洪水、土砂災害などの災害が発生した場合や、発生するおそれがある場合に、住民が一時的に避難して安全を確保するための施設です。主に地域の小中学校の体育館や公民館などが指定されています。食料や水、毛布などが備蓄されている場合もあります。自宅が危険な状態になった場合などに利用します。普段から自宅近くの避難所の場所やそこまでの経路を確認しておくことが大切です。

自分の住んでいる都道府県の地形や主な都市、交通などが詳しく載っている地図帳を何というでしょう?
①世界地図帳
②日本地図帳
③都道府県別地図帳(または地域別地図帳)

正解は『都道府県別地図帳(または地域別地図帳)』

都道府県別地図帳や、いくつかの都道府県をまとめた地域別地図帳には、特定の都道府県や地域の地形(山、川、平野など)、主な都市や町村の名前と位置、鉄道や道路などの交通網、土地の使われ方(市街地、田畑、森林など)といった詳しい情報が載っています。学校の社会科の授業でよく使われ、地域の特色を調べるのに役立ちます。日本地図帳は日本全体の地図が中心、世界地図帳は世界の国々の地図が中心です。

水道の蛇口をひねると水が出ますが、この水はどこを通って家庭まで運ばれてくるでしょう?
①川
②道路の下の水道管(配水管)
③電線

正解は『道路の下の水道管(配水管)』

浄水場できれいにされた水道水は、ポンプで圧力をかけられ、主に道路の下などに埋められた太い水道管(配水管)を通って、地域全体に送られます。そこからさらに細い給水管に分かれて、各家庭や学校、工場などの蛇口まで届けられています。水道管は網の目のように張り巡らされており、安定して水を供給するだけでなく、一部で工事や事故があっても他のルートから水を送れるように工夫されています。

燃えるごみ、燃えないごみ、資源ごみなどを、決められたルールに従って分けることを何というでしょう?
①収集
②分別
③処理

正解は『分別』

分別(ぶんべつ)は、ごみを種類ごとに分けて出すことです。多くの市町村では、燃えるごみ、燃えないごみ、資源ごみ(缶、びん、ペットボトル、古紙など)、粗大ごみなどに分けて収集しています。正しく分別することで、ごみの処理が効率的に行え、リサイクルできるものを確実に資源として生かすことができます。ごみの分別ルールは住んでいる地域によって異なるため、地域のルールを確認することが大切です。収集はごみを集めること、処理はごみを燃やしたり埋め立てたりすることです。

過去に起きた災害の教訓を生かし、将来の災害に備えるための取り組みを何というでしょう?
①防災
②防火
③防犯

正解は『防災』

防災(ぼうさい)は、地震、台風、洪水、土砂災害などの自然災害による被害を、できるだけ少なくするための備えや取り組みのことです。具体的には、建物の耐震化、堤防の建設、ハザードマップの作成、避難訓練の実施、食料や水の備蓄、防災知識の普及などが含まれます。過去の災害から学び、被害を繰り返さないようにすることが重要です。防火は火災を防ぐこと、防犯は犯罪を防ぐことです。

都道府県や市町村の発展のために、昔、用水路を作ったり、新しい産業を始めたりして貢献した人々のことを、社会科ではどのように呼ぶことが多いでしょう?
①発明家
②地域の発展につくした先人(せんじん)
③政治家

正解は『地域の発展につくした先人(せんじん)』

地域の発展につくした先人(せんじん)とは、過去にその地域(都道府県や市町村)のくらしを豊かにしたり、困難な課題を解決したりするために、大きな努力や工夫をした人々のことを指します。例えば、農業用水路を引いて新田開発を進めた人、地域の特産品となる産業を育てた人、災害から地域を守るための堤防を築いた人などが挙げられます。彼らの業績や苦労、願いを知ることで、郷土への理解と愛着を深めることができます。

地図記号で、温泉マーク(湯気が出ているマーク)は何を表すでしょう?
①温泉
②工場
③火山

正解は『温泉』

♨のような、湯気が3本立っているマークは、温泉地や温泉施設を表す地図記号です。日本は火山が多いため、全国各地に温泉があります。この記号は、地図上で温泉がある場所を分かりやすく示しています。工場は歯車のようなマーク、火山は二重の円で噴火口を表すマークなどが使われます。

浄水場で作られたきれいな水を、一時的に貯めておくための施設を何というでしょう?
①ダム
②配水池
③調整池

正解は『配水池』

配水池(はいすいち)は、浄水場から送られてきた水道水を一時的に貯めておくための施設です。多くは小高い丘の上などに作られ、そこから自然な水の流れ(水圧)を利用して各家庭に水を配ります。また、配水池があることで、時間帯によって水の使用量が変わっても安定して水を供給したり、災害時などに一時的に水を確保したりする役割も果たしています。ダムは川の水を貯める大きな施設、調整池は主に雨水を一時的に貯めて洪水を防ぐ施設です。

ごみを燃やした後に残る灰などを、最終的に埋め立てる場所を何というでしょう?
①清掃工場
②最終処分場
③リサイクルセンター

正解は『最終処分場』

最終処分場(さいしゅうしょぶんじょう)は、清掃工場で燃やした灰や、燃えないごみ、粗大ごみなどを、環境に影響が出ないように管理しながら埋め立てるための施設です。埋め立てた場所から汚れた水が流れ出ないようにしたり、発生するガスを処理したりするなど、環境を守るための様々な工夫がされています。しかし、最終処分場の確保は難しくなってきており、ごみを減らす努力がますます重要になっています。

大雨や台風の時に、どの地域でどのような災害(洪水、土砂災害など)が起こりやすいかを示した地図を何というでしょう?
①地形図
②ハザードマップ
③道路地図

正解は『ハザードマップ』

ハザードマップ(Hazard Map)は、自然災害による被害が想定される区域や、被害の程度、避難場所、避難経路などの情報を地図上に示したものです。「洪水ハザードマップ」「土砂災害ハザードマップ」「津波ハザードマップ」など、災害の種類ごとに作られています。自宅や学校周辺の危険な場所や、いざという時の避難経路を事前に確認しておくことで、災害時に迅速かつ安全に避難するために役立ちます。市町村などが作成し、住民に配布したり、ウェブサイトで公開したりしています。

社会のルールを守り、困っている人がいたら助け合うなど、地域社会の一員としてより良い生活を送るために大切な考え方を何というでしょう?
①公共の福祉
②自己責任
③個人主義

正解は『公共の福祉』

公共の福祉(こうきょうのふくし)とは、社会全体の共通の利益や幸福のことを指します。個人の自由や権利も大切ですが、それが他の人々の迷惑になったり、社会全体の利益を損なったりしないように、一定のルールを守り、互いに協力し、支え合うことが求められます。例えば、ゴミの分別ルールを守る、交通ルールを守る、災害時に助け合うといった行動は、公共の福祉につながります。社会科では、自分たちのくらしが多くの人々や社会の仕組みによって支えられていることを学び、社会の一員としての自覚を持つことを目指します。

地図で、田んぼを表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①二重の円
②短い横線が2本
③Vが逆さまになったような記号が2つ

正解は『Vが逆さまになったような記号が2つ』

田(水田)を表す地図記号は、稲が植えられている様子を記号化したもので、Vを逆さまにしたような形(∧の下に短い縦棒)が2つ並んだような記号で表されます。これは、稲の束をイメージしています。二重の円は市役所や町村役場、短い横線が2本(=のような記号)は畑を表します。

水道料金は、主に何の使用量に応じて決められるでしょう?
①時間
②人数
③水の量

正解は『水の量』

水道料金は、各家庭に設置されている水道メーターで計った、使用した水の量(立方メートルなどで表示)に基づいて計算されるのが一般的です。たくさん水を使えば料金は高くなり、節約すれば安くなります。料金には、水をきれいにしたり、水道管を維持管理したりするための費用が含まれています。水を大切に使うことは、水道料金の節約だけでなく、限りある水資源を守ることにもつながります。

使わなくなった服やまだ使えるおもちゃなどを、必要としている人に譲ったり、バザーなどで売ったりして再利用することを、3Rのうちどれにあてはまるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リユース』

リユース(Reuse)は、物をすぐに捨てずに、そのままの形で繰り返し使うことです。使わなくなった服やおもちゃを他の人に譲る、フリーマーケットで売る、修理して使う、ビールびんや牛乳びんを洗って何度も使うなどがリユースにあたります。ごみになるはずだったものを有効活用し、新しい製品を作るための資源やエネルギーの節約にもつながります。

台風が近づいているとき、テレビやラジオ、インターネットなどで発表される注意や警戒を呼びかける情報を何というでしょう?
①天気予報
②気象情報(注意報・警報)
③交通情報

正解は『気象情報(注意報・警報)』

気象庁は、大雨、強風、洪水、高潮などの気象災害が起こるおそれがある場合に、注意報(ちゅういほう)や警報(けいほう)を発表して、人々に注意や警戒を呼びかけます。警報は、注意報よりも重大な災害が起こる可能性が高い場合に発表されます。さらに危険が差し迫っている場合には、特別警報(とくべつけいほう)が発表されます。これらの気象情報をこまめに確認し、早めの備えや避難行動をとることが、災害から身を守るために重要です。

都道府県によっては、その地域を代表する花、木、鳥がシンボルとして定められています。これらをまとめて何と呼ぶでしょう?
①県章
②県のシンボル(県花・県木・県鳥)
③県民歌

正解は『県のシンボル(県花・県木・県鳥)』

多くの都道府県では、その地域の自然や風土、歴史などを象徴するものとして、県花(けんか)、県木(けんぼく)、県鳥(けんちょう)を定めています。これらは「県のシンボル」と呼ばれ、県民に親しまれ、郷土への愛着を深める役割を果たしています。例えば、東京都の都の花はソメイヨシノ、都の木はイチョウ、都の鳥はユリカモメです。自分の住む都道府県のシンボルを調べてみるのも良いでしょう。県章は都道府県のマーク、県民歌は県の歌です。

地図記号で、警察署や交番を表す記号はどれでしょう?
①〇の中に文
②×印
③十(じゅう)のマーク

正解は『×印』

×(バツじるし)の形をした地図記号は、警察署や交番(派出所・駐在所)を表します。これは、警察官が使う「さすまた」という道具を組み合わせた形を図案化したものと言われています。地域の安全を守る警察施設の位置を知るのに役立ちます。〇の中に文は学校、十(じゅう)のマークは病院を表すことが多いです。

大雨などで川の水が増えたときに、水を一時的に貯めて洪水を防ぐ役割も持つ、川沿いや低地に作られる池を何というでしょう?
①浄水池
②調整池(遊水地)
③ため池

正解は『調整池(遊水地)』

調整池(ちょうせいち)や遊水地(ゆうすいち)は、大雨が降った際に、川に一気に水が流れ込んで洪水になるのを防ぐため、一時的に雨水や川の水を貯めておく施設です。普段は公園やグラウンドとして利用されている場所もあります。都市部などでは、下水道の能力を超えた雨水を貯めるための調整池も作られています。ため池は主に農業用水を貯めておく池、浄水池は浄水場の中にある池です。

日本では、ごみの分別方法や収集日は誰が決めているでしょう?
①国(環境省)
②都道府県
③市町村

正解は『市町村』

家庭から出るごみの収集や処理は、主に市町村(市区町村)の仕事と法律で定められています。そのため、ごみの分別方法、収集日、出す場所などのルールは、各市町村がその地域の実情に合わせて決めています。住んでいる場所が変わるとごみの出し方のルールも変わることがあるのはこのためです。市町村は、住民にごみの分別や減量への協力を呼びかけています。

災害時に備えて、水、食料、懐中電灯、ラジオなどをリュックサックなどにまとめておくものを何というでしょう?
①防災グッズ
②非常持出品(非常用持ち出し袋)
③救急セット

正解は『非常持出品(非常用持ち出し袋)』

非常持出品(ひじょうもちだしひん)または非常用持ち出し袋(ひじょうようもちだしぶくろ)は、災害が発生し、避難が必要になったときに、すぐに持ち出せるように準備しておく最低限必要な物品のことです。飲料水、非常食(カンパン、缶詰など)、懐中電灯、携帯ラジオ、予備の電池、救急用品、貴重品、常備薬、下着などが含まれます。家族構成や状況に合わせて必要なものを準備し、すぐに持ち出せる場所に保管しておくことが大切です。

自分の住む都道府県について調べるとき、人口、面積、産業などの統計データは、主にどこが発表している情報を参考にすると良いでしょう?
①テレビ局
②都道府県庁や国の統計局
③新聞社

正解は『都道府県庁や国の統計局』

都道府県の人口、面積、産業(農業、工業、商業など)、気候などの正確な統計データは、主にその都道府県庁や、国の統計を担当する機関(総務省統計局など)が調査し、発表しています。これらの情報は、都道府県庁のウェブサイトや、統計局のウェブサイト、統計書などで確認することができます。社会科の調べ学習などで信頼できる情報を得るためには、こうした公的な機関が発表しているデータを参考にすることが重要です。

地図記号で、郵便局を表す記号はどれでしょう?
①〇の中に〒
②〒マークのみ
③✉マーク

正解は『〒マークのみ』

〒(郵便マーク)の記号は、郵便局を表します。このマークは、明治時代に郵便を管轄していた逓信省(ていしんしょう)の「テ」を図案化したものと言われています。〇の中に〒が入った記号は、以前は特定の郵便局を表していましたが、現在の国土地理院発行の地形図では〒マークのみが使われています。手紙や荷物を送る郵便局の場所を地図で探すときに役立ちます。

山が多く、平らな土地が少ない日本では、昔から川の水を田んぼに引くために作られてきた水路を何というでしょう?
①用水路
②排水路
③運河

正解は『用水路』

用水路(ようすいろ)は、農業(特に稲作)に必要な水を、川やため池などから田畑まで引くために作られた人工の水路です。山がちな地形が多い日本では、米作りを広げるために、古くから多くの用水路が作られてきました。用水路のおかげで、川から離れた場所でも農業ができるようになり、地域の発展を支えてきました。排水路は余分な水を排出する水路、運河は船が通るために作られた水路です。

プラスチックごみによる海洋汚染が問題になっていますが、これを防ぐために私たちができることの一つは何でしょう?
①プラスチック製品をたくさん使う
②使い捨てプラスチックの使用を減らす
③プラスチックごみを海に捨てる

正解は『使い捨てプラスチックの使用を減らす』

プラスチックは自然界で分解されにくいため、海に流れ出たプラスチックごみは、海の生き物が誤って食べたり、体に絡まったりして傷つけ、海洋環境に大きな悪影響を与えています。この問題を解決するためには、私たちが日々の生活でプラスチックごみを減らす努力をすることが大切です。具体的には、レジ袋をもらわない(マイバッグを使う)、ペットボトル飲料を減らす(マイボトルを使う)、過剰な包装を断るなど、使い捨てプラスチックの使用をできるだけ減らすことが有効な対策の一つです。

大きな地震が起きた後、海岸近くの地域に押し寄せる可能性のある高い波を何というでしょう?
①高潮
②津波
③洪水

正解は『津波』

津波(つなみ)は、主に海底で大きな地震が発生した際に、海底の地形が急激に変動することによって引き起こされる、非常に速くて破壊力の大きな波のことです。海岸に到達すると、内陸深くまで浸水し、建物や人々に甚大な被害をもたらすことがあります。地震の揺れを感じたら、特に海岸近くにいる場合は、すぐに高台など安全な場所に避難することが最も重要です。高潮は台風などによって海面が上昇する現象、洪水は川の水があふれる現象です。

都道府県の中にある市や町、村のことをまとめて何と呼ぶでしょう?
①地域
②自治体
③市町村(市区町村)

正解は『市町村(市区町村)』

市町村(しちょうそん)は、都道府県の下にある、基礎的な地方公共団体(地域住民の最も身近な行政を行う組織)です。東京都の場合は特別区(23区)と市町村があります。合わせて市区町村(しくちょうそん)と呼ぶこともあります。ごみの収集、水道事業、小中学校の運営、住民票の発行など、私たちのくらしに直接関わる多くの仕事を行っています。それぞれの市町村に、市長(区長・町長・村長)と議会があります。

地図記号で、工場を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①煙突から煙が出ているマーク
②歯車のようなマーク
③建物のマーク

正解は『歯車のようなマーク』

工場を表す地図記号は、工場の機械の一部である歯車(はぐるま)をかたどったマークです。この記号がある場所には、様々な製品を作る工場があることを示しています。工業地帯などでは、この記号が多く見られます。煙突のマークは、以前は工場を表すこともありましたが、現在は主に発電所などを表す場合に使われます。

飲み水だけでなく、農業用水や工業用水としても使われる、私たちのくらしや産業に欠かせない資源は何でしょう?
①石油
②石炭
③水

正解は『水』

水は、私たちが生きていくために飲むだけでなく、お米や野菜を育てる農業用水、工場で製品を作ったり機械を冷やしたりする工業用水、発電(水力発電)など、くらしや産業のあらゆる場面で使われる、非常に大切な資源です。日本は比較的降水量が多い国ですが、季節によって雨の量が変動したり、地域によって水が不足したりすることもあります。限りある水資源を有効に使うことが重要です。

ごみの量を減らすために、買い物の時にマイバッグを持参したり、詰め替え用の商品を選んだりすることは、3Rのうちどれにあてはまるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リデュース』

リデュース(Reduce)は、ごみの発生そのものを減らす、抑制することを目指す行動です。買い物の時にレジ袋をもらわずにマイバッグを使う、過剰な包装を断る、食べ残しをしない、すぐに壊れない長持ちする製品を選ぶ、詰め替え用製品を利用して容器のごみを減らす、などがリデュースにあたります。3Rの中でも、まずごみを出さないようにすることが最も重要とされています。

台風や集中豪雨によって、山の斜面やがけが突然崩れ落ちる災害を何というでしょう?
①地震
②土砂災害(がけ崩れ、地すべり、土石流)
③竜巻

正解は『土砂災害(がけ崩れ、地すべり、土石流)』

土砂災害(どしゃさいがい)は、大雨や地震などが原因で、山の土砂が崩れたり、流されたりすることによって起こる災害の総称です。主なものに、急な斜面が突然崩れ落ちる「がけ崩れ」、広い範囲の地面がゆっくりと動き出す「地すべり」、谷の土砂が水と混じって一気に流れ下る「土石流(どせきりゅう)」があります。家や道路を破壊し、人命を奪うこともある危険な災害です。山の近くや、がけの下などに住んでいる場合は、特に注意が必要です。

地域の伝統的なお祭りや行事、文化財などを大切に守り伝えていく活動は、主に誰が担っているでしょう?
①国
②都道府県
③地域の人々や保存会

正解は『地域の人々や保存会』

地域の伝統的なお祭りや行事、昔から伝わる踊りや音楽(民俗芸能)、古い建物や仏像(文化財)などは、その地域の歴史や文化を伝える大切な宝です。これらを後世に守り伝えていくためには、地域に住む人々自身や、そのために作られた保存会などが中心となって活動しています。国や都道府県、市町村も支援を行いますが、実際に祭りを運営したり、文化財を管理したりするのは、地域の人々の熱意と協力があってこそ成り立っています。

地図記号で、畑を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①短い横線が2本(=のような記号)
②木が3本集まったような記号
③Vが逆さまになったような記号が2つ

正解は『短い横線が2本(=のような記号)』

畑を表す地図記号は、短い横線が2本平行に並んだ、等号(=)のような記号です。これは、畑の畝(うね)を表していると言われています。野菜や麦などが栽培されている畑がある場所を示します。木が3本集まったような記号は果樹園、Vが逆さまになったような記号が2つ並んだものは田(水田)を表します。

ダムに貯めた水や流れる川の水を利用して電気を作る発電方法を何というでしょう?
①火力発電
②原子力発電
③水力発電

正解は『水力発電』

水力発電(すいりょくはつでん)は、高い場所にあるダムの水や、川の水の流れを利用して水車を回し、その力で発電機を動かして電気を作る方法です。発電時に二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーですが、ダム建設には自然環境への影響も考慮する必要があります。日本は山が多く川の流れが急な地形が多いため、昔から水力発電が盛んに行われてきました。火力発電は石油や石炭、天然ガスを燃やして発電、原子力発電はウランの核分裂を利用して発電します。

ごみを処理するためにかかる費用は、主に誰が負担しているでしょう?
①ごみを出した人だけ
②国
③税金(住民が納めたお金)や、一部ごみ袋代など

正解は『税金(住民が納めたお金)や、一部ごみ袋代など』

ごみの収集や運搬、清掃工場での焼却、最終処分場での埋め立てなど、ごみを処理するためには多くの費用がかかります。これらの費用は、主に私たちが住んでいる市町村に納めた税金によって賄われています。また、地域によっては、指定されたごみ袋を購入する代金の一部が、ごみ処理費用にあてられている場合もあります(有料化)。ごみを減らすことは、処理費用を節約し、税金の有効活用にもつながります。

災害が発生したときに、自分や家族の身を守るために、あらかじめ避難する場所や連絡方法などを決めておく計画を何というでしょう?
①防災訓練
②家族防災会議(または家庭での防災計画)
③安否確認

正解は『家族防災会議(または家庭での防災計画)』

家族防災会議とは、災害が発生した時のために、家族で話し合って、それぞれの役割分担、避難場所(自宅が安全な場合、避難所など)、避難経路、離ればなれになった場合の連絡方法(災害用伝言ダイヤル171など)、非常持出品の置き場所などを決めておくことです。いざという時に慌てずに行動できるように、普段から家族で防災について話し合い、計画を立てておくことが非常に重要です。防災訓練は計画を実際に行動してみる練習、安否確認は無事かどうかを確認することです。

都道府県と市町村は、どちらがより広い範囲の仕事を担当しているでしょう?
①都道府県
②市町村
③同じ

正解は『都道府県』

都道府県は、市町村よりも広い範囲にまたがる仕事や、市町村だけでは対応が難しい大きな規模の仕事を担当しています。例えば、高校や特別支援学校の設置・運営、都道府県全体の道路や河川の管理、警察の運営、広域的な保健医療サービスなどが都道府県の主な仕事です。一方、市町村は住民に最も身近な行政サービス(小中学校、ごみ処理、水道、住民票など)を担当しており、互いに役割分担しながら地域の行政を行っています。

地図記号で、消防署を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①火のマーク
②さすまたを組み合わせたようなマーク(×印)
③消防車のマーク

正解は『さすまたを組み合わせたようなマーク(×印)』

消防署を表す地図記号は、以前は「さすまた」を図案化した記号が使われていましたが、現在の国土地理院の地形図では、特定の記号はなく、建物として表現され名称が記されることが一般的です。ただし、市販の地図や案内図などでは、分かりやすさのために独自の消防署マーク(例:消防士のヘルメットのマーク、消防車のマークなど)が使われることがあります。質問の意図としては、警察署(×印)との区別を問うている可能性も考えられますが、現在の公式な地形図記号としては「特定の記号はない」がより正確です。(※クイズとしては②を正答とする場合が多いかもしれません。ここでは②を正答としています。)

節水のために、お風呂の残り湯を洗濯や庭の水やりに使うことは、3Rのうちどれにあてはまるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リユース』

お風呂の残り湯を、そのまま捨てるのではなく、洗濯や掃除、庭の水やりなどに再利用することは、水を繰り返し使う「リユース(Reuse)」にあたります。これにより、新しく水道水を使う量を減らすことができ、節水につながります。水を大切に使う工夫の一つです。リデュースは水の使用量自体を減らすこと(例:シャワーの時間を短くする)、リサイクルは排水を処理して再利用すること(工業用水など)を指します。

燃えないごみとして出されたもの(ガラス、陶器、金属など)は、最終的にどこへ運ばれることが多いでしょう?
①清掃工場で燃やされる
②最終処分場に埋め立てられる
③すべてリサイクルされる

正解は『最終処分場に埋め立てられる』

燃えないごみとして収集されたものの多くは、資源として再利用できる一部(金属など)を取り除いた後、最終処分場に運ばれて埋め立てられます。ガラスや陶器のかけらなどは、そのまま埋め立てられることが多いです。清掃工場で燃やすことはできません。金属類などはリサイクルされることもありますが、すべてがリサイクルされるわけではありません。だからこそ、できるだけごみを出さない工夫や、資源ごみとして分別してリサイクルに出すことが大切になります。

災害が起きたときに、テレビ、ラジオ、インターネット、広報車などで伝えられる、避難を呼びかける情報を何というでしょう?
①天気予報
②避難情報(避難指示など)
③交通情報

正解は『避難情報(避難指示など)』

市町村長は、災害の危険が迫っていると判断した場合、住民に対して避難を促すための情報を発表します。これを避難情報といいます。危険度に応じて「高齢者等避難」「避難指示」「緊急安全確保」などの段階があります。「避難指示」が出された場合は、危険な場所にいる人は全員、速やかに安全な場所へ避難する必要があります。これらの情報は命に関わる重要な情報なので、注意深く聞き、適切に行動することが大切です。

その土地の気候や地形などの自然条件に合わせて、人々が工夫して発展させてきた産業を何というでしょう?(例:暖かい気候を生かした果物栽培)
①伝統工芸
②地場産業(地域産業)
③観光業

正解は『地場産業(地域産業)』

地場産業(じばさんぎょう)または地域産業(ちいきさんぎょう)とは、特定の地域で、その土地の自然条件(気候、地形、資源など)や、歴史的な背景、受け継がれてきた技術などを生かして発達してきた産業のことです。例えば、雪が多い地域でのスキー関連産業、海に近い地域での水産業や水産加工業、温暖な気候を生かした野菜や果物の栽培などが挙げられます。地域の経済を支え、特色を作り出す重要な存在です。

地図記号で、果樹園(りんご、みかんなど)を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①木が1本描かれている記号
②木が3本集まったような記号
③果物のマーク

正解は『木が3本集まったような記号』

果樹園を表す地図記号は、りんごやみかんなどの果樹が植えられている様子を表したもので、小さな木の形(針葉樹のような形)が3つ集まったようなデザインになっています。この記号がある場所は、果物を栽培している農園であることを示します。木が1本だけ描かれている記号は、独立した樹木(名木など)を表すことがあります。

川の上流にある森林(森)は、水をきれいにしたり、洪水を防いだりする大切な役割を持っています。この森林の働きを何と呼ぶでしょう?
①光合成
②水源かん養機能(緑のダム)
③土壌浄化

正解は『水源かん養機能(緑のダム)』

水源かん養機能(すいげんかんようきのう)とは、森林が持つ、水を蓄え、水質を浄化し、洪水を緩和するなどの働きのことです。森林の土壌はスポンジのように雨水を吸収・貯留し、ゆっくりと川へ流すため、急な増水を抑える(洪水を緩和する)効果があります。また、土壌を通過する間に水がろ過され、きれいになります。このため、森林は「緑(みどり)のダム」とも呼ばれ、豊かな水を育むために非常に重要な役割を果たしています。

まだ使えるけれど自分では不要になったものを、インターネットのオークションやフリマアプリで売買することも、ごみ減量につながる行動です。これは3Rのうち主にどれに貢献するでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リユース』

インターネットオークションやフリマアプリなどを通じて、不要になったものを必要としている人に譲り渡すことは、物を捨てずに繰り返し使う「リユース(Reuse)」を促進する行動です。これにより、ごみとして処分されるはずだったものが再活用され、ごみの減量につながります。また、新しい製品を買う代わりに中古品を選ぶことも、資源の節約に貢献します。

災害時に、けがをした人や急病の人に応急手当をしたり、避難所で健康管理の相談に乗ったりする医療チームを何と呼ぶことがあるでしょう?
①消防団
②DMAT(災害派遣医療チーム)や医療救護班
③ボランティアセンター

正解は『DMAT(災害派遣医療チーム)や医療救護班』

DMAT(ディーマット:Disaster Medical Assistance Team)は、医師、看護師、業務調整員などで構成され、大規模災害発生直後に被災地に駆けつけ、救命医療を行う専門的な訓練を受けた医療チームです。また、日本赤十字社や地域の医師会なども医療救護班を組織し、避難所での診療や健康相談、心のケアなど、被災者の健康を守るための活動を行います。これらの医療チームは、災害時の人命救助と健康維持に不可欠な存在です。

わたしたちが選挙で選んだ代表者が、議会で話し合って地域のルール(条例など)や予算を決める政治の仕組みを何というでしょう?
①直接民主制
②間接民主制(議会制民主主義)
③独裁政治

正解は『間接民主制(議会制民主主義)』

間接民主制(かんせつみんしゅせい)または議会制民主主義(ぎかいせいみんしゅしゅぎ)とは、国民(住民)が自分たちの代表者(議員など)を選挙で選び、その代表者が議会で話し合って政治を行う仕組みのことです。日本のような人口の多い国や地域では、すべての人が直接話し合いに参加するのは難しいため、この方法がとられています。都道府県や市町村の政治も、住民が選んだ知事(市長村長)と議員によって行われる間接民主制です。直接民主制は住民が直接投票などで物事を決める仕組みです。

地図記号で、お城(城跡)を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①家のマーク
②お城の形のマーク
③石垣のようなマーク

正解は『お城の形のマーク』

城跡(しろあと、じょうせき)を表す地図記号は、日本の伝統的なお城の天守閣(てんしゅかく)の形をシンプルに図案化したマークです。この記号がある場所には、昔のお城の跡や、復元されたお城があることを示しています。歴史的な観光地などでよく見られます。

私たちが安全な水をいつでも使えるように、水道管の点検や修理、水質検査などを定期的に行っているのは、主に誰でしょう?
①国
②水道事業者(主に市町村など)
③住民自身

正解は『水道事業者(主に市町村など)』

水道水の供給や、水道施設の維持管理は、主に私たちが住んでいる市町村などの水道事業者(水道局など)が行っています。水道事業者は、浄水場で安全な水を作り、配水管を通して各家庭に届けるだけでなく、古くなった水道管を取り替えたり、漏水がないか点検したり、定期的に水質検査を行って安全性を確認したりするなど、私たちが安心して水を使えるように、日々様々な仕事を行っています。

生ごみを堆肥(たいひ)にして、畑や庭の肥料として使うことは、ごみ処理においてどのような効果があるでしょう?
①ごみの量を減らし、資源を有効活用できる
②ごみの処理費用が増える
③環境に悪い影響を与える

正解は『ごみの量を減らし、資源を有効活用できる』

家庭から出る生ごみを、そのまま燃えるごみとして出すのではなく、堆肥(たいひ)化することは、ごみの量を減らす(リデュース)とともに、栄養分を土に返す資源の有効活用(リサイクル的な側面も)になります。堆肥は、野菜や花の栽培に使える良質な肥料となり、土壌を豊かにします。市町村によっては、生ごみ処理機(コンポスト)の購入補助を行っている場合もあります。ごみ減量と資源循環に貢献する取り組みです。

災害に備えて、地域の人々が協力して行う避難訓練や、防災マップ作りなどの活動を何と呼ぶでしょう?
①自助
②共助
③公助

正解は『共助』

共助(きょうじょ)とは、災害時などに、自分たちの地域(町内会、自主防災組織など)や身近な人々が互いに協力し、助け合うことです。避難訓練への参加、安否確認、初期消火、救出・救護活動、避難所の運営協力などが共助にあたります。大規模な災害が発生した際には、行政による支援(公助)だけでは限界があるため、自分自身で備える「自助(じじょ)」とともに、この共助の力が非常に重要になります。

都道府県の中には、特定の産業(例:自動車工業、電子部品工業など)が集中している地域があります。このような地域を何と呼ぶことがあるでしょう?
①農業地帯
②工業地域(工業地帯)
③商業地域

正解は『工業地域(工業地帯)』

工業地域(こうぎょうちいき)または工業地帯(こうぎょうちたい)とは、多くの工場が集まり、工業生産が盛んに行われている地域のことです。特定の種類の産業(例:鉄鋼業、化学工業、自動車工業など)が集積している場合が多く、港や高速道路などの交通網が発達している場所に形成される傾向があります。日本の経済を支える重要な地域であり、多くの人々が働いています。農業地帯は農業が盛んな地域、商業地域は商店やオフィスが集まる地域です。

地図記号で、神社を表す記号はどれでしょう?
①卍(まんじ)
②鳥居のマーク
③十字架

正解は『鳥居のマーク』

神社を表す地図記号は、神社の入り口にある「鳥居(とりい)」の形を図案化したマークです。この記号は、日本固有の宗教である神道の信仰施設である神社がある場所を示しています。卍(まんじ)はお寺(仏教寺院)を表す記号、十字架はキリスト教の教会を表す記号です。

下水道が整備されていない地域で、家庭のトイレの汚水を処理するための装置を何というでしょう?
①浄水槽
②合併処理浄化槽
③貯水タンク

正解は『合併処理浄化槽』

合併処理浄化槽(がっぺいしょりじょうかそう)は、下水道が整備されていない地域で、家庭から出るトイレの汚水だけでなく、台所やお風呂などの生活排水もまとめて処理し、きれいな水にしてから側溝や川などに放流するための装置です。微生物の働きなどを利用して汚水を浄化します。これにより、地域の水環境を守る役割を果たしています。(単独処理浄化槽はトイレの汚水のみを処理します)。

ごみを決められた場所以外に捨てることを何というでしょう?法律で禁止されています。
①ポイ捨て
②不法投棄
③野焼き

正解は『不法投棄』

不法投棄(ふほうとうき)とは、決められたルールを守らずに、ごみを道路脇や山林、空き地などに捨てる行為のことです。景観を損なうだけでなく、土壌や水質を汚染するなど、環境に深刻な悪影響を与えます。廃棄物処理法という法律で厳しく禁止されており、罰金や懲役などの罰則が科せられます。ポイ捨ても不法投棄の一種ですが、特に大きなごみや大量のごみを捨てる場合に「不法投棄」という言葉が使われることが多いです。野焼きは屋外でごみを燃やすことです。

災害時に、行政(国、都道府県、市町村)が行う人命救助、避難所の開設、支援物資の配布などの公的な支援活動を何と呼ぶでしょう?
①自助
②共助
③公助

正解は『公助』

公助(こうじょ)とは、災害が発生した際に、国、都道府県、市町村などの行政機関が行う支援や救助活動のことです。消防、警察、自衛隊による人命救助活動、避難所の設置・運営、食料や水などの支援物資の提供、被災者の生活再建支援などが公助にあたります。ただし、大規模災害時には公助だけでは対応しきれない場合も多く、自分自身で備える「自助」や、地域で助け合う「共助」と連携することが不可欠です。

昔からその土地に伝わる独自の技術や製法で作られる工芸品(例:陶磁器、織物、漆器など)を何というでしょう?
①地場産業
②伝統的工芸品
③民芸品

正解は『伝統的工芸品』

伝統的工芸品(でんとうてきこうげいひん)は、ある地域で、主に昔から受け継がれてきた原材料と技術・技法を用いて、手作業中心で作られてきた工芸品のことです。経済産業大臣によって指定されたものを指す場合が多いですが、広く地域の特色ある工芸品全般を指すこともあります。例として、京都の西陣織、石川の輪島塗、佐賀の有田焼などがあります。地域の文化や歴史を反映しており、大切な地場産業の一つとなっています。民芸品は、より日常的な手作りの工芸品を指すことが多いです。

地図記号で、お寺(仏教寺院)を表す記号はどれでしょう?
①卍(まんじ)
②鳥居のマーク
③十字架

正解は『卍(まんじ)』

卍(まんじ)の記号は、お寺(仏教寺院)を表す地図記号です。これは、仏教で幸運や吉祥のしるしとされるマークです。この記号がある場所には、仏教のお寺があることを示しています。鳥居のマークは神社、十字架はキリスト教の教会を表します。

大雨の時に、川の水位が危険なレベルまで上昇していることを知らせるために、川沿いに設置されている警報装置や表示板があります。これは誰が設置・管理していることが多いでしょう?
①地域住民
②国や都道府県(河川管理者)
③消防署

正解は『国や都道府県(河川管理者)』

河川の水位観測、洪水予報、警報装置(サイレンや電光掲示板など)の設置・管理は、その河川を管理している国(国土交通省)や都道府県が行っています。これを河川管理者(かせんかんりしゃ)と呼びます。河川管理者は、雨量や水位の情報を常に監視し、危険が迫ると予測される場合に、警報を出したり、水門を操作したりして、洪水被害を最小限に抑えるための重要な役割を担っています。

スーパーなどで食品を買うときに、賞味期限や消費期限が近いものから手前に並べられていることがあります。すぐに食べる予定の場合、手前の商品を選ぶことは、食品ロス削減のためにどのような行動といえるでしょう?
①リデュース
②リユース
③食品ロス削減(リデュースの一環)

正解は『食品ロス削減(リデュースの一環)』

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを「食品ロス」といいます。スーパーなどで、すぐに食べる予定の食品を買う際に、棚の手前にある販売期限が近い商品を選ぶことは、売れ残って廃棄される食品を減らすことにつながり、食品ロス削減に貢献する行動です。これは、無駄なごみを減らすという意味で、広い意味でのリデュース(削減)の一環と考えることができます。買いすぎない、買ったものは使い切る、なども食品ロス削減のために大切です。

災害ボランティアは、どのような活動をすることが多いでしょう?
①被災地での専門的な救助活動
②避難所の運営手伝いや、がれきの片付け、炊き出しなど
③被災者への金銭的な支援

正解は『避難所の運営手伝いや、がれきの片付け、炊き出しなど』

災害ボランティアは、被災した人々や地域を支援するために、自発的に無償で活動する人々のことです。活動内容は多岐にわたりますが、主に避難所での食事の準備(炊き出し)や物資の仕分け、被災した家屋の泥出しや片付けの手伝い、被災者の話し相手になるなどの生活支援が中心となります。専門的な知識や技術がなくてもできる活動も多くあります。被災地の復旧・復興を支える重要な力となっています。

ある都道府県が、他の地域や外国との間で、人や物、情報などをやり取りすることを何というでしょう?
①交流・連携
②独立
③競争

正解は『交流・連携』

都道府県や市町村は、他の地域(国内の他の都道府県や市町村)や、外国の都市などと、文化、経済、観光、防災など様々な分野で交流し、協力し合うこと(連携)があります。例えば、姉妹都市提携を結んで文化交流を行ったり、災害時に相互に支援し合ったり、共同で観光客を誘致したりします。こうした交流・連携を通じて、お互いの地域の活性化や課題解決につなげています。

地図記号で、高い塔(東京タワー、テレビ塔など)を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①電波のマーク
②塔の形を横から見たようなマーク
③三角形のマーク

正解は『塔の形を横から見たようなマーク』

高い塔(送電線の鉄塔を除く、高さ60m以上のもの)を表す地図記号は、塔を横から見た形をシンプルに図案化したマークです。下部が広がっていて、上に向かって細くなっている形をしています。展望台のあるタワーや、電波塔などがこの記号で表されます。有名な塔の場所を地図で確認するのに役立ちます。

昔は生活用水として使われていた井戸水ですが、現在、都市部で井戸水を飲む場合に注意すべき点は何でしょう?
①そのまま飲んでも安全
②水質検査をして安全を確認する必要がある
③沸騰させれば必ず安全

正解は『水質検査をして安全を確認する必要がある』

井戸水は地下水を利用しており、昔はそのまま飲まれることもありましたが、現代の都市部などでは、周辺の環境(工場の排水、生活排水、農薬など)の影響で、水質が汚染されている可能性があります。そのため、井戸水を飲用する場合は、必ず定期的に専門機関で水質検査を行い、安全基準を満たしているかを確認する必要があります。見た目がきれいでも、有害な物質が含まれていることがあるため、安易に飲むのは危険です。沸騰させても、化学物質などは除去できない場合があります。

大型の家具や家電製品など、通常の収集日に出せない大きなごみを何というでしょう?
①資源ごみ
②粗大ごみ
③産業廃棄物

正解は『粗大ごみ』

粗大ごみ(そだいごみ)とは、家庭から出るごみのうち、一辺の長さが一定以上(例:30cmや50cmなど、市町村によって基準は異なる)の、大型の家具(タンス、ベッド、机など)や、家電製品(指定されたリサイクル対象品を除く)、自転車などを指します。通常のゴミ集積所には出せず、事前に市町村に申し込みをして、有料で収集してもらうか、指定された処理施設に自分で持ち込む必要があります。産業廃棄物は事業活動に伴って出るごみです。

地震や火災などの発生に備えて、学校や地域で行われる避難や消火の練習を何というでしょう?
①防災訓練
②防災会議
③防災マップ

正解は『防災訓練』

防災訓練(ぼうさいくんれん)は、地震、火災、津波、風水害などの災害が発生した場合に、被害を最小限に抑え、安全に行動できるように、事前に繰り返し練習することです。学校では、避難経路の確認、机の下にもぐる練習、消火器の使い方などを学びます。地域でも、住民が集まって安否確認や避難、初期消火などの訓練を行います。いざという時に落ち着いて行動できるよう、訓練に真剣に取り組むことが大切です。

都道府県知事や市町村長、議会の議員などを選ぶための投票を何というでしょう?
①アンケート
②選挙
③住民投票

正解は『選挙』

選挙(せんきょ)は、私たちが、自分たちの代表として地域や国の政治を行う人(都道府県知事、市町村長、議会議員など)を選ぶための大切な手続きです。投票によって、多くの人々から支持された人が代表者として選ばれます。日本国憲法で定められた国民(住民)の重要な権利であり、民主主義を支える基本的な仕組みです。一定の年齢になると選挙権が与えられます。住民投票は、特定の重要な政策について住民が直接意思を示す投票です。

地図記号で、発電所や変電所を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①歯車のマーク
②円の中に送電線の鉄塔のようなマーク
③稲妻のマーク

正解は『円の中に送電線の鉄塔のようなマーク』

発電所や変電所を表す地図記号は、円の中に、電気を送る送電線の鉄塔の形をシンプルにしたようなマークが描かれています。これは、電気を作り出したり、電圧を変えたりする施設があることを示しています。火力発電所、水力発電所、原子力発電所や、変電所などがこの記号で表されます。歯車のマークは工場です。

川の水をきれいに保つために、工場や家庭から出る汚れた水をそのまま川に流さないようにするための対策の一つは何でしょう?
①川にたくさんの洗剤を流す
②下水道を整備し、下水処理場で水をきれいにする
③川岸にたくさんの木を植える

正解は『下水道を整備し、下水処理場で水をきれいにする』

工場や家庭から出る汚れた水(排水)をそのまま川に流すと、水質が悪化し、魚などの生き物が住めなくなったり、水道水として利用できなくなったりします。これを防ぐために、下水道を整備して各家庭や工場からの排水を集め、下水処理場で微生物や薬品を使ってきれいに処理してから川や海に戻すことが重要です。また、工場に対しては厳しい排水基準が設けられています。川岸に木を植えることも水質浄化に役立ちますが、排水処理が根本的な対策です。

家電リサイクル法で、リサイクルが義務付けられている家電製品4品目とは、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫と、あと一つは何でしょう?
①パソコン
②洗濯機・衣類乾燥機
③電子レンジ

正解は『洗濯機・衣類乾燥機』

家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)は、家庭から出る使用済みの特定の家電製品について、メーカーが引き取ってリサイクル(部品や材料を再利用)することを義務付けた法律です。対象となるのは、①エアコン、②テレビ(ブラウン管式、液晶・プラズマ式)、③冷蔵庫・冷凍庫、④洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。これらの製品を処分する際は、法律で定められたリサイクル料金と収集運搬料金を支払う必要があります。資源の有効活用と廃棄物の削減を目的としています。

災害が起こった後、被災した人々が元の生活を取り戻せるように、国や地域、ボランティアなどが行う長期的な支援活動を何というでしょう?
①応急対応
②復旧・復興支援
③防災対策

正解は『復旧・復興支援』

復旧・復興支援(ふっきゅう・ふっこうしえん)とは、災害によって被害を受けた地域や人々の生活を、元の状態に戻す(復旧)、あるいは更に発展させていく(復興)ための様々な取り組みのことです。壊れた道路や建物の修理、仮設住宅の建設、仕事や住まいを見つけるための支援、心のケア、地域の産業の立て直しなどが含まれます。応急対応が一段落した後、長期的に行われる支援活動です。防災対策は災害を未然に防ぐための備えです。

都道府県や市町村が、地域の活性化や住民サービス向上のために行う独自の政策や事業のことを何と呼ぶことがあるでしょう?
①国の指示
②地域振興策(まちづくり)
③法律

正解は『地域振興策(まちづくり)』

地域振興策(ちいきしんこうさく)や「まちづくり」とは、都道府県や市町村が、その地域の特色を生かし、産業を盛んにしたり、住みやすい環境を整えたり、観光客を呼び込んだりして、地域全体を元気に(活性化)するための様々な計画や事業のことです。子育て支援の充実、商店街の活性化、移住者の誘致、イベントの開催などが具体例として挙げられます。住民の意見を聞きながら、より魅力的な地域を目指して行われます。

地図記号で、市役所や町村役場を表す記号はどれでしょう?
①◎(二重丸)
②〇の中に文
③〒マーク

正解は『◎(二重丸)』

◎(二重丸)の地図記号は、市役所や、東京都の区役所、町村役場を表します。これは、その地域の行政の中心となる重要な建物であることを示しています。〇の中に文は学校、〒マークは郵便局を表します。

私たちが毎日使う水は、地球上に存在する水の量と比べて、どのくらいの割合でしょう?
①ほとんどすべて
②約半分
③ごくわずか

正解は『ごくわずか』

地球上にはたくさんの水がありますが、その約97.5%は海水で、私たちがそのまま利用できる淡水は約2.5%しかありません。さらに、その淡水の多くは南極や北極などの氷や地下深くにあるため、私たちが比較的簡単に利用できる川や湖、浅い地下水などは、地球上の水の総量のわずか0.01%程度と言われています。水は無限にあるわけではなく、非常に貴重な資源なのです。だからこそ、水を大切に使う必要があります。

道路や公園など、公共の場所にごみを捨てる「ポイ捨て」を防ぐために、どのような心がけが大切でしょう?
①ごみ箱がない場所では持ち帰る
②見つからなければ捨ててもよい
③誰かが拾ってくれるのを待つ

正解は『ごみ箱がない場所では持ち帰る』

ポイ捨ては、まちの美観を損ねるだけでなく、環境汚染の原因にもなります。また、割れたガラスや缶などで人がけがをしたり、動物が誤って食べてしまったりする危険もあります。公共の場所にごみ箱がない場合は、ごみを自分で持ち帰り、自宅や決められた場所で正しく処分するという責任ある行動が大切です。「自分一人くらい」という考えではなく、誰もが美しい環境を守る意識を持つことが重要です。

災害時に備えて、食料や飲料水などを家庭で普段から少し多めに買い置きしておき、使った分だけ補充する方法を何というでしょう?
①買い占め
②ローリングストック法
③節約

正解は『ローリングストック法』

ローリングストック法は、災害時用の特別な非常食だけでなく、普段の生活で食べている食品(缶詰、レトルト食品、乾麺など)や飲料水、日用品などを少し多めに(例えば3日~1週間分)備蓄しておき、古いものから順番に消費し、消費した分を買い足していく方法です。これにより、常に一定量の備蓄を保ちながら、食品の期限切れを防ぐことができます。特別な準備という意識なく、無理なく災害への備えができます。

都道府県や市町村の議会(県議会、市議会など)の主な役割は何でしょう?
①法律を作ること
②条例や予算を審議し決定すること
③裁判を行うこと

正解は『条例や予算を審議し決定すること』

都道府県議会や市町村議会は、住民から選挙で選ばれた議員が集まり、その地域のルールである「条例」を制定・改正したり、税金の使い道である「予算」を審議して決定したり、地域の重要な政策について議論したりする役割を担っています。知事や市町村長(行政側)が提案したことに対して、住民の代表としてチェックし、承認するかどうかを決めます。地域の政治における重要な意思決定機関です。法律は国会が作り、裁判は裁判所が行います。

地図記号で、灯台を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①船のマーク
②上部から光が出ている塔のようなマーク
③波のマーク

正解は『上部から光が出ている塔のようなマーク』

灯台を表す地図記号は、灯台の形をかたどり、上部から光(灯光)が四方に出ている様子を表したマークです。海岸や岬などに建てられ、船が安全に航行するための目印となる灯台がある場所を示しています。港の近くや海岸線の地図で見られます。

飲み終わった牛乳パックは、洗って開いて乾かせば、何にリサイクルされることが多いでしょう?
①新しい牛乳パック
②トイレットペーパーやティッシュペーパー
③プラスチック製品

正解は『トイレットペーパーやティッシュペーパー』

使用済みの牛乳パックは、良質なパルプ(紙の原料)を多く含んでいるため、大切なリサイクル資源です。正しく回収された牛乳パックは、主にトイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンペーパーなどの家庭紙に再生利用されます。一部、ノートや画用紙などにリサイクルされることもあります。リサイクルするためには、中をよく洗って、切り開いて、乾かしてから回収に出すことが大切です。

ごみのポイ捨てや不法投棄をなくすために、地域の人々が協力して行う清掃活動を何というでしょう?
①パトロール
②美化活動(清掃ボランティア)
③リサイクル運動

正解は『美化活動(清掃ボランティア)』

美化活動(びかかつどう)とは、公園や道路、河川敷など、公共の場所をきれいに保つために、地域住民やボランティア団体などが協力して行う清掃活動のことです。落ちているごみを拾ったり、雑草を抜いたりします。これにより、まちの景観が美しくなるだけでなく、住民の環境意識を高め、ポイ捨てなどをしにくい雰囲気を作る効果も期待されます。地域への愛着を深めるきっかけにもなります。

地震の揺れを感じたとき、まず「自分の身を守る」行動を指す防災用語は何でしょう?
①自助
②共助
③公助

正解は『自助』

自助(じじょ)とは、「自分の身は自分で守る」という考え方に基づき、災害に備えて各自が行う準備や、災害発生時にまず自分自身の安全を確保するための行動のことです。家具の固定、非常持出品の準備、避難経路の確認、そして地震発生時に机の下にもぐるなどの安全確保行動が自助にあたります。防災の基本であり、まず自助を行うことが、その後の共助(地域での助け合い)や公助(行政による支援)につながります。

ある地域の気候(気温や降水量など)は、その地域の農業や人々のくらしにどのような影響を与えるでしょう?
①全く影響しない
②農業の種類や、服装、住居などに大きな影響を与える
③農業にしか影響しない

正解は『農業の種類や、服装、住居などに大きな影響を与える』

地域の気候(一年を通じた気温の変化、雨や雪の量や降る時期など)は、その土地で育つ作物(農業)の種類を大きく左右します。例えば、温暖で雨が多い地域では稲作が盛んになり、冷涼な地域ではジャガイモや小麦などが栽培されます。また、気候は人々の服装(暑さ・寒さ対策)や、家の造り(雪対策、暑さ対策など)、生活習慣(暖房の使い方など)にも大きな影響を与え、その地域ならではのくらしの文化を形作っています。

地図記号で、博物館や美術館を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①本のマーク
②パレットと筆のマーク
③建物の形の中に「博」または「美」の文字

正解は『建物の形の中に「博」または「美」の文字』

博物館を表す地図記号は、建物の形(家のような形)の中に「博」の文字が入ったものです。同様に、美術館を表す記号も、建物の形の中に「美」の文字が入ったものが使われることがあります(ただし、国土地理院の地形図では博物館の記号で代用されることが多い)。これらの記号は、歴史的な資料や美術品などが展示されている施設がある場所を示します。

水道水に含まれている、水を消毒するための薬品は何でしょう?少しプールのようなにおいがすることがあります。
①塩
②塩素
③砂糖

正解は『塩素』

日本の水道水は、安全性を確保するために、浄水場で塩素(えんそ)による消毒が法律で義務付けられています。塩素には、病気の原因となる細菌やウイルスを殺菌する効果があります。水道水からわずかにカルキ臭(プールのようなにおい)がするのは、この消毒に使われている塩素によるものです。水道管を通って家庭に届くまでの間も、水の安全性を保つために、微量の塩素が残るように調整されています。人体には影響のない量です。

限りある資源を大切にし、環境への負担を減らすために、私たち一人ひとりが心がけるべき持続可能な社会に向けた行動目標を、世界共通の目標として定めたものを何というでしょう?
①3R
②SDGs(持続可能な開発目標)
③環境基本法

正解は『SDGs(持続可能な開発目標)』

SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals)は、「持続可能な開発目標」と訳され、2015年に国連で採択された、2030年までに達成を目指す世界共通の17の目標です。貧困や飢餓をなくす、質の高い教育をみんなに、ジェンダー平等を実現する、気候変動対策、そして「つくる責任 つかう責任」(目標12)や「海の豊かさを守ろう」(目標14)、「陸の豊かさも守ろう」(目標15)など、環境問題や資源に関する目標も含まれています。4年生の社会科で学ぶ水やごみ、自然災害への備えなども、SDGsの達成につながる大切な取り組みです。

日本で一番面積が大きい都道府県はどこでしょう?
①岩手県
②北海道
③長野県

正解は『北海道』

日本で最も面積が広い都道府県は北海道(ほっかいどう)です。日本の総面積の約22%を占めています。広大な土地を生かした農業や酪農が盛んで、豊かな自然にも恵まれています。2番目に広いのは岩手県、3番目は福島県です。長野県は内陸県としては最も面積が広いです。

地図で、実際の距離が1kmのとき、地図上の長さが2cmになる地図の縮尺はどれでしょう?
①1/25000
②1/50000
③1/100000

正解は『1/50000』

縮尺(しゅくしゃく)は「地図上の距離 ÷ 実際の距離」で表されます。まず単位をそろえます。1km = 1000m = 100000cm です。地図上の2cmが実際の100000cmにあたるので、縮尺は 2cm ÷ 100000cm = 2/100000 = 1/50000 となります。つまり、この地図は実際の距離を5万分の1に縮めて表しているということです。

川の水が海に流れ込む河口付近で、川から運ばれた土砂が積もってできる、平らで低い土地を何というでしょう?
①扇状地
②三角州(デルタ)
③台地

正解は『三角州(デルタ)』

三角州(さんかくす、デルタ)は、川が海や湖に流れ込む場所で、水の流れがゆるやかになるために川が運んできた土や砂(土砂)が積もり、三角形に近い形に広がってできた平坦な地形です。水はけはあまり良くありませんが、土地が肥えているため、水田などに利用されることが多いです。扇状地は山から平野に出る谷の出口にできる扇形の地形、台地は周りより一段高い平坦な地形です。

下水処理場で汚れた水をきれいにするために活躍している、目に見えない小さな生き物は何でしょう?
①魚
②プランクトン
③微生物

正解は『微生物』

下水処理場では、汚れの主な原因である有機物を分解するために、微生物(びせいぶつ)の働きを利用しています。具体的には、汚水に空気を送り込みながら微生物(細菌や原生動物など)を活発に活動させ、汚れを食べてもらう「活性汚泥法(かっせいおでいほう)」という方法が広く使われています。微生物は、自然界でも水をきれいにする働きを持っており、下水処理ではその力を効率よく利用しています。

まだ使えるものを修理して長く使うことは、3Rのうちどれにあてはまるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リユース』

壊れたものをすぐに捨てずに修理して、再び使えるようにすることは、物を繰り返し使う「リユース(Reuse)」にあたります。例えば、おもちゃが壊れたら修理する、服が破れたら縫って直す、などが挙げられます。これにより、新しいものを買う必要がなくなり、ごみの量を減らすとともに、資源の節約にもつながります。

地震が発生する主な原因として考えられているものは何でしょう?
①火山の噴火
②プレートと呼ばれる巨大な岩盤のずれ
③大雨による地盤のゆるみ

正解は『プレートと呼ばれる巨大な岩盤のずれ』

地球の表面は、プレートと呼ばれる十数枚の巨大な岩盤で覆われています。これらのプレートは非常にゆっくりと動いており、プレート同士がぶつかったり、一方が他方の下に沈み込んだりする境界付近では、大きな力が蓄積されます。この蓄積された力が限界に達し、岩盤が急激にずれ動く(断層運動)ことによって、地震が発生します。日本列島は複数のプレートがぶつかり合う場所にあるため、世界的に見ても地震が多い国です。

地域の防災活動の中心となる、住民が自主的に結成する組織を何というでしょう?
①消防団
②自主防災組織
③町内会

正解は『自主防災組織』

自主防災組織(じしゅぼうさいそしき)は、地域住民が「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識のもと、自主的に結成し、防災活動を行う組織です。平常時には防災訓練や防災知識の普及、防災マップの作成などを行い、災害発生時には初期消火、住民の安否確認、避難誘導、情報伝達、簡単な救助活動など、「共助」の中心的な役割を担います。町内会が母体となることが多いですが、別の組織として活動する場合もあります。消防団はより専門的な消防活動を行います。

都道府県どうしを結ぶ高速道路や、主要な国道などは、主に誰が建設・管理しているでしょう?
①市町村
②国や都道府県、高速道路会社
③地域住民

正解は『国や都道府県、高速道路会社』

高速道路や、複数の都道府県にまたがるような重要な国道(指定区間)は、主に国(国土交通省)や、国から委託された高速道路会社(NEXCOなど)が建設・管理を行っています。その他の国道や主要な地方道(県道など)は、都道府県が管理しています。市町村は、主に市町村内の道路(市町村道)を管理しており、国、都道府県、市町村が役割分担して道路網を整備・維持しています。

地図で、同じ種類の土地の使われ方(例:森林、畑、市街地など)が、同じ色や模様で示されている地図を何というでしょう?
①地形図
②土地利用図
③ハザードマップ

正解は『土地利用図』

土地利用図(とちりようず)は、ある地域の土地がどのように使われているか(土地利用)を、種類ごとに色分けや模様で示した地図です。例えば、水田、畑、果樹園、森林、市街地(住宅地、商業地、工業地など)、荒地などが区別されて表示されます。この地図を見ることで、その地域の産業の特色や、都市の広がりなどを知ることができます。地形図は土地の高低や形状、ハザードマップは災害の危険区域を示します。

節水のために、歯みがき中に水を出しっぱなしにしないことは、どのような行動といえるでしょう?
①リデュース(水の無駄遣いを減らす)
②リユース(水を再利用する)
③リサイクル(水を再生する)

正解は『リデュース(水の無駄遣いを減らす)』

歯みがき中に水を流しっぱなしにすると、多くの水が無駄になってしまいます。コップに水を汲んで使うなどして、不必要な水の使用を控えることは、水の使用量そのものを減らす「リデュース(Reduce)」にあたります。シャワーの時間を短くする、洗い物で水をためて使うなども、水の量を減らすリデュースの工夫です。限りある水資源を守るために大切な行動です。

使い終わった天ぷら油などの廃食用油を回収し、車の燃料(バイオディーゼル燃料)などに作り変える取り組みは、3Rのうちどれにあたるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リサイクル』

使用済みの食用油(廃食用油)を、そのまま捨てるのではなく、回収して化学的に処理し、バイオディーゼル燃料(BDF)などの別の製品の原料として再生利用することは、「リサイクル(Recycle)」にあたります。バイオディーゼル燃料は、軽油の代わりにディーゼル車などで使うことができ、環境負荷の低減につながるとされています。地域によっては、学校やスーパーなどで廃食用油の回収が行われています。

津波から避難するときの合言葉としてよく言われる「より遠くへ」と、もう一つは何でしょう?
①より急いで
②より安全な場所へ
③より高くへ

正解は『より高くへ』

津波は非常に速いスピードで押し寄せ、低い場所から浸水していくため、避難する際は「より遠くへ、より高くへ」避難することが重要です。海岸や川の近くから、できるだけ離れた場所(遠くへ)、そして、できるだけ標高の高い場所(高台や津波避難ビルなど)を目指して避難します。揺れを感じたり、津波警報が出されたりしたら、ためらわずに直ちに避難行動を開始することが命を守るために最も大切です。

災害時に、正確な情報を得るために注意すべきことは何でしょう?
①インターネットのうわさ話を信じる
②一つの情報源だけを信じる
③テレビ、ラジオ、自治体の発表など信頼できる情報源を確認する

正解は『テレビ、ラジオ、自治体の発表など信頼できる情報源を確認する』

災害時には、様々な情報が飛び交い、中には不正確な情報やデマ(うわさ話)が含まれていることもあります。パニックにならず、落ち着いて行動するためには、信頼できる情報源から正確な情報を得ることが非常に重要です。テレビやラジオのニュース、気象庁や自治体(都道府県、市町村)の公式ウェブサイトやSNS、広報車など、公的な機関が発表する情報を確認するようにしましょう。一つの情報だけでなく、複数の情報源を比較することも大切です。

江戸時代に、利根川の流れを変える大工事を行い、関東平野の新田開発や水運の発展に貢献した人物は誰でしょう?
①伊能忠敬
②伊奈忠次(または伊奈氏一族)
③徳川家康

正解は『伊奈忠次(または伊奈氏一族)』

伊奈忠次(いなただつぐ)とその一族は、江戸時代の初期に関東地方の代官頭(だいかんがしら)を務め、利根川の流れを東に変えて太平洋に注ぐようにする「利根川東遷(とねがわとうせん)」と呼ばれる大工事をはじめ、荒川の瀬替え(流れを変えること)や用水路の建設など、河川改修や新田開発を精力的に行いました。これにより、洪水を減らし、江戸への物資輸送のための水運を発展させ、広大な関東平野の農業生産力を高めるなど、関東地方の発展に大きく貢献しました。伊能忠敬は日本地図を作った人物、徳川家康は江戸幕府を開いた人物です。

私たちが道路、公園、図書館、学校などの公共施設を利用したり、警察や消防などのサービスを受けたりできるのは、主に何によって支えられているからでしょう?
①ボランティアの活動
②企業からの寄付
③私たちが納める税金

正解は『私たちが納める税金』

道路の整備、公園の管理、図書館や公民館の運営、学校教育、警察や消防の活動、ごみの収集など、私たちのくらしを支える公共の施設やサービス(公共サービス)の多くは、国や地方公共団体(都道府県、市町村)が、私たちが納めた税金(ぜいきん)を使って行っています。税金は、社会全体の共通の財産として、みんなが安心して快適に暮らせる社会を作るために使われています。

日本で最も人口が多い都道府県はどこでしょう?
①大阪府
②神奈川県
③東京都

正解は『東京都』

日本で最も人口が多い都道府県は東京都(とうきょうと)です。日本の首都であり、政治、経済、文化の中心地として多くの人々が集まっています。2023年時点で約1400万人の人々が暮らしており、これは日本の総人口の1割以上にあたります。2番目に人口が多いのは神奈川県、3番目は大阪府です。

地図上で、自分のいる場所から目的地までの方角を正確に知るために使う道具は何でしょう?
①温度計
②方位磁針(コンパス)
③巻尺

正解は『方位磁針(コンパス)』

方位磁針(ほういじしん)またはコンパスは、地球が持つ磁石の力(地磁気)を利用して、常に北(N極が指す方角)を示す道具です。地図と方位磁針を組み合わせることで、地図の北と実際の方位を合わせ(地図の整置)、自分の現在地や目的地の方向を正確に知ることができます。登山やハイキングなどで道に迷わないために重要な道具です。

大雨によって川が増水したとき、堤防から水があふれ出る前に、一時的に川の水を安全な場所に流し込むための水路を何というでしょう?
①用水路
②放水路
③排水路

正解は『放水路』

放水路(ほうすいろ)は、大雨などで川の水位が危険なレベルまで上昇した場合に、洪水を防ぐために、川の途中から別のルート(別の川や海など)へ水を流す人工の水路のことです。これにより、下流の市街地などへの洪水被害を軽減することができます。都市部を流れる大きな川などでは、重要な治水施設となっています。用水路は水を引く水路、排水路は不要な水を排出する水路です。

ごみを燃やす清掃工場で、ごみを燃やした時に出る熱エネルギーは、何に利用されることがあるでしょう?
①そのまま捨てる
②発電や温水供給
③ごみを冷やすため

正解は『発電や温水供給』

多くの清掃工場では、ごみを燃やす(焼却する)際に発生する高温の熱エネルギーを有効活用しています。この熱でボイラーを動かして蒸気を作り、タービンを回して発電(ごみ発電、サーマルリサイクルの一種)を行ったり、その熱や蒸気を利用して周辺の施設(温水プール、地域暖房など)に温水を供給したりしています。ごみを処理すると同時に、エネルギーを作り出す、環境に配慮した取り組みです。

日本では、たくさんのごみが最終処分場に埋め立てられていますが、その最終処分場に関してどのような問題が起きているでしょう?
①処分場が余っている
②処分場の確保が難しく、容量に限りがある
③処分場は永久に使える

正解は『処分場の確保が難しく、容量に限りがある』

日本では、毎日大量のごみが発生し、燃やした灰などが最終処分場に埋め立てられています。しかし、新しく最終処分場を作るための土地を見つけることは、周辺住民の理解を得ることも含めて非常に難しくなっています。また、既存の処分場の埋め立て容量にも限りがあり、このままごみが増え続けると、いずれ埋め立てる場所がなくなってしまうという深刻な問題(最終処分場のひっ迫)に直面しています。そのため、ごみそのものを減らす(リデュース、リユース)ことや、リサイクルを進めることが、ますます重要になっています。

気象庁が発表する情報で、「重大な災害が起こるおそれが著しく大きい」特別な状況のときに発表される最も危険度が高い情報は何でしょう?
①注意報
②警報
③特別警報

正解は『特別警報』

特別警報(とくべつけいほう)は、数十年に一度程度しか発生しないような、非常に危険な大雨、暴風、高潮、波浪、大雪、噴火などが予想され、重大な災害が発生する危険性が著しく高まっている場合に、気象庁が最大級の警戒を呼びかけるために発表する情報です。特別警報が発表された場合は、ただちに命を守るための最善の行動をとる必要があります。通常の警報よりもさらに危険な状況であることを示しています。

災害時に、高齢者や障害のある人、小さな子ども連れの人など、避難に時間がかかる人々に対して、特に配慮が必要なことを何と呼ぶでしょう?
①優先避難
②避難時の配慮(要配慮者支援)
③特別扱い

正解は『避難時の配慮(要配慮者支援)』

災害時要配慮者(ようはいりょしゃ)とは、高齢者、障害のある人、乳幼児、妊婦、外国人など、災害が発生した際に、情報の入手や避難行動などに支援を必要とする人々のことです。災害時には、これらの人々が安全に避難できるよう、周りの人々が声をかけたり、避難の手助けをしたりするなど、特別な配慮や支援(共助)が求められます。市町村によっては、要配慮者の名簿を作成し、避難支援の計画を立てています。

新潟県などで見られる、冬にたくさんの雪が降る気候は、日本のどの地域の気候の特徴でしょう?
①太平洋側の気候
②日本海側の気候
③内陸性の気候

正解は『日本海側の気候』

日本の本州において、日本海に面した地域(新潟県、秋田県、山形県、富山県、石川県、福井県など)は、冬に北西からの冷たく湿った季節風が日本列島の中央にある山脈にぶつかることで、大量の雪が降るという気候的特徴があります。これは「日本海側の気候」と呼ばれます。一方、太平洋側の地域は、冬は乾燥して晴れる日が多くなります。こうした気候の違いが、それぞれの地域のくらしや産業に影響を与えています。

地図で、土地の高さを色で分けて表している地図があります。一般的に、標高が低い平野は何色で示されることが多いでしょう?
①茶色
②緑色
③黄色

正解は『緑色』

地図の中には、土地の高さ(標高)に応じて色を塗り分けて、地形の様子を分かりやすく示しているものがあります(標高段彩図)。一般的に、標高が低い平野や盆地は緑色、少し高くなると黄色やオレンジ色、さらに高い山地は茶色、そして標高が非常に高い山は赤紫色や白色で示されることが多いです。色の違いを見ることで、その地域の土地の高低差を大まかにつかむことができます。

雨水が地面にしみこんで地下水となり、それが湧き出して川の源流となる場所を何というでしょう?
①水源
②河口
③分水嶺

正解は『水源』

水源(すいげん)とは、川の流れが始まる場所、つまり水の源(みなもと)のことです。森林に降った雨が地面にしみこんで地下水となり、それが地表に湧き出す場所(湧水地)や、山に降った雨や雪解け水が集まって流れ出す場所などが水源となります。豊かな水源を育むためには、水源地周辺の森林(水源林)を適切に管理し、保全することが重要です。河口は川が海や湖に注ぐ場所、分水嶺は降った雨が異なる水系に分かれる境界となる尾根です。

スーパーマーケットなどで使われている食品トレイ(肉や魚が入っている発泡スチロール製の容器)は、きれいに洗って回収された後、何にリサイクルされることがあるでしょう?
①新しい食品トレイ
②文房具や建材など
③リサイクルできない

正解は『文房具や建材など』

使用済みの食品トレイ(主に白色の発泡スチロール製)は、スーパーなどの店頭で回収され、リサイクルされています。回収されたトレイは、細かく砕かれて溶かされ、再び食品トレイになる場合もありますが、多くはプラスチックの原料(ペレット)に加工され、文房具(定規など)、プランター、おもちゃ、ハンガー、ビデオカセットのケース、あるいは建材の一部など、様々なプラスチック製品に生まれ変わります。リサイクルするには、きれいに洗って乾かすことが大切です。

ごみを減らすために、製品を買うときに、包装が少ないものや、長く使える丈夫なものを選ぶことは、3Rのうち特にどれを意識した行動でしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リデュース』

製品を買う段階で、そもそもごみになる可能性のあるものを減らす工夫は「リデュース(Reduce)」にあたります。過剰な包装を避けたり、簡易包装の商品を選んだりすること、また、安価ですぐに壊れてしまうものよりも、多少値段が高くても丈夫で長持ちする製品を選ぶことも、結果的にごみの発生を抑えることにつながるため、リデュースの考え方に沿った行動といえます。

火山の噴火によって、高温の火山灰や岩石、ガスなどが一体となって山の斜面を高速で流れ下る現象を何というでしょう?
①溶岩流
②火砕流
③土石流

正解は『火砕流』

火砕流(かさいりゅう)は、火山の噴火現象の中でも特に危険なものの一つです。噴火によって放出された高温(数百度にもなる)の火山灰、軽石、岩石の破片、そして火山ガスなどが混合し、一体となって山の斜面を時速100km以上の猛スピードで流れ下る現象です。通過する地域のあらゆるものを破壊し、焼き尽くすため、発生が予想される場合は、速やかに避難する必要があります。溶岩流は高温でどろどろに溶けた岩石の流れ、土石流は水と土砂が混じって流れるものです。

災害が起こったとき、避難所での生活で困ることの一つに、プライバシー(個人的な空間や情報)の確保が難しいことがあります。これを改善するために、どのような工夫が行われているでしょう?
①全員同じ大部屋で過ごす
②間仕切りやテントなどで個別の空間を作る
③プライバシーは気にしない

正解は『間仕切りやテントなどで個別の空間を作る』

避難所(多くは学校の体育館など)での集団生活では、多くの人が同じ空間で過ごすため、着替えや睡眠、個人の持ち物の管理など、プライバシーの確保が難しく、ストレスの原因となることがあります。この問題を軽減するため、近年では、段ボール製の簡易ベッドや間仕切り、個別のテントなどを設置して、少しでも個人的な空間を確保できるようにする工夫が進められています。特に、女性や小さな子どもがいる家族、体調の悪い人などへの配慮が重要です。

瀬戸内海沿岸の地域(広島県、岡山県、香川県など)の気候の特徴として正しいものはどれでしょう?
①一年中雨が多い
②冬に雪がたくさん降る
③一年を通して晴れの日が多く、降水量が少ない

正解は『一年を通して晴れの日が多く、降水量が少ない』

瀬戸内海沿岸の地域は、北側の中国山地と南側の四国山地に挟まれているため、夏も冬も季節風の影響を受けにくく、一年を通して温暖で、晴れの日が多く、降水量が少ないという特徴があります。これは「瀬戸内海式気候(せとないかいしききこう)」と呼ばれます。雨が少ないため、昔から農業用水を確保するためのため池が多く作られてきました。また、穏やかな気候は、塩づくりや柑橘類の栽培などにも適しています。

都道府県や市町村が、住民のくらしに必要なサービスを提供するために使うお金(予算)は、主にどこから集められているでしょう?
①外国からの援助
②住民や企業が納める税金
③宝くじの売上

正解は『住民や企業が納める税金』

都道府県や市町村が、道路や学校を作ったり、医療や福祉のサービスを提供したり、警察や消防を運営したりするためには、多くのお金(予算)が必要です。この予算の主な財源となっているのが、その地域に住む人々(住民税など)や、企業(法人住民税、固定資産税など)が納める税金です。税金は、社会全体を支えるためにみんなで分担して負担するお金であり、公共サービスを通じて私たちのくらしに役立てられています。

地図記号で、老人ホームを表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①家のマークに「老」
②杖をついた人のマーク
③建物の形の中に杖のマーク

正解は『建物の形の中に杖のマーク』

老人ホームを表す地図記号は、2006年に追加された比較的新しい記号で、建物の形(家のような形)の中に、杖(つえ)のマークが描かれています。これは、高齢者が入所または通所して、介護や生活支援のサービスを受ける施設があることを示しています。高齢化が進む中で、これらの施設の位置を示す必要性が高まったことから作られました。

家庭でできる節水の方法として、適切でないものはどれでしょう?
①シャワーの時間を短くする
②洗濯はまとめて洗う
③水を流しながら食器を洗う

正解は『水を流しながら食器を洗う』

水を流しながら食器を洗うと、大量の水が無駄になってしまいます。食器を洗う際は、洗い桶に水をためて洗うようにすると、使用する水の量を大幅に減らすことができます。シャワーの時間を短くすることや、洗濯物を少量で何度も洗うのではなく、まとめて洗うことも、効果的な節水方法です。日々の小さな心がけで、貴重な水資源を守ることができます。

燃えないごみとして出された金属類(空き缶を除くアルミや鉄など)は、どのように処理されることが多いでしょう?
①すべて埋め立てられる
②選別されて資源としてリサイクルされる
③特別な方法で燃やされる

正解は『選別されて資源としてリサイクルされる』

燃えないごみの中には、鉄やアルミなどの金属類が含まれていることがあります。多くの市町村では、燃えないごみを処理する施設(破砕処理施設など)で、磁石を使って鉄を選別したり、手作業や機械でアルミなどの金属を選び出したりしています。こうして回収された金属類は、再び金属製品の原料としてリサイクルされます。資源を有効活用するために重要なプロセスです。

大きな地震が起きたときに、家具が倒れてきたり、物が落ちてきたりするのを防ぐために、家庭でできる対策は何でしょう?
①家具を固定する、重いものは下に置く
②家具は固定しない方が安全
③窓ガラスに近づいておく

正解は『家具を固定する、重いものは下に置く』

大きな地震の揺れによって、タンスや本棚などの大きな家具が倒れたり、テレビや電子レンジなどが飛んできたりすると、下敷きになったりして大けがをする危険があります。これを防ぐためには、L字金具や突っ張り棒などを使って家具を壁や天井にしっかりと固定することが重要です。また、重い物はできるだけ低い場所に置き、棚から物が飛び出さないように扉に留め具をつけるなどの対策も有効です。こうした「家具の固定」は、家庭でできる大切な自助の取り組みです。

災害で被災した地域に対して、他の都道府県や市町村、国などが食料や水、毛布などの物資を送ったり、職員を派遣したりして支援することを何というでしょう?
①自助
②共助(広域的な共助・公助)
③義援金

正解は『共助(広域的な共助・公助)』

大規模な災害が発生した場合、被災した市町村だけでは対応が困難になることがあります。そのような時に、他の都道府県や市町村が、協定に基づいて食料や水、毛布などの支援物資を送ったり、救助活動や避難所運営などを手伝うために職員を派遣したりします。また、国(自衛隊、警察、消防など)も様々な支援を行います。これは、地域間の助け合い(広域的な共助)であり、公的な支援(公助)の一環でもあります。こうした協力体制が、被災地の早期復旧・復興を支えます。義援金は被災者に送られるお金です。

静岡県や愛媛県などで盛んに栽培されている、日本の代表的な果物は何でしょう?
①りんご
②みかん(温州みかん)
③ぶどう

正解は『みかん(温州みかん)』

みかん(特に温州みかん)は、日本の代表的な果物の一つで、比較的温暖な気候を好み、日当たりの良い斜面などで栽培されます。主な産地としては、和歌山県、愛媛県、静岡県などが有名です。これらの地域では、気候条件を生かしたみかん栽培が重要な地場産業となっています。りんごは長野県や青森県、ぶどうは山梨県や長野県などが主な産地です。

都道府県や市町村の仕事(行政)のリーダー(最高責任者)は誰でしょう?
①議会の議長
②知事や市町村長
③教育長

正解は『知事や市町村長』

都道府県の行政の最高責任者は知事(ちじ)、市町村(市区町村)の行政の最高責任者は市長(しちょう)、区長(くちょう)、町長(ちょうちょう)、村長(そんちょう)です。これらのリーダー(首長:くびちょう とも呼ばれます)は、住民による選挙で選ばれ、議会が決定した予算や条例に基づいて、地域の様々な仕事(教育、福祉、まちづくりなど)を実行していく責任を負っています。議会の議長は議会の代表者、教育長は教育委員会の責任者です。

地図記号で、風車(風力発電)を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①プロペラのマーク
②風車の羽根を横から見たようなマーク
③扇風機のマーク

正解は『風車の羽根を横から見たようなマーク』

風車(風力発電施設)を表す地図記号は、風車の羽根(ブレード)が回転している様子を横から見て図案化したマークです。柱の上に、回転する羽根が描かれています。再生可能エネルギーとして注目される風力発電の施設がある場所を示します。主に海岸沿いや丘陵地などの地図で見られます。

水をきれいにしたり、安全に供給したりするためにかかる費用(水道料金など)は、何のために使われているでしょう?
①水道局員の給料だけ
②浄水場の建設・維持、水道管の管理・交換、水質検査など
③ダムの建設費用だけ

正解は『浄水場の建設・維持、水道管の管理・交換、水質検査など』

私たちが支払う水道料金は、安全でおいしい水を安定して供給するために必要な様々な費用にあてられています。具体的には、①水をきれいにする浄水場の建設や運転、維持管理、②水を各家庭まで運ぶための水道管(配水管、給水管)の設置や、古くなった管の交換・修理、③ダムなどの水源施設の管理、④定期的な水質検査による安全性の確認、⑤水道メーターの検針や料金徴収業務、⑥水道事業に携わる人々の人件費などが含まれます。これらの費用によって、私たちのくらしに不可欠な水道システムが支えられています。

お店で商品を買うときに、レジ袋をもらわずに自分の持参したバッグ(マイバッグ)を使うことは、3Rのうちどれにあたるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リデュース』

買い物の際に、お店で提供されるレジ袋を使わずに、自分で持参したマイバッグを利用することは、使い捨てのプラスチック袋(レジ袋)というごみそのものを発生させない行動です。これは、ごみの発生を抑制する「リデュース(Reduce)」にあたります。レジ袋の有料化も、このリデュースを促すための取り組みの一つです。マイバッグを使う習慣をつけることで、プラスチックごみの削減に貢献できます。

長期間雨が降らず、川やダムの水が減少し、生活用水や農業用水などが不足する状況を何というでしょう?
①洪水
②干ばつ
③冷害

正解は『干ばつ』

干ばつ(かんばつ)は、異常なほど雨が少ない状態が長く続き、土壌が乾燥し、川や湖、ダムなどの水位が低下して、水不足が生じる現象です。飲み水などの生活用水が制限されたり、田畑の作物が育たなくなったり(干害:かんがい)、工業用水が不足したりするなど、社会や経済に大きな影響を与えます。ダムの建設や節水対策などが、干ばつへの備えとして行われています。洪水は水があふれる災害、冷害は気温が低くて作物が育たない災害です。

災害発生時に、「デマ」(うそや不確かな情報)が広がるのを防ぐために、私たちが情報を発信する際に気をつけるべきことは何でしょう?
①面白い情報はすぐに広める
②発信する前に情報の正確さを確認する
③できるだけ多くの情報を発信する

正解は『発信する前に情報の正確さを確認する』

災害時には、不安な気持ちから不確かな情報(デマ)がSNSなどを通じて急速に広まってしまうことがあります。デマは人々を混乱させ、適切な避難行動や支援活動を妨げる原因にもなります。自分が得た情報を他の人に伝えたり、SNSなどで発信したりする際には、その情報が本当に正しいのか、信頼できる情報源(公的機関など)からのものかを確認することが非常に重要です。不確かな情報はむやみに広めないという、責任ある行動が求められます。

明治時代に、私財を投じて福島県の安積(あさか)地方に大規模な用水路(安積疏水)を開き、不毛の地を豊かな米どころに変えた人物は誰でしょう?
①大久保利通
②ファン・ドールン(オランダ人技師)
③地域の有力者や住民たち(特定の個人名は難しい場合がある)

正解は『地域の有力者や住民たち(特定の個人名は難しい場合がある)』

安積疏水(あさかそすい)の建設は、明治政府の政策(殖産興業)の一環として行われた国営事業であり、特定の個人の功績というよりは、政府の指導のもと、オランダ人技師ファン・ドールンらの技術指導を受け、多くの地元住民や旧士族たちの労働によって実現しました。中心的な推進者として当時の県令(知事)なども関わっていますが、特定の「先人」として名前を挙げるのは難しい側面があります。この疏水によって猪苗代湖の水が引かれ、安積原野の開拓が進み、地域の農業発展に大きく貢献しました。(選択肢の意図によっては、事業を計画・推進した大久保利通や、技術指導を行ったファン・ドールンを答えさせる場合もありますが、ここでは地域の人々の努力を強調する③を正答としています。)

小学校や中学校などの教育に関する仕事(教科書を選ぶ、先生を採用するなど)は、主にどこが担当しているでしょう?
①文部科学省
②都道府県教育委員会と市町村教育委員会
③各学校の校長先生

正解は『都道府県教育委員会と市町村教育委員会』

公立の小学校や中学校の運営に関する仕事は、主に都道府県と市町村の教育委員会(きょういくいいんかい)が分担して行っています。例えば、先生の採用や給与の支払いは都道府県教育委員会、学校の設置や管理、教科書の採択などは市町村教育委員会が担当することが多いです(地域によって多少異なります)。文部科学省は国全体の教育の方針を決めたり、学習指導要領を作成したりします。校長先生は各学校の責任者です。このように、役割分担しながら学校教育を支えています。

青森県や長野県などで盛んに栽培されている、秋に収穫されることが多い果物は何でしょう?
①もも
②なし
③りんご

正解は『りんご』

りんごは、比較的涼しい気候を好み、昼夜の寒暖差が大きい場所で美味しく育つとされる果物です。日本では、青森県が全国一の生産量を誇り、次いで長野県が多く栽培しています。これらの地域では、冷涼な気候を生かしたりんご栽培が盛んで、地域の主要な産業となっています。秋に収穫期を迎え、様々な品種が楽しめます。

地図で、実際の面積を計算するときに使う、地図上の1cm四方(1平方センチメートル)が実際の何平方メートル(または何平方キロメートル)にあたるかを示すものを何というでしょう?
①縮尺
②面積の縮尺(縮尺の2乗)
③等高線

正解は『面積の縮尺(縮尺の2乗)』

地図上で面積を考える場合、長さの縮尺をそのまま使うのではなく、縮尺を2乗したものを利用します。例えば、縮尺が1/50000の地図の場合、地図上の1cmは実際の50000cm(=500m)です。したがって、地図上の1cm四方(1cm × 1cm = 1平方cm)は、実際の面積では 500m × 500m = 250000平方メートル(= 0.25平方キロメートル)に相当します。このように、長さの縮尺の分母を2乗することで、面積の比率がわかります。

大雨が降ったときに、都市部で道路が冠水したり、地下街に水が流れ込んだりする水害を何というでしょう?
①河川の氾濫(外水氾濫)
②内水氾濫
③高潮

正解は『内水氾濫』

内水氾濫(ないすいはんらん)は、短時間に大量の雨が降った場合などに、下水道や排水路が雨水を処理しきれなくなったり、川の水位が上昇して排水できなくなったりして、市街地(建物や土地の内側)に水があふれてしまう現象です。道路が冠水したり、マンホールから水が噴き出したり、住宅の床上・床下浸水、地下鉄や地下街への浸水などの被害が発生します。都市部で起こりやすい水害の一つです。河川の氾濫(外水氾濫)は川の水が堤防を越えてあふれること、高潮は台風などで海面が上昇することです。

家庭から出るごみのうち、リサイクルできる紙類(新聞、雑誌、段ボール、紙パックなど)をまとめて何と呼ぶでしょう?
①燃えるごみ
②資源ごみ(古紙)
③粗大ごみ

正解は『資源ごみ(古紙)』

新聞紙、雑誌、書籍、段ボール、飲料用の紙パック、包装紙、お菓子の箱など、リサイクル可能な紙類は、「資源ごみ」の一種として分別収集され、「古紙(こし)」と呼ばれます。古紙は種類ごとに回収され、製紙工場で再び紙の原料として利用されます。貴重な森林資源を守り、ごみを減らすために、古紙の分別・リサイクルは非常に重要です。種類ごとにひもで縛るなど、地域のルールに従って出す必要があります。

使わなくなったものでも、まだ使えるものを必要としている人に譲ったり、売ったりできる場所として、近年利用が増えているものは何でしょう?
①最終処分場
②フリーマーケットやリサイクルショップ、フリマアプリ
③清掃工場

正解は『フリーマーケットやリサイクルショップ、フリマアプリ』

フリーマーケット(フリマ)、リサイクルショップ、そしてインターネット上のフリマアプリなどは、個人が不要になったけれどもまだ使える品物(衣類、本、おもちゃ、雑貨など)を、それを必要としている人に直接、あるいは仲介業者を通して売買したり、譲ったりできる場です。これにより、ごみとして捨てられるはずだったものが再利用(リユース)され、ごみの減量や資源の有効活用につながります。手軽に利用できるため、多くの人に活用されています。

地震の発生時刻、震源地(地震が起こった場所)、地震の規模(マグニチュード)、各地の震度などの情報を、地震発生後すぐに発表するのはどこでしょう?
①警察庁
②消防庁
③気象庁

正解は『気象庁』

日本で発生した地震に関する観測や情報の発表は、気象庁(きしょうちょう)が行っています。気象庁は、全国に設置された地震計のデータを集約・分析し、地震が発生すると、その発生時刻、震源地(緯度、経度、深さ)、地震の規模を示すマグニチュード、そして各地での揺れの強さを示す震度などの情報(震度情報、震源・震度に関する情報)を、迅速に発表します。これらの情報は、テレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて伝えられ、避難行動や防災対応の判断に役立てられます。

災害時に、携帯電話が繋がりにくくなった場合でも、家族や知人の安否(無事かどうか)を確認したり伝えたりするために提供されているサービスは何でしょう?
①緊急地震速報
②災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)
③ハザードマップ

正解は『災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)』

大規模な災害が発生すると、安否確認のための電話が集中し、携帯電話や固定電話が非常につながりにくくなることがあります。このような状況でも安否情報を伝えたり確認したりできるように、NTTなどが提供しているのが「災害用伝言ダイヤル(171)」と「災害用伝言板(web171)」です。電話(171)やインターネット(web171)を使って、自分の安否情報を登録したり、相手の安否情報を確認したりすることができます。使い方を事前に家族で話し合っておくと、いざという時に役立ちます。

山梨県や長野県、山形県などで盛んに栽培されている、つる性の植物になる果物で、ワインの原料にもなるものは何でしょう?
①さくらんぼ
②ぶどう
③もも

正解は『ぶどう』

ぶどうは、つる性の植物になる果物で、生で食べるだけでなく、ジュースやジャム、干しぶどう、そしてワインの原料としても広く利用されています。日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きい内陸性の気候が栽培に適しており、日本では山梨県が全国一の生産量を誇り、次いで長野県、山形県などが主な産地です。さくらんぼは山形県、ももは山梨県や福島県が主な産地です。

地域の課題について、住民が直接、意見を述べたり、話し合ったりする場として、市町村などが開催することがある集会を何というでしょう?
①議会
②住民説明会やワークショップ
③裁判

正解は『住民説明会やワークショップ』

住民説明会(じゅうみんせつめいかい)やワークショップは、市町村などが新しい計画(例:道路建設、公園整備、防災計画など)を進める際や、地域の課題について考える際に、住民に対して計画の内容を説明したり、住民の意見を聞いたり、住民同士で話し合ったりするために開催される集会です。住民が地域の政治やまちづくりに参加する機会の一つであり、行政と住民が協力してより良い地域を作るために重要です。議会は議員が話し合う場、裁判は争い事を解決する場です。

地図記号で、裁判所を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①天秤(てんびん)のマーク
②本とペン
③建物の形の中に、天秤をかたどったマーク

正解は『建物の形の中に、天秤をかたどったマーク』

裁判所を表す地図記号は、建物の形(家のような形)の中に、公正さや公平さを象徴する天秤(てんびん)をかたどったマークが描かれています。これは、法律に基づいて争い事を解決したり、罪を犯したとされる人を裁いたりする裁判所がある場所を示しています。比較的新しく(2006年)追加された地図記号の一つです。

ダムの中には、洪水を防ぐ(治水)、水道水や農業用水を供給する(利水)以外に、もう一つ重要な役割を持っているものがあります。それは何でしょう?
①魚を育てる
②発電(水力発電)
③観光客を集める

正解は『発電(水力発電)』

多くの大規模なダムは、複数の目的を持って建設・運用されています(多目的ダム)。主な目的は、①大雨時に水を貯めて下流の洪水を防ぐ「治水(ちすい)」、②貯めた水を水道用水、農業用水、工業用水として安定供給する「利水(りすい)」ですが、これらに加えて、③ダムから水を放流する際の水の流れを利用して電気を作る「水力発電(すいりょくはつでん)」も重要な役割の一つです。ダムは、私たちのくらしを守り、支えるために、様々な働きをしています。

食品ロスを減らすために、家庭でできる工夫として適切なものはどれでしょう?
①食べきれないほどたくさん料理を作る
②冷蔵庫の中を整理し、賞味期限・消費期限を意識する
③好き嫌いを多くする

正解は『冷蔵庫の中を整理し、賞味期限・消費期限を意識する』

食品ロス(まだ食べられるのに捨てられてしまう食品)を減らすためには、家庭での工夫が大切です。冷蔵庫の中を定期的に整理して、何が入っているか把握し、賞味期限や消費期限が近いものから使うように心がけることが有効です。また、買い物の前に冷蔵庫の中身を確認して必要な分だけ買う、食べきれる量の料理を作る、残った料理は別の料理に作り替える(リメイクする)なども食品ロス削減につながります。好き嫌いをなくすことも大切です。

地域のごみ拾い活動などに参加することは、3Rの考え方以外に、どのような意識を高めることにつながるでしょう?
①自分の利益だけを考える意識
②地域社会への貢献意識や、環境美化意識
③他人任せにする意識

正解は『地域社会への貢献意識や、環境美化意識』

地域で行われる清掃活動(美化活動)に参加することは、ごみを減らす(リデュース)という3Rの考え方にもつながりますが、それ以上に、自分たちが住む地域をきれいに保ち、より良くしていこうという「地域社会への貢献意識」や「環境美化意識」を高めることにつながります。また、他の参加者と協力して活動することで、地域の人々とのつながり(共助の精神)も深まります。自分たちの手でまちをきれいにすることは、地域への愛着を持つきっかけにもなります。

地震による建物の倒壊や、津波による浸水を防ぐために、建物を頑丈にしたり、高い場所に建てたりする対策を、防災の三要素(自助・共助・公助)とは別の観点で何と呼ぶことがあるでしょう?
①ソフト対策
②ハード対策
③ボランティア活動

正解は『ハード対策』

防災対策は、大きく「ハード対策」と「ソフト対策」に分けられることがあります。「ハード対策」とは、ダム、堤防、防潮堤、耐震補強された建物、避難タワーなど、施設や設備を整備することによって、災害の物理的な被害を直接防いだり、軽減したりしようとする対策のことです。一方、「ソフト対策」とは、ハザードマップの作成・周知、避難訓練の実施、防災教育、気象情報の伝達、土地利用の規制など、施設整備以外の方法で被害を軽減しようとする対策を指します。両方の対策をバランスよく進めることが重要です。

災害が発生したときに、ペット(犬や猫など)を飼っている人が、ペットと一緒に安全な場所に避難することを何というでしょう?
①ペット放置
②同行避難
③ペットホテル預かり

正解は『同行避難』

同行避難(どうこうひなん)とは、災害が発生した場合に、飼い主が飼育しているペットと一緒に避難所などへ避難することです。東日本大震災などの教訓から、ペットも家族の一員として、一緒に避難することが原則とされています。ただし、避難所でのペットの受け入れ態勢(場所やルールなど)は地域や避難所によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。また、避難に備えて、ペットのしつけや健康管理、ケージや食料の準備なども必要になります。

沖縄県などの南西諸島でよく見られる、サンゴ礁が海面上昇や地盤沈下に合わせて上方に成長してできた、輪のような形や馬蹄形をした地形を何というでしょう?
①リアス海岸
②砂浜
③環礁(かんしょう)

正解は『環礁(かんしょう)』

環礁(かんしょう)は、主に熱帯や亜熱帯の暖かい海で見られる、サンゴ礁によって作られた地形の一種です。もともとあった島(火山島など)の周りにサンゴ礁が形成され、その後、島が沈んだり海面が上昇したりしても、サンゴが上方へ成長し続けることで、中央に浅い海(礁湖、ラグーン)を囲む輪のような形のサンゴ礁だけが残ったものです。沖縄県の沖ノ鳥島なども環礁の一つです。リアス海岸は複雑に入り組んだ海岸、砂浜は砂でできた海岸です。

都道府県や市町村の議会で、議員が知事や市町村長に対して、行政のやり方について質問したり、意見を述べたりすることを何というでしょう?
①演説
②一般質問や代表質問
③多数決

正解は『一般質問や代表質問』

地方議会(都道府県議会や市町村議会)では、定例会などの会期中に、議員が知事や市町村長などの執行機関(行政側)に対して、行政運営の方針や個別の政策、地域の課題などについて質問し、その考えをただしたり、意見や要望を述べたりする機会が設けられています。これを一般質問(いっぱんしつもん)や代表質問(だいひょうしつもん)といいます。これは、議会が行政をチェックする重要な機能の一つであり、住民の声を政治に反映させる役割も担っています。

地図記号で、図書館を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①本のマークが開いている形
②鉛筆のマーク
③建物の形の中に「図」

正解は『本のマークが開いている形』

図書館を表す地図記号は、本が開かれている様子を図案化したマークです。これは、書籍や資料を収集・保管し、人々に読書や調査研究の場を提供している図書館がある場所を示しています。地域にある図書館を探す際に役立つ記号です。(※建物の形の中に「図」という記号は、現在の国土地理院の標準的な記号ではありません。)

水道水源(川や湖、地下水など)の水質が悪化する原因として考えられるものは何でしょう?
①森林を増やすこと
②工場排水や生活排水の流入、農薬の使用など
③ダムの水を放流すること

正解は『工場排水や生活排水の流入、農薬の使用など』

水道水の元となる水源の水質が悪化する原因は様々ですが、主なものとして、①工場からの排水に含まれる有害物質、②家庭から出る台所やお風呂、洗濯などの生活排水に含まれる洗剤や油、③農地で使われる農薬や化学肥料、④家畜の排泄物などが、適切に処理されずに川や地下水に流れ込むことが挙げられます。水質が悪化すると、浄水場で処理するための費用が増えたり、生態系に悪影響が出たりするため、排水の規制や下水道の整備、環境に配慮した農業などが重要になります。

ごみを減らすために、一度使ったペットボトルを、新しいペットボトルの原料として再生利用することは、3Rのうちどれにあたるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リサイクル』

使用済みのペットボトルを回収し、洗浄・粉砕して原料(ペレット)に戻し、それを再び使って新しいペットボトルや、他のプラスチック製品(衣類の繊維、文房具など)を作ることは、資源として再生利用する「リサイクル(Recycle)」にあたります。「ボトルtoボトル」と呼ばれる、ペットボトルから再びペットボトルを作るリサイクル技術も進んでいます。リサイクルのためには、キャップとラベルを外し、中をすすいで出すなど、正しい分別が大切です。

強い風によって、看板が飛んだり、屋根瓦がはがれたり、電線が切れたりする被害をもたらす気象現象は何でしょう?
①大雨
②強風(暴風)
③高潮

正解は『強風(暴風)』

強風(きょうふう)や暴風(ぼうふう)は、台風や発達した低気圧などによって引き起こされる非常に強い風のことです。風速が速くなると、看板や屋根材などの飛散、樹木の倒壊、電柱や電線の損傷(停電の原因)、建物の損壊、交通機関への影響など、様々な被害(風害:ふうがい)が発生します。気象庁から強風注意報や暴風警報が発表された場合は、不要不急の外出を避け、飛ばされやすいものを固定するなどの対策が必要です。

災害時に備えて、家族で避難場所や連絡方法などを話し合い、地図に書き込むなどして作成する計画表を何と呼ぶことがあるでしょう?
①マイ・タイムライン
②防災カルテ
③家族防災計画(マップ)

正解は『家族防災計画(マップ)』

家族防災計画(マップ)とは、災害が発生した場合に、家族がどのように行動するかを具体的に話し合い、計画としてまとめておくものです。例えば、自宅周辺の危険箇所(がけ、ブロック塀など)、避難場所や避難経路、非常持出品の置き場所、家族が離ればなれになった場合の連絡方法や集合場所などを、地図なども活用しながら書き込んでおくと、いざという時に役立ちます。「マイ・タイムライン」は、特に水害時に、いつ、誰が、何をするかを時系列で決めておく個人の避難計画を指すことが多いです。

特色ある地場産業(例:陶磁器、織物、刃物など)が盛んな地域では、その製品を作るための原料や、関連する部品を作る工場などが集まっていることがあります。このように関連産業が集まることを何というでしょう?
①工業団地
②産業集積
③企業誘致

正解は『産業集積』

産業集積(さんぎょうしゅうせき)とは、特定の地域に、ある産業(例:自動車産業、電子部品産業、繊維産業など)に関連する企業(製品を作る企業、部品を作る企業、加工する企業、販売する企業、研究機関など)が多数集まっている状態のことです。企業同士が連携しやすかったり、情報交換が活発になったり、共通の技術や人材を活用できたりするため、地域全体の生産性や競争力が高まるという利点があります。地場産業が盛んな地域では、こうした産業集積が見られることが多いです。

日本の都道府県の中で、本州、北海道、四国、九州のいずれにも属さない、太平洋上にある島々からなる都道府県はどこでしょう?
①鹿児島県
②沖縄県
③東京都

正解は『東京都』

東京都は、一般的に首都として本州にあるイメージが強いですが、行政区域には伊豆諸島(大島、八丈島など)や小笠原諸島(父島、母島など)といった、本州から南へ離れた太平洋上の島々も含まれています。これらの島々は、日本の本土(本州、北海道、四国、九州)のいずれにも属していません。沖縄県も多くの島々からなりますが、九州地方に含まれます。鹿児島県も南西諸島を含みますが、本土は九州にあります。

1/25000の縮尺の地図で、地図上の長さが4cmの道路は、実際の距離では何kmになるでしょう?
①1km
②2.5km
③4km

正解は『1km』

縮尺が1/25000ということは、地図上の1cmが実際の25000cmに相当することを意味します。地図上の長さが4cmなので、実際の距離は 25000cm × 4 = 100000cm となります。これをkmに直すには、まずmに直し(100cm = 1m なので 100000cm ÷ 100 = 1000m)、次にkmに直します(1000m = 1km)。したがって、実際の距離は1kmです。

家庭で使う水の量を減らす「節水」は、なぜ大切なのでしょうか?理由として適切でないものはどれでしょう?
①限りある水資源を守るため
②水道料金を安くするため
③川の水を汚すため

正解は『川の水を汚すため』

節水が大切な理由は主に二つあります。一つは、私たちが利用できる淡水は地球全体の水の量から見るとごくわずかであり、限りある貴重な資源であるため、無駄遣いをなくして大切に使う必要があるからです。もう一つは、水の使用量が減れば、水道料金が安くなるという家計へのメリットがあるからです。また、水をきれいにするためのエネルギーや薬品の使用量も減らすことにつながります。節水は川の水を汚すことにはなりません。むしろ、水の使いすぎを減らすことは環境を守ることにつながります。

食べ物や飲み物の容器として使われている「びん」は、リサイクルのために出すとき、主にどのように分別されるでしょう?
①色に関係なくまとめて出す
②無色透明、茶色、その他の色、の3種類に分けて出す
③割ってから出す

正解は『無色透明、茶色、その他の色、の3種類に分けて出す』

ガラスびんは、溶かして再びガラス製品の原料としてリサイクルされますが、その際に、元のびんの色が混ざると、再生品の品質に影響が出ることがあります。そのため、多くの地域では、リサイクル効率を高めるために、びんを「無色透明」「茶色」「その他の色(緑、青、黒など)」の3種類程度に色分けして回収しています。回収に出す際は、キャップを取り、中を軽くすすいでから、地域のルールに従って分別することが求められます。割れたびんは危険なので、別の方法で出す必要があります。

ごみのポイ捨てを防ぎ、まちをきれいに保つために、駅や公園などに設置されているものは何でしょう?
①監視カメラ
②ごみ箱(くず入れ)
③ベンチ

正解は『ごみ箱(くず入れ)』

ごみ箱(くず入れ、ダストボックス)は、人々が外出先で出たごみを捨てるために、駅、公園、道路脇、公共施設などに設置されている容器です。ごみ箱が適切に設置され、利用されることで、ごみのポイ捨てを減らし、まちの美観を保つ効果があります。ただし、家庭ごみを持ち込んだり、分別ルールを守らなかったりすると、問題が生じることもあります。利用する際にはマナーを守ることが大切です。

地震が発生した直後に、強い揺れ(主要動)が来る前に、可能な限り早く知らせるための警報システムを何というでしょう?
①津波警報
②緊急地震速報
③避難指示

正解は『緊急地震速報』

緊急地震速報(きんきゅうじしんそくほう)は、地震が発生した際に、震源近くの地震計で捉えられた最初の小さな揺れ(初期微動、P波)のデータを解析し、その後に来る大きな揺れ(主要動、S波)が到達する時刻や震度を予測して、可能な限り早く知らせる情報です。テレビ、ラジオ、携帯電話(スマートフォン)、専用受信機などを通じて伝えられます。強い揺れが来るまでの短い時間(数秒から数十秒)を利用して、身を守る行動(頭を保護する、火から離れるなど)をとることを目的としています。

災害時に、高齢者や障害のある人など、自力での避難が難しい人を、事前に登録しておき、地域の人々が協力して避難を支援する取り組みを進めている市町村があります。このような支援が必要な人の名簿を何と呼ぶことがあるでしょう?
①住民基本台帳
②避難行動要支援者名簿
③ボランティア名簿

正解は『避難行動要支援者名簿』

避難行動要支援者名簿(ひなんこうどうようしえんしゃめいぼ)は、災害が発生した際に、自力で避難することが困難な高齢者や障害者などの情報を、市町村が事前に把握・作成しておく名簿のことです。この名簿は、本人の同意を得た上で、地域の自主防災組織や民生委員、消防団など、避難支援に関わる関係者と共有され、災害時の安否確認や避難誘導などの支援活動(共助)に役立てられます。個人情報保護に配慮しながら、命を守るための重要な取り組みです。

岐阜県の白川郷や富山県の五箇山で見られる、雪が多く降る気候に対応した、屋根が急な角度の合掌造り(がっしょうづくり)の家屋は、何に対する工夫といえるでしょう?
①夏の暑さ
②強い風
③冬の豪雪

正解は『冬の豪雪』

合掌造り(がっしょうづくり)は、日本の伝統的な建築様式の一つで、手のひらを合わせたような形(合掌)をした、勾配が非常に急な茅葺き(かやぶき)屋根が特徴です。この急な屋根は、冬に大量に降る雪が積もりにくく、自然に滑り落ちやすいように工夫されています。また、屋根裏の広い空間は、かつて養蚕(ようさん、カイコを飼って絹糸をとる産業)の作業場としても利用されていました。厳しい自然環境(特に豪雪)に適応した、先人の知恵が生んだ建築様式です。

私たちが納めた税金が、どのように使われているか(予算)を決めたり、正しく使われているかをチェックしたりするのは、主に誰の役割でしょう?
①知事や市町村長
②議会の議員
③裁判官

正解は『議会の議員』

税金の使い道である予算案を作成し提案するのは、知事や市町村長(行政側)ですが、その予算案を審議し、承認するかどうかを最終的に決定するのは、住民の代表である議会の議員の重要な役割です。また、議会は、予算が計画通りに正しく使われたかどうか(決算)を審査し、行政の活動をチェックする役割も担っています。これにより、税金の無駄遣いを防ぎ、住民のために有効に使われるように監視しています。

地図記号で、高い煙突がある施設(火力発電所など)を表す記号はどれでしょう?(言葉で説明)
①工場のマーク(歯車)
②煙突から煙が出ているようなマーク
③送電線の鉄塔のマーク

正解は『煙突から煙が出ているようなマーク』

高い煙突がある施設を表す地図記号は、煙突の形をかたどり、その上部から煙が出ている様子を図案化したマークです。主に火力発電所や、大きな工場の煙突などを示します。ただし、環境への配慮から、煙を強調しないデザインに変更されたり、発電所・変電所の記号(円の中に鉄塔)で示されたりする場合もあります。

下水処理場できれいにされた水(処理水)は、最終的にどこへ放流されることが多いでしょう?
①再び水道水として家庭へ送られる
②川や海
③地下にしみこませる

正解は『川や海』

下水処理場では、家庭や工場から集められた汚水を、微生物や薬品を使って処理し、定められた水質基準を満たすまできれいにします。こうして処理された水(処理水)は、多くの場合、川や海に放流されます。これにより、公共の水域(川や海)の水質汚濁を防いでいます。一部の処理水は、さらに高度な処理を施した上で、工業用水、トイレの洗浄水、道路への散水、せせらぎ水路の水源などとして再利用(リサイクル)されることもあります。

ごみを減らすために、スーパーで買い物をするとき、ばら売りされている野菜を選んだり、必要な量だけ量り売りで買ったりすることは、3Rのうちどれにあたるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リデュース』

個別に包装された野菜ではなく、ばら売りされているものを選んだり、ナッツやお米などを量り売りで必要な分だけ購入したりすることは、過剰な包装ごみを減らすとともに、買いすぎて食品を無駄にしてしまう(食品ロス)のを防ぐ効果もあります。これは、ごみの発生自体を抑制する「リデュース(Reduce)」の取り組みの一つです。必要なものを必要なだけ買うという意識が、ごみ減量につながります。

台風の中心付近で発生することがあり、竜巻(たつまき)よりも規模が大きい、強い風と雨を伴う渦巻き状の激しい気象現象は何でしょう?(近年、日本でも発生が報告されています)
①ハリケーン
②サイクロン
③台風に伴う(または類似の)激しい渦

正解は『台風に伴う(または類似の)激しい渦』

台風の中心付近や、台風から変化した温帯低気圧に伴って、竜巻に似た、あるいはそれ以上の規模を持つ激しい渦巻きが発生し、甚大な被害をもたらすことがあります。学術的な分類は複雑ですが、4年生の段階では、台風に関連して発生する非常に強い風の渦として理解することが考えられます。(選択肢の意図によっては、単に「竜巻」とされる場合もあります。ハリケーンやサイクロンは基本的に発生する海洋で名前が変わる熱帯低気圧そのものを指します。)

避難所での生活が長引く場合に、被災者の健康を守るために注意が必要な感染症を防ぐには、どのようなことが大切でしょう?
①できるだけ体を動かさない
②手洗いやうがいをこまめに行う、換気を心がける
③水分補給を控える

正解は『手洗いやうがいをこまめに行う、換気を心がける』

避難所では、多くの人が密集して生活するため、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が広がりやすくなります。感染症を防ぐためには、石鹸を使ったこまめな手洗いやうがい、咳エチケット(マスク着用など)を徹底することが基本です。また、定期的に窓を開けて換気を行い、空気の入れ換えをすることも重要です。清潔な環境を保ち、十分な睡眠と栄養をとることも、抵抗力を高めるために大切です。水分補給も脱水症状を防ぐために必要です。

北海道の東部などで見られる、夏でも気温があまり上がらず、海から冷たく湿った空気が流れ込んで霧が発生しやすい気候を何というでしょう?
①亜熱帯気候
②冷帯(亜寒帯)気候、または冷涼な海洋性気候
③砂漠気候

正解は『冷帯(亜寒帯)気候、または冷涼な海洋性気候』

北海道の大部分は冷帯(亜寒帯)気候に属し、冬は寒さが厳しく、夏は比較的冷涼です。特に東部(釧路、根室地方など)では、夏に親潮(千島海流)という冷たい海流の影響で、海からの冷たく湿った空気が流れ込みやすく、濃い霧(海霧)が発生し、日照時間が短く、気温が上がりにくい日が続くことがあります。このような冷涼な気候は、酪農や特定の農作物(じゃがいも、てんさいなど)の栽培には適していますが、稲作などには厳しい条件となります。

地域の活性化のために、その土地ならではの歴史、文化、自然などを生かして、他の地域から人々を呼び込む(誘致する)産業を何というでしょう?
①農業
②工業
③観光業

正解は『観光業』

観光業(かんこうぎょう)は、地域が持つ魅力的な資源(美しい自然景観、歴史的な建造物、温泉、伝統文化、特産品、イベントなど)を活用して、他の地域や国から訪れる人々(観光客)をもてなし、宿泊、交通、飲食、土産物などの消費を通じて地域経済を活性化させる産業です。多くの地域で、地元の特色を生かした観光客誘致(観光振興)が、地域活性化のための重要な取り組みとして行われています。

小学校4年生の社会科でよく使う、都道府県の形や主な都市、山、川などが載っている、日本全体の地図をまとめた本を何というでしょう?
①歴史年表
②統計書
③地図帳(日本地図)

正解は『地図帳(日本地図)』

地図帳(ちずちょう)は、様々な種類の地図をまとめた本のことです。小学校の社会科でよく使うのは、日本全体の地図や、地方別、都道府県別の地図、さらに世界の地図などが載っているものです。これには、都道府県の境界線や名称、県庁所在地、主な都市、山地、河川、湖、海岸線、鉄道網、高速道路などが詳しく示されており、地理的な位置関係や地域の特色を学ぶ上で欠かせない教材です。

雨が降ったとき、その雨水が最終的にどの川に集まって流れていくか、その範囲(領域)のことを何というでしょう?
①流域(りゅういき)
②水源地
③分水界

正解は『流域(りゅういき)』

流域(りゅういき)とは、降った雨や雪が、ある一つの川(本流とその支流)に集まって流れ下る範囲全体のことを指します。山の尾根など、隣接する流域との境界線を分水界(ぶんすいかい)または分水嶺(ぶんすいれい)と呼びます。同じ流域に住む人々は、その川の水を利用したり、時には洪水などの影響を受けたりするなど、共通の利害関係を持つことがあります。河川管理や環境保全を考える上で重要な単位となります。

使い捨てカイロの中には鉄粉が入っており、これが空気中の酸素と反応して熱を出します。使い終わったカイロは、現在どのように処理されるのが一般的でしょう?
①燃えるごみ
②燃えないごみ(自治体による)
③資源ごみ(鉄)

正解は『燃えないごみ(自治体による)』

使い捨てカイロの処理方法は、自治体(市町村)によって異なります。中身の鉄粉は燃えませんが、外袋や他の素材が混ざっているため、「燃えないごみ」として分別する地域が多いです。ただし、自治体によっては「燃えるごみ」として収集している場合もあります。鉄資源としてのリサイクルは現在のところ一般的ではありません。必ず住んでいる地域の分別ルールを確認して、正しく処分することが大切です。

ごみの分別やリサイクルを正しく行うことは、なぜ重要なのでしょうか?理由として最も適切なものを一つ選びましょう。
①ごみ収集作業員の仕事を増やすため
②限りある資源を有効活用し、環境への負担を減らすため
③ごみ処理費用を高くするため

正解は『限りある資源を有効活用し、環境への負担を減らすため』

ごみを正しく分別し、リサイクルできるものを資源として回収することは、①限りある天然資源(石油、金属、森林など)の消費を抑え、有効に活用するため、②ごみの埋め立て量を減らし、最終処分場の延命化を図るため、③ごみの焼却量を減らすことで、二酸化炭素などの排出を抑制し、地球温暖化防止に貢献するため、など、環境への負担を減らし、持続可能な社会を築く上で非常に重要です。ごみ収集作業員の負担軽減や処理費用の削減にもつながります。

災害が起こった後、自宅が被害を受けて住めなくなった人々が、一時的に生活する場所として、国や自治体が建設する簡易的な住宅を何というでしょう?
①避難所
②仮設住宅
③復興住宅

正解は『仮設住宅』

仮設住宅(かせつじゅうたく)は、大規模な災害によって自宅を失ったり、長期間自宅に戻れなくなったりした被災者のために、国や都道府県、市町村などが公的な支援として建設する、一時的な住まいです。プレハブ工法などで比較的短期間に建設されます。避難所での生活から、より安定した生活へ移行するための中間的な役割を果たします。復興住宅は、被災者が恒久的に住むために、公的に建設または支援される住宅を指すことが多いです。

災害の記録や教訓を後世に伝え、防災意識を高めるために、被災地に建てられた記念碑や資料館などを何と呼ぶことがあるでしょう?
①観光施設
②震災遺構(しんさいいこう)や伝承施設
③避難場所

正解は『震災遺構(しんさいいこう)や伝承施設』

震災遺構(しんさいいこう)とは、地震や津波などの大きな災害の被害を受けた建物や構造物を、その当時の状態のまま、あるいは一部を保存・公開しているものです。また、災害の状況や教訓、復興の過程などを伝えるための資料館や学習施設を災害伝承施設(さいがいでんしょうしせつ)と呼びます。これらは、災害の恐ろしさや悲惨さを忘れず、未来の防災に役立てるための貴重な学びの場となっています。

日本アルプス(飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈)が連なる、本州の中央部に位置する県で、海に面していない内陸県はどこでしょう?(例を一つ挙げてください)
①静岡県
②新潟県
③長野県

正解は『長野県』

長野県(ながのけん)は、日本のほぼ中央部に位置し、周囲を高い山々(日本アルプスなど)に囲まれた、海に面していない内陸県です。山梨県、群馬県、埼玉県、栃木県、岐阜県、富山県、新潟県なども内陸県ですが、長野県は日本アルプスの主要部を含み、その地理的特徴が顕著です。標高が高く、内陸性の気候のため、夏と冬、昼と夜の寒暖差が大きいのが特徴です。静岡県や新潟県は海に面しています。

地域の人々が健康で安全な生活を送れるように、病気の予防や健康相談、食品衛生の監視などを行う地域の公的な機関は何でしょう?
①病院
②保健所
③消防署

正解は『保健所』

保健所(ほけんじょ)は、都道府県や指定された市などが設置する公的な機関で、地域住民の健康を守り、公衆衛生を向上させるための様々な活動を行っています。具体的には、感染症の予防(予防接種の案内など)、難病対策、精神保健福祉相談、母子保健(母親と子どもの健康支援)、食品衛生(飲食店の監視・指導)、環境衛生(水道水や公衆浴場の水質検査など)といった、専門的で広域的な業務を担当しています。病院は病気の治療、消防署は消防・救急が主な役割です。

社会科の学習で、あるテーマについて本やインターネット、インタビューなどで情報を集め、それを整理して発表したり、レポートにまとめたりする学習方法を何というでしょう?
①暗記学習
②調べ学習
③体験学習

正解は『調べ学習』

調べ学習(しらべがくしゅう)は、子どもたちが自分で疑問に思ったことや、与えられた課題(テーマ)について、図書室の本、百科事典、新聞、インターネット、地図、統計資料など様々な情報源を活用したり、実際に見学やインタビューを行ったりして情報を集め、それを自分なりに整理・分析し、レポートや新聞、発表などの形にまとめる学習活動です。主体的に学ぶ力や、情報を活用する力を育むことを目的としています。社会科では特に重要な学習方法の一つです。

棒グラフや折れ線グラフ、円グラフなど、統計データを分かりやすく図で表したものをまとめて何というでしょう?
①地図
②統計グラフ
③年表

正解は『統計グラフ』

統計グラフ(とうけいグラフ)は、数字の集まりである統計データを、視覚的に分かりやすく表現するために用いられる図のことです。棒グラフは量の大小比較、折れ線グラフは時間による変化、円グラフや帯グラフは全体の割合を示すのに適しています。社会科では、人口の変化、産業別生産額の比較、気温や降水量の変化などを理解するために、これらの統計グラフを読み取ったり、作成したりする学習が行われます。

水道の蛇口に取り付けて、水の勢いを保ちながら使用量を減らすことができる器具を何というでしょう?
①浄水器
②節水コマ・節水シャワーヘッド
③メーター

正解は『節水コマ・節水シャワーヘッド』

節水コマは、水道の蛇口の内部に取り付ける小さな部品で、水の出る量を抑えることができます。また、節水シャワーヘッドは、少ない水量でも水の勢いを保つように工夫されたシャワーヘッドです。これらの器具を取り付けることで、無理なく水の無駄遣いを減らし、節水効果を得ることができます。家庭でできる手軽な節水対策の一つです。浄水器は水をきれいにする器具、メーターは使用量を計る器具です。

プラスチックごみを減らすために、マイボトル(水筒)を持ち歩き、ペットボトル飲料を買わないようにすることは、3Rのうちどれにあたるでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リデュース』

ペットボトル飲料を買う代わりに、繰り返し使えるマイボトル(水筒)に飲み物を入れて持ち歩くことは、使い捨てのペットボトル容器というごみそのものを発生させない行動です。これは、ごみの発生を抑制する「リデュース(Reduce)」にあたります。ペットボトルごみの削減に大きく貢献できる、環境にやさしい行動です。

災害に備えて、各家庭で準備しておくべき飲料水や食料は、最低でも何日分が目安とされているでしょう?
①1日分
②3日分
③10日分

正解は『3日分』

大規模な災害が発生すると、電気、ガス、水道などのライフラインが止まったり、物流が滞ってお店から食料品がなくなったりする可能性があります。そのため、国や自治体では、各家庭で最低でも3日分(できれば1週間分)の飲料水(1人1日3リットルが目安)と食料(レトルト食品、缶詰、乾パン、栄養補助食品など)を備蓄しておくことを推奨しています。これは、災害発生後の最初の数日間を自力で乗り切るための「自助」の備えとして非常に重要です。

自分たちの地域の代表者(例:市議会議員)を選ぶ選挙で、投票できるのはどのような人でしょう?
①日本に住んでいる人全員
②その地域に住んでいる満18歳以上の日本国民
③税金をたくさん納めている人

正解は『その地域に住んでいる満18歳以上の日本国民』

日本の選挙で投票する権利(選挙権)は、原則として、日本国民であり、かつ年齢が満18歳以上であることが必要です。さらに、都道府県知事や都道府県議会議員、市町村長や市町村議会議員などの地方選挙の場合は、その地域(都道府県や市町村)に一定期間以上(通常は3ヶ月以上)住んでいる(住民票がある)ことも条件となります。性別や納税額などによって選挙権が制限されることはありません。

地域の歴史や文化を伝える古い建物や遺跡、仏像などを、将来の世代に引き継いでいくために保護する取り組みを何というでしょう?
①都市開発
②文化財保護
③観光開発

正解は『文化財保護』

文化財保護(ぶんかざいほご)とは、お城や古い神社・お寺の建物、遺跡、古墳、仏像、絵画、工芸品、伝統芸能、祭りなど、歴史的・文化的に価値のあるもの(文化財)を、大切に保存し、修理し、活用しながら、将来の世代へと確実に伝えていくための様々な取り組みのことです。文化財保護法という法律に基づいて、国や地方公共団体、そして地域の人々が協力して行っています。地域のアイデンティティを守り、豊かな文化を育む上で重要です。

社会科の学習を通して、自分たちのくらしが多くの人々や社会の仕組み、自然環境によって支えられていることを理解し、社会の一員としてより良い社会を築くために自分に何ができるかを考える態度は、なぜ大切なのでしょうか?
①テストで良い点を取るため
②社会や地域への関心を深め、責任ある行動をとれるようになるため
③周りの人と同じ考えを持つため

正解は『社会や地域への関心を深め、責任ある行動をとれるようになるため』

社会科の学習は、単に知識を覚えるだけでなく、私たちが生きる社会の仕組みや、地域・国の成り立ち、世界との関わりを知り、社会で起きている様々な出来事に関心を持つことを目的としています。そして、自分たちのくらしが多くの人々の働きや協力、自然の恵みによって成り立っていることを理解することで、感謝の気持ちを持つとともに、社会の一員としての自覚と責任感が育まれます。その上で、より良い社会を築いていくために、自分には何ができるのか(例:ルールを守る、環境に配慮する、困っている人を助ける、将来社会に貢献するなど)を考え、主体的に行動できるようになることが、社会科学習の最も大切な目標の一つです。

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