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【自動採点一問一答】小学5年生社会のプリント無料問題集

テスト前の確認や復習に使える5年生の社会テスト200問です。ランダムで20問出題されます。ブックマークして何度もトライしてね。

小学5年生の社会問題200問

ランダム20問出題!何点とれるかな?

みんなの点数分布 (1問5点 / 100点満点)
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解説
出題範囲:小学5年生の学習範囲

1. 日本の国土とわたしたちのくらし

  • 世界の中の日本: 地球儀や世界地図を使って、日本の位置や大きさ、周りの国々について学びます。
  • 日本の国土の特色:
    • 地形: 山地、平野、川、海岸など、日本の地形の特徴とそのくらしへの影響を学びます。(例:山が多いこと、平野に都市が集中していることなど)
    • 気候: 日本の四季、気候区分(太平洋側、日本海側、内陸、南西諸島、北海道など)、台風などの自然災害と、それがくらしや産業に与える影響について学びます。
    • 国土の利用と開発: 土地の使われ方(森林、農地、宅地など)や、国土を守るための工夫(治水、防災など)について学びます。

2. 日本の食料生産

  • 米づくりのさかんな地域: 米がどのように作られ、どこで多く生産されているか、気候や地形との関わりなどを学びます。農家の工夫や苦労、食料自給率についても考えます。
  • 水産業のさかんな地域: 漁業の種類(とる漁業、育てる漁業)、漁港の役割、日本の周りの海の恵み、水産資源を守る取り組みなどについて学びます。
  • これからの食料生産: 食料輸入、食料自給率の課題、地産地消など、日本の食料をめぐる現状と未来について考えます。

3. 日本の工業生産

  • 自動車をつくる工業: 日本を代表する工業の一つである自動車工業を例に、工場での生産のしくみ、関連する産業、貿易との関わりなどを学びます。
  • 日本の工業生産の特色: 工業地帯・工業地域、様々な工業(電気機械、食品、化学など)、技術革新、中小企業の役割など、日本の工業全体の特色について学びます。
  • これからの工業生産: 情報技術の活用、環境への配慮、海外との関わりなど、今後の工業のあり方について考えます。

4. 情報化した社会とわたしたちのくらし

  • 情報産業とわたしたちのくらし: テレビ、新聞、インターネットなどの情報メディアの役割や影響、情報通信技術(ICT)の発展が社会やくらしをどのように変えているかを学びます。
  • 情報を生かす: 正しい情報の見分け方(メディアリテラシー)、情報モラル(ルールやマナー)の大切さについて学びます。

5. 自然災害を防ぐ

  • (単元として独立している場合や、国土・環境と関連して扱われる場合があります)
  • 地震、台風、大雨などの自然災害の種類と発生のしくみ、過去の災害から学んだ教訓、防災・減災のための地域や個人の取り組みについて学びます。

学習のポイント

  • 資料活用: 地図、グラフ、統計、写真などの資料を読み取り、社会的な事象を理解する力を養います。
  • 多角的な見方: 物事を様々な立場や視点から考える力を身につけます。(例:生産者と消費者の視点、国内と国外の視点など)
  • 社会への関心: 身の回りのくらしと社会の仕組みを結びつけて考え、社会的な問題に関心を持つ態度を育てます。
  • 持続可能な社会: 環境問題や資源問題など、未来の社会について考え、自分たちにできることを探求します。

その他

  • 教科書会社によって単元の構成や取り上げる事例が多少異なる場合があります。
  • 地域によっては、地域の特色や産業について詳しく学ぶ単元が設けられることもあります。

5年生の社会科は、より広い視野で日本全体を見つめ、現代社会の仕組みや課題を学ぶ重要な学年です。ニュースなどと関連付けながら学習を進めると、より理解が深まるでしょう。

小学生の一問一答(社会・理科)
いろいろ挑戦してみよう!

目次

一問一答|小学5年生の社会の問題

日本の国土のうち、森林がおおよそどれくらいの割合をしめているでしょう?
①約3分の1
②約半分
③約3分の2

正解は『約3分の2』

日本の土地の大部分、なんと約3分の2(約67%)は山で、そこにはたくさんの木が生えた「森林」が広がっているんだ。これは、世界の国々と比べてもとても高い割合だよ。森林は、雨水をゆっくり地面にしみこませて洪水を防ぐ「緑のダム」の役割や、木の根っこが土をしっかりつかまえて土砂くずれを防ぐ役割、そして私たちが呼吸に必要なきれいな酸素を作り出す役割など、私たちの安全な暮らしと豊かな自然環境を守るために、なくてはならない大切な働きをたくさんしてくれているんだ。

北海道を除き、本州などで見られる、夏と冬の気温差が大きく、四季がはっきりしている気候を何というでしょう?
①冷帯(亜寒帯)気候
②温帯(温暖湿潤)気候
③亜熱帯気候

正解は『温帯(温暖湿潤)気候』

日本の多くの地域(北にある北海道や、南の沖縄などを除く本州、四国、九州など)は「温帯」という気候グループに入るんだ。温帯の特徴は、なんといっても春・夏・秋・冬の「四季」がはっきりしていること。春は暖かくなって桜などの花が咲き、夏は気温が高く雨も多くて、太平洋側ではムシムシする日もあるね。秋は涼しくなって紅葉がきれいになり、冬は寒くなって日本海側などでは雪もたくさん降る。このはっきりした四季の変化が、日本の美しい自然や、お米作りなどの農業、そして季節ごとの行事や文化に大きな影響を与えているんだよ。

瀬戸内地方の気候の特徴として正しいものはどれでしょう?
①台風が非常に多い
②一年を通して雨が少ない
③冬は雪がたくさん降る

正解は『一年を通して雨が少ない』

瀬戸内海(本州と四国の間にある比較的おだやかな海)の周りの地域、例えば岡山県や広島県、香川県などは、北に中国山地、南に四国山地という大きな山脈にはさまれているんだ。この山々が「かべ」の役割をして、夏に太平洋側から来る湿った風や、冬に日本海側から来る雪雲をブロックしてくれる。だから、この地域は一年を通して雨や雪が少なく、晴れの日が多い「瀬戸内海式気候」という特別な気候なんだ。「晴れの国おかやま」なんていうキャッチフレーズがあるのも、この気候のおかげ。ただ、雨が少ない分、昔から水不足に悩まされることもあって、たくさんの「ため池」が作られてきた歴史もあるんだよ。

牛乳をしぼったり、乳製品を作ったりする農業を何というでしょう?
①酪農(らくのう)
②養豚(ようとん)
③養鶏(ようけい)

正解は『酪農(らくのう)』

みんなが給食で飲む牛乳や、朝食のパンに塗るバター、おやつに食べるヨーグルトやチーズ。これらはどうやって作られるか知ってるかな? 牛、特に牛乳をたくさん出す種類の「乳牛」を育てて、毎日牛乳をしぼり、それをそのまま飲んだり、チーズやバターなどの「乳製品」に加工したりする農業を「酪農(らくのう)」って言うんだ。牛はたくさんの草を食べるから、広い牧草地が必要。だから、広大な土地がある北海道や、涼しい気候の高原(那須高原や八ヶ岳など)がある地域で特にさかんに行われているよ。ちなみに養豚は豚、養鶏は鶏を育てる農業のことだね。

日本の周りの海で、沿岸から200海里(約370km)までの、その国の水産資源や鉱産資源を利用する権利が認められている水域を何というでしょう?
①領海
②公海
③排他的経済水域(EEZ)

正解は『排他的経済水域(EEZ)』

国の周りの海には、国際的なルールで決められたいくつかのエリアがあるんだ。その一つが「排他的経済水域(EEZ)」。これは、その国の海岸線から200海里(1海里は約1.852kmだから、なんと約370km!すごく広い範囲だね)までの海のことだよ。このEEZの中では、その沿岸の国が、魚などの「水産資源」をとったり、海の底にある石油や天然ガス、メタンハイドレートなどの「鉱産資源」を探したり掘り出したりする『経済的な活動』を『排他的(独占的)』に行う権利を持っているんだ。他の国の船は、勝手に漁業をしたり資源を掘ったりすることはできないルールになっているよ。日本は島国だから、国土面積は世界で61番目くらいだけど、このEEZの広さは世界で6番目くらいに広いんだ!

船や飛行機などで、人や物を運ぶ産業をまとめて何というでしょう?
①建設業
②運輸業
③通信業

正解は『運輸業』

私たちの周りには、トラック、バス、タクシー、電車、船、飛行機など、たくさんの乗り物があるね。これらを使って、人や、お店で売っている商品、工場で作られた製品、手紙や荷物などを、ある場所から別の場所へと運ぶ仕事をしている産業のことをまとめて「運輸業」というよ。運輸業は、私たちの毎日の生活に必要なものを届けたり、旅行や通勤・通学を便利にしたり、経済活動を支えたりする、社会にとってなくてはならない重要な役割を担っているんだ。建設業は建物や道路を作る産業、通信業は電話やインターネットなどの情報を伝える産業のことだよ。

石油や石炭、天然ガスのように、大昔の生物が変化してできた燃料を何というでしょう?
①再生可能エネルギー
②化石燃料
③バイオマス燃料

正解は『化石燃料』

今、私たちの生活や産業に欠かせないエネルギー源である石油、石炭、天然ガス。これらは、実は、何億年も前の大昔に生きていた植物や動物(プランクトンなど)の死がいが、長い時間をかけて地面や海の底に積み重なり、地中の高い熱や大きな圧力によって変化してできたものなんだ。大昔の生物の「化石」のようなものだから、「化石燃料」と呼ばれているよ。使うとなくなってしまう限りある資源であり、燃やすと地球温暖化の原因となる二酸化炭素をたくさん出すことが課題とされているんだ。太陽光や風力などの再生可能エネルギーは、使ってもなくならず、二酸化炭素をあまり出さない新しいエネルギーとして注目されているね。

インターネット上の文章や音楽、絵などを作った人の権利を守るための権利を何というでしょう?
①肖像権
②著作権
③プライバシー権

正解は『著作権』

みんなが読む本や漫画、聞く音楽、見るアニメや絵、使うコンピューターソフトなど、これらは誰かが一生懸命考えて、時間と労力をかけて作り出した「作品(著作物)」だよね。その作品を作った人(著作者)が持っている、「他の人が勝手にコピーしたり、インターネットで公開したり、内容を変えたりしてはいけない」という権利のことを「著作権」というんだ。これは、作品を作った人の努力やアイデアを守るための大切なルール。インターネットで画像や文章を使うときも、この著作権に注意する必要があるよ。ちなみに肖像権は自分の顔写真などを勝手に使われない権利、プライバシー権は個人的な情報を守る権利のことだね。

1995年に発生し、神戸市などに大きな被害をもたらした地震の名前は何でしょう?
①関東大震災
②阪神・淡路大震災
③東日本大震災

正解は『阪神・淡路大震災』

1995年1月17日の早朝に、兵庫県の南部(神戸市や淡路島など)を震源とする非常に大きな地震が発生したんだ。これは「阪神・淡路大震災」と呼ばれているよ。都市の真下で起こった地震だったため、たくさんの建物(特に古い木造家屋)や高速道路などが倒壊し、火災も各所で発生して、6,400人以上もの方が亡くなるという甚大な被害が出たんだ。この震災の経験と教訓から、建物の耐震基準(地震に耐える強さの基準)が見直されたり、ボランティア活動の重要性が認識されたり、災害時の情報伝達のあり方が考えられたりするなど、日本の地震対策が大きく進むきっかけとなったんだ。

ごみを減らすための取り組み「3R」。リデュース(減らす)、リユース(再利用)と、あと一つは何でしょう?
①リサイクル(再資源化)
②リペア(修理)
③レンタル(借りる)

正解は『リサイクル(再資源化)』

毎日たくさんのごみが出るけど、それを少しでも減らすために、私たち一人ひとりができる大切な行動が「3R(スリーアール)」だよ。これは3つの「R」から始まる言葉の頭文字をとったものなんだ。まず(1)「リデュース(Reduce)」は、そもそもごみになるものを減らすこと(例:マイバッグを使う、むだな包装を断る)。(2)「リユース(Reuse)」は、使えるものを繰り返し使うこと(例:リターナブルびん、フリーマーケットで売る)。そして(3)「リサイクル(Recycle)」は、使い終わったものを資源に戻して、新しい製品の原料として生まれ変わらせること(例:ペットボトル、古紙、アルミ缶の回収)。この3つを心がけることが、環境を守ることにつながるんだ。

日本のすぐ東どなりにある、太平洋に面した国はどこでしょう?
①中国
②韓国
③アメリカ合衆国

正解は『アメリカ合衆国』

日本の地図を見ると、東側にはどこまでも広がる「太平洋」があるね。その太平洋をずーっと東に進んでいくと、北アメリカ大陸にある大きな国「アメリカ合衆国」があるんだ。日本とアメリカは、太平洋をはさんだ「おとなりさん」のような関係で、昔から貿易(自動車や電子機器の輸出入など)や文化(音楽、映画、スポーツなど)、政治的な面でとても深いつながりを持っているよ。中国や韓国は日本の西側にある国だね。

地図で、実際の距離をどれだけ縮めて表しているかを示す割合を何というでしょう?
①方位
②縮尺(しゅくしゃく)
③凡例(はんれい)

正解は『縮尺(しゅくしゃく)』

地図は、広い土地や地域をそのまま紙に描くことはできないから、実際の大きさよりもずっと小さくして描かれているよね。その「実際の距離をどれくらいの割合で縮めたか」を表すのが「縮尺」だよ。地図の隅っこに「1:25000」とか「5万分の1」のように書かれているのを見たことがあるかな? これは、地図の上での1cmが、実際には25000cm(=250m)や5万cm(=500m)にあたる、という意味なんだ。縮尺がわかると、地図の上で距離を測って、実際の距離を知ることができるんだ。

低い土地を海や湖の水から守るために、周りを堤防で囲んで、中の水を抜き取って作った土地を何というでしょう?
①埋め立て地
②干拓地(かんたくち)
③扇状地

正解は『干拓地(かんたくち)』

海や湖、沼などの水面よりも低い土地や、浅い水底だった場所を、まず高い堤防でぐるっと囲んで、中の水をポンプなどで外に排出し、人工的に陸地にした場所を「干拓地」というよ。新しくできた土地は、主に水田や畑などの農地として利用されることが多いんだ。オランダのポルダーや、日本の秋田県にあった八郎潟(はちろうがた)を干拓して作られた大潟村などが有名だよ。埋め立て地は、海などに土砂を入れて陸地を作る方法で、干拓地とは作り方が違うんだ。

りんごの生産量が日本一の都道府県はどこでしょう?
①山形県
②青森県
③長野県

正解は『青森県』

日本でりんごと言えば、やっぱり「青森県」が有名だね! 青森県は、りんごが育つのに適した涼しい気候で、昼と夜の温度差が大きいことなどから、色づきが良くて甘いりんごがたくさん作られているんだ。全国で生産されるりんごの半分以上(約6割!)は青森県産なんだよ。弘前市などが特に有名な産地だね。長野県やりんご、山形県もさくらんぼで有名だけど、りんごの生産量では青森県がダントツの1位なんだ。

漁船が安全に出入りしたり、停泊したりするために整備された港を何というでしょう?
①空港
②漁港(ぎょこう)
③貿易港

正解は『漁港(ぎょこう)』

漁師さんたちが魚をとるために使う「漁船」。その漁船が安全に港に入ったり出たりできるように、また、海が荒れているときに船が壊れないように避難したり停泊したりするために整備された港のことを「漁港」というよ。漁港には、とってきた魚を水揚げして市場で売買する施設や、漁に使う網や道具を準備・修理する場所、船に燃料を入れる施設などが集まっていることが多いんだ。日本の海岸にはたくさんの漁港があるよ。

外国との貿易を行うために、大きな船が出入りできるように整備された港を何というでしょう?
①漁港
②マリーナ
③貿易港

正解は『貿易港』

日本は島国で資源も少ないから、外国から原料(石油、鉄鉱石、食料など)を輸入したり、日本で作った製品(自動車、電気製品など)を外国に輸出したりする「貿易」がとても重要だよね。その貿易のために、たくさんの荷物を積んだ巨大なコンテナ船やタンカーなどの大型船が安全に出入りできるように、水深を深くしたり、荷物の積み下ろしをするためのクレーンなどの設備を整えたりした港のことを「貿易港」というんだ。横浜港、名古屋港、神戸港などが日本の代表的な貿易港だよ。漁港は漁船、マリーナはヨットやモーターボートのための港だね。

工場などから出る煙や排水が原因で、空気や水、土壌が汚れてしまうことを何というでしょう?
①自然破壊
②公害
③温暖化

正解は『公害』

工場での生産活動や、自動車の排気ガス、私たちの毎日の生活などによって、有害な物質が空気や川・海の水、土の中に排出されて、環境が汚染され、その結果、人の健康が損なわれたり、動物や植物に悪い影響が出たり、生活環境が悪化したりすることを「公害」というんだ。昔の日本では、工場の煙による大気汚染(四日市ぜんそく)や、工場排水による水質汚濁(水俣病、イタイイタイ病)などの深刻な公害がたくさん発生し、大きな社会問題になったんだよ。

個人の名前や住所、電話番号など、その人に関する情報のことを何というでしょう?
①著作権
②個人情報
③機密情報

正解は『個人情報』

「個人情報」とは、名前、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、顔写真、学校名、テストの点数など、その情報だけ、あるいは他の情報と組み合わせることで「特定の誰か」を識別できてしまう情報のことだよ。これらの情報は、悪用されると大きな被害につながる可能性があるから、とても大切に扱わなければいけないんだ。インターネットに自分の個人情報をむやみに書き込んだり、知らない人に教えたりしないこと、友達の個人情報も大切に扱うことが重要だよ。機密情報は、会社や国の秘密の情報という意味合いが強いね。

2011年に発生し、大きな津波被害をもたらした地震の名前は何でしょう?
①阪神・淡路大震災
②新潟県中越地震
③東日本大震災

正解は『東日本大震災』

2011年3月11日の午後に、東北地方の太平洋沖(三陸沖)で、日本の観測史上最大となるマグニチュード9.0という巨大な地震が発生したんだ。これが「東日本大震災」だよ。この地震そのものによる揺れも非常に大きかったけれど、特に深刻だったのは、地震によって発生した巨大な「津波」だった。高いところでは10メートルを超える津波が東北地方や関東地方の太平洋沿岸に押し寄せ、多くの町や村を飲み込み、2万人以上の死者・行方不明者を出すという、日本の歴史に残る大災害となったんだ。原子力発電所の事故も引き起こしたよ。

地球全体の平均気温が上昇していく現象を何というでしょう?
①ヒートアイランド現象
②地球温暖化
③異常気象

正解は『地球温暖化』

地球全体の平均気温が、100年くらいの長い期間で見て、少しずつ上昇している現象のことを「地球温暖化」というよ。この主な原因は、私たち人間が石油や石炭などの化石燃料をたくさん燃やすことで、大気中の「二酸化炭素(CO2)」などの温室効果ガスが増えすぎていることだと考えられているんだ。温室効果ガスは地球を暖かく保つ働きがあるんだけど、増えすぎると熱が宇宙に逃げにくくなって、地球全体の温度が上がってしまう。この影響で、異常気象(猛暑、豪雨、干ばつなど)が増えたり、氷河が溶けて海面が上昇したりと、様々な深刻な問題が起こることが心配されているよ。ヒートアイランド現象は都市部だけが暑くなる現象のことだね。

日本はアジア大陸の東に位置する、海に囲まれた国です。このような国を何というでしょう?
①内陸国
②島国(海洋国)
③半島国

正解は『島国(海洋国)』

国のまわりがすべて海で囲まれていて、陸上で他の国と接していない国のことを「島国」または「海洋国」というよ。日本は、ユーラシア大陸の東の沖合にあって、本州、北海道、九州、四国という4つの大きな島と、その他6800以上もの小さな島々から成り立っている、典型的な島国なんだ。海に囲まれていることで、独自の文化が育まれたり、漁業がさかんになったりする一方で、外国との交流には船や飛行機が欠かせないという特徴があるね。内陸国は海に面していない国(モンゴルなど)、半島国は陸地が海に突き出している国(イタリアなど)のことだよ。

地図で使われる、いろいろな記号(例:学校、病院、神社など)の意味を示したものを何というでしょう?
①縮尺
②等高線
③凡例(はんれい)

正解は『凡例(はんれい)』

地図を見ると、実際の建物や土地の様子をそのまま描く代わりに、たくさんの「記号(マーク)」が使われているよね。例えば、学校は「文」、病院は十字のマーク、神社は鳥居のマークなど。これらの「地図記号」がそれぞれ何を表しているのかを、一覧にして説明している部分のことを「凡例(はんれい)」というんだ。地図の隅っこにあることが多いよ。凡例を見れば、知らない記号があってもその意味がわかるから、地図を正確に読み取るためには欠かせない、地図の「説明書」のようなものなんだ。

川が山地から平野に出るところなどにできやすく、水はけが良い土地で、果樹園などに利用されることが多い地形は何でしょう?
①三角州
②扇状地
③湿地

正解は『扇状地』

山の中を勢いよく流れてきた川が、急に広い平野に出ると、流れの勢いが弱まるよね。すると、川が運んできた土や砂、石(れき)などが、川の出口を中心に「扇(おうぎ)」を開いたような形で積もっていくんだ。こうしてできた地形を「扇状地(せんじょうち)」というよ。扇状地は、粒の大きな砂や石でできていることが多いから、水が地面にしみこみやすく、「水はけが良い」のが特徴なんだ。だから、水田にはあまり向かないけど、水はけの良さを好むぶどうやりんごなどの果樹園や、畑として利用されることが多いんだよ。山梨県の甲府盆地などが有名だね。

牛や豚、鶏などを飼育して、肉や卵などを生産する農業をまとめて何というでしょう?
①酪農
②畜産
③水産

正解は『畜産』

みんながお肉屋さんで買う牛肉や豚肉、鶏肉、スーパーで買う卵、給食で飲む牛乳。これらは、農家の人たちが家畜(かちく)を育てて生産してくれているんだ。このように、牛(肉用牛)、豚、鶏、羊などの家畜を飼育して、その肉や卵、牛乳、毛などを生産する農業のことをまとめて「畜産(ちくさん)」というよ。ちなみに、牛乳や乳製品を作る酪農も畜産の一種(酪農畜産)だし、豚を育てるのは養豚(ようとん)、鶏を育てるのは養鶏(ようけい)というよ。水産は魚や貝をとったり育てたりする産業のことだね。

魚の種類ごとに、とってよい量(漁獲枠)を決めて、水産資源を守る取り組みが行われています。これを何というでしょう?
①自由漁業
②密漁
③漁獲量規制(TAC)

正解は『漁獲量規制(TAC)』

海にいる魚は無限にいるわけじゃないから、みんなが自由に好きなだけとってしまうと、やがて魚がいなくなってしまうかもしれないよね。そこで、大切な海の恵みである魚(水産資源)を将来にわたって守っていくために、国や国際的な機関が「この魚の種類については、一年間に全体でこれだけの量までしかとってはいけませんよ」という上限(漁獲枠)を決めるルールがあるんだ。これを「漁獲可能量(ぎょかくかのうりょう)制度」または、英語の頭文字をとって「TAC(タック)制度」というよ。日本では、サンマやスケトウダラ、マアジなどいくつかの魚種でこの制度が導入されているんだ。

新幹線や高速道路など、人や物の移動をスムーズにするための社会的な基盤施設をまとめて何というでしょう?
①交通インフラ
②エネルギーインフラ
③通信インフラ

正解は『交通インフラ』

「インフラ」とは、インフラストラクチャーの略で、私たちの社会や経済活動を支えるための基本的な施設や設備のことだよ。その中でも、道路、鉄道(新幹線や在来線)、空港、港など、人や物を運ぶ(交通)ために必要な社会の基盤となる施設のことをまとめて「交通インフラ」というんだ。交通インフラが整っていることで、私たちは早く快適に移動できたり、お店に商品がスムーズに届けられたりする。社会が発展するためには欠かせないものなんだ。エネルギーインフラは電気やガス、通信インフラは電話やインターネットのことだね。

原子力発電の燃料として使われる資源は何でしょう?
①石炭
②ウラン
③天然ガス

正解は『ウラン』

「原子力発電」は、電気を作る方法の一つだよ。その燃料として使われるのが「ウラン」という特別な物質なんだ。ウランの原子の核(中心部分)に中性子という小さな粒をぶつけると、核が2つに割れる「核分裂(かくぶんれつ)」という現象が起こる。この核分裂が連続して起こると、非常に大きな熱エネルギーが発生するんだ。原子力発電所では、この熱を使って水を沸騰させて蒸気を作り、その蒸気の力でタービン(羽根車)を回して発電機を動かし、電気を作っているんだよ。石炭や天然ガスは火力発電の燃料だね。

テレビ放送の種類で、アンテナを使って電波を受信する一般的な放送を何というでしょう?
①衛星放送
②ケーブルテレビ
③地上波放送

正解は『地上波放送』

みんなが家でテレビを見るとき、どうやって映像が届いているか考えたことあるかな? テレビ局が作った番組の信号は、テレビ塔など「地上」にある送信所から電波として送り出されるんだ。その電波を、家の屋根などに取り付けたUHFアンテナなどで受信して見るのが、最も一般的な「地上波放送(ちじょうはほうそう)」だよ。これに対して、宇宙にある人工衛星から送られてくる電波を受信するのを「衛星放送(BS/CS放送)」、専用のケーブル(電線)を通して各家庭に届けられるのを「ケーブルテレビ」というんだ。

災害が発生したときに、人々が安全に避難するために指定されている場所を何というでしょう?
①公民館
②避難場所・避難所
③公園

正解は『避難場所・避難所』

大きな地震や台風、洪水などの災害が発生したとき、または発生する恐れがあるときに、命を守るために安全な場所に逃げることを「避難(ひなん)」というよね。その避難のために、あらかじめ市町村などが指定している場所があるんだ。まず、緊急的に一時避難して身の安全を確保する場所が「避難場所」(広い公園や高台などが多い)。そして、家が壊れたり浸水したりして自宅で生活できなくなった人が、一時的に滞在して生活を送るための施設が「避難所」(学校の体育館や公民館などが指定されることが多い)。自分の住んでいる地域の避難場所や避難所がどこにあるか、普段から確認しておくことがとても大切だよ。

森林が持つ、雨水を一時的にたくわえ、洪水を防ぐ働きを何というでしょう?
①水源かん養機能
②土砂災害防止機能
③二酸化炭素吸収機能

正解は『水源かん養機能』

森林には、私たちの生活を守るたくさんの大切な働きがあるんだ。その一つが「水源かん養(すいげんかんよう)機能」。これは、森林のふかふかの土壌がスポンジのように雨水を吸収して、ゆっくりと時間をかけて地面にしみこませたり、たくわえたりする働きのことだよ。このおかげで、大雨が降っても一気に川に水が流れ込むのを防いで洪水を緩和したり、逆に雨が少ないときでも川に安定して水を供給したりしてくれるんだ。まるで自然のダムのようだね! 土砂災害防止機能は根っこが土を抑える働き、二酸化炭素吸収機能は光合成のことだね。

日本の最南端の島は何でしょう?(領土として)
①与那国島
②沖ノ鳥島
③南鳥島

正解は『沖ノ鳥島』

日本の領土の中で、地図で見て一番南にあるのは「沖ノ鳥島(おきのとりしま)」だよ。東京から約1700kmも離れた太平洋上にある、とても小さなサンゴ礁でできた島なんだ。満潮の時にはほとんど海の中に沈んでしまうくらい小さいけれど、この島があるおかげで、日本はその周りに広大な排他的経済水域(EEZ)を持つことができる。だから、コンクリートで周りを固めるなどして、波で削られてなくならないように守られている、とても重要な島なんだ。ちなみに、人が住んでいる島で一番南なのは沖縄県の波照間島(はてるまじま)、一番東にあるのは南鳥島、一番西にあるのは与那国島だよ。

土地の高さが同じ地点を結んだ線を、地図上では何というでしょう?
①海岸線
②等高線
③経線

正解は『等高線』

地図を見ると、山の形や土地のでこぼこ(地形)を表すために、細い曲線がたくさん描かれていることがあるよね。これは「等高線(とうこうせん)」といって、海面からの高さ(標高)が同じ地点をなめらかに結んだ線のことなんだ。等高線は、例えば10mごとや20mごとなど、一定の高さごとに描かれているよ。この線の間隔が狭いところは山の斜面が急であることを、間隔が広いところは斜面がゆるやかであることを示しているんだ。等高線を読み取ることで、地図からその土地の立体的な形を知ることができるんだ。

山々に囲まれた、まわりより低い平らな土地を何というでしょう?
①盆地(ぼんち)
②台地(だいち)
③半島(はんとう)

正解は『盆地(ぼんち)』

まわりをぐるっと山や丘で囲まれていて、その底の部分が比較的平らになっている地形のことを「盆地(ぼんち)」というよ。まるで大きな「お盆」の底のような形をしているから、この名前がついたんだ。山に囲まれているため、夏は熱がこもって暑くなりやすく、冬は冷たい空気がたまって寒くなりやすいという気候の特徴があるよ。日本では、山梨県の甲府盆地、長野県の松本盆地、京都府の京都盆地などが有名だね。台地は周りより一段高い平らな土地、半島は海に突き出た土地のことだよ。

茶(お茶の葉)の生産量が日本一の都道府県はどこでしょう?
①京都府
②静岡県
③鹿児島県

正解は『静岡県』

日本人がよく飲む緑茶。その原料となるお茶の葉(茶葉)の生産量が最も多いのは、「静岡県」だよ。静岡県は、一年を通して温暖な気候で、お茶の栽培に必要な日照時間も長く、水はけの良い土地が多いことから、昔からお茶作りがとてもさかんに行われてきたんだ。特に牧之原(まきのはら)台地などで広大な茶畑が見られるよ。静岡茶は品質も高く、日本の緑茶生産量の約4割をしめているんだ。宇治茶で有名な京都府や、近年生産量を伸ばしている鹿児島県も有名だけど、量では静岡県が日本一なんだ。

岸に近い海で行われる、比較的小型の船を使った漁業を何というでしょう?
①沿岸漁業
②沖合漁業
③遠洋漁業

正解は『沿岸漁業』

漁業は、漁をする場所の距離によって大きく3つに分けられるんだ。その中で、自分の住んでいる場所のすぐ近く、陸地が見えるくらいの「沿岸(えんがん)」の海で、日帰りか、せいぜい数日程度の短い期間で行われる漁業のことを「沿岸漁業」というよ。比較的小さな船を使うことが多く、網を使ったり、釣りをしたり、貝をとったり、また、のりやわかめ、ホタテなどを育てる「養殖(ようしょく)業」も沿岸漁業に含まれることが多いんだ。日本の漁業の中で、漁師さんの数は一番多いよ。沖合漁業はもう少し遠く、遠洋漁業は外国の近くまで行く漁業のことだね。

日本の貿易で、かつては輸出の中心でしたが、現在は輸入が多くなっているものはどれでしょう?
①自動車
②半導体
③繊維製品(衣類など)

正解は『繊維製品(衣類など)』

昔、日本の高度経済成長期(1960年代頃)には、日本国内で作られた綿製品や化学繊維などの「繊維製品(せんいせいひん)」(服や布など)が、たくさん外国に輸出されて、日本の経済を支える重要な産業の一つだったんだ。でも、その後、韓国や中国、東南アジアの国々などで、より安い人件費で繊維製品が作られるようになると、日本は輸出するよりも、外国から安い製品を「輸入」する方が多くなっていったんだ。今では、私たちが着ている服の多くは外国で作られたものになっているよね。自動車や半導体は今でも日本の重要な輸出品だよ。

工場などが海外に移転し、国内の生産が減少してしまうことを何というでしょう?
①技術革新
②産業の空洞化
③貿易黒字

正解は『産業の空洞化』

日本の企業が、製品を作るための工場を、人件費(働く人に払うお給料)が安いなどの理由で、日本国内から外国(特にアジアの国々など)に移す動きがあるんだ。そうすると、日本国内での生産活動が少なくなり、工場で働く人の仕事がなくなってしまったり、地域の経済が元気をなくしてしまったりすることがある。このように、国内の産業(特に製造業)が、まるで中身が「空洞」になったかのように、活力を失ってしまう現象のことを「産業の空洞化(さんぎょうのくうどうか)」というんだ。日本のものづくりにとって大きな課題の一つだよ。

コンピューターやインターネットを使える人と使えない人の間で、情報の入手や活用に差が生まれてしまう問題を何というでしょう?
①情報漏洩(ろうえい)
②情報格差(デジタルデバイド)
③サイバー攻撃

正解は『情報格差(デジタルデバイド)』

今や、パソコンやスマートフォン、インターネットは、勉強や仕事、買い物、情報収集など、私たちの生活に欠かせないものになっているよね。でも、これらの情報通信技術(ICT)をうまく使える人と、年齢や住んでいる場所、経済的な理由などで使えない、あるいは使いこなせない人との間には、手に入れられる情報の量や質、利用できるサービスの便利さなどに大きな「差」が生まれてしまうことがあるんだ。この問題を「情報格差(じょうほうかくさ)」または「デジタルデバイド」というよ。誰もが情報技術の恩恵を受けられるように、この格差をなくしていくことが社会の課題となっているんだ。

災害の後、壊れた建物や道路などを元通りに直していく活動を何というでしょう?
①避難
②復旧・復興
③防災訓練

正解は『復旧・復興』

大きな地震や台風、洪水などの災害が発生すると、家や学校、病院などの建物が壊れたり、道路や橋が使えなくなったり、電気や水道、ガスなどのライフラインが止まってしまったりすることがあるよね。そうした被害を受けた後、壊れたものを修理したり、作り直したりして、人々が元の生活を取り戻せるようにしていく一連の活動のことを「復旧・復興(ふっきゅう・ふっこう)」というんだ。復旧は主に壊れた施設などを元に戻すこと、復興はさらに元の状態よりも良く、より災害に強いまちづくりを目指す活動を指すことが多いよ。多くの人の力と長い時間が必要になる大変な活動なんだ。

地球温暖化の原因の一つとされている、石油や石炭を燃やすときなどに多く発生する気体は何でしょう?
①酸素
②窒素
③二酸化炭素

正解は『二酸化炭素』

地球全体の気温が少しずつ上がってしまう「地球温暖化」。その主な原因とされているのが、大気中に増えすぎた「二酸化炭素(CO2)」という気体なんだ。二酸化炭素は、石油や石炭、天然ガスといった化石燃料を燃やすとき(例えば、発電所、工場のボイラー、自動車のエンジンなど)にたくさん発生するよ。他にも、森林が伐採されることでも増えると考えられているんだ。二酸化炭素自体は悪いものではないけれど、増えすぎると地球の熱が宇宙に逃げにくくなり、地球全体の温度を上げてしまう「温室効果」が強まってしまうんだ。だから、二酸化炭素の排出量を減らす努力が世界中で行われているよ。

日本の周りの国で、日本海をはさんで西どなりにある大きな半島にある国はどこでしょう?(2つの国があります)
①フィリピン
②ロシア
③韓国・北朝鮮

正解は『韓国・北朝鮮』

日本の西側を見ると、日本海という海があるね。その日本海をはさんだ向かい側には、南北に細長い大きな「朝鮮半島(ちょうせんはんとう)」があるんだ。この朝鮮半島には、現在、南半分に「大韓民国(だいかんみんこく)」(通称:韓国)、北半分に「朝鮮民主主義人民共和国(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく)」(通称:北朝鮮)という2つの国があるんだ。日本とは地理的にとても近く、歴史的にも深いつながりを持っているよ。フィリピンはもっと南の島国、ロシアは北や北西にある広大な国だね。

地図記号で「文」は何を表しているでしょう?
①郵便局
②病院
③小・中学校

正解は『小・中学校』

地図には、いろいろな建物や場所を簡単なマークで表す「地図記号」がたくさん使われているね。その中でも、漢字の「文」をかたどった記号は、「小学校」と「中学校」を表しているんだ。みんなが通っている学校も、地図の上ではこの「文」のマークで示されているはずだよ。ちなみに、「郵便局」は〒マーク、「病院」は十字のマークで表されることが多いね。地図記号を覚えると、地図からたくさんの情報を読み取れるようになるよ。

海に突き出た陸地の部分を何というでしょう?
①湾(わん)
②岬(みさき)・半島(はんとう)
③島(しま)

正解は『岬(みさき)・半島(はんとう)』

陸地が海に向かって、にゅっと突き出している部分のことを見たことがあるかな? その突き出した部分を、規模が比較的小さいものを「岬(みさき)」、もっと大きく突き出しているものを「半島(はんとう)」というよ。例えば、千葉県の犬吠埼(いぬぼうさき)は岬、同じ千葉県の房総(ぼうそう)半島は半島だね。岬の先端には灯台が建てられていることも多いよ。逆に、海が陸地に入り込んでいる地形は「湾(わん)」というよ。島はまわりをすべて海で囲まれた陸地のことだね。

農業で働く人の数が減ったり、高齢の人が増えたりしている問題を何というでしょう?
①食料自給率の低下
②後継者不足・高齢化
③輸入自由化

正解は『後継者不足・高齢化』

日本の農業は、今、大きな問題を抱えているんだ。それは、農業を仕事にしている人(農業従事者)の数が年々減っていて、さらに、その中でも65歳以上の高齢者の割合が非常に高くなっていること(高齢化)。そして、親の農業を継いでくれる若い人(後継者)がなかなか見つからない「後継者不足」という問題だよ。このままでは、将来、日本の食料を十分に作れなくなってしまうのではないか、と心配されているんだ。この問題を解決するために、新しい技術を導入したり、若い人が農業をしやすい環境を作ったりする取り組みが進められているよ。

海の汚れ(海洋汚染)の原因として考えられるものはどれでしょう?
①魚のとりすぎ
②生活排水や工場排水、プラスチックごみなど
③海流の変化

正解は『生活排水や工場排水、プラスチックごみなど』

きれいなはずの海が、人間の活動によって汚れてしまうことを「海洋汚染」というよ。その原因はたくさんあるけれど、主なものとしては、(1)家庭の台所やお風呂、洗濯などから出る「生活排水」、(2)工場から流される汚れた水(工場排水)、(3)川から流れ込んだり、直接海に捨てられたりする「プラスチックごみ」、(4)船の事故などで流れ出す「油」などがあるんだ。これらの汚れは、海の生き物に悪い影響を与えたり、私たちの飲み水や食べ物を汚染したりする可能性もある、深刻な問題なんだよ。

空港の重要な役割は何でしょう?
①船が停泊する
②飛行機が離着陸する
③電車が発着する

正解は『飛行機が離着陸する』

「空港(くうこう)」は、空の玄関口だね。その一番重要な役割は、もちろん「飛行機」が安全に空に飛び立ったり(離陸)、空から降りてきたり(着陸)するための「滑走路(かっそうろ)」や、飛行機を駐機させておく場所を提供することだよ。それ以外にも、乗客が飛行機に乗るための手続きをしたり、待合室で待ったりする「ターミナルビル」や、荷物を積み下ろしする施設、飛行機の整備をする施設など、空の旅や航空貨物の輸送に欠かせない様々な機能を持っているんだ。船が停泊するのは港、電車が発着するのは駅だね。

かつて、工場からの排水が原因で発生した、熊本県の水俣湾周辺の公害病は何でしょう?
①イタイイタイ病
②水俣病
③四日市ぜんそく

正解は『水俣病』

「水俣病(みなまたびょう)」は、日本の高度経済成長期に熊本県の水俣湾(みなまたわん)周辺で発生した、とても深刻な公害病だよ。湾の近くにあった化学工場が、生産過程で出た「メチル水銀」という非常に毒性の強い物質を含んだ排水を、十分に処理しないまま海に流し続けてしまったんだ。その汚染された海の魚や貝を食べた地域の人々の体に水銀がたまり、手足のしびれや言語障害など、重い神経系の症状が現れたんだ。この悲劇を繰り返さないために、工場の排水規制などが強化されるきっかけになったんだ。イタイイタイ病は富山県の神通川流域で発生したカドミウム中毒、四日市ぜんそくは三重県四日市市の工場からの排煙による大気汚染が原因だよ。

インターネット上で、うその情報や誤った情報が広まってしまうことを何というでしょう?
①炎上
②フェイクニュース
③なりすまし

正解は『フェイクニュース』

インターネットやSNSなどでは、たくさんの情報が瞬く間に世界中に広まるよね。その中には、まるで本当のニュース記事のように見せかけているけれど、実は全くの「うそ」や、事実とは異なる「誤った情報」がたくさん紛れ込んでいるんだ。このような偽のニュースや情報のことを「フェイクニュース」というよ。人々をだましたり、社会に混乱を引き起こしたりする目的で作られることもあるんだ。情報を受け取ったときは、すぐに信じずに「本当に正しい情報かな?」と疑ってみること、発信元を確認することなどがとても大切だよ。炎上は批判が殺到すること、なりすましは他人になりすますことだね。

災害時に、ラジオが役立つ点として正しいものはどれでしょう?
①映像で被害状況がわかる
②停電時でも電池があれば情報を得やすい
③双方向のやりとりができる

正解は『停電時でも電池があれば情報を得やすい』

大きな災害が起こると、停電してテレビが見られなくなったり、インターネット回線が使えなくなったりすることがあるよね。そんなときにとても役立つのが「ラジオ」なんだ。ラジオは、テレビに比べて消費電力が少なく、乾電池で動くものも多いから、停電していても情報を手に入れやすいという大きなメリットがあるんだ。災害の状況や避難情報、ライフライン(電気・ガス・水道)の情報など、命を守るための大切な情報を音声で伝えてくれる、災害時の頼れる情報源なんだよ。映像が見られない、双方向のやりとりができないという点はデメリットだけど、停電時の情報入手手段として重要だよ。

使い終わったペットボトルや牛乳パックなどを集めて、新しい製品の原料として再利用することを何というでしょう?
①リデュース
②リユース
③リサイクル

正解は『リサイクル』

みんなが飲んだ後のペットボトルや牛乳パック、読み終わった新聞紙や雑誌、使い終わったアルミ缶やスチール缶。これらは、そのまま捨ててしまうとただのごみだけど、きちんと分別して集めれば、もう一度「資源」として溶かしたり加工したりして、新しい製品の「原料」として生まれ変わらせることができるんだ。この、ごみを資源として再利用する取り組みのことを「リサイクル」というよ。「3R」の一つだね。例えば、ペットボトルは服の繊維や新しいペットボトルに、牛乳パックはトイレットペーパーに生まれ変わったりするんだ。リデュースは減らすこと、リユースは繰り返し使うことだよ。

日本の国土を形作る上で大きな影響を与えている、地球の表面をおおう大きな岩盤を何というでしょう?
①プレート
②マントル
③地殻

正解は『プレート』

地球の表面は、パズルのように組み合わさった十数枚の巨大な硬い岩盤(がんばん)で覆われているんだ。この岩盤のことを「プレート」というよ。プレートは、地球内部のマントルの動きに乗って、一年間に数cmという非常にゆっくりとしたスピードで動いているんだ。日本列島は、なんと4つものプレート(太平洋プレート、フィリピン海プレート、北アメリカプレート、ユーラシアプレート)がぶつかり合ったり、一方が他方の下に沈み込んだりしている、世界でも珍しい場所にあるんだ。だから、日本は地震が多く発生したり、火山活動が活発になったりしやすいという特徴があるんだよ。

地図記号で、卍(まんじ)の記号は何を表しているでしょう?
①神社
②寺院
③教会

正解は『寺院』

地図にはいろいろな記号があるけど、この「卍(まんじ)」のマークは、仏教のお寺、「寺院(じいん)」を表す地図記号だよ。お寺にある仏像や建物をイメージしていると言われているんだ。よく似ているけど、「神社」を表すのは鳥居(とりい)の形をした記号、「教会」は十字架(じゅうじか)の形をした記号が使われるよ。これらの記号を覚えておくと、地図を見てその地域にどんな宗教施設があるかがわかるね。

海岸線が複雑に入り組んでいて、天然の良港が多い地形を何というでしょう?
①砂浜海岸
②リアス海岸
③断層海岸

正解は『リアス海岸』

海岸線が、まるでノコギリの歯のように、小さな岬(突き出た部分)と湾(入り込んだ部分)が交互に繰り返す、複雑に入り組んだ地形のことを「リアス海岸」というよ。これは、もともと陸地にあった谷(川が削った谷など)に、海の水が入り込んできてできた地形なんだ。入り組んだ湾は、波の影響を受けにくく水深も深いことが多いから、船が安全に停泊できる「天然の良港」となりやすく、漁業や真珠などの養殖がさかんに行われていることが多いんだ。スペインのリアス式海岸が有名で、日本では三重県の志摩半島や東北地方の三陸海岸などが代表的だよ。

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを何というでしょう?大きな問題になっています。
①加工食品
②冷凍食品
③食品ロス(フードロス)

正解は『食品ロス(フードロス)』

スーパーで買いすぎてしまって食べきれなかったもの、冷蔵庫に入れたまま賞味期限が切れてしまったもの、レストランで注文したけど食べ残してしまったもの…。このように、まだ十分に食べられる状態なのに、捨てられてしまう食品のことを「食品ロス(フードロス)」というんだ。日本では、一年間に約500万トン以上もの食品ロスが発生していると言われていて、これは日本人一人あたり、毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと同じくらいの量なんだ。食べ物を無駄にしないことはもちろん、ごみを減らすためにも、食品ロスを減らす工夫(食べる分だけ買う、好き嫌いをなくすなど)がとても大切だよ。

浅い海に網をしかけて、魚が入ってくるのを待ってとる漁法を何というでしょう?
①一本釣り
②定置網(ていちあみ)漁
③まき網漁

正解は『定置網(ていちあみ)漁』

魚がよく通る道すじにあらかじめ大きな網を「定(さだ)めて置」いておき、魚が網の中に入ってくるのを待ってとる漁法のことを「定置網(ていちあみ)漁」というよ。魚の習性を利用した漁法で、沿岸の比較的浅い海で行われることが多いんだ。網は海底に固定されていて、魚が入る入口はあるけど、一度入ると出にくくなっている迷路のような構造になっていることが多いよ。ブリやアジ、サバ、イワシなど、いろいろな種類の魚がとれるんだ。一本釣りは竿で一匹ずつ釣る漁法、まき網漁は網で魚群を囲む漁法だよ。

日本の貿易で、輸出額よりも輸入額の方が多い状態を何というでしょう?
①貿易黒字
②貿易赤字
③貿易摩擦

正解は『貿易赤字』

国と国との間で、品物を売り買いすることを「貿易」というよね。日本が外国に品物を売った金額(輸出額)と、日本が外国から品物を買った金額(輸入額)を比べたときに、買った金額(輸入額)の方が売った金額(輸出額)よりも多い状態のことを「貿易赤字(ぼうえきあかじ)」というんだ。これは、日本のお金が外国にたくさん出ていっている状態を表すよ。逆に、輸出額の方が輸入額よりも多い状態は「貿易黒字(ぼうえきくろじ)」というよ。貿易摩擦は、貿易をめぐる国と国との対立のことだね。

伝統的な技術や技法を使って作られる、地域に根ざした工芸品を何というでしょう?
①大量生産品
②輸入品
③伝統的工芸品

正解は『伝統的工芸品』

日本には、昔からその土地で受け継がれてきた特別な技術や技法、そしてその土地でとれる材料を使って、職人さんたちの手仕事によって作られてきた美しい工芸品がたくさんあるんだ。例えば、京都の西陣織(にしじんおり)や清水焼(きよみずやき)、石川県の輪島塗(わじまぬり)、沖縄県の琉球(りゅうきゅう)ガラスなど。これらを「伝統的工芸品(でんとうてきこうげいひん)」というよ。その地域の歴史や文化を反映した、価値のある製品なんだ。大量生産品や輸入品とは違って、一つ一つに職人さんの心がこもっているのが特徴だよ。

テレビ会議システムなどを使って、遠く離れた場所にいる人と共同で作業したり、会議したりすることを何というでしょう?
①テレワーク
②放送
③SNS

正解は『テレワーク』

「テレワーク」とは、「tele(離れた場所で)」と「work(働く)」を組み合わせた言葉で、情報通信技術(ICT)、例えばパソコンやインターネット、テレビ会議システムなどを活用して、会社などのオフィスから離れた場所(自宅など)で仕事をしたり、遠くにいる人と一緒に会議や共同作業をしたりする働き方のことだよ。通勤時間がなくなったり、場所を選ばずに働けたりするメリットがある一方で、コミュニケーションの取り方などに工夫が必要な面もあるんだ。コロナ禍をきっかけに、この働き方が広がったね。

災害が発生する前に、地域や学校などで避難のしかたなどを練習することを何というでしょう?
①復旧作業
②避難訓練
③ボランティア活動

正解は『避難訓練』

「備えあれば憂いなし」ということわざがあるように、いつ起こるかわからない地震や火事、津波などの災害に備えて、もし実際に災害が発生したときに、どうやって自分の命を守り、安全に避難すればよいかを、あらかじめ練習しておくことがとても大切だよね。このように、災害時を想定して、避難経路を確認したり、消火器の使い方を学んだり、安全な行動を実際にやってみたりする練習のことを「避難訓練(ひなんくんれん)」または「防災訓練」というんだ。学校や地域で定期的に行われていることが多いよ。

森林が持つ、光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を供給する働きを何というでしょう?
①水源かん養機能
②土砂災害防止機能
③二酸化炭素吸収機能(地球環境保全機能)

正解は『二酸化炭素吸収機能(地球環境保全機能)』

森林の木々は、生きるために「光合成(こうごうせい)」を行っているよね。光合成とは、太陽の光エネルギーを使って、空気中の「二酸化炭素(CO2)」と根から吸い上げた「水」を材料にして、自分たちが成長するための栄養分(デンプンなど)を作り出す働きのこと。そして、この過程で、私たち動物が生きていくために必要な「酸素(O2)」を空気中に放出してくれるんだ。つまり、森林は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収し、きれいな酸素を供給してくれるという、地球全体の環境を守る(保全する)ための非常に重要な働きを持っているんだ。これを「二酸化炭素吸収機能」や「地球環境保全機能」というよ。

日本が領有権を主張している島々のうち、韓国が占拠しているのはどこでしょう?
①北方領土
②竹島
③尖閣諸島

正解は『竹島』

日本には、その島が日本の領土(領有権)であると主張しているけれど、他の国との間で意見の対立がある、いわゆる「領土問題」が存在する島がいくつかあるんだ。その中で、「竹島(たけしま)」(韓国では独島(ドクト)と呼ばれている)は、島根県隠岐の島町に属する島々だけど、現在は韓国が実際に島を管理(占拠)していて、日本と韓国の間で領有権をめぐる問題が続いているんだ。北方領土はロシアとの間、尖閣諸島は中国や台湾との間で問題になっているよ。

地図記号で、温泉マークは何を表しているでしょう?
①工場
②温泉
③発電所

正解は『温泉』

地図記号には、その場所の特徴をわかりやすく表すデザインが使われていることが多いよね。この、湯気がゆらゆらと立ちのぼっているようなマークは、見た目の通り「温泉(おんせん)」を表す地図記号だよ。このマークがあれば、その場所に温泉が湧き出ていることや、温泉旅館、公衆浴場などがあることがわかるんだ。日本は火山が多い国だから、全国各地に温泉があって、このマークもよく見かけるね。ちなみに工場は歯車のマーク、発電所は丸の中に波線のようなマークが使われることが多いよ。

日本で一番長い川は何でしょう?
①利根川
②石狩川
③信濃川

正解は『信濃川』

日本にはたくさんの川が流れているけど、その中で最も長い川は、長野県と新潟県を流れる「信濃川(しなのがわ)」だよ。その長さはなんと約367km!長野県内では「千曲川(ちくまがわ)」と呼ばれていて、新潟県に入ると信濃川と名前が変わるんだ(法律上は千曲川も含めて信濃川水系)。日本アルプスの山々から流れ出し、広大な越後平野をうるおしながら、最後は新潟市で日本海に注いでいるんだ。ちなみに、流域面積(川に水が集まる範囲の広さ)が一番広いのは利根川(とねがわ)、北海道で一番長いのは石狩川(いしかりがわ)だよ。

外国から安い農産物がたくさん輸入されるようになると、国内の農家にはどのような影響が出やすいでしょう?
①生産量が増える
②収入が増える
③競争が激しくなり、経営が苦しくなることがある

正解は『競争が激しくなり、経営が苦しくなることがある』

もし、外国から日本の農産物よりもずっと安い値段のお米や野菜、果物などがたくさん輸入されるようになったら、どうなるかな? 消費者にとっては、安いものが買えるというメリットがあるかもしれないけど、日本の農家の人たちにとっては大変なことなんだ。自分たちが一生懸命作ったものが、外国の安い製品との価格競争に負けて売れなくなってしまったり、値段を下げざるを得なくなったりして、収入が減ってしまい、農業を続けるのが難しくなってしまう(経営が苦しくなる)可能性があるんだ。これを「輸入自由化」の問題点として議論されることがあるよ。

海の中の藻場(もば)が失われ、海底が砂漠のようになってしまう現象を何というでしょう?
①赤潮(あかしお)
②磯焼け(いそやけ)
③干潟(ひがた)

正解は『磯焼け(いそやけ)』

海の底には、コンブやワカメなどの海藻(かいそう)がたくさん生えている場所があって、そこは「藻場(もば)」と呼ばれているんだ。藻場は、魚や貝などの海の生き物にとって、隠れ家になったり、卵を産む場所になったり、エサになったりする、海のゆりかごのような大切な場所なんだ。でも、海の環境が悪くなったり、ウニなどの海藻を食べる生き物が増えすぎたりすると、この大切な藻場が失われてしまい、まるで砂漠のように海藻がほとんど生えていない状態になってしまうことがあるんだ。この現象を「磯焼け(いそやけ)」というよ。磯焼けが起こると、とれる魚が減ってしまうなど、漁業にも大きな影響が出るんだ。

日本と外国との間で、製品やサービスの貿易をめぐって起こる対立や問題を何というでしょう?
①貿易黒字
②貿易赤字
③貿易摩擦

正解は『貿易摩擦』

国と国とが品物を売り買いする「貿易」は、お互いの国にとって利益があるように行われるのが理想だけど、時には、ある国の製品が他の国に大量に輸出されすぎて相手国の産業に打撃を与えたり、逆に、ある国が外国の製品をなかなか輸入しようとしなかったりして、国と国との間で対立やもめごとが起こることがあるんだ。このように、貿易をめぐって国と国との間に起こる対立や問題のことを「貿易摩擦(ぼうえきまさつ)」というよ。かつて、日本とアメリカの間で、自動車や牛肉などをめぐって貿易摩擦が問題になったことがあったんだ。

わたしたちの生活に必要な電気は、主にどこで作られているでしょう?
①工場
②発電所
③変電所

正解は『発電所』

みんなが家で使う照明やテレビ、冷蔵庫、スマートフォンなどを動かすために必要な「電気」。この電気は、どこかで作られて送られてきているんだ。電気を大規模に作り出す専門の施設のことを「発電所(はつでんしょ)」というよ。発電所には、石炭や天然ガスなどを燃やす火力発電所、水の力を使う水力発電所、ウランの核分裂を利用する原子力発電所、そして太陽光や風力、地熱などを利用する再生可能エネルギーの発電所など、いろいろな種類があるんだ。工場は物を作るところ、変電所は発電所で作られた電気の電圧を変えるところだよ。

スマートフォンやパソコンで、どこにいても様々な情報にアクセスできる社会の便利な点は何でしょう?
①情報が多すぎて混乱する
②いつでも必要な情報を調べたり、連絡したりできる
③電気代がかかる

正解は『いつでも必要な情報を調べたり、連絡したりできる』

今、多くの人がスマートフォンやパソコンを持っていて、インターネットにつながっていれば、家にいても、学校にいても、電車の中でも、いつでもどこでも、知りたい情報をすぐに検索して調べたり、メールやSNSで友達や家族と連絡を取り合ったり、ニュースを見たり、買い物をしたりできるよね。これは情報通信技術(ICT)が発達したおかげで、私たちの生活をとても便利にしてくれている点だよ。もちろん、情報が多すぎたり、使い方によっては問題が起きたりすることもあるけど、「いつでもどこでも情報にアクセスできる」こと自体は、現代社会の大きな特徴であり、便利な点なんだ。

地震が発生したとき、まず取るべき行動として最も大切なことは何でしょう?
①すぐに外に飛び出す
②自分の身の安全を確保する(例:机の下にもぐる)
③電話で家族に連絡する

正解は『自分の身の安全を確保する(例:机の下にもぐる)』

もし大きな地震が「グラッ!」ときたら、パニックにならずに、まず一番最初にやるべきことは、「自分の身の安全を確保する」ことだよ。慌てて外に飛び出すと、落ちてくるガラスや看板などでかえって危険なことがある。まずは、丈夫な机やテーブルの下にもぐって、頭を守ること。もし近くに机などがなければ、座布団や本などで頭を保護し、倒れてきたり落ちてきたりするものがない安全な場所に移動することが大切なんだ。揺れがおさまるまでは、落ち着いてその場で自分の身を守ることを最優先に考えよう。電話は回線が混雑することもあるから、揺れがおさまってから状況を見て連絡するようにしよう。

わたしたちが出すごみを減らすために、できることは何でしょう?
①ものをたくさん買う
②使い捨てのものを多く使う
③マイボトルやマイバッグを使う、修理して長く使う

正解は『マイボトルやマイバッグを使う、修理して長く使う』

毎日たくさんのごみが出ると、それを処理する場所(埋め立て地)が足りなくなったり、燃やすときに環境に悪い物質が出たりする問題があるよね。だから、ごみそのものを減らす努力がとても大切なんだ。「3R」を思い出してみよう。例えば、飲み物を買うときはペットボトルではなく「マイボトル」を持参する、買い物のときはレジ袋をもらわずに「マイバッグ」を使う(リデュース)。壊れたものをすぐに捨てるのではなく「修理して長く使う」(リユース)。詰め替え用製品を選ぶ(リデュース)など、身近なことからごみを減らす工夫ができるんだ。ものをたくさん買ったり、使い捨てのものを多く使ったりするのは、逆にごみを増やしてしまう行動だね。

日本が領有権を主張している島々のうち、ロシアが占拠しているのはどこでしょう?
①北方領土
②竹島
③尖閣諸島

正解は『北方領土』

日本の領土問題の一つに、「北方領土(ほっぽうりょうど)」問題があるよ。これは、北海道の北東沖にある歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島、国後(くなしり)島、択捉(えとろふ)島の4つの島々のことだよ。これらの島々は、歴史的に日本の領土だったけれど、第二次世界大戦の終わりに旧ソ連(現在のロシア)によって占領され、今もロシアが実際に管理(占拠)しているんだ。日本政府は、これらの島々は日本固有の領土であるとして、ロシアに対して返還を求め、話し合いを続けているんだ。竹島は韓国、尖閣諸島は中国・台湾との間で問題になっているよ。

地図記号で、工場を表す記号はどれでしょう?
①田んぼのマーク
②歯車のマーク
③煙突のマーク

正解は『歯車のマーク』

地図記号には、その場所や建物の特徴を表すデザインが使われていることが多いね。「工場(こうじょう)」を表す地図記号は、機械の部品である「歯車(はぐるま)」の形をかたどったマークだよ。これは、工場で機械を使って製品を作っている様子をイメージしているんだ。このマークがあれば、その場所に自動車工場や食品工場など、何らかの工場があることがわかるね。ちなみに、田んぼのマークは稲の形、煙突のマークは以前使われていたこともあるけど、現在の主な工場の記号は歯車マークだよ。

日本で一番大きい湖は何でしょう?
①琵琶湖
②霞ヶ浦
③サロマ湖

正解は『琵琶湖』

日本には大小たくさんの湖があるけれど、その中で面積(広さ)が最も大きいのは、滋賀県にある「琵琶湖(びわこ)」だよ。その広さは約670平方キロメートルもあって、滋賀県の面積の約6分の1をしめているんだ!琵琶湖は、京阪神(京都・大阪・神戸)地域の人々にとって、飲み水や農業用水、工業用水として利用されるなど、とても重要な水源となっているんだ。また、たくさんの種類の魚や水鳥が生息する豊かな自然環境も持っているよ。ちなみに、2番目に大きいのは茨城県の霞ヶ浦(かすみがうら)、3番目は北海道のサロマ湖だよ。

食料自給率を高めるために、わたしたちにできることは何でしょう?
①外国産の食品をたくさん買う
②国産の食品を選んで買う
③食べ物をたくさん捨てる

正解は『国産の食品を選んで買う』

「食料自給率」とは、私たちが食べている食料のうち、どれくらいの割合が日本国内で作られているかを示す数字だよ。日本の食料自給率は、他の先進国と比べて低い水準にあるんだ。もし外国からの輸入が止まってしまったら、食料が足りなくなるかもしれないという心配がある。そこで、食料自給率を高めるために、私たち消費者にできることの一つが、買い物をするときに、できるだけ「日本国内で作られた(国産の)食品」を選んで買うことなんだ。国産のものをみんなが買うようになれば、日本の農家や漁師さんを応援することになり、国内の食料生産を守ることにつながるよ。もちろん、食べ物を無駄にしない(食品ロスを減らす)ことも大切だね。

大きな網で魚の群れを囲い込んでとる漁法を何というでしょう?
①一本釣り
②底引き網漁
③まき網漁

正解は『まき網漁』

海で魚をとる方法はいろいろあるけど、魚の群れ(たくさんの魚が集まっているところ)を見つけたら、その群れを大きな網でぐるっと「まいて」囲い込み、網の底をしぼって一度にたくさんの魚をとる漁法のことを「まき網漁(まきあみりょう)」というよ。漁船団(複数の船がチームを組む)で行われることが多く、イワシ、アジ、サバ、マグロ、カツオなど、群れで行動する魚をとるのに使われるんだ。効率よくたくさんの魚がとれるけど、とりすぎにならないように注意も必要だよ。一本釣りは竿で釣る、底引き網漁は海底の魚をとる漁法だね。

日本の貿易の特徴として、正しいものはどれでしょう?
①原料を輸出し、製品を輸入している
②原料を輸入し、製品を輸出している
③ほとんど貿易をしていない

正解は『原料を輸入し、製品を輸出している』

日本は、国土が狭く、石油や鉄鉱石、ボーキサイト(アルミニウムの原料)といった工業製品を作るための「原料」となる資源が国内ではあまりとれないんだ。だから、それらの原料の多くを外国から「輸入」しているよ。そして、輸入した原料や部品を使って、優れた技術力で自動車や電気製品、機械などの付加価値の高い「製品」を作り、それを外国に「輸出」して利益を得ているんだ。このように「原料を輸入し、製品を輸出する」という貿易の形を「加工貿易(かこうぼうえき)」といって、これが日本の貿易の大きな特徴なんだよ。

近年、日本の工業で増えているのは、どのような製品を作る分野でしょう?
①繊維製品や雑貨
②鉄鋼や造船
③半導体や精密機械、ロボットなど高度な技術が必要な製品

正解は『半導体や精密機械、ロボットなど高度な技術が必要な製品』

日本の工業は、時代とともに変化してきているんだ。かつては鉄鋼(鉄を作る)や造船(船を作る)などが中心だった時代もあったけど、近年は、より高い技術力や知識が必要とされる分野の生産が増えているよ。例えば、スマートフォンやパソコンに欠かせない「半導体(はんどうたい)」や、細かい作業ができる産業用「ロボット」、医療機器などの「精密機械(せいみつきかい)」、新しい素材(炭素繊維など)といった、他の国が簡単にはまねできないような、高度な技術(ハイテク)を駆使した製品を作る分野が、日本の工業の中で重要性を増しているんだ。

情報を受け取るだけでなく、自ら情報を発信するときに気をつけなければならないことは何でしょう?
①できるだけ多くの人に広める
②事実かどうかを確認し、人を傷つけないようにする
③匿名で自由に書き込む

正解は『事実かどうかを確認し、人を傷つけないようにする』

インターネットやSNSを使えば、誰でも簡単に自分の考えや出来事を世界中に発信できるようになったよね。でも、情報を発信するときには、とても大切な注意点があるんだ。それは、(1)発信する内容が本当に「事実」なのか、うそや間違いではないかをしっかり確認すること、(2)他の人の悪口を書いたり、誰かを傷つけたりするような表現を使わないこと、(3)他の人のプライバシーや著作権を侵害しないこと、などだよ。匿名だからといって無責任なことを書き込まず、自分の発言に責任を持つことが、インターネット社会の基本的なマナー(情報モラル)なんだ。

過去の災害の経験や教訓を、次の世代に伝えていく活動を何というでしょう?
①防災訓練
②災害伝承
③復興支援

正解は『災害伝承』

日本は昔から地震や津波、台風などの自然災害が多い国だよね。過去に起こった大きな災害で、どのような被害が出たのか、人々はどのように対応し、そこから何を学んだのか。そうした貴重な経験や教訓を、風化させずに語り継ぎ、記録に残し、石碑や資料館などを通して、未来の世代の人たちに伝えていく活動のことを「災害伝承(さいがいでんしょう)」というんだ。過去の災害から学ぶことで、将来同じような災害が起こったときに被害を少しでも減らす(減災)ことにつなげようという、とても大切な取り組みなんだよ。

環境を守るために、わたしたち一人ひとりが心がけるべきことは何でしょう?
①電気や水を無駄遣いする
②ごみを分別せずに出す
③省エネを心がける、環境に配慮した製品を選ぶ

正解は『省エネを心がける、環境に配慮した製品を選ぶ』

地球温暖化やごみ問題、資源の枯渇など、地球の環境は様々な問題を抱えているよね。これらの問題を解決し、未来の世代も安心して暮らせるようにするためには、私たち一人ひとりが日々の生活の中で環境に配慮した行動を心がけることが大切なんだ。例えば、使わない電気はこまめに消す、水を出しっぱなしにしないといった「省エネ・節水」を心がけること。ごみをきちんと分別してリサイクルに協力すること。環境への負担が少ない「環境に配慮した製品(エコマークなどが付いているもの)」を選んで買うこと。マイバッグやマイボトルを使うことなど、できることはたくさんあるよ。

日本が領有権を主張している島々のうち、中国も領有権を主張しているのはどこでしょう?
①北方領土
②竹島
③尖閣諸島

正解は『尖閣諸島』

日本の領土問題の一つに「尖閣諸島(せんかくしょとう)」をめぐる問題があるよ。尖閣諸島は、沖縄県の石垣島の北西にある島々のことで、歴史的にも国際法上も日本の固有の領土だよ。日本が実際に島を管理しているんだけど、近年になって中国と台湾が、その領有権(自分たちの領土であるという権利)を主張し始めて、日本との間で意見の対立が続いているんだ。周辺の海域では、中国の船が日本の領海に侵入するなどの問題も発生しているよ。北方領土はロシア、竹島は韓国との間で問題になっているね。

地図記号で、×(バツ)のマークは何を表しているでしょう?
①警察署・交番
②消防署
③病院

正解は『警察署・交番』

地図の上で、×(バツじるし、交差させた棒)の形をした記号は、「警察署(けいさつしょ)」や、まちの中にある小さな「交番(こうばん)」を表しているんだ。これは、昔、警察官が持っていた「警棒(けいぼう)」という棒を交差させた形をデザインしたものだと言われているよ。このマークがあれば、その地域を守る警察の施設があることがわかるね。ちなみに消防署はさすまた(火を消す道具)の形、病院は十字のマークが使われるよ。

日本の人口で、65歳以上の人の割合が増えていることを何というでしょう?
①少子化
②高齢化
③過密化

正解は『高齢化』

今の日本では、総人口(日本に住んでいる人の総数)にしめる「65歳以上の高齢者」の割合が、年々どんどん増え続けているんだ。この現象のことを「高齢化(こうれいか)」というよ。医療の発達などで平均寿命が延びたことや、次に説明する「少子化」が進んでいることが主な原因だよ。高齢化が進むと、年金や医療費などの社会保障費が増大したり、介護をする人が不足したり、地域によっては活力が失われたりするなど、様々な社会的な課題が出てくるんだ。

日本の農業が抱える課題として、当てはまらないものはどれでしょう?
①農業従事者の高齢化・後継者不足
②食料自給率の低さ
③農産物の品質の低さ

正解は『農産物の品質の低さ』

日本の農業は、いくつかの大きな課題(解決すべき問題)を抱えているよ。まず、「農業従事者の高齢化・後継者不足」。農業をする人が減り、お年寄りが多くなって、跡継ぎも少ないこと。次に、「食料自給率の低さ」。私たちが食べる食料を、国内生産でどれだけまかなえているかの割合が低いこと。これらは日本の農業の大きな課題だよ。一方で、「農産物の品質の低さ」は当てはまらないね。日本の農産物は、品種改良や栽培技術の高さから、世界的にも品質が高いと評価されているんだ。

プランクトンが異常に増えて、海の水が赤茶色になる現象を何というでしょう?漁業に被害が出ることがあります。
①赤潮(あかしお)
②青潮(あおしお)
③黒潮(くろしお)

正解は『赤潮(あかしお)』

海の中には、目に見えないほど小さな生物「プランクトン」がたくさんいるんだ。普段はバランスが保たれているんだけど、海の水の栄養分(窒素やリンなど)が増えすぎたり、水温が高くなったりすると、特定の種類のプランクトンが異常に大量発生することがあるんだ。そのプランクトンの色が赤っぽいと、海の水がまるでペンキを流したように赤茶色に見えることがある。この現象を「赤潮(あかしお)」というよ。赤潮が発生すると、魚が酸素不足になったり、プランクトンの毒で死んでしまったりして、養殖業などの漁業に大きな被害が出ることがあるんだ。青潮は酸素の少ない水が湧き上がる現象、黒潮は海流の名前だよ。

日本が貿易で最も多く輸出している相手国はどこでしょう?(近年)
①中国
②アメリカ合衆国
③韓国

正解は『中国』

日本はたくさんの国と貿易をしているけれど、近年、日本が作った製品(輸出品)を最も多く買っている(輸出している)相手国は「中国」なんだ。自動車部品や半導体製造装置、化学製品などが多く輸出されているよ。少し前まではアメリカ合衆国が長年1位だったんだけど、中国の経済成長に伴って、中国向けの輸出が大きく増えたんだ。とはいえ、アメリカ合衆国も依然として日本の重要な輸出相手国(2位)だよ。韓国も近い国として貿易額は大きいね。このように、貿易相手国は時代とともに変化していくんだ。

エネルギーを効率よく使うことや、無駄をなくす取り組みを何というでしょう?
①省エネルギー(省エネ)
②再生可能エネルギー
③エネルギー開発

正解は『省エネルギー(省エネ)』

私たちが生活したり、工場で物を作ったりするためには、電気やガス、ガソリンなどの「エネルギー」がたくさん必要だよね。でも、エネルギーを作るためには資源が必要だし、環境に影響を与えることもある。だから、エネルギーをできるだけ「効率よく」使うこと、そして「無駄遣いをなくす」ことがとても大切なんだ。こうした取り組みのことを「省エネルギー」、略して「省エネ(しょうエネ)」というよ。例えば、LED電球を使う、使わない電化製品のコンセントを抜く、断熱効果の高い家にする、燃費の良い自動車に乗る、など、身近なところでもたくさんの省エネができるんだ。

放送や通信に使われる、人工衛星を利用した技術は、どのようなことに役立っているでしょう?
①天気予報やカーナビ、衛星放送など
②インターネットの高速化のみ
③ラジオ放送のみ

正解は『天気予報やカーナビ、衛星放送など』

地球の周りを回っている「人工衛星」。実は、私たちの身の回りのたくさんのことに利用されているんだ。例えば、空から雲の様子を撮影して「天気予報」に役立てたり、GPS衛星からの電波を受信して現在地を知る「カーナビゲーションシステム(カーナビ)」やスマートフォンの地図アプリに使われたり、BS/CSなどの「衛星放送」でテレビ番組を見たり、遠く離れた場所との「衛星通信」(電話やインターネット)に使われたり。人工衛星の技術は、放送、通信、気象観測、位置情報など、非常に幅広い分野で私たちの生活を支えてくれているんだよ。

もし大きな災害が起こったら、どこに避難すればよいか、家族と話し合っておくことは大切ですか?
①大切ではない
②大切である
③どちらでもよい

正解は『大切である』

地震や台風などの大きな災害は、いつ、どこで起こるかわからないよね。もし災害が発生したとき、家族が一緒にいられるとは限らない。学校にいるときかもしれないし、お父さんやお母さんは会社にいるかもしれない。そんなときに、どこに避難すれば安全なのか、どこに行けば家族と再会できるのか、どうやって連絡を取り合うのかなどを、あらかじめ家族みんなで話し合って決めておくことが、いざという時に命を守るために「非常に大切」なんだ。避難場所や避難経路、連絡方法などを確認しておく「家庭での防災会議」をしておこうね。

将来の世代も安心して暮らせるように、自然環境を守りながら開発を進めていく考え方を何というでしょう?
①大量消費
②環境破壊
③持続可能な開発

正解は『持続可能な開発』

私たちは、便利な生活を送るために、資源を使ったり、自然環境を変えたりする「開発」を行ってきたよね。でも、今の世代だけが豊かになれば良いのではなく、未来に生まれてくる子供たちや、さらにその先の世代の人たちも、私たちと同じように、あるいはもっと豊かに安心して暮らせるように、地球の環境や資源を守りながら、開発を進めていく必要があるんだ。このような、将来の世代のことも考えた、環境と開発のバランスをとる考え方のことを「持続可能な開発(じぞくかのうなかいはつ)」というよ。英語では SDGs (Sustainable Development Goals) と言って、世界共通の目標になっているんだ。

日本の領土問題について、関係する国々とどのように解決していくことが望ましいでしょう?
①武力で解決する
②話し合い(外交交渉)で平和的に解決する
③問題を無視する

正解は『話し合い(外交交渉)で平和的に解決する』

北方領土、竹島、尖閣諸島といった日本の領土問題は、相手の国との間で意見が食い違っている、とてもデリケートで難しい問題だよね。でも、だからといって、力ずく(武力)で解決しようとしたり、問題を無視して見て見ぬふりをしたりするのは良い解決方法とは言えないんだ。国際社会のルールに基づいて、お互いの国の立場や主張を尊重しながら、粘り強く「話し合い(外交交渉)」を続けて、お互いが納得できる方法を粘り強く探していくことが、平和的に問題を解決するために最も望ましい方法だと考えられているんだ。

地図記号で、〒のマークは何を表しているでしょう?
①市役所
②税務署
③郵便局

正解は『郵便局』

この「〒」のマーク、見たことがある人も多いんじゃないかな? これは、「郵便局(ゆうびんきょく)」を表す地図記号だよ。手紙やはがき、荷物を送ったり、受け取ったりするところだね。このマークは、昔、郵便などを扱う役所だった「逓信省(ていしんしょう)」の頭文字「テ」をデザイン化したものだと言われているよ。だから、このマークがあれば、そこに郵便局があることがわかるんだ。ちなみに市役所は○の中に●、税務署はそろばんの珠のようなマークが使われることがあるよ。

日本の人口で、子どもの数が減っていることを何というでしょう?
①少子化
②高齢化
③過疎化

正解は『少子化』

今の日本では、生まれてくる赤ちゃんの数(出生数)が減り続けていて、その結果、総人口にしめる子どもの割合(特に0歳から14歳までの年少人口の割合)がどんどん低くなっているんだ。この現象のことを「少子化(しょうしか)」というよ。少子化が進むと、将来、社会を支える働き手の数が減ってしまったり、活気がなくなってしまったりする心配があるんだ。先に説明した「高齢化」と合わせて、「少子高齢化」として、日本の社会が抱える大きな課題の一つになっているよ。過疎化は、地方の人口が減って活気がなくなることだよ。

消費者が、安全で安心な食品を選べるように、食品の産地や原材料などを表示する制度があります。これを何というでしょう?
①価格表示
②食品表示
③広告表示

正解は『食品表示』

スーパーやコンビニで売られている食品のパッケージをよく見てみると、その食品の名前、使われている材料(原材料名)、内容量、賞味期限(または消費期限)、保存方法、作った会社(製造者)、そしてどこで作られたか(原産地)など、たくさんの情報が書かれているよね。このように、食品に関する様々な情報を、決められたルールに従って分かりやすく表示することを「食品表示(しょくひんひょうじ)」というんだ。これによって、私たち消費者は、その食品がどんなものなのか、安全なのかどうかなどを判断して、安心して食品を選び、買うことができるようになっているんだよ。

海底に網をおろして、海底近くにすむ魚や貝などをとる漁法を何というでしょう?
①まき網漁
②底引き網漁
③一本釣り

正解は『底引き網漁』

海の底、つまり「海底(かいてい)」やその近くに住んでいる魚(カレイやヒラメなど)や、エビ、カニ、貝などをとるための漁法の一つが「底引き網漁(そこびきあみりょう)」だよ。これは、袋のような形をした網を船から海底におろし、船で網を引っ張りながら海底を進み、網の口に入った魚介類をまとめてとる方法なんだ。広い範囲の海底を探ることができるけど、海底の環境に影響を与えたり、小さな魚までとってしまったりする可能性もあるため、網の目の大きさなどにルールが決められているよ。まき網漁は魚群を囲む、一本釣りは竿で釣る漁法だね。

日本と外国との人や物、情報の行き来が盛んになり、世界とのつながりが深まっていることを何というでしょう?
①鎖国
②国際化(グローバル化)
③地域主義

正解は『国際化(グローバル化)』

今、私たちは、外国で作られた製品を使ったり、外国の音楽を聴いたり、インターネットを通じて世界中のニュースを知ったり、外国の人と交流したりすることが当たり前になっているよね。このように、国境を越えて、人(旅行、留学、仕事など)、物(貿易)、お金、情報、文化などの行き来が非常に活発になり、日本と世界、あるいは世界全体が一つの社会のようにつながりを深めていく動きのことを「国際化(こくさいか)」または「グローバル化」というんだ。私たちの生活は便利になったけど、一方で、国際的な競争が激しくなったり、文化の違いによる摩擦が起きたりすることもあるんだ。鎖国は江戸時代の政策、地域主義は地域内での協力を重視する考え方だよ。

工業製品を作る過程で、環境への負担を減らすために工夫されていることは何でしょう?
①エネルギーをたくさん使う
②廃棄物を増やし、リサイクルしない
③省エネ技術の開発、リサイクルしやすい設計、有害物質の削減

正解は『省エネ技術の開発、リサイクルしやすい設計、有害物質の削減』

工場で物を作るときには、エネルギーを使ったり、資源を使ったり、ごみ(廃棄物)が出たりして、どうしても地球の環境に何らかの負担をかけてしまうことがあるよね。そこで、多くの企業では、その環境への負担をできるだけ少なくするための様々な工夫や努力をしているんだ。例えば、使うエネルギーを減らすための「省エネ技術」を開発したり、太陽光などの「再生可能エネルギー」を利用したり、製品を使い終わった後に「リサイクルしやすい設計」にしたり、製品を作る過程で出る「廃棄物を減らす」努力をしたり、環境に有害な物質を使わないようにしたり、といった取り組みが進められているよ。

わたしたちのくらしは、さまざまな情報技術によって支えられています。その例として適切でないものはどれでしょう?
①スマートフォンでの調べ物や連絡
②インターネットでの買い物
③手紙だけを使った連絡手段

正解は『手紙だけを使った連絡手段』

今の私たちの暮らしは、コンピューターやインターネットなどの「情報通信技術(ICT)」なしでは考えられないほど、深く結びついているよね。例えば、分からないことがあれば「スマートフォンで検索」してすぐに調べられるし、友達や家族とはメールやSNSでいつでも「連絡」が取れる。家から出なくても「インターネットで買い物」ができるし、銀行の振り込みなどもできる。これらはすべて情報技術のおかげだよ。もちろん「手紙」も大切な連絡手段だけど、今の社会が情報技術に『支えられている』例としては、他の二つに比べて適切とは言えないね。

大雨や台風のときに、気象庁などが出す注意や警告の情報を何というでしょう?避難の判断に役立ちます。
①天気予報
②気象情報・警報・注意報
③ニュース速報

正解は『気象情報・警報・注意報』

大雨が降り続いたり、強い台風が近づいてきたりすると、洪水や土砂災害などの危険が高まるよね。そんなときに、国や都道府県の気象台(気象庁など)は、災害が起こる恐れがあることを知らせるために、特別な情報を発表するんだ。まず「注意報(ちゅういほう)」は、災害が起こる可能性がある場合に注意を呼びかけるもの。さらに危険度が高まり、重大な災害が起こる可能性が非常に高い場合には「警報(けいほう)」が発表される。さらに、数十年に一度レベルの非常に危険な状況が迫っている場合には「特別警報(とくべつけいほう)」が発表されるんだ。これらの「気象情報・警報・注意報」は、いつ、どこで、どんな危険が迫っているかを知り、早めに避難するなどの判断をするための、とても重要な情報なんだよ。

環境問題の解決に向けて、世界中の国々が協力して取り組むことがなぜ大切なのでしょう?
①一つの国だけでは解決できない地球規模の問題だから
②特定の国だけの問題だから
③協力するとお金がかかるから

正解は『一つの国だけでは解決できない地球規模の問題だから』

地球温暖化や、オゾン層の破壊、海洋汚染、森林破壊、生物多様性の損失といった「地球環境問題」は、その影響が国境を越えて地球全体に及ぶ、とても大きな問題なんだ。例えば、ある国がたくさん二酸化炭素を出せば、その影響は他の国にも及ぶし、海に流されたプラスチックごみは海流に乗って世界中の海に広がってしまう。だから、これらの問題を解決するためには、一つの国だけが努力しても十分ではなく、世界中の国々が協力して、共通のルールを作ったり、お互いに助け合ったりしながら、一緒になって取り組んでいくことが不可欠なんだよ。地球という一つの船に乗る仲間として、協力することが大切なんだ。

日本の国土の大部分をしめている地形は、次のうちどれでしょう?
①平野
②山地
③湖

正解は『山地』

日本の土地の約4分の3、つまり大部分は、山や丘が連なる「山地」や「丘陵地」なんだ。だから、人々が家を建てたり、田畑を作ったりしやすい平らな土地「平野」は、全体の4分の1くらいしかないんだよ。この地形の特徴から、日本の都市や人口の多くは、限られた平野部や川沿いの盆地(山に囲まれた平地)に集中しているんだ。

冬に、日本海側に雪を多く降らせる原因となる風は、主にどちらから吹いてくるでしょう?
①北西
②南東
③南西

正解は『北西』

冬になると、ユーラシア大陸にあるシベリアから、冷たくて乾いた「北西」の季節風が日本に向かって吹いてくるんだ。この風が、比較的暖かい日本海の上を通るときに、たくさんの水蒸気(水分)を吸収する。そして、その湿った風が日本の高い山脈(背骨のような山々)にぶつかると、強制的に上昇させられて冷やされ、雪雲が発達するんだ。だから、日本の「日本海側」の地域では、冬にたくさんの雪が降るんだよ。

お米の生産量が特に多いのは、日本のどの地方でしょう?
①東北地方
②中国地方
③九州地方

正解は『東北地方』

お米(稲)を育てるには、広くて平らな土地、豊富な水、そして夏にある程度の暑さが必要なんだ。「東北地方」には、広大な平野(仙台平野、庄内平野など)があり、雪解け水などの豊かな水にも恵まれている。夏の気候もお米作りに適しているため、昔から日本有数の米どころとして知られているんだ。特に、新潟県と並んで、コシヒカリやひとめぼれ、あきたこまちなど、おいしいお米がたくさん作られているよ。日本の食文化を支える大切な地域なんだ。

魚や貝などを、いけすや養殖場などで人の手で育てて増やす漁業を何というでしょう?
①とる漁業
②育てる漁業
③おきあい漁業

正解は『育てる漁業』

海や川にいる天然の魚をとってくるだけでなく、魚や貝、海藻などの赤ちゃん(稚魚や稚貝)から、いけすや養殖場(ようしょくじょう)のような場所で、エサをあげたり環境を整えたりして、人の手で大切に大きく育ててから出荷する漁業のことを「育てる漁業」または「養殖業(ようしょくぎょう)」というよ。魚をとりすぎないように資源を守ったり、私たちがいつでも安定して魚を食べられるようにしたりするために、とても重要な役割を果たしているんだ。ブリやマダイ、ホタテ、カキ、ウナギ、のりなどが養殖されているよ。

日本で自動車の生産が特にさかんな工業地帯はどこでしょう?
①京浜工業地帯
②阪神工業地帯
③中京工業地帯

正解は『中京工業地帯』

日本の工業地帯の中でも、愛知県や三重県、岐阜県の一部を含む「中京(ちゅうきょう)工業地帯」は、特に自動車の生産がさかんなことで有名だよ。愛知県豊田市に本社があるトヨタ自動車を中心に、自動車を作るための部品工場や関連する工場がたくさん集まっているんだ。ここは日本の自動車産業の中心地であり、日本のものづくりを支える重要な地域の一つなんだ。京浜工業地帯は東京・神奈川、阪神工業地帯は大阪・兵庫が中心だよ。

自動車工場のように、たくさんの部品を流れ作業で組み立てて製品を作る生産のしかたを何というでしょう?
①手作業生産
②大量生産
③個別生産

正解は『大量生産』

同じ種類の製品を、効率よく、たくさん作り出すために使われる生産方法が「大量生産」だよ。自動車工場が代表例で、たくさんの部品をベルトコンベアに乗せて運び、それぞれの作業員やロボットが決められた工程(部品の取り付けなど)を担当して、流れ作業で製品を組み立てていくんだ。この方法によって、一つ一つの製品を作る時間を短くし、コストを下げることができるんだ。私たちの身の回りにある多くの工業製品は、この大量生産によって作られているよ。

テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなど、多くの人に情報を伝える手段のことをまとめて何というでしょう?
①コミュニケーション
②メディア
③テクノロジー

正解は『メディア』

情報を伝えるための「媒体(ばいたい)」や「手段」のことを、まとめて「メディア」というよ。テレビやラジオ、新聞、雑誌のように、たくさんの人(マス)に向けて一方的に情報を送るものを特に「マスメディア」と呼ぶこともあるね。そして、最近では「インターネット」も、ニュースサイトやSNSなどを通じて情報を広める、非常に大きな力を持つメディアになっているんだ。メディアは、私たちに様々な情報を届け、社会の出来事を知る手助けをしてくれる大切な存在だよ。

インターネットを使うときに、他の人を傷つけるような書き込みをしないなど、守るべきルールやマナーのことを何というでしょう?
①情報セキュリティ
②情報モラル
③情報リテラシー

正解は『情報モラル』

インターネットはとても便利だけど、使い方を間違えると、他の人を傷つけたり、トラブルに巻き込まれたりすることがあるよね。そこで大切になるのが「情報モラル」だよ。これは、インターネットなどの情報社会で活動するときに、すべての人が守るべき「道徳(どうとく)」や「倫理(りんり)」、つまりルールやマナーのことなんだ。具体的には、ネットいじめをしない、悪口やうその情報を書き込まない、他人の個人情報や著作権を守る、などがあるよ。みんなが気持ちよくインターネットを使えるように、情報モラルを身につけることがとても重要なんだ。

地球儀や世界地図で見ると、日本はユーラシア大陸のどの方向にあるでしょう?
①東
②西
③南

正解は『東』

地球儀や世界地図を広げて見てみよう。世界で一番大きな大陸である「ユーラシア大陸」(アジアとヨーロッパを合わせた大陸)を探して、そこから見て日本がどの方向にあるかを確認すると、ユーラシア大陸の「東」の端、太平洋に面したところに位置していることがわかるね。日本はアジア大陸の東にある島国なんだ。

地震や大雨などの自然災害にそなえて、自分の住む地域で危険な場所や避難する場所を示した地図を何というでしょう?
①天気図
②ハザードマップ
③路線図

正解は『ハザードマップ』

「ハザードマップ」とは、地震、洪水、土砂災害、津波などの自然災害が発生した場合に、自分の住んでいる地域で、どこが危険な場所(例えば、浸水しやすい場所、がけ崩れが起きやすい場所など)で、どこに避難すれば安全か(避難場所や避難所)を示した地図のことだよ。市町村などが作成して配布していることが多いんだ。普段からハザードマップを見て、自分の家の周りの危険な場所や避難経路を確認しておくことが、いざという時に命を守るための「自助(じじょ)」の第一歩としてとても大切だよ。

日本の最北端にある都道府県はどこでしょう?
①青森県
②北海道
③秋田県

正解は『北海道』

日本の地図を見ると、一番北に位置している大きな島があるね。それが「北海道」だよ。北海道は、日本の47都道府県の中で最も北にあり、面積も一番広い都道府県なんだ。日本の領土として最も北にあるのは、択捉(えとろふ)島(北方領土)だけど、都道府県としては北海道が最北端だよ。青森県は本州の最北端だね。

日本の大部分が属している気候帯は何でしょう?
①熱帯
②温帯
③冷帯(亜寒帯)

正解は『温帯』

地球上の気候は、赤道からの距離などによって、いくつかの「気候帯(きこうたい)」に分けられるんだ。日本の大部分(北海道や沖縄など一部を除く)は、四季の変化が比較的はっきりしていて、夏と冬の気温差がある「温帯(おんたい)」という気候帯に属しているよ。温帯の中でも、日本は特に夏の湿度が高く、降水量も多い「温暖湿潤気候(おんだんしつじゅんきこう)」に分類されることが多いんだ。熱帯は一年中暑い地域、冷帯は冬の寒さが非常に厳しい地域のことだよ。

夏から秋にかけて、日本に大雨や強風をもたらすことがある熱帯低気圧を何というでしょう?
①竜巻
②台風
③季節風

正解は『台風』

夏から秋(特に8月から10月頃)にかけて、日本の南の暖かい海上で発生する、強い渦(うず)を巻いた熱帯の低気圧のことを「台風(たいふう)」というよ。台風は、中心付近で非常に強い風が吹き、大雨を伴うことが多いんだ。日本に近づいたり上陸したりすると、洪水や土砂災害、高潮などの大きな被害をもたらすことがあるから、台風情報には十分注意が必要だよ。竜巻はもっと狭い範囲で発生する激しい渦巻き、季節風は季節によって吹く方向が変わる風のことだね。

田植えが行われるのは、主にどの季節でしょう?
①春
②夏
③秋

正解は『春』

お米(稲)を作るためには、まず苗(なえ)を育てて、それを水田(水を入れた田んぼ)に植え替える作業が必要だね。この苗を水田に植える作業を「田植え(たうえ)」というよ。田植えは、暖かくなってきて、稲が元気に育ち始める「春」(地域によって差はあるけど、だいたい4月下旬から6月頃)に行われるのが一般的だよ。昔は手で植えていたけど、今は田植え機という機械を使うことが多いね。田植えが終わると、夏の間に稲がぐんぐん育ち、秋に収穫(稲刈り)を迎えるんだ。

日本の周りの海で、暖流と寒流が出会う場所を何というでしょう?魚が多く集まります。
①漁港
②潮目(しおめ)
③湾(わん)

正解は『潮目(しおめ)』

日本の周りの海には、暖かい海水の流れ「暖流(だんりゅう)」(例:黒潮)と、冷たい海水の流れ「寒流(かんりゅう)」(例:親潮)が流れているんだ。この性質の違う2つの海流がぶつかり合う場所では、海水が混ざり合い、海の底から栄養分が湧き上がってくる。すると、それを食べるプランクトンがたくさん発生し、さらにそのプランクトンを食べる小魚、そしてその小魚を食べる大きな魚…というように、たくさんの魚が集まってくるんだ。このように暖流と寒流が出会う場所を「潮目(しおめ)」または「潮境(しおざかい)」といって、世界でも有数の豊かな漁場(ぎょじょう、魚がたくさんとれる場所)になっているんだよ。三陸沖などが有名だね。

船で遠くの海まで出て行う漁業を何というでしょう?
①沿岸漁業
②沖合漁業
③養殖業

正解は『沖合漁業』

漁業は、漁をする場所の距離によって分けられることがあるよ。「沿岸漁業」は岸に近い場所で行う漁業。「沖合漁業(おきあいぎょぎょう)」は、それよりももう少し遠く、陸地が見えなくなるくらいの沖合(おきあい)の海まで船を出して、数日間から数十日間かけて行う漁業のことだよ。比較的大きな船を使って、アジ、サバ、イワシ、サンマ、イカなどをとることが多いんだ。さらに遠く、外国の近くの海まで行く漁業は「遠洋漁業」というよ。養殖業は魚などを育てる漁業だね。

食料を外国から買うことを何というでしょう?
①輸出
②輸入
③自給

正解は『輸入』

自分の国で作られていないものや、足りないものを、外国から買うことを「輸入(ゆにゅう)」というよ。日本は、国土が狭く、人口も多いため、食料の中には国内で作るだけでは足りないものがたくさんあるんだ。例えば、小麦、大豆、トウモロコシ、肉類、果物などの多くを外国から輸入しているんだ。ちなみに、自分の国で作ったものを外国に売ることは「輸出(ゆしゅつ)」、自分たちで使うものを自分たちで作ることは「自給(じきゅう)」というよ。

石油を原料にして、プラスチックや化学せんいなどを作る工業を何というでしょう?
①鉄鋼業
②食品工業
③石油化学工業

正解は『石油化学工業』

みんなの身の回りにある「プラスチック」製品(ペットボトル、文房具、おもちゃなど)や、服に使われる「化学せんい」(ポリエステル、ナイロンなど)、合成ゴムなどは、もともと「石油」を原料にして作られているんだ。このように、石油や天然ガスを原料として、化学的な方法で様々な製品を作り出す工業のことを「石油化学工業(せきゆかがくこうぎょう)」というよ。石油化学工場は、効率よく生産するために、関連する工場が集まった「石油化学コンビナート」と呼ばれる大きな工場群を形成していることが多いんだ。鉄鋼業は鉄、食品工業は食べ物を作る工業だね。

工場で製品を作るために必要な、外国から輸入する資源や材料のことを何というでしょう?
①加工品
②原料
③輸出品

正解は『原料』

工場で自動車や電気製品などの「製品」を作るためには、そのもとになる材料が必要だよね。例えば、鉄を作るための鉄鉱石、プラスチックを作るための石油、アルミニウムを作るためのボーキサイトなど。このように、製品を作るためのもとになる材料や資源のことを「原料(げんりょう)」というよ。日本は、工業製品を作るための原料の多くを外国からの輸入に頼っているんだ。加工品は原料を使って作られたもの、輸出品は外国に売る製品のことだね。

テレビ番組を作る仕事をしている会社などを何産業というでしょう?
①農業
②工業
③情報産業

正解は『情報産業』

世の中には、食べ物を作る「農業」、物を作る「工業」の他にも、様々な産業があるね。その中で、テレビやラジオの番組を作ったり放送したりする会社(放送業)、新聞や本を作る会社(出版業)、コンピューターのソフトウェアを作る会社、インターネットサービスを提供する会社、映画を作る会社など、「情報」を作り出したり、伝えたり、処理したりすることを主な仕事としている産業のことを、まとめて「情報産業(じょうほうさんぎょう)」または「情報通信産業」というよ。現代社会でますます重要になっている産業分野なんだ。

インターネットなどで、情報が正しいかどうかを確かめたり、情報を上手に活用したりする能力を何というでしょう?
①情報モラル
②メディアリテラシー
③プログラミング

正解は『メディアリテラシー』

インターネットやテレビなど、様々なメディアからは毎日たくさんの情報が流れてくるよね。でも、その中には、間違った情報や、誰かの意見が強く反映された情報、うその情報(フェイクニュース)なども含まれていることがあるんだ。だから、情報をうのみにせず、「この情報は本当に正しいのかな?」「誰がどんな目的で発信しているのかな?」と批判的に考えたり、複数の情報を比べたりして、情報の真偽(しんぎ、本当かうそか)を見抜き、自分に必要な情報を正しく選び取って、上手に活用していく能力が必要なんだ。この能力のことを「メディアリテラシー」というよ。情報モラルはルールやマナー、プログラミングはコンピューターへの指示を作ることだね。

日本の領土で、一番東にある島は何でしょう?
①与那国島
②沖ノ鳥島
③南鳥島

正解は『南鳥島』

日本の領土の中で、地図で見て一番東の端にあるのは「南鳥島(みなみとりしま)」だよ。東京都に属する島で、日本本土から遠く離れた太平洋上にぽつんと存在する三角形の形をした島なんだ。人が定住はしていないけれど、気象観測などのための施設があるよ。日本の排他的経済水域を確保する上でも重要な島なんだ。ちなみに、一番南は沖ノ鳥島、一番西は与那国島だよ。

川の水が海に流れこむところにできる、土や砂が積もってできた平らな土地を何というでしょう?
①扇状地(せんじょうち)
②三角州(さんかくす)
③台地(だいち)

正解は『三角州(さんかくす)』

川は、山から削り取った土や砂を運びながら下流へと流れていくよね。そして、川が海や湖に流れ込むところ(河口)では、川の流れが急にゆるやかになる。すると、川が運んできた細かい土や砂がそこにどんどん積もっていって、平らな土地ができるんだ。この、河口にできる、ギリシャ文字のデルタ(Δ)のような三角形に近い形をした地形を「三角州(さんかくす)」または「デルタ」というよ。三角州は水はけがあまり良くない低湿な土地が多いけど、土壌が肥えているため、水田として利用されたり、大きな都市が発達したりすることが多いんだ。扇状地は山から平野に出るところ、台地は周りより一段高い平地のことだよ。

夏は暑くて雨が多く、冬は晴れて乾燥することが多いのは、主に日本のどちら側の気候でしょう?
①日本海側
②太平洋側
③内陸

正解は『太平洋側』

日本の気候は、太平洋側と日本海側で大きく違うんだ。特に「太平洋側」(関東地方、東海地方、近畿地方南部、四国南部、九州東部など)の気候の特徴は、夏に南東からの湿った季節風の影響で、高温多湿(蒸し暑い)で雨が多くなること。そして、冬は北西の季節風が山脈でブロックされるため、晴れて乾燥した日が多くなることだよ。これに対して、日本海側は冬に雪が多いという特徴があるね。

国内で消費される食料のうち、国内産でまかなわれている割合のことを何というでしょう?
①食料輸入率
②食料自給率
③食料廃棄率

正解は『食料自給率』

私たちが一年間に食べる食料全体の量を100としたときに、そのうち、どれくらいの割合が日本国内で作られたもの(国内産)でまかなわれているかを示す指標(数字)のことを「食料自給率(しょくりょうじきゅうりつ)」というよ。計算方法には、カロリー(熱量)で計算する「カロリーベース」と、金額で計算する「生産額ベース」があるんだ。日本の食料自給率(特にカロリーベース)は、他の先進国と比べて低い水準にあって、もし外国からの輸入が止まったら食料が足りなくなるかもしれない、という課題があるんだ。

野菜や果物などを、ビニールハウスなどを使って、寒い時期や本来の季節以外にも作る農業を何というでしょう?
①露地栽培(ろじさいばい)
②施設園芸農業(しせつえんげいのうぎょう)
③有機農業

正解は『施設園芸農業(しせつえんげいのうぎょう)』

野菜や果物、花などは、普通は畑や果樹園などの屋外(露地)で、その作物が育つのに適した季節に栽培されるよね(露地栽培)。でも、ビニールで覆った「ビニールハウス」や、ガラス張りの「温室」などの「施設(しせつ)」の中で、温度や湿度、光などを人工的にコントロールして栽培する方法があるんだ。これを「施設園芸農業(しせつえんげいのうぎょう)」というよ。この方法を使うと、寒い冬でも暖かい環境を作って夏野菜(トマトやキュウリなど)を早く収穫したり(促成栽培)、逆に夏に冷涼な環境を作って秋や冬の野菜を作ったり(抑制栽培)することができて、一年中いろいろな作物を安定して供給できるんだ。

マグロやカツオのように、広い海を移動しながら生活している魚をとる漁業がさかんな港があるのは、主に日本のどちら側の海岸でしょう?
①日本海側
②太平洋側
③瀬戸内海

正解は『太平洋側』

マグロやカツオ、サンマなどの魚は、季節によってエサや産卵場所を求めて、日本の周りの広い海域を大移動する「回遊魚(かいゆうぎょ)」だよ。これらの魚をとるためには、大きな船で遠くまで漁に出る必要があるんだ。日本の「太平洋側」には、暖流の黒潮が流れていて、これらの回遊魚が多くやってくる。そのため、太平洋側には、遠洋漁業(外国の近くまで行く)や沖合漁業(沿岸より遠くへ行く)の拠点となる大きな漁港(例:焼津港、銚子港、気仙沼港など)がたくさんあるんだ。

製品を作るだけでなく、新しい技術や製品を考え出すことを何というでしょう?
①研究開発
②加工貿易
③大量消費

正解は『研究開発』

企業が成長し続けたり、社会がより便利になったりするためには、ただ同じものを作り続けるだけでなく、新しい技術を生み出したり、今までにない新しい製品やサービスを考え出したりすることがとても重要だよね。このように、新しい知識や技術を得るための「研究(けんきゅう)」と、それを具体的な製品やサービスに応用するための「開発(かいはつ)」を合わせて「研究開発(けんきゅうかいはつ)」、英語では R&D (Research and Development) というよ。日本の企業は、この研究開発に力を入れることで、高い技術力を生み出してきたんだ。

日本の工業を支えている、高い技術力を持つ中小企業の多くが集まっている地域として有名なのは、例えばどこでしょう?
①北海道
②東京都大田区
③沖縄県

正解は『東京都大田区』

日本の工業は、大きな会社(大企業)だけで成り立っているわけではないんだ。実は、優れた技術や専門知識を持った「中小企業(ちゅうしょうきぎょう)」(働く人の数が比較的少ない会社)がたくさんあって、部品を作ったり、特別な加工をしたりして、日本のものづくり全体を支えているんだ。特に「東京都大田区(おおたく)」には、金属加工や精密加工など、非常に高い技術力を持つ町工場(まちこうば)と呼ばれる中小企業がたくさん集まっていることで有名だよ。こうした技術の集積(しゅうせき、集まっていること)が日本の工業の強みの一つなんだ。

新聞社やテレビ局などが、事件や出来事を調べて人々に知らせる活動を何というでしょう?
①広告
②報道
③娯楽

正解は『報道』

世の中で起こっている事件や事故、政治や経済の動き、社会の問題などを、新聞記者やテレビの記者が取材して調べ、それを記事やニュース番組として、広く多くの人々に知らせる活動のことを「報道(ほうどう)」というよ。報道は、私たちが社会の出来事を知り、物事を判断するための大切な情報源なんだ。また、権力を持つ人たちが悪いことをしていないか監視する役割も持っているよ。広告は商品などを宣伝すること、娯楽は楽しませることだね。

自然災害が起こったとき、まず自分自身の安全を守る行動を何というでしょう?
①自助(じじょ)
②共助(きょうじょ)
③公助(こうじょ)

正解は『自助(じじょ)』

災害から命を守るためには、3つの助け「自助・共助・公助(じじょ・きょうじょ・こうじょ)」が大切だと言われているよ。その中で、まず一番基本となるのが「自助」。これは、「自分の命は自分で守る」という考え方で、災害が発生したときに、自分自身で自分の安全を確保するための行動や、普段からの備え(食料備蓄、家具の固定、避難場所の確認など)のことを指すんだ。まずは自助をしっかり行うことが、被害を最小限に抑える第一歩なんだ。

日本列島は、いくつかのプレートと呼ばれる大きな岩盤の境目に位置しています。このことが原因で多く発生する自然災害は何でしょう?
①台風
②大雪
③地震

正解は『地震』

地球の表面は、プレートという巨大な岩盤でパズルのように覆われているんだ。日本列島は、そのプレートが4つもぶつかり合ったり、一方が他方の下に沈み込んだりしている、世界でも珍しい非常に複雑な場所にあるんだよ。プレートが動くときには、その境目で非常に大きな力がかかり、岩盤がずれたり壊れたりすることがある。これが「地震(じしん)」の主な原因なんだ。だから、日本は世界的に見ても地震がとても多い国になっているんだよ。火山活動が活発なのもプレートの動きと関係があるんだ。

日本の標準時子午線が通っている都市はどこでしょう?
①東京都
②明石市
③札幌市

正解は『明石市』

日本国内で使う共通の時刻「日本標準時(JST)」は、兵庫県にある「明石市(あかしし)」を通る「東経135度」の子午線(しごせん、北極と南極を結ぶ縦の線)を基準にして決められているんだ。だから、東経135度の線は「日本標準時子午線」と呼ばれているよ。明石市には、この子午線を示す標識や天文科学館があるんだ。世界の時刻は、イギリスのロンドンを通る経線を基準に決められているけど、各国は国内の時刻の基準となる子午線を定めているんだ。

山が多く、平野が少ないという日本の地形は、人々のくらしにどのような影響を与えているでしょう?
①どこでも農業がしやすい
②平野部に人口や都市が集中しやすい
③自然災害が起こりにくい

正解は『平野部に人口や都市が集中しやすい』

日本の国土は約4分の3が山地や丘陵地で、人々が生活したり、農業をしたりしやすい平らな土地「平野」は限られているよね。このため、昔から日本の人々は、比較的住みやすく、交通の便も良い「平野部」や川沿いの「盆地」に集まって暮らす傾向があったんだ。その結果、現在でも日本の人口や大きな都市は、これらの限られた平野部に集中しているんだよ。山が多いことは、水資源が豊かになるなどの良い面もあるけれど、急な斜面が多くて災害が起こりやすいという側面もあるね。

沖縄県や奄美群島など、一年を通して温暖な気候は何と呼ばれるでしょう?
①冷帯(亜寒帯)
②温帯
③亜熱帯

正解は『亜熱帯』

日本の南西部に位置する沖縄県や鹿児島県の奄美群島などは、一年を通して気温が高く、冬でもあまり寒くならない温暖な気候なんだ。最も寒い月の平均気温も比較的高く、熱帯に近い特徴を持っていることから、この地域の気候は「亜熱帯(あねったい)気候」と呼ばれているよ。美しいサンゴ礁の海や、マングローブ林など、亜熱帯特有の自然が見られるのもこの気候のおかげなんだ。

米作りで、収穫した米を乾燥させたり、保存したりする建物などを何というでしょう?
①ビニールハウス
②カントリーエレベーター
③漁港

正解は『カントリーエレベーター』

お米は、稲刈り(収穫)をした後、そのままでは水分が多くて保存がきかないんだ。だから、適切な水分量になるまで乾かす「乾燥(かんそう)」という作業が必要だよ。昔は天日干しをしていたけど、今は機械で乾燥させることが多いんだ。そして、乾燥させたお米(もみ)を、品質を保ちながら大量に貯蔵(ちょぞう)しておくための大きな施設のことを「カントリーエレベーター」というよ。サイロ(大きな貯蔵庫)や乾燥機、もみすり機などが一体になっていて、地域の農家から集めたお米をまとめて管理する、お米の大きな倉庫のような役割を果たしているんだ。

ホタテやカキなどを、海につるしたり、海底にまいたりして育てる漁業は何でしょう?
①遠洋漁業
②トロール漁業
③養殖業

正解は『養殖業』

これは「育てる漁業」の一種で、「養殖業(ようしょくぎょう)」だね。ホタテの赤ちゃん(稚貝)をカゴに入れて海中に吊るしたり、ロープに付けて育てたり(垂下式養殖)、カキの赤ちゃんが付いた板(採苗連)をいかだなどから吊るして育てたり、アサリなどを海底にまいて育てたりする方法があるんだ。天然のものをとるだけでなく、こうして人の手で育てることで、安定して供給することができるんだよ。遠洋漁業は遠い海へ行く漁業、トロール漁業は網を引く漁業のことだね。

水産資源を守るために、とってよい魚の大きさや量、漁の期間などを決めることを何というでしょう?
①乱獲(らんかく)
②資源管理
③輸入制限

正解は『資源管理』

海や川の魚や貝などの生き物(水産資源)は、無限にいるわけではないから、とりすぎてしまうと数が減って、将来とれなくなってしまうかもしれないよね。そうならないように、魚たちがちゃんと子供を産んで、資源が減らないように守っていくための取り組みが必要なんだ。具体的には、とっていい魚の大きさ(小さな魚はとらない)や、一年間にとってもいい総量(漁獲枠)、漁をしてはいけない期間(禁漁期間)などをルールとして決めること。これを「資源管理(しげんかんり)」というよ。持続可能な漁業のためには欠かせない考え方なんだ。乱獲はとりすぎること、輸入制限は外国からの輸入を制限することだよ。

日本の工業製品を外国に売ることを何というでしょう?
①輸入
②輸出
③消費

正解は『輸出』

自分の国で作った製品やサービスを、外国の国に向けて売ることを「輸出(ゆしゅつ)」というよ。日本は、優れた技術で作られた自動車、電気製品、機械などをたくさん外国に輸出して、外貨(外国のお金)を稼いでいるんだ。逆に、外国から製品や原料を買うことは「輸入(ゆにゅう)」、国内で製品を使うことは「消費(しょうひ)」というよ。輸出と輸入を合わせて「貿易(ぼうえき)」というんだ。

鉄鉱石と石炭を原料にして鉄を作る工業を何というでしょう?
①自動車工業
②鉄鋼業
③造船業

正解は『鉄鋼業』

鉄は、自動車や船、建物、橋、鉄道のレールなど、私たちの社会のあらゆるものを作るために欠かせない、とても重要な金属だよね。この鉄を作る工業のことを「鉄鋼業(てっこうぎょう)」というよ。鉄鋼業では、主に「鉄鉱石(てっこうせき)」という石と、「石炭(せきたん)」を原料にして、大きな「高炉(こうろ)」という設備で高温で溶かして鉄を取り出すんだ。鉄鋼業は、他の様々な工業(自動車工業、造船業、建設業など)を支える基礎となる重要な産業だから、「産業の米」とも呼ばれることがあるんだ。

工場などで、コンピューターやロボットを使って生産を効率化することを何というでしょう?
①手工業
②情報化
③自動化(FA)

正解は『自動化(FA)』

工場で製品を作るときに、これまで人が手作業で行っていた工程を、コンピューターで制御された機械や産業用ロボットに置き換えて、生産ライン全体を自動で動かすようにすることを「自動化(じどうか)」、特に工場(Factory)の自動化という意味で「FA(エフエー、Factory Automation)」というよ。FAを進めることで、24時間生産が可能になったり、品質を安定させたり、危険な作業をロボットに任せたり、人手不足に対応したりするなど、生産の効率を大幅に上げることができるんだ。

放送局が、番組と番組の間に企業の商品などを紹介するものを何というでしょう?
①ニュース
②ドキュメンタリー
③CM(コマーシャル)

正解は『CM(コマーシャル)』

テレビやラジオを見たり聞いたりしていると、番組の途中で、企業が自分たちの商品やサービスを紹介する短い映像や音声が流れることがあるよね。これを「CM(シーエム)」または「コマーシャルメッセージ」というよ。これは企業がお金を払って放送してもらっている「広告(こうこく)」の一種なんだ。民間のテレビ局やラジオ局にとっては、このCM収入が、番組を制作したり放送したりするための大切な資金源になっているんだよ。ニュースは報道番組、ドキュメンタリーは事実を記録した番組のことだね。

災害が起こったときに、となり近所の人たちと助け合うことを何というでしょう?
①自助(じじょ)
②共助(きょうじょ)
③公助(こうじょ)

正解は『共助(きょうじょ)』

災害から命を守るための3つの助け「自助・共助・公助」のうち、「共助(きょうじょ)」とは、「共に助け合う」という意味で、自分たちの地域の人たち、例えばとなり近所の人たちや、町内会・自治会の人たちなどが、お互いに協力して助け合うことを指すんだ。災害が起こった直後は、消防や警察(公助)がすぐには来られないこともある。そんなとき、近所の人たちで声をかけあって安否を確認したり、初期消火や救助活動を手伝ったり、避難所で協力し合ったりする共助の力がとても重要になるんだ。

大雨によって川の水があふれ、周りの土地が水につかる災害を何というでしょう?
①地震
②洪水(こうずい)
③土砂災害

正解は『洪水(こうずい)』

大雨や長雨、台風、あるいは雪解けなどによって、川の水量が普段よりも大幅に増えてしまい、川の水が堤防(ていぼう)を越えたり、堤防が決壊(けっかい、こわれること)したりして、川の周りの土地や住宅地などが水に浸かってしまう災害のことを「洪水(こうずい)」というよ。洪水が起こると、家が流されたり、人が避難できなくなったりする危険があるんだ。地震は地面が揺れること、土砂災害は山やがけが崩れることだよ。

日本の周りを取り囲んでいる海の名前で、東側にある広い海は何でしょう?
①日本海
②太平洋
③東シナ海

正解は『太平洋』

日本は四方を海に囲まれた島国だね。その周りの海にはそれぞれ名前がついているよ。日本の東側から南側にかけて広がっている、非常に広大な海のことを「太平洋(たいへいよう)」というんだ。世界で一番大きな海だよ。日本の西側、ユーラシア大陸との間にある海は「日本海(にほんかい)」、南西側、九州と中国大陸の間にある海は「東(ひがし)シナ海」と呼ばれているよ。北海道の北にはオホーツク海もあるね。

山の斜面などを切り開いて作った、階段状の田んぼを何というでしょう?
①棚田(たなだ)
②干拓地(かんたくち)
③水郷(すいごう)

正解は『棚田(たなだ)』

日本は山が多い地形だから、平野だけでなく、山の斜面(しゃめん、ななめの土地)も利用して、昔からお米作りが行われてきたんだ。山の斜面を階段のように削って平らな部分を作り、そこに水を引いて作った田んぼのことを「棚田(たなだ)」というよ。まるで棚(たな)のように見えるからこの名前がついたんだ。棚田は、お米を作るだけでなく、水を貯めて洪水を防いだり、美しい景観を作り出したりする役割も持っているんだ。干拓地は水を抜いて作った土地、水郷は水路が多い地域のことだよ。

北海道の気候の特徴として、当てはまらないものはどれでしょう?
①冬の寒さが厳しい
②梅雨がない(またははっきりしない)
③台風の被害が最も多い

正解は『台風の被害が最も多い』

北海道は日本の北にあるから、気候は「冷帯(亜寒帯)」に属していて、冬は気温が非常に低く、雪もたくさん降る厳しい寒さになるのが特徴だよ。また、本州にあるようなはっきりとした「梅雨(つゆ)」の時期がない(または非常に短い)ことも特徴の一つなんだ。だから夏は比較的湿度が低く、さわやかな気候になることが多いよ。台風は、日本に近づく頃には勢力が弱まっていることが多いから、「台風の被害が最も多い」というのは当てはまらないね。台風被害はむしろ本州や南西諸島の方が多いんだ。

作物の生育に必要な水を、川やため池から水路を使って引いてくることを何というでしょう?
①排水
②かんがい
③脱穀

正解は『かんがい』

お米や野菜などの作物を育てるためには、水が欠かせないよね。特に水田でお米を作るにはたくさんの水が必要だ。雨水だけでは足りない場合に、川や湖、あるいは雨水を貯めておく「ため池」などから、作物を育てている畑や水田まで、人工的に作った水路(用水路)などを使って水を引いてくることを「かんがい(灌漑)」というよ。昔から人々は、かんがいのための水路やダムを作ることで、作物の安定した収穫を目指してきたんだ。排水は余分な水を出すこと、脱穀は収穫した稲からもみを取ることだよ。

自分の地域でとれたものを、その地域で消費することを何というでしょう?
①輸入
②加工貿易
③地産地消(ちさんちしょう)

正解は『地産地消(ちさんちしょう)』

「地産地消(ちさんちしょう)」とは、「その土『地』で生『産』されたものを、その土『地』で『消』費する」という意味の言葉だよ。つまり、自分の住んでいる地域や、その近くで作られた農産物や水産物を、その地域のお店で買ったり、食べたりすることなんだ。地産地消には、食べ物が新鮮でおいしい、輸送距離が短いので環境に優しい、地域の農家や漁師さんを応援できて地域経済が元気になる、などのたくさんのメリットがあるんだよ。

工場などが海岸近く(臨海部)に多く立地する理由の一つは何でしょう?
①景色が良いから
②原料の輸入や製品の輸出に便利だから
③土地が安いから

正解は『原料の輸入や製品の輸出に便利だから』

大きな工場、特に鉄をつくる製鉄所や、石油を扱う石油化学コンビナート、自動車工場などは、海に近い「臨海部(りんかいぶ)」に建てられていることが多いんだ。その大きな理由の一つは、船を使った輸送にとても便利だからだよ。日本は工業製品の原料(鉄鉱石、石炭、石油など)の多くを外国から輸入しているし、作った製品を外国に輸出することも多い。大きな船が直接工場に着けられる港があれば、原料の受け入れや製品の出荷がとても効率的にできるんだ。他にも、工場で使う大量の水を確保しやすいという理由もあるよ。

日本の四大工業地帯に含まれないものはどれでしょう?
①京浜工業地帯
②東海工業地域
③阪神工業地帯

正解は『東海工業地域』

日本の工業生産の中心となっている地域は、特に「四大工業地帯(よんだいこうぎょうちたい)」と呼ばれることがあるよ。それは、(1)東京・横浜・川崎を中心とする「京浜(けいひん)工業地帯」、(2)名古屋・豊田・四日市などを中心とする「中京(ちゅうきょう)工業地帯」、(3)大阪・神戸を中心とする「阪神(はんしん)工業地帯」、(4)北九州市を中心とする「北九州(きたきゅうしゅう)工業地帯」の4つだよ。「東海工業地域」は、静岡県などを中心とした工業がさかんな地域だけど、四大工業地帯には通常含まれないんだ(中京工業地帯の一部と見なされることもあるよ)。

パソコンやスマートフォンなどの情報通信技術をアルファベット3文字で何というでしょう?
①NHK
②ICT
③ETC

正解は『ICT』

「ICT(アイシーティー)」とは、「Information and Communication Technology」の略だよ。日本語では「情報通信技術(じょうほうつうしんぎじゅつ)」というんだ。具体的には、パソコン、スマートフォン、タブレット端末、インターネット、それらをつなぐネットワーク技術、さらにはそれらを使って情報をやり取りしたり、処理したりする技術全般のことを指すんだ。今の私たちの社会は、このICTなしでは成り立たないほど、あらゆる場面で活用されているよ。NHKは日本放送協会、ETCは高速道路の料金システムのことだね。

災害が発生したときに、消防や警察、自衛隊などが救助活動や支援を行うことを何というでしょう?
①自助(じじょ)
②共助(きょうじょ)
③公助(こうじょ)

正解は『公助(こうじょ)』

災害から命を守るための3つの助け「自助・共助・公助」のうち、「公助(こうじょ)」とは、「公(おおやけ)による助け」という意味で、国や都道府県、市町村などの行政機関や、消防、警察、自衛隊といった公的な機関が行う救助活動や避難所の運営、支援物資の配布などの活動のことを指すんだ。大規模な災害が発生したときには、公助による支援が不可欠だけど、助けが届くまでには時間がかかることもあるから、まずは自助・共助でできることを行うのが大切だよ。

地震のゆれによって、地面が液体のようにやわらかくなる現象を何というでしょう?
①津波
②液状化現象
③地盤沈下

正解は『液状化現象』

大きな地震が発生したときに、特に砂が多くて地下水が高い(浅いところにある)地盤では、地震の強い揺れによって、砂の粒が水の中に浮いたような状態になり、地面全体がまるで「液体」のようにドロドロになってしまうことがあるんだ。この現象を「液状化現象(えきじょうかげんしょう)」というよ。液状化が起こると、地面から水や砂が噴き出したり、建物が傾いたり沈んだり、マンホールが浮き上がったりするなどの被害が出ることがあるんだ。埋め立て地などで起こりやすいよ。

日本の国土面積は約何万平方キロメートルでしょう?
①約18万
②約38万
③約58万

正解は『約38万』

日本の国土の総面積は、およそ「約38万平方キロメートル(k㎡)」だよ。これは世界全体で見ると、だいたい60番目くらいの広さで、世界の陸地面積のわずか0.25%ほどなんだ。すごく広いように感じるかもしれないけど、世界にはもっともっと広い国がたくさんあるんだね。ちなみに、ドイツやフィンランドと同じくらいの広さだよ。

川が山から平野に出るところにできる、扇のような形をした地形を何というでしょう?
①扇状地(せんじょうち)
②三角州(さんかくす)
③盆地(ぼんち)

正解は『扇状地(せんじょうち)』

山の中を流れてきた川が、広い平野に出る境目のところでは、川の流れがゆるやかになるため、川が運んできた土や砂、石などが積もりやすくなるんだ。特に、川の出口を中心にして、まるで「扇(おうぎ)」を開いたような形のゆるやかな傾斜地ができることがある。これを「扇状地(せんじょうち)」というよ。水はけが良い土地なので、畑や果樹園、集落などに利用されることが多いんだ。三角州は川が海や湖に流れ込むところにできる地形で、盆地は山に囲まれた平地のことだよ。

一年を通して気温が高く、雨が多い、赤道近くの気候帯を何というでしょう?
①熱帯
②乾燥帯
③冷帯

正解は『熱帯』

地球上で、赤道(地球の真ん中を通る線)に近い地域は、太陽の光を一年中たくさん受けるため、気温が非常に高くなるんだ。そして、上昇気流が発生しやすいため、雨(特にスコールと呼ばれる激しい雨)もたくさん降る。このように、一年を通して高温多湿な気候の地域を「熱帯(ねったい)」というよ。熱帯雨林と呼ばれるジャングルが広がっていることが多いんだ。東南アジアやアフリカ中部、南米のアマゾンなどが熱帯にあたるよ。乾燥帯は雨が極端に少ない地域、冷帯は冬の寒さが厳しい地域のことだね。

農作物を育てるのに適した土にするために使うものを何というでしょう?
①農薬
②肥料
③種もみ

正解は『肥料』

植物(農作物)が元気に育つためには、人間と同じように栄養が必要なんだ。土の中にはもともと栄養分が含まれているけど、作物を繰り返し育てていると、土の中の栄養分がだんだん少なくなってしまう。そこで、作物の成長に必要な栄養分を補うために、畑や水田にまくものを「肥料(ひりょう)」というよ。肥料には、化学的に合成された「化学肥料」と、動物のふんや植物などを発酵させて作る「有機肥料」があるんだ。農薬は病気や害虫を防ぐための薬、種もみはお米の種のことだね。

漁港の重要な役割として、当てはまらないものはどれでしょう?
①とれた魚を水揚げする
②船の準備や修理をする
③魚を養殖する場所を提供する

正解は『魚を養殖する場所を提供する』

漁港(ぎょこう)は、漁業を行うための拠点となる港だよ。主な役割としては、まず漁師さんがとってきた魚を船から陸に揚げる「水揚げ」をする場所であること。そして、次の漁に出るための準備(網の手入れ、燃料補給など)や、船の点検・修理をする場所であること。さらに、水揚げされた魚を取引する魚市場や、漁業に必要な道具を扱うお店などが集まっていることもあるよ。「魚を養殖する場所」そのものは、漁港の中ではなく、近くの海や湾などで行われることが多いね。漁港はあくまで船の基地や流通の拠点なんだ。

日本の食料自給率は、他の先進国と比べてどうでしょう?
①高い
②同じくらい
③低い

正解は『低い』

食料自給率とは、国の中で消費される食料のうち、どれだけを自国で生産しているかを示す割合のことだね。日本の食料自給率(特にカロリーベース)は、残念ながら他の主な先進国(例えば、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリスなど)と比べると「低い」水準にあるんだ。これは、日本の国土が狭く、農業に適した土地が限られていることや、食生活の変化(肉や油を多くとるようになったこと)などが理由として挙げられるよ。食料の多くを輸入に頼っている状態なんだ。

原料を輸入し、それを加工して製品を作り、輸出する貿易の形を何というでしょう?
①加工貿易
②自由貿易
③保護貿易

正解は『加工貿易』

日本のように、国内に資源が少ない国が、工業を発展させるためによく行ってきた貿易の形が「加工貿易(かこうぼうえき)」だよ。これは、外国から工業製品の「原料」(石油、鉄鉱石、綿花など)や「部品」を「輸入」し、それを国内の工場で優れた技術を使って「加工」して、自動車や電気製品などの付加価値の高い「製品」を作り、それを再び外国に「輸出」するという貿易のやり方なんだ。戦後の日本の経済成長を支えてきた重要な貿易パターンだよ。

工業製品を作るために必要な電気を生み出す方法として、近年注目されている、太陽光や風力などを利用した発電を何というでしょう?
①火力発電
②原子力発電
③再生可能エネルギー

正解は『再生可能エネルギー』

電気を作る(発電する)方法にはいろいろあるけど、近年、地球温暖化対策などの観点から特に注目されているのが「再生可能エネルギー(さいせいかのうエネルギー)」を利用した発電だよ。これは、太陽の光(太陽光発電)、風の力(風力発電)、水の流れ(水力発電)、地面の熱(地熱発電)、植物などの生物資源(バイオマス発電)といった、自然界に常に存在し、使ってもなくならない(再生可能)エネルギー源を利用する方法なんだ。二酸化炭素をほとんど排出しないクリーンなエネルギーとして、導入が進められているよ。火力発電は化石燃料、原子力発電はウランを使うよ。

人々が情報を得るために利用する新聞やテレビなどを、まとめて何と呼ぶことが多いでしょう?
①マスメディア
②インターネット
③SNS

正解は『マスメディア』

新聞、テレビ、ラジオ、雑誌のように、不特定多数の多くの人々(マス)に対して、情報を広く伝える役割を持つ媒体(メディア)のことを、特に「マスメディア」と呼ぶよ。これらのメディアは、社会の出来事を伝えたり、様々な情報を提供したり、世論(よろん、世間の多くの人々の意見)を形成したりする上で、大きな影響力を持っているんだ。インターネットやSNSも情報を広める力は強いけど、「マスメディア」は特に伝統的な報道機関などを指して使われることが多いよ。

災害に備えて、家庭で水や食料、懐中電灯などを準備しておくことを何というでしょう?
①避難訓練
②備蓄(びちく)
③ボランティア

正解は『備蓄(びちく)』

大きな災害が発生すると、電気や水道、ガスが止まったり、お店が開かなくなったりして、普段通りの生活ができなくなることがあるよね。そんな「いざ」という時に困らないように、あらかじめ家庭で水や食料(缶詰、レトルト食品など)、懐中電灯、ラジオ、電池、救急用品などを準備しておくことを「備蓄(びちく)」というよ。最低でも3日分、できれば1週間分くらいの備蓄があると安心だと言われているんだ。これは災害への備え「自助」の基本だよ。避難訓練は練習、ボランティアは手伝いのことだね。

大きな地震の後に、海岸に押し寄せる高い波のことを何というでしょう?
①高潮(たかしお)
②津波(つなみ)
③洪水(こうずい)

正解は『津波(つなみ)』

主に、海の底で大きな地震が発生したり、海底火山が噴火したりすると、その衝撃で海水全体が大きく持ち上げられたり、押し下げられたりして、非常に大きな波が発生することがあるんだ。この波が、すごい速さで海岸に押し寄せてくる現象を「津波(つなみ)」というよ。津波は、普通の風による波とは全く違って、非常に大きなエネルギーを持っていて、陸地に駆け上がって建物などを破壊する恐ろしい力を持っているんだ。地震を感じたら、すぐに海岸から離れて高い場所に避難することが重要だよ。高潮は台風などで海面が上昇すること、洪水は川の水があふれることだよ。

日本で一番面積が大きい都道府県は北海道ですが、二番目に大きいのはどこでしょう?
①岩手県
②福島県
③長野県

正解は『岩手県』

日本の都道府県の中で、面積(土地の広さ)が一番大きいのは北海道だよね。では、二番目に広いのはどこか知っているかな? 正解は、東北地方にある「岩手県(いわてけん)」なんだ。岩手県は、東西に長く、広大な山地や北上川が流れる平野を持つ、とても広い県だよ。ちなみに、3番目は福島県、4番目は長野県と続いているよ。

低い土地を水害から守るため、川の周りに築かれた土手のようなものを何というでしょう?
①ダム
②堤防(ていぼう)
③用水路

正解は『堤防(ていぼう)』

大雨などで川の水かさが増したときに、水が川からあふれ出して洪水になるのを防ぐために、川の両岸に沿って土やコンクリートなどで高く盛り上げて築かれた土手のことを「堤防(ていぼう)」というよ。堤防があるおかげで、川の近くにある町や田畑が水害から守られているんだ。日本の多くの川には、この堤防が築かれているよ。ダムは川の水をせき止めるもの、用水路は水を引くための水路のことだね。

中央高地など、海から遠く離れた内陸の気候の特徴は何でしょう?
①一年中雨が多い
②夏と冬、昼と夜の気温差が大きい
③冬でも温暖である

正解は『夏と冬、昼と夜の気温差が大きい』

長野県や山梨県、岐阜県の一部など、海から遠く離れた日本の「内陸(ないりく)」にある地域(中央高地など)の気候は、「内陸性気候(ないりくせいきこう)」と呼ばれて、いくつかの特徴があるんだ。海の影響を受けにくいため、夏は暑く、冬は寒さが厳しくなり、一年間の気温差(年較差)が大きくなる。また、地面は暖まりやすく冷えやすいので、一日の間でも昼と夜の気温差(日較差)が大きくなる傾向があるんだ。雨は比較的少ないことが多いよ。

化学肥料や農薬をできるだけ使わずに、自然の力を利用して作物を育てる農業を何というでしょう?
①水耕栽培
②有機農業
③集約農業

正解は『有機農業』

作物を育てる上で、効率を上げるために化学的に合成された肥料(化学肥料)や、病気や害虫を防ぐための薬(農薬)が使われることが多いよね。でも、環境への影響や食の安全を考えて、これらの化学的なものに頼らず、できるだけ自然界にあるもの(堆肥などの有機物)を利用したり、自然のしくみ(天敵を利用するなど)を活用したりして作物を育てる農業の方法があるんだ。これを「有機農業(ゆうきのうぎょう)」または「オーガニック農業」というよ。手間はかかるけど、環境に優しく、安全・安心な食べ物を作ることができると考えられているんだ。水耕栽培は土を使わない方法、集約農業は土地や労働力を集中的に使う方法だよ。

日本の漁業で、とれる魚の量が減っている原因の一つは何でしょう?
①魚の種類が増えすぎた
②魚のとりすぎ(乱獲)や海の環境変化
③漁師の数が多すぎる

正解は『魚のとりすぎ(乱獲)や海の環境変化』

近年、日本の周りの海でとれる魚の量(漁獲量)が、全体的に減ってきているという問題があるんだ。その原因は一つではないけれど、大きな理由として、(1)魚をとりすぎてしまう「乱獲(らんかく)」によって、魚が子供を産んで増えるペースよりもとるペースの方が早くなってしまったこと、(2)地球温暖化などによる海水温の上昇や、海の汚染、藻場の減少といった「海の環境変化」によって、魚が住みにくくなったり、エサが減ったりしていること、などが考えられているんだ。漁師さんの数はむしろ減っている傾向にあるよ。

日本の貿易で、輸入額が一番多い相手国はどこでしょう?(近年)
①アメリカ
②韓国
③中国

正解は『中国』

日本は世界中の国々と貿易をしているけれど、近年、日本が外国から品物を買っている金額(輸入額)が最も多い相手国は「中国」なんだ。スマートフォンやパソコンなどの電気製品、衣類、家具、食料品など、私たちの身の回りにある多くのものが中国から輸入されているよ。中国の経済成長とともに、日本にとって最大の輸入相手国になっているんだ。アメリカや韓国も重要な貿易相手国だけど、輸入額では中国が一番多い状況が続いているよ。

工業製品の中でも、IC(集積回路)やコンピューターなどを作る工業を何というでしょう?
①化学工業
②機械工業
③電気機械工業(電子工業)

正解は『電気機械工業(電子工業)』

工業にはいろいろな分野があるけど、テレビや冷蔵庫などの家電製品、コンピューター、スマートフォン、そしてそれらの中に組み込まれているIC(集積回路)や半導体などの「電子部品」を作る工業のことを、まとめて「電気機械工業(でんききかいこうぎょう)」または「電子工業(でんしこうぎょう)」というよ。これらの製品は、現代の私たちの生活や社会に欠かせないもので、非常に高度な技術が必要とされる分野なんだ。日本はこの分野で高い技術力を持っているんだよ。

情報が社会や経済に大きな影響を与えるようになった社会を何社会というでしょう?
①工業社会
②農業社会
③情報社会

正解は『情報社会』

昔は、農業が中心の「農業社会」、次に工場での物作りが中心の「工業社会」へと社会は変化してきたんだ。そして現代は、コンピューターやインターネットなどの情報通信技術(ICT)が急速に発達し、「情報」そのものが、まるで石油や鉄のような資源と同じように、社会や経済を動かす上で非常に大きな価値を持つようになった。このように、情報が社会の中心的な役割を担うようになった社会のことを「情報社会(じょうほうしゃかい)」または「情報化社会」というよ。私たちは今、まさにこの情報社会に生きているんだね。

災害に備えて、地域で決められている避難場所や避難経路を確認しておくことは大切です。その情報は主にどこで確認できるでしょう?
①テレビの娯楽番組
②自治体のウェブサイトやハザードマップ
③個人のSNS

正解は『自治体のウェブサイトやハザードマップ』

自分の住んでいる地域で、もし大きな災害が起こったらどこに避難すればいいのか、どの道を通って避難するのが安全なのかを知っておくことは、命を守るためにとても重要だよね。こうした情報は、主に、自分が住んでいる市町村などの「自治体(じちたい)」が提供してくれているよ。自治体の「ウェブサイト(ホームページ)」を見たり、配布される「広報誌」や「ハザードマップ」を確認したりするのが確実な方法だよ。個人のSNSなどには不確かな情報もあるかもしれないから、公的な情報を確認するようにしようね。

大雨や地震などによって、山の斜面やがけがくずれ落ちる災害を何というでしょう?
①洪水
②津波
③土砂災害

正解は『土砂災害』

大雨が降り続いて地面がゆるんだり、大きな地震の揺れを受けたりすると、山の斜面(しゃめん)やがけが突然崩れ落ちてくることがあるんだ。このように、土や砂、石などが、水と一緒になって、あるいはそのままの形で崩れ落ちてくる災害のことを、まとめて「土砂災害(どしゃさいがい)」というよ。土砂災害には、急な斜面が崩れる「がけ崩れ」、地面が広い範囲でゆっくり動き出す「地すべり」、谷にたまった土石が水と混じって一気に流れ下る「土石流(どせきりゅう)」などの種類があるんだ。とても危険な災害だよ。

日本で一番高い山は何でしょう?
①北岳
②富士山
③穂高岳

正解は『富士山』

日本にはたくさんの山があるけれど、その中で標高(海面からの高さ)が最も高い山は、静岡県と山梨県にまたがる「富士山(ふじさん)」だよ。その高さはなんと3776メートル!美しい円錐形(えんすいけい)の姿は日本の象徴(シンボル)として有名で、昔から多くの人々に親しまれ、信仰の対象にもなってきたんだ。世界文化遺産にも登録されているよ。ちなみに、2番目に高いのは南アルプスにある北岳(きただけ、3193m)、3番目は北アルプスにある穂高岳(ほたかだけ、3190m)だよ。

森林が持つ働きとして、適切でないものはどれでしょう?
①水をたくわえる
②土砂崩れを防ぐ
③海の水温を上げる

正解は『海の水温を上げる』

森林(森や林)は、私たちの暮らしや環境にとって、たくさんの大切な働き(多面的機能)を持っているんだ。例えば、(1)雨水を吸収してゆっくり流し、洪水を防いだり、きれいな水を供給したりする「水源かん養機能(水をたくわえる)」。(2)木の根っこが土をしっかりつかまえ、雨や地震による「土砂崩れを防ぐ」働き。(3)光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出す働き。などがあるよ。「海の水温を上げる」働きは森林にはないね。むしろ、森林からの栄養分が川を通じて海に流れ込み、海の豊かさを支える働きはあるんだ。

春から夏にかけて、太平洋高気圧の勢力が強まると、日本列島にはどのような影響があるでしょう?
①寒くなる
②雨が多く降る(梅雨)
③晴れて暑い日が多くなる

正解は『晴れて暑い日が多くなる』

日本の夏(特に梅雨明け後)の天気に大きな影響を与えるのが、日本の南東の海上にある「太平洋高気圧(たいへいようこうきあつ)」だよ。この高気圧は、暖かくて湿った空気のかたまりなんだ。春から夏にかけて、この太平洋高気圧の勢力が日本列島に向かって強まってくると、日本は広くこの高気圧に覆われるようになる。高気圧に覆われると、下降気流が発生して雲ができにくくなるため、「晴れて、気温が高く、蒸し暑い」夏らしい天気になることが多いんだ。梅雨は、太平洋高気圧と北のオホーツク海高気圧がぶつかり合って前線ができる時期だよ。

畑で育てられることが多い、米以外の主な穀物は何でしょう?
①小麦、大豆など
②リンゴ、ミカンなど
③キャベツ、レタスなど

正解は『小麦、大豆など』

「穀物(こくもつ)」とは、主に種の部分を食用とする作物のことだよ。日本で最も重要な穀物はお米(稲)で、これは水を張った水田で育てられることが多いね。一方、畑(水田以外の農地)で育てられることが多い穀物としては、「小麦(こむぎ)」(パンや麺類の原料)、「大豆(だいず)」(豆腐や味噌、醤油の原料)、「とうもろこし」、「そば」などがあるんだ。これらは畑作物(はたさくぶつ)と呼ばれることもあるよ。リンゴやミカンは果物、キャベツやレタスは野菜に分類されるね。

海苔(のり)やワカメなどを育てるのは、漁業の中のどれにあたるでしょう?
①遠洋漁業
②沖合漁業
③養殖業

正解は『養殖業』

お寿司やおにぎりに巻かれている「海苔(のり)」や、お味噌汁に入っている「ワカメ」、おでんの具にもなる「コンブ」などの海藻(かいそう)類。これらは、天然に生えているものを採ることもあるけれど、多くは人の手によって育てられているんだ。海の中に網やロープを張って、そこに海苔やワカメの種を付けて育てる方法が一般的だよ。このように、魚や貝だけでなく、海藻などを人の手で育てることも「育てる漁業」であり、「養殖業(ようしょくぎょう)」に含まれるんだ。

日本の貿易で、輸出額が一番多い品目は何でしょう?(近年)
①食料品
②自動車
③衣類

正解は『自動車』

日本が外国に製品を売る「輸出」。その中で、輸出している金額が最も多い品目は、近年ずっと「自動車」とその関連部品なんだ。日本の自動車は、品質の高さや燃費の良さ、優れた技術力などで世界中から高く評価されていて、日本の経済を支える最も重要な輸出品目になっているよ。自動車に次いで、半導体などの電子部品や、産業用機械なども多く輸出されているんだ。

たくさんの工場が集まり、日本の工業生産の中心となっている地域を何というでしょう?
①商店街
②工業地帯・工業地域
③ニュータウン

正解は『工業地帯・工業地域』

特定の地域に、たくさんの工場(特に大きな工場や関連工場)が集まっていて、そこで日本の工業生産の大きな部分が生み出されている場所のことを「工業地帯(こうぎょうちたい)」や「工業地域(こうぎょうちいき)」というよ。例えば、京浜工業地帯、中京工業地帯、阪神工業地帯、北九州工業地帯などが有名だね。工場が集まることで、部品のやり取りがしやすかったり、港や道路などの輸送に便利な施設が整っていたりするメリットがあるんだ。商店街はお店が集まるところ、ニュータウンは新しく作られた住宅地のことだよ。

ニュース番組などで、専門的な知識をもとに天気や気象現象について解説する人を何というでしょう?
①アナウンサー
②気象予報士
③コメンテーター

正解は『気象予報士』

テレビのニュース番組のお天気コーナーなどで、天気図を見ながら「明日は晴れるでしょう」とか「台風が近づいています」のように、天気や気象現象について専門的な知識に基づいて予測したり、解説したりしてくれる人のことを「気象予報士(きしょうよほうし)」というよ。気象予報士は、気象庁から提供されるデータなどを分析して、天気の変化を予測する国家資格を持った専門家なんだ。アナウンサーはニュースを読む人、コメンテーターは意見を述べる人だね。

自然災害による被害をできるだけ小さくするための取り組みを何というでしょう?
①防災・減災
②復旧・復興
③開発

正解は『防災・減災』

地震や台風、洪水などの自然災害の発生を完全に止めることは難しいけれど、事前に備えたり、適切な対策をとったりすることで、もし災害が起こったとしても、その被害をできるだけ小さく抑えることはできるよね。このように、災害による被害を防いだり(防災)、被害を最小限にとどめたり(減災)するための様々な取り組みのことを、まとめて「防災・減災(ぼうさい・げんさい)」というんだ。堤防や耐震補強などのハード面の対策と、避難訓練やハザードマップなどのソフト面の対策の両方が大切だよ。復旧・復興は災害が起こった後の活動だね。

火山の噴火によって、どのような災害が起こる可能性があるでしょう?
①津波
②噴石や火砕流、火山灰
③大雪

正解は『噴石や火砕流、火山灰』

火山が噴火(ふんか)すると、様々な災害が発生する危険があるんだ。まず、火口から吹き飛ばされる大小の岩石「噴石(ふんせき)」。そして、非常に高温の火山灰や岩石、火山ガスなどが一体となって、ものすごい速さで山の斜面を流れ下る「火砕流(かさいりゅう)」。さらに、広範囲に降り積もる「火山灰(かざんばい)」は、農作物に被害を与えたり、交通機関を麻痺させたり、健康に影響を与えたりすることもある。他にも、溶岩流や火山ガス、土石流なども発生することがあるんだ。津波は主に地震、大雪は気象現象によるものだね。

日本の国土は、4つの大きな島と、多くの小さな島々から成り立っています。4つの大きな島に含まれないものはどれでしょう?
①本州
②沖縄本島
③九州

正解は『沖縄本島』

日本はたくさんの島からできている島国だけど、その中でも特に大きな4つの島があるよ。それは、一番大きい「本州(ほんしゅう)」、北にある「北海道(ほっかいどう)」、南西にある「九州(きゅうしゅう)」、そして本州と九州の間にある「四国(しこく)」だよ。この4つの島を日本の主要な島と呼ぶことが多いんだ。「沖縄本島(おきなわほんとう)」は、日本の南西にある琉球(りゅうきゅう)諸島の中で一番大きな島だけど、この4つの主要な島には通常含まれないんだ。

地図で、土地の高さを色分けして示す方法を何というでしょう?
①等高線
②段彩(だんさい)
③方位記号

正解は『段彩(だんさい)』

地図で土地のでこぼこ(地形)を表す方法にはいくつかあるけど、土地の高さ(標高)に応じて、段階的に色を塗り分けて示す方法を「段彩(だんさい)」または「段彩図(だんさいず)」というよ。例えば、低い土地は緑色、少し高い土地は黄色、さらに高い土地は茶色、非常に高い山は濃い茶色や白(雪)のように、高さの段階ごとに違う色を使って表現するんだ。これによって、地図を見ただけで、どこが高くてどこが低いのかが、直感的にわかりやすくなるんだ。等高線は高さが同じ地点を結んだ線、方位記号は方角を示す記号だよ。

農家の人たちが、より良い作物を作ったり、作業をしやすくしたりするために行っている工夫は何でしょう?
①品種改良や機械化
②価格を高く設定する
③作付け面積を減らす

正解は『品種改良や機械化』

農家の人たちは、よりおいしくて、病気に強く、たくさん収穫できる作物を作るために、新しい品種を作り出す「品種改良(ひんしゅかいりょう)」に取り組んだり、大変な作業(田植え、稲刈り、耕うんなど)を楽にして効率を上げるために、トラクターやコンバインなどの農業機械を導入する「機械化(きかいか)」を進めたりしているんだ。他にも、土壌の改良、栽培技術の改善、IT技術の活用など、様々な工夫を重ねて、より良い農業を目指しているんだよ。

魚をとるだけでなく、とった魚を加工したり、冷凍したりする設備を持つ大きな船を何というでしょう?
①漁船
②遊覧船
③工船(こうせん)

正解は『工船(こうせん)』

遠洋漁業などで、長期間にわたって海の上で漁をする場合に使われる、特別な設備を持った大きな船があるんだ。それは、魚をとるための設備だけでなく、船の上で、とった魚をすぐに缶詰や魚肉(すり身)などに「加工」したり、急速に「冷凍」したりするための工場のような設備を持っている船なんだ。これを「工船(こうせん)」または「(漁業)工船」というよ。とれたての新鮮なうちに処理できるというメリットがあるんだ。母船式(ぼせんしき)漁業で、たくさんの小型漁船(独航船)を従える母船(ぼせん)も工船の一種だよ。遊覧船は観光用の船だね。

かつて日本の四大工業地帯の一つで、鉄鋼業がさかんでしたが、現在は変化しているのはどこでしょう?
①京浜工業地帯
②中京工業地帯
③北九州工業地帯

正解は『北九州工業地帯』

「北九州(きたきゅうしゅう)工業地帯」は、福岡県の北九州市を中心に広がる工業地帯だよ。明治時代に官営(国営)の八幡(やはた)製鉄所が作られたことから、日本の近代化を支える鉄鋼業の中心地として発展し、かつては日本の四大工業地帯の一つに数えられていたんだ。しかし、エネルギー源が石炭から石油へと変化したり、鉄鋼業の国際競争が激しくなったりした影響で、鉄鋼業の規模は縮小し、現在では自動車産業やロボット産業、環境関連産業など、新しい産業への転換が進められているんだ。

テレビ局やラジオ局などが、番組を視聴者や聴取者に届けることを何というでしょう?
①制作
②放送
③取材

正解は『放送』

テレビ局やラジオ局は、ニュースやドラマ、バラエティなどの様々な「番組」を作っているよね(制作)。そして、その作った番組の映像や音声を、電波(地上波、衛星)やケーブルを使って、多くの人々(視聴者や聴取者)に向けて送り届ける。この、番組を電波などで送り届ける行為のことを「放送(ほうそう)」というよ。放送によって、私たちは家にいながらにして、様々な情報や娯楽に触れることができるんだ。取材は情報を集めることだよ。

災害が起こったときに、けがをした人に応急手当てをしたり、避難所で手伝いをしたりする人たちを何というでしょう?
①被災者
②ボランティア
③見物人

正解は『ボランティア』

大きな災害が発生したとき、被災(ひさい)した人たち(被害を受けた人たち)を助けるために、自分の意志で、報酬(お金)を目的とせずに、様々な支援活動を行う人たちのことを「ボランティア」というよ。例えば、避難所で食事の準備を手伝ったり、壊れた家の片付けを手伝ったり、けがをした人の応急手当てをしたり、被災者の話を聞いて励ましたり。災害からの復旧・復興には、こうしたボランティアの人たちの力がとても大きな支えになるんだ。被災者は被害を受けた人、見物人はただ見ている人のことだよ。

日本の国土の特徴として、正しいものはどれでしょう?
①国土のほとんどが平野である
②南北に長く、多様な気候が見られる
③周りに海がなく、内陸国である

正解は『南北に長く、多様な気候が見られる』

日本の国土にはいくつかの大きな特徴があるよ。まず、日本は海に囲まれた「島国」だよね。そして、国土の約4分の3が山地・丘陵地で「山が多い」。さらに、北の北海道から南の沖縄まで「南北に非常に長い」形をしている。このため、北の冷帯(亜寒帯)から南の亜熱帯まで、地域によって気候が大きく異なり、「多様な気候」が見られるんだ。また、四季の変化がはっきりしているのも特徴だね。平野が少ないこと、資源が少ないことも特徴だよ。

地図の上で、北を示す記号を何というでしょう?
①縮尺
②等高線
③方位記号

正解は『方位記号』

地図を読むときには、どちらが北で、どちらが南・東・西なのかを知ることが基本だよね。そのために、地図の上には通常、方角(方位)を示すための記号が描かれているんだ。これを「方位記号(ほういきごう)」というよ。一般的には、矢印などで北(North)の方向を示していることが多いね(Nと書かれていることもある)。この方位記号があれば、地図の向きと実際の方向を合わせて、目的地への道順などを正しく理解することができるんだ。縮尺は距離の割合、等高線は高さを示す線だよ。

米作りがさかんな地域に共通して見られる条件は何でしょう?
①一年中気温が高いこと
②広い平野と豊かな水があること
③雨が少なく乾燥していること

正解は『広い平野と豊かな水があること』

お米(稲)をたくさん作るためには、いくつかの条件が整っている必要があるんだ。まず、田んぼを作るための「広くて平らな土地(平野)」があること。そして、稲の成長に欠かせない「豊かな水」を安定して確保できること(川が近い、用水路が整備されているなど)。さらに、稲が育つ夏の時期に、ある程度の「高い気温」と「十分な日照時間」があること。これらの条件がそろっている場所で、お米作りはさかんに行われる傾向があるんだ。東北地方の平野部や新潟県の越後平野などがその代表例だよ。

日本の周りの海流で、南から北へ流れる暖かい海流を何というでしょう?
①黒潮(日本海流)
②親潮(千島海流)
③リマン海流

正解は『黒潮(日本海流)』

日本の周りの海には、大きな川の流れのように、決まった方向に流れる海水の動き「海流(かいりゅう)」があるんだ。その中でも、日本の南の海上から太平洋側を北東に向かって流れている、暖かくて濃い青色をした海流のことを「黒潮(くろしお)」または「日本海流(にほんかいりゅう)」というよ。この黒潮(暖流)のおかげで、日本の太平洋側の冬は比較的温暖になるんだ。また、たくさんの魚を運んでくる恵みの海流でもあるんだよ。逆に、北から流れてくる冷たい海流は「親潮(おやしお)」(寒流)というよ。

自動車を作るには、たくさんの部品が必要です。それらの部品を作る工場と、完成車を作る工場との関係を何というでしょう?
①競争関係
②協力関係(分業)
③無関係

正解は『協力関係(分業)』

一台の自動車を作るためには、エンジン、タイヤ、ハンドル、ライト、シートなど、なんと数万点もの部品が必要だと言われているんだ。これらの部品をすべて一つの工場で作るのは大変だから、実際には、たくさんの専門の部品メーカー(工場)がそれぞれの部品を作り、それを自動車メーカーの工場(組立工場)に納めて、最終的に組み立てて完成車にしているんだ。このように、それぞれの工場が得意な分野を担当し(分業)、お互いに協力し合って一つの製品を作り上げる関係を「協力関係(きょうりょくかんけい)」というよ。競争関係はライバル同士の関係だね。

わたしたちが情報を受け取るだけでなく、ブログやSNSなどを通して情報を発信することもできるようになったのは、何の普及が大きいでしょう?
①テレビ
②ラジオ
③インターネット

正解は『インターネット』

昔は、テレビやラジオ、新聞などのマスメディアから、一方的に情報を受け取ることがほとんどだったよね。でも、「インターネット」が広く普及したことによって、状況は大きく変わったんだ。ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、動画共有サイトなどを使えば、特別な知識や機材がなくても、誰でも簡単に自分の考えや意見、写真、動画などを世界に向けて「発信」できるようになったんだ。これにより、情報の受け手だった私たちが、同時に情報の発信者にもなれるようになったのが、現代の情報社会の大きな特徴だよ。

自然災害を防いだり、被害を減らしたりするために、ダムや堤防などを建設することを何というでしょう?
①国土開発
②環境保全
③インフラ整備(防災インフラ)

正解は『インフラ整備(防災インフラ)』

洪水や土砂災害などの自然災害による被害を防いだり、できるだけ小さくしたりするためには、様々な対策が必要だよね。その中でも、ダム(水を貯める)、堤防(川の水をせき止める)、砂防(さぼう)ダム(土砂災害を防ぐ)、防波堤(津波や高潮を防ぐ)などを建設したり、建物の耐震性を高めたりするような、施設や構造物を作る対策(ハード対策)のことを、「インフラ整備(インフラせいび)」、特に防災目的のものを「防災インフラ整備」というよ。インフラとは、社会の基盤となる施設のこと。これらの整備によって、私たちの安全な暮らしが支えられているんだ。国土開発はもっと広い意味、環境保全は自然を守ることだね。

将来にわたって、環境を守りながら豊かなくらしを続けていける社会のことを何社会というでしょう?
①消費社会
②情報社会
③持続可能な社会

正解は『持続可能な社会』

今の私たちが豊かで便利な生活を追求するあまり、地球の資源を使い果たしてしまったり、環境を壊してしまったりしては、将来生まれてくる子供たちや、その先の世代の人たちが安心して暮らせなくなってしまうかもしれないよね。そこで、「将来の世代のニーズ(必要)を満たす能力を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たす開発をしていくことを持続可能な社会というよ

運営者情報

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運営会社ARINA partners株式会社
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