
確率計算機|サイコロ・コイン・玉・くり返す試行を途中式つきで求める無料の計算サイト
サイコロ・コイン・玉(くじ)・くり返す試行の確率を、場合の数を数える途中式つきで求める無料の計算サイトです。「場合の数」とは、ある出来事が起こる場合が全部で何通りあるか、という数のことです。答えは分数とパーセントで出します(分母が大きすぎるくり返す試行は、パーセントだけ)。「全部で何通りあるか」「条件に合うのは何通りか」を一つずつ書くので、答えだけでなく、確率の考え方そのものを確かめられます。中学2年の確率から、高校数学Aの反復試行までを対象にしています。宿題の答え合わせや、「どうしてこの式になるのか」の確認に使ってください。
確率計算機の使い方
- 調べる種類を選ぶ:「サイコロ」「コイン」「玉・くじ」「くり返す」の4つのボタンから、問題に合うものを選びます。
- 条件を入れる:種類ごとに入力欄が変わります(下の一覧)。条件によって要らない欄(「少なくとも1回は起こる」を選んだときの「起こる回数k」など)は自動で隠れ、入れなくても答えが出ます。
- 「確率を求める」を押す(欄でEnterキーを押しても実行できます):問題文を書き直した一文と、答え(分数とパーセント)が出ます。とき方は答えの下に、自動で表示されます。
- とき方を見る:「全部の場合」「数える」「確率」「たしかめ」の4つの段が並びます(くり返すだけは、先頭に「整理」「公式」の段も入ります)。サイコロ2個は6×6の表、コイン4枚までと、サイコロ3個(条件に合う出方が40通り以下のとき)は出方の一覧、コイン・玉・サイコロの和は通り数の表が出て、条件に合う部分に青い印(数字が太字になります)がつきます。
- 例題を使う:欄の上のボタン(例:「大小2つの和が7」「3枚で表が2枚」「赤3白2から2個同時に赤1個」「サイコロ5回で1の目が2回」など)を押すと、条件が自動で入って答えが出ます。
- ヒントモード:「とき方」の右上のスイッチをオンにすると、最初の段だけが開き、続きは見出しをタップ(パソコンならクリック)した段だけ開きます。答えは表示されたままなので、自分で解くときは答えの欄を手でかくして使います。
- リンクをコピー:入れた条件がそのまま開くリンクをコピーできます。リンクを開くと答えもすぐ表示されるので、問題だけを見せたいときは使わないでください。
- サイコロ:「サイコロの個数」(1〜3個)、「求める確率の条件」、目の数の欄(「目の和」「目の数」「出てほしい目」のいずれか。条件で名前が変わります)。条件は、目の和が○になる・○以上・○以下・偶数・奇数、すべて同じ目、少なくとも1個が○の目。1個のときは、「すべて同じ目」と「少なくとも1個が○の目」は選べません。
- コイン:「コインの枚数」(1〜10枚)、「求める確率の条件」(表がちょうどk枚・k枚以上・k枚以下・すべて表・少なくとも1枚は表・すべて同じ面)、「表の枚数k」。
- 玉・くじ:「赤玉の数」「白玉の数」(それぞれ0〜30)、「取り出す個数」(1〜10。戻さないときは、袋の玉の数をこえられません)、「取り出し方」(同時に取り出す・戻さずに順に取り出す・1個ずつ戻しながら取り出す)、「求める確率の条件」(赤玉がちょうどk個・k個以上・k個以下)、「赤玉の個数k」。くじは、当たりを赤玉、はずれを白玉として入れます。
- くり返す:「1回で起こる確率」、「くり返す回数」(1〜100)、「求める確率の条件」(ちょうどk回起こる・k回以上起こる・k回以下しか起こらない・少なくとも1回は起こる・1回も起こらない)、「起こる回数k」。
1回の確率は、分数(1/6)・小数(0.05、小数第4位まで)・パーセント(5%、小数第2位まで)のどれでも入れられ、全角の数字も読みとります。0%(起こらない)と100%(必ず起こる)は、計算するまでもないので入れられません。答えが100%に非常に近いときは、パーセントを「100%に近い値」と表示します(確率が1になるわけではありません)。条件つき確率・期待値・玉が3色以上の問題・円順列は、この計算機の対象外です。
確率の求め方の基本:条件に合う場合の数÷全部の場合の数
確率は、「条件に合う場合の数」を「全部の場合の数」でわって求めます。ただし、これが使えるのは、どの場合も同じ程度に起こりやすいとき(同様に確からしいとき)です。この記事では、コインの表と裏、サイコロの1〜6の目は、ゆがみのない公正なものとして、どれも同じ程度に起こりやすいと考えます。
- 全部の場合の数:大きいサイコロの目が6通り、小さいサイコロの目が6通りなので、6×6=36通りです。
- 条件に合う場合の数:(大,小)の目が(1,6)(2,5)(3,4)(4,3)(5,2)(6,1)の6通りです。
- 確率=6÷36=6/36=1/6(約分)。パーセントでは約16.67%です。
計算機の「たしかめ」の段には、「合う通り数+合わない通り数=全部の通り数」と「合う確率+合わない確率=1」を表示します。確率は0から1の間の数で、起こらないことは0、必ず起こることは1です。
サイコロの確率:2個のときは大小を区別して36通り
サイコロを2個投げるときは、2つのサイコロを区別して(大・小として)、目の組で数えます。(大=1,小=6)と(大=6,小=1)は別の出方です。次の表が、2個の目の和ごとの通り数です。
| 目の和 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 通り数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
通り数を全部たすと36通りです。和が7になる出方が6通りでいちばん多いので、和が7になる確率が1/6で最大です。和が2や12になるのは1通りずつで、確率は1/36です。和は同様に確からしくないので、「和が7になる」を「2〜12の11通りのうち1通り」と数えるのは間違いです。
少なくとも1個が6の目:余事象で数える
「少なくとも1個は6が出る」は、「6が1個以上出る」ことです。そのまま数えるより、反対の「6が1個も出ない」を数えて、全体からひくほうが簡単です。このように、ある出来事が起こらない場合のことを余事象といい、「起こる確率=1−起こらない確率」で求められます。
- 6が1個も出ない出方:大・小どちらも1〜5の5通りなので、5×5=25通りです。
- 少なくとも1個は6が出る出方:36−25=11通りです。
- 確率は11/36(約30.56%)です。
「同じ目が出る」(ゾロ目)は、(1,1)から(6,6)までの6通りで、6/36=1/6です。サイコロが3個のときは、大中小を区別して6×6×6=216通りで数え、「すべて同じ目」は3個とも同じ目の6通り(6/216=1/36)です。
コインの確率:枚数が増えたら組み合わせ(nCk)で数える
コインも区別して数えます。3枚なら、1枚ごとに表と裏の2通りなので、2×2×2=8通りです。
- 全部の出方は8通りです。
- 表が2枚になる出方は、表表裏・表裏表・裏表表の3通りです(裏になる1枚を選ぶ3通り)。
- 確率は3/8(37.5%)です。
枚数が多くなると、全部を書き出すのは大変です。そこで、「n個からk個を、順番を区別せずに選ぶ選び方の数」nCkを使います。コインでは、n枚のうち表になるk枚を選ぶ選び方の数です。
nCkは、n個から順にk個を並べる数(nから1ずつ小さい数をk個かけたもの)を、k個の並べ方の数(kから1までかけたもの)でわって求めます。5C2=5×4÷(2×1)=10、10C5=10×9×8×7×6÷(5×4×3×2×1)=252です。選ばないほうを数えても同じなので、5C3=5C2です。1個だけ選ぶnC1はnで、n個全部を選ぶnCnは1です。
10枚のうち表が5枚になる出方は10C5=252通りで、全部の出方は2の10乗=1024通りなので、確率は252/1024=63/256(約24.61%)です。計算機は、コインが4枚までのときは全部の出方を書き出し、5枚以上のときは「表の枚数ごとの通り数」の表を出します。
「少なくとも1枚は表が出る」も余事象で求めます。3枚なら、1枚も表が出ない(全部裏)のは1通りなので、全部の8通りから引いて、確率は1−1/8=7/8です。
玉・くじの確率:同時に取り出すときは組み合わせ
赤玉3個・白玉2個が入った袋から2個取り出すとき、取り出し方によって数え方が変わります。玉は1個ずつ区別して数えます(同じ赤玉でも、1・2・3の番号がついているものとして考えます)。
同時に2個取り出して、赤玉が1個の確率
- 全部の取り出し方:5個から2個を選ぶので、5C2=5×4÷(2×1)=10通りです。
- 赤玉1個・白玉1個になる取り出し方:赤3個から1個を選ぶ3C1=3通りと、白2個から1個を選ぶ2C1=2通りをかけて、3×2=6通りです。
- 確率は6/10=3/5(60%)です。
戻さずに順に2個取り出す
同じ袋から、戻さずに1個ずつ2個取り出すときは、順番も区別して並べます(順番を区別して並べた数を順列といいます)。全部の取り出し方は、1個目が5通り、2個目が4通りで、5×4=20通りです。赤玉が1個になるのは、1個目が赤で2個目が白(赤3個から1個、白2個から1個で3×2=6通り)と、1個目が白で2個目が赤(2×3=6通り)の、合わせて12通りです。確率は12/20=3/5で、同時に2個取り出すときと同じです。「赤玉が何個になるか」のように順番に関係ない条件では、「同時」と「戻さずに順に」で確率は変わりません(「1個目が赤で2個目が白」のように順番を決めた条件は、別の問題です)。
1個ずつ戻しながら取り出す
取り出した玉を毎回袋に戻すときは、毎回5通りなので、全部の取り出し方は5×5=25通りです。赤玉が1個になるのは、赤が出るのが1回目か2回目かの2通りと、赤の取り方3通り、白の取り方2通りで、2×3×2=12通りです。確率は12/25(48%)です。この例では、戻さないとき(3/5=60%)とは別の値になります。
| 取り出し方 | 全部の通り数 | 赤玉が1個になる通り数 | 確率 |
|---|---|---|---|
| 同時に2個 | 5C2=10 | 3C1×2C1=6 | 3/5(60%) |
| 戻さずに順に2個 | 5×4=20 | (赤→白)3×2+(白→赤)2×3=12 | 3/5(60%) |
| 戻しながら2個 | 5×5=25 | (赤が出る回)2×(赤)3×(白)2=12 | 12/25(48%) |
くじ引きの確率:何番目に引いても当たる確率は同じ
当たり2本・はずれ8本の10本のくじから、2本同時に引くとき、少なくとも1本当たる確率を求めます。全部の引き方は10C2=45通り。1本も当たらない(はずれを2本引く)のは8C2=28通りです。少なくとも1本当たるのは45−28=17通りで、確率は17/45です(計算機には、当たりを赤玉、はずれを白玉として、赤玉2個・白玉8個・同時に2個・赤玉が1個以上と入れると確かめられます)。
くじ引きでは、1番目に引いた結果を見ていなければ、先に引いても後に引いても、当たる確率は同じです。当たり2本を含む10本のくじを戻さずに1本ずつ2本引くとき、全部の引き方は10×9=90通りです。1番目が当たりになるのは、当たり2通り×2番目9通りの18通りで、18/90=1/5です。2番目が当たりになるのも、2番目の当たり2通り×1番目9通りの18通りで、18/90=1/5と、同じ値になります。(1番目がはずれだったと見えたあとで引く2番目の当たりやすさは、残り9本に当たりが2本なので2/9になり、ここでの話とは別です。)
反復試行の確率:nCk×p^k×q^(n−k)
同じことを何回もくり返すことを反復試行といいます。前の結果が次の結果に影響しないとき、1回で起こる確率をp、起こらない確率をq(=1−p)とすると、n回のうちちょうどk回起こる確率は、nCk×p^k×q^(n−k)です。nCkは、n回のうち起こるk回を選ぶ選び方の数、p^kはpをk回かけたもの(起こるk回の確率)、q^(n−k)はqを(n−k)回かけたもの(起こらない残りの回の確率)です。この3つをかけ合わせます。
- 1回で1の目が出る確率はp=1/6、出ない確率はq=5/6です。
- 5回のうち1の目が出る2回を選ぶ組み合わせは、5C2=10通りです。
- 確率は、10×(1/6)²×(5/6)³=10×(1/36)×(125/216)=1250/7776=625/3888(約16.08%)です(分母の7776は6の5乗)。
計算機の「くり返す」では、1回の確率を1/6・0.05・5%のどの形でも入れられます。「k回以上」のときは、k回・k+1回・…・n回の確率を足す方法と、反対の「k−1回以下」の確率を1からひく方法(余事象)があります。足す確率の数が少ないほうを計算機は選び、どちらを使ったかをとき方に書きます。
少なくとも1回起こる確率:1−(1回も起こらない確率)
「少なくとも1回は起こる」確率は、「1回も起こらない確率」を1からひいて求めます。1回も起こらない確率はq^nです。サイコロ1個を6回投げて、1の目が少なくとも1回出る確率は、1−(5/6)⁶=31031/46656(約66.51%)です。
当たりの確率が3%のくじ(ガチャ)を100回引くとき、少なくとも1回当たる確率は、1−0.97¹⁰⁰で約95.24%です。1回も当たらない確率は約4.76%(約21回に1回)あります。また、3%は約33回に1回の割合ですが、33回引いて少なくとも1回当たる確率は約63.4%で、100%ではありません。「確率1/nのことは、n回やれば必ず起こる」とは言えません。なお、この計算は、確率が毎回同じで、前の結果に影響されないとして行ったものです。ゲームなどのガチャには、一定回数で当たりが確定する仕組み(天井)があるものもあり、その場合には当てはまりません。
1回の確率が小さく回数が多いときは、分母が大きくなりすぎる(24けたをこえる)ので、計算機は分数を出さず、パーセントだけを出します(とき方の各項もパーセントで示します)。分数が長いとき(20文字をこえるとき)も、答えの欄にはパーセントだけを出し、分数は、とき方の中に書きます。パーセントは、小数第2位まで四捨五入して出します(0.01%より小さいときは小数第4位まで。0.0001%より小さいときは「0.0001%未満」)。当たりが10%のくじを10回引いて少なくとも1回当たる確率は約65.13%です。
問題の言い方と計算機の選び方
| 問題の言い方 | 計算機の種類 | 条件の選び方 |
|---|---|---|
| サイコロを2個投げて、目の和が7になる確率 | サイコロ | 個数2・目の和が○になる・7 |
| 少なくとも1個は6の目が出る確率 | サイコロ | 個数2・少なくとも1個が○の目・6 |
| コインを3枚投げて、表が2枚出る確率 | コイン | 3枚・表がちょうどk枚・2 |
| 赤玉3個・白玉2個から同時に2個取り出して、赤玉が1個の確率 | 玉・くじ | 赤3・白2・2個・同時に取り出す・赤玉がちょうどk個・1 |
| サイコロを5回投げて、1の目が2回出る確率 | くり返す | 確率1/6・5回・ちょうどk回・2 |
| 当たりの確率が3%のくじを100回引いて、少なくとも1回当たる確率 | くり返す | 確率3%・100回・少なくとも1回は起こる |
よくある間違い
- サイコロを区別しない:2個のサイコロの和が7になるのを、「(1,6)と(6,1)は同じ」として3通りと数える間違いです。大小を区別すると6通りです。
- 同様に確からしくないものを1通りと数える:サイコロの目の和(2〜12)は、どれも1/11の確率ではありません。目の組(大,小)の36通りを基準にします。
- 「少なくとも1回」を、足し算で数えて数え漏れる:「1回」「2回」「3回」…の確率を足す方法でも求められますが、手間が多く、数え漏れやすいです。「1回も起こらない確率」を1からひくほうが簡単です。
- 戻さないときと戻すときを混同する:同じ袋でも、戻さずに取り出す(確率3/5)のと、戻して取り出す(確率12/25)のでは、この例のように答えがちがうことが多いです。
- コインの表が続いたら、次は裏が出やすいと考える:前に投げた結果は、次に投げる結果に影響しません。公正なコインなら、5回続けて表が出たあとでも、次に表が出る確率は1/2です。
- 確率3%なら33回で必ず当たると考える:33回引いて少なくとも1回当たる確率は、約63%です。









