
【一問一答】高校の物理基礎のよく出る問題|共通テスト・センター試験過去問類似問題
大学入学共通テスト・センター試験の過去問を分析し、物理基礎でよく出るポイントを一問一答形式でまとめました。本ページでは 力学・熱力学・波動・電磁気 の頻出問題(全432問)を収録しています。選択肢から答えを選び、解説で知識を定着させましょう。共通テスト・定期テスト対策にご活用ください。
目次
物理基礎の一問一答(共通テスト・センター過去問)
力学(174問)の一問一答問題
共通テスト(2021年)類似
木片にはたらく力
Q1
床の上に置かれた木片の上にりんごが静止しているとき、木片にはたらく力として正しい組み合わせはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
地球からの重力、床からの垂直抗力、りんごからの垂直抗力
木片が静止しているとき、木片にはたらく力は、地球から受ける鉛直下向きの重力、木片が床から受ける鉛直上向きの垂直抗力、そして木片の上に置かれたりんごから受ける鉛直下向きの垂直抗力の3つである。これら3つの力の合力が0になることで力のつり合いが成立している。りんごへの垂直抗力は木片がりんごに及ぼす力であり、木片自身にはたらく力ではないため誤りである。
センター試験(2017年)類似
ばねの弾性エネルギー
Q2
あるばねを自然の長さから0.20 m伸ばしたとき、20 Nの力が必要であった。このばねをさらに0.20 m伸ばして、自然の長さから合計0.40 m伸ばした状態にするために必要な仕事は何Jか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
6.0 J
まず、F = kxより、20 = k * 0.20からばね定数k = 100 N/mと求まる。自然長から0.20 m伸ばしたときのエネルギーは2.0 Jである。次に、0.40 m伸ばしたときのエネルギーは 1/2 * 100 * (0.40)^2 = 8.0 Jである。必要な仕事はエネルギーの差である8.0 – 2.0 = 6.0 Jとなる。
センター試験(2016年)類似
エネルギー変換
Q3
火力発電と風力発電におけるエネルギー変換の仕組みに関する記述として、最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
火力発電は化石燃料の化学エネルギーを熱エネルギーに変換し、風力発電は空気の運動エネルギーを利用する。
火力発電は、化石燃料が蓄えている化学エネルギーを燃焼によって熱エネルギーへと変換し、その熱で蒸気を発生させてタービンを回転させることで電気エネルギーを得ます。一方、風力発電は、空気の流れ(風)が持つ運動エネルギーを直接利用して風車を回し、発電機を駆動させる仕組みです。エネルギーの変換過程を正しく理解することが重要です。
センター試験(2016年)類似
重力による位置エネルギー
Q4
質量mの小物体が水平面上を速さvで運動している。この物体が摩擦のない曲面を登り、速さが0になる点Aに達したとき、点Aの水平面からの高さhを求める式として正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとし、力学的エネルギー保存の法則が成り立つものとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
h = v^2 / (2g)
力学的エネルギー保存の法則により、水平面上の運動エネルギー(1/2)mv^2は、点Aでの重力による位置エネルギーmghと等しくなります。(1/2)mv^2 = mgh という関係式から、両辺の質量mを消去し、高さhについて整理すると、h = v^2 / (2g) が導かれます。この結果は、物体が持つ運動エネルギーがすべて位置エネルギーに変換されたことを示しています。
共通テスト(2023年)類似
風力発電のエネルギー変換
Q5
風力発電において、風車の翼が受ける風のエネルギーに関する記述として、最も適切なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
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✅ 正解
風の運動エネルギーは、風速の3乗に比例して大きくなる。
風が持つ運動エネルギーは、単位時間あたりに通過する空気の質量と風速の2乗の積に比例する。また、通過する空気の質量自体も風速に比例するため、風力発電で利用可能なエネルギーは風速の3乗に比例することになる。したがって、風速がわずかに増すだけでも、発電可能なエネルギー量は大幅に増加する特性がある。
センター試験(2015年)類似
弾性エネルギー
Q6
ばね定数が 20 N/m のばねを、自然の長さから 0.2 m だけ伸ばしたときに蓄えられる弾性エネルギーは何 J か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.4 J
弾性エネルギー U は U = 1/2 * k * x^2 の式で求められる。与えられた値を代入すると、U = 1/2 * 20 * (0.2)^2 となる。これを計算すると、10 * 0.04 = 0.4 となり、求めるエネルギーは 0.4 J である。
センター試験(2019年)類似
仕事と運動エネルギー
Q7
質量mの物体が水平面上を移動しているとき、物体に働く合力が移動距離Lの間に物体に対してなす仕事と、物体の運動エネルギーの変化量の関係について、最も適切な記述はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
運動エネルギーの変化量は、合力と移動距離Lの積に等しい。
仕事とエネルギーの原理に基づき、物体に働く合力が移動距離に対してなした仕事は、その物体の運動エネルギーの変化量に等しい。この関係は仕事と運動エネルギーの定理として知られ、合力が一定の場合、仕事は合力と移動距離の積として計算される。したがって、運動エネルギーの増加分は、合力と移動距離の積によって決定される。
共通テスト(2023年)類似
弾性力による位置エネルギー
Q8
ばね定数kのばねが自然の長さからxだけ伸びたとき、このばねに蓄えられる弾性力による位置エネルギーを表す式として正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
1/2 * k * x^2
弾性力による位置エネルギーは、ばねを自然の長さからxだけ変位させるために外力がした仕事に相当する。弾性力は変位に比例して大きくなるため、平均の力は1/2 * k * xとなり、これに距離xを掛けることでエネルギーの式が導かれる。このエネルギーは変位の二乗に比例する。
共通テスト(2021年)類似
平均の速さ
Q9
記録タイマーの打点間隔が一定であるとき、記録テープ上の隣り合う打点間の距離が徐々に長くなっている運動について、その物理的な意味として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
物体は加速度運動をしており、速さが増加している。
記録タイマーは一定時間ごとに打点するため、打点間の距離が徐々に長くなることは、同じ時間内に移動する距離が増えていることを意味する。これは物体の速さが時間とともに増加している状態であり、加速度が生じている加速度運動の典型的な例である。
センター試験(2019年)類似
運動方程式
Q10
質量Mの客車Aと質量mの客車Bがひもで連結され、水平な線路上を一定の加速度で走行している。この系において、運動方程式を用いて客車Bにかかる張力を導出する際の考え方として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
系全体の加速度を求め、客車Bの質量と加速度の積を計算する
連結された物体が同じ加速度で運動する場合、系全体を一つの物体とみなして加速度を求め、その後、個別の物体に注目して運動方程式を適用するのが定石である。客車Bにはひもが引く力のみが水平方向の合力として働くため、その力は客車Bの質量と系全体の加速度の積に等しくなる。
センター試験(2020年)類似
フックの法則
Q11
ばね定数kの同一のばね3本を並列に配置し、下端に水平な棒を固定した。この棒の中央から質量mの物体を吊るして静止させたとき、各ばねの伸びとして正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとし、棒の質量およびばねの質量は無視できるものとする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
mg/3k
フックの法則F=klに基づき、ばねの伸びlはF/kで表される。3本のばねが並列に接続されている場合、物体に働く重力mgは3本のばねに均等に分散されるため、各ばねにかかる力はmg/3となる。したがって、各ばねの伸びは(mg/3)/k=mg/3kとなる。力のつりあいの条件から、系全体が静止しているとき、各ばねの弾性力の和が重力とつりあっている。
センター試験(2018年)類似
滑車と張力
Q12
質量が等しい物体A、B、Cが滑車を介して連結され、全体が静止している状況を考える。このとき、物体Aを鉛直上向きに吊るしているひもの張力と、物体Aにはたらく重力の関係として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
張力は重力と等しい
物体が静止しているとき、その物体にはたらく力はつり合っている。物体Aに注目すると、鉛直上向きの張力と鉛直下向きの重力が作用しており、これらがつり合っているため、張力の大きさと重力の大きさは等しくなる。滑車の反対側に複数の物体が連結されていても、物体A単体にかかる力のつり合い条件は変わらない。
共通テスト(2023年)類似
水平投射における落下時間
Q13
高さ 19.6 m の位置から、水平方向に異なる初速度で小球を投げ出す水平投射の実験を行う。このとき、小球が床に到達するまでの時間について最も適切な説明はどれか。ただし、重力加速度の大きさを 9.8 m/s^2 とし、空気抵抗は無視できるものとする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
初速度の大きさに関わらず、落下時間は常に 2.0 秒である。
水平投射における小球の運動は、水平方向の等速直線運動と、鉛直方向の自由落下運動に独立して分解できる。鉛直方向の運動は初速度がゼロの自由落下と同じであり、落下時間 t は高さ h と重力加速度 g を用いて h = (1/2)gt^2 と表される。この式から、落下時間は高さのみに依存し、水平方向の初速度には無関係であることがわかる。h = 19.6 m, g = 9.8 m/s^2 を代入すると、t = 2.0 秒となる。
センター試験(2016年)類似
変位と時間の関係
Q14
初速度 19.6 m/s で小球を鉛直上向きに投げ上げたとき、高さ y (m) と時間 t (s) の関係を表す式として最も適切なものはどれか。ただし、重力加速度の大きさを 9.8 m/s^2 とし、投げ上げた位置を高さの基準とする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
y = 19.6t – 4.9t^2
鉛直投げ上げ運動における変位 y は、初速度 v0、重力加速度 g を用いて y = v0t – (1/2)gt^2 と表される。本問では v0 = 19.6 m/s、g = 9.8 m/s^2 であるため、これらを代入すると y = 19.6t – (1/2) * 9.8 * t^2 = 19.6t – 4.9t^2 となる。この式は時間 t に関する二次関数であり、上に凸の放物線を描く。
共通テスト(2024年)類似
アルキメデスの原理と体積
Q15
断面積が一定である円柱状の物体を、鉛直に立てた状態で水面にゆっくりと沈めていくとき、水面下にある物体の深さと浮力の関係として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
浮力は深さに比例して直線的に増加する
アルキメデスの原理により、浮力は物体が排除した流体の体積に等しい重力に相当する。円柱状の物体を鉛直に沈める場合、深さが増すにつれて水面下にある体積は深さに比例して増加する。断面積が一定であるため、排除される水の体積と深さは線形関係にあり、結果として浮力も深さに比例して直線的に増加する。
センター試験(2019年)類似
動摩擦力による減速
Q16
水平な床において、なめらかな面からあらい面に進入した物体が、あらい面を通過した後に再びなめらかな面へ戻った。このときの物体の運動状態として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
あらい面を通過した時点の速度を維持して、等速直線運動を行う。
物体に働く水平方向の力が動摩擦力のみである場合、あらい面を通過する間は減速しますが、あらい面を抜けて再びなめらかな面に入ると、水平方向の力はゼロになります。慣性の法則により、物体は力を受けない限りその運動状態を維持するため、あらい面を通過し終えた時点の速度を保ったまま等速直線運動を続けます。
センター試験(2018年)類似
力のベクトル合成とつりあい
Q17
物体に働く複数の力がつりあっている状態に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
物体に働くすべての力のベクトル和はゼロである。
ニュートンの運動方程式によれば、物体に働く合力がゼロのとき、物体の加速度もゼロとなる。静止している物体は加速度がゼロであるため、物体に働くすべての力をベクトルとして足し合わせた結果(ベクトル和)は必ずゼロになる。これが力のつりあいの定義であり、成分分解を行う際も、水平方向と鉛直方向のそれぞれの成分の和がゼロであることを利用して計算を行う。
センター試験(2016年)類似
エネルギー変換
Q18
火力発電のプロセスにおいて、エネルギーが変換される順序として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
化学エネルギー → 熱エネルギー → 運動エネルギー → 電気エネルギー
火力発電では、まず燃料が持つ化学エネルギーを燃焼によって熱エネルギーに変換します。その熱で水を沸騰させて蒸気を作り、蒸気の膨張力によってタービンを回転させることで運動エネルギーに変換します。最後に、タービンに連結された発電機が運動エネルギーを電気エネルギーに変換するという段階を踏みます。
センター試験(2016年)類似
鉛直投げ上げ
Q19
鉛直投げ上げ運動に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
最高点では速度は0になるが、加速度は重力加速度のまま変化しない。
鉛直投げ上げ運動は、鉛直下向きに重力加速度を受ける等加速度直線運動である。最高点では一瞬だけ速度が0になるが、物体には常に鉛直下向きに重力加速度が働いているため、加速度が0になることはない。また、空気抵抗を無視すれば、上昇にかかる時間と下降にかかる時間は等しくなる。
共通テスト(2023年)類似
弾性力による位置エネルギー
Q20
天井から吊るされたばねAとばねBに、それぞれ同じ質量mのおもりを吊るして静止させた。ばねAは自然の長さからaだけ伸び、ばねBは自然の長さから2aだけ伸びた。このとき、ばねBの弾性力による位置エネルギーは、ばねAの弾性力による位置エネルギーの何倍になるか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
2倍
つりあいの条件より、ばねAでは k_A * a = mg、ばねBでは k_B * 2a = mg が成り立つ。これより k_A = mg/a、k_B = mg/(2a) となる。弾性力による位置エネルギー U = 1/2 * k * x^2 に代入すると、U_A = 1/2 * (mg/a) * a^2 = 1/2 * mga、U_B = 1/2 * (mg/2a) * (2a)^2 = mga となり、U_BはU_Aの2倍となる。
センター試験(2018年)類似
相対速度
Q21
水平方向に速さ10 m/sで走る台車から、台車に対して鉛直上向きに速さ19.6 m/sで小球を打ち上げた。重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とし、空気抵抗を無視できるものとするとき、小球が達する最高点の高さは何mか。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
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✅ 正解
19.6 m
最高点の高さhは、鉛直方向の初速度v0を用いて h = v0^2 / (2g) で求められます。本問では台車の水平速度に関わらず、鉛直方向の初速度成分は19.6 m/sです。これに g = 9.8 m/s^2 を代入すると、h = (19.6 * 19.6) / (2 * 9.8) = 384.16 / 19.6 = 19.6 m となります。台車の水平方向の運動は最高点の高さに影響を与えないため、静止時と同じ計算結果が得られます。
共通テスト(2024年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q22
質量mの物体を一定の力Fで鉛直上方に高さhだけ持ち上げたとき、物体が獲得する運動エネルギーを表す式として正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
Fh – mgh
仕事とエネルギーの原理に基づくと、物体が受けた仕事の総和は運動エネルギーの変化量に等しくなります。この過程で、加えた力Fによる仕事はFhであり、重力による位置エネルギーの増加分はmghです。したがって、運動エネルギーは加えた仕事から重力による位置エネルギーの増加分を差し引いた値、すなわちFh – mghとなります。
共通テスト(2023年)類似
水平投射における水平方向の等速直線運動
Q23
水平方向に初速度を与えて投射した小球の水平方向の位置を記録したところ、0.1秒ごとに0.39メートルずつ水平方向に移動していることがわかった。この小球の水平方向の速度として正しいものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
3.9 m/s
水平投射における水平方向の運動は等速直線運動である。速度をv、移動距離をx、経過時間をtとすると、v = x / t の関係が成り立つ。0.1秒間に0.39メートル移動しているため、v = 0.39 m / 0.1 s = 3.9 m/s となる。
共通テスト(2025年)類似
グラフの比例関係
Q24
初速度がゼロの物体が、一定の加速度で直線運動をする際、速さの2乗と移動距離の関係について最も適切な記述はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
速さの2乗は移動距離に比例し、グラフは原点を通る直線となる。
等加速度直線運動において、初速度を0、加速度をa、移動距離をx、速さをvとすると、v^2 = 2ax という関係式が成り立つ。この式から、加速度aが一定であれば、速さの2乗v^2は移動距離xに比例することがわかる。したがって、横軸に移動距離、縦軸に速さの2乗をとったグラフは、原点を通る右上がりの直線となる。
センター試験(2015年)類似
力学的エネルギー
Q25
なめらかな斜面上の点Pから静かに滑り出した小物体が、点Pより高さhだけ低い点Qを通過する。このとき、点Qにおける物体の速さを表す式として最も適切なものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとし、空気抵抗や摩擦は無視できるものとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
sqrt(2gh)
力学的エネルギー保存の法則により、点Pと点Qにおける力学的エネルギーの和は等しい。点Pで静止していた物体の力学的エネルギーは位置エネルギー mgh のみであり、点Qでは位置エネルギーが0、運動エネルギーが (1/2)mv^2 となる。これらを等置すると mgh = (1/2)mv^2 となり、vについて解くと v = sqrt(2gh) が得られる。この結果から、速さは斜面の角度や経路によらず、高さの差のみに依存することがわかる。
センター試験(2015年)類似
フックの法則
Q26
フックの法則が成り立つ範囲において、あるばねの伸びを2倍にするためには、加える力の大きさをどのように変化させる必要があるか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
力を2倍にする
フックの法則 F = kx において、ばね定数kはばね固有の定数である。この式から、伸びxと力Fは比例関係にあることがわかる。したがって、伸びxを2倍にするためには、右辺のxが2倍になる分、左辺の力Fも2倍にする必要がある。この比例関係は弾性限界内であれば広く適用される。
共通テスト(2021年)類似
運動方程式
Q27
運動方程式に関する記述として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
物体の加速度は、物体にはたらく合力に比例し、質量に反比例する。
運動方程式 F = ma を変形すると a = F/m となる。この式から、加速度aは合力Fに比例し、質量mに反比例することがわかる。合力がゼロのときは加速度もゼロとなるが、これは静止状態だけでなく、等速直線運動を続ける状態も含まれるため、静止し続けるとは限らない。
センター試験(2019年)類似
エネルギー変換
Q28
乾電池を動力源とする機関車が、静止していた客車を牽引して加速させ、客車の運動エネルギーを増加させる過程において、エネルギーの変換経路として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
化学エネルギー → 電気エネルギー → 運動エネルギー
乾電池は内部に物質の結合状態として化学エネルギーを蓄えています。これが放電によって電気エネルギーに変換され、モーターを駆動させることで、最終的に客車を動かす運動エネルギーへと変換されます。エネルギー保存の法則に基づき、系全体ではエネルギーの総量は保存されますが、形態が次々と変化していく過程を理解することが重要です。
共通テスト(2026年)類似
アルキメデスの原理
Q29
密度がローゼロの氷山が、密度がローの海水に浮いている。氷山全体の体積をVとし、海面上の体積がアルファかけるVであるとき、この氷山にはたらく浮力の大きさとして正しいものはどれか。ただし、重力加速度をgとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
ローかける(1-アルファ)かけるVかけるg
アルキメデスの原理により、浮力の大きさは物体が押しのけている流体(海水)の重さに等しい。氷山が海面下に沈んでいる部分の体積は、全体の体積Vから海面上の体積アルファかけるVを引いた、Vかける(1-アルファ)となる。したがって、海水の密度をロー、重力加速度をgとすると、浮力は「海水の密度×海面下の体積×重力加速度」となり、ローかける(1-アルファ)かけるVかけるgと表される。
センター試験(2020年)類似
自由落下
Q30
重力加速度の大きさをgとし、初速度ゼロで自由落下する物体が、自然の長さlだけ移動するのに要する時間はどのように表されるか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
sqrt(2l/g)
物体が初速度ゼロで自由落下する場合、鉛直下向きを正とすると、時刻tにおける変位yは等加速度直線運動の公式y=1/2gt^2で表される。この式において変位yがlとなるとき、l=1/2gt^2が成立する。この式をtについて解くと、t^2=2l/gとなり、t=sqrt(2l/g)が得られる。
共通テスト(2021年)類似
運動方程式
Q31
質量mの物体に一定の合力Fがはたらき、加速度aが生じている状況において、物体の質量を2倍にし、合力を4倍にした場合、生じる加速度は元の何倍になるか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
2倍
元の状態の運動方程式は F = ma である。質量を2m、合力を4Fとしたときの加速度をa’とすると、運動方程式は 4F = (2m) × a’ となる。この式を整理すると 2F = ma’ となり、元の式 F = ma と比較すると a’ = 2a となる。したがって、加速度は元の2倍になる。
共通テスト(2023年)類似
風力発電のエネルギー変換
Q32
風力発電のエネルギー変換の過程として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
風の力学的エネルギーを回転運動に変え、発電機で電気エネルギーに変換する。
風力発電は、空気の流動が持つ運動エネルギー(力学的エネルギー)を風車の翼に作用させ、回転運動へと変換する。この回転を電磁誘導を利用した発電機に伝えることで、電気エネルギーを取り出す仕組みである。熱、化学、核エネルギーを利用する発電方式とは異なり、自然界の運動を直接利用する再生可能エネルギーに分類される。
センター試験(2017年)類似
弾性エネルギー
Q33
力Fと伸びxの関係が比例関係にあり、伸びが0.20メートルのとき力が20ニュートンであるばねがある。このばねを自然の長さから0.20メートル伸ばしたときに蓄えられる弾性エネルギーは何ジュールか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
2.0 ジュール
フックの法則 F = kx より、20 = k * 0.20 となり、ばね定数kは100ニュートン毎メートルと求められます。弾性エネルギーUの公式 U = 0.5 * k * x^2 に値を代入すると、U = 0.5 * 100 * (0.20)^2 となります。これを計算すると、50 * 0.04 = 2.0 となり、蓄えられるエネルギーは2.0ジュールです。
共通テスト(2023年)類似
運動方程式と作用反作用の法則
Q34
作用反作用の法則に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
物体Aが物体Bを押す力と、物体Bが物体Aを押し返す力は、常に大きさが等しく向きが逆である
作用反作用の法則は、2つの物体の間で力が及ぼし合うとき、一方が他方に及ぼす力と、他方が一方に及ぼす力は、常に大きさが等しく、一直線上で向きが逆であるという法則である。この法則は、物体の運動状態(静止・加速・減速)や力の種類(接触力・遠隔力)に関わらず常に成立する。作用と反作用はそれぞれ異なる物体に働くため、それらを足し合わせて合力を考えることは物理的に意味をなさない。
共通テスト(2022年)類似
浮力
Q35
質量が等しい2つのスプーンAとスプーンBを水中に完全に沈めたところ、スプーンAは沈み、スプーンBは浮き上がった。この現象に関する記述として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
スプーンBの方がスプーンAよりも排除した水の体積が大きいため、受ける浮力が大きい。
浮力は物体が排除した流体の重さ、すなわち流体の密度と排除した体積の積に等しい。質量が等しい2つの物体において、一方が浮き他方が沈む場合、浮いている物体の方がより大きな体積の水を排除している(密度が小さい)ことを意味する。したがって、スプーンBの方が排除した水の体積が大きく、受ける浮力が重力を上回るため浮き上がる。
センター試験(2018年)類似
慣性の法則
Q36
水平面上を一定の速度で進む台車の上に設置された発射装置から、小球を鉛直上向きに打ち出した。空気抵抗を無視できる場合、小球が落下する位置として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
発射装置の真上
慣性の法則により、打ち出された小球は打ち出された瞬間に台車と同じ水平方向の速度成分を持っている。空気抵抗を無視できる環境下では、水平方向には力が働かないため、小球は台車と同じ水平速度で等速直線運動を続ける。その結果、小球は台車上の発射装置に対して相対的に静止したまま落下し、装置の真上に着地する。
センター試験(2016年)類似
水圧と大気圧
Q37
液体中のある深さにおける圧力に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
深さhにおける圧力は、大気圧に液体の密度、重力加速度、深さの積を加えた値である。
静止している液体中の圧力は、その点より上にある流体の重さによって生じます。深さhにおける圧力は、液面にかかる大気圧P0に、深さhまでの液体柱の重さによる圧力(ローgh)を加えたものとなります。これはパスカルの原理や流体の静力学の基本法則に基づいています。
共通テスト(2026年)類似
等間隔に設置された磁石による磁場の強さの記録
Q38
この実験において、センサーが磁場の強さを検知する原理として最も適切なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
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✅ 正解
磁石から発生する磁場による磁気抵抗効果やホール効果を利用している
磁気センサーは、外部磁場の変化を電気信号に変換する素子である。一般的に、磁場によって電気抵抗が変化する磁気抵抗素子や、磁場中で電流が偏るホール効果を利用したホール素子が用いられる。これらは磁石の接近による磁束密度の変化を電圧の変化として捉えることで、磁場の強さを記録している。
共通テスト(2024年)類似
浮力の測定
Q39
空気中でばねばかりを用いて測定すると1.0 Nを示す物体を、水中に完全に沈めたところ、ばねばかりの値が0.1 Nに減少した。このとき、物体に働く浮力の大きさとして最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.9 N
物体が流体中に沈む際、ばねばかりの目盛りの減少分は、その物体が受ける浮力の大きさに相当する。空気中での重力の測定値が1.0 Nであり、水中での測定値が0.1 Nであるため、浮力は1.0 N – 0.1 N = 0.9 Nとなる。浮力は流体から受ける上向きの力であり、ばねばかりにかかる張力と浮力の和が重力とつり合うことで、目盛りの減少として観測される。
共通テスト(2023年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q40
力学的エネルギー保存の法則が成り立つ状況において、高い位置から投射された物体の床到達時の速さを決定する要因に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
初速度の大きさと、投射した地点の高さの両方に依存する
力学的エネルギー保存の法則によれば、系の全エネルギーは保存されます。投射時の力学的エネルギーは、重力による位置エネルギー(mgh)と初速度による運動エネルギー(1/2mv^2)の和で表されます。床面を基準とすると、到達時の運動エネルギーはこれら初期エネルギーの合計と等しくなるため、到達時の速さは高さと初速度の両方の影響を受けます。
共通テスト(2024年)類似
作用反作用の法則
Q41
質量のある物体をばねばかりで吊るし、水槽に入れたキッチンはかりの上で静止させた。このとき、物体を水中に沈めていく過程で、ばねばかりが示す値とキッチンはかりが示す値の関係として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
ばねばかりの値が減少する分だけ、キッチンはかりの値が増加する負の相関関係にある
作用反作用の法則により、物体が水から受ける浮力と、物体が水を押し下げる力は大きさが等しく向きが逆である。物体を水中に沈めると、浮力によってばねばかりの張力は減少するが、その分だけ物体が水を押し下げる力が加わるため、キッチンはかりの値は増加する。この二つの値の変化量は浮力の大きさと一致するため、一方が減少すれば他方が増加する負の相関関係が成立する。
共通テスト(2025年)類似
等速直線運動
Q42
透明なパイプ内を落下するおもりBが、距離Hだけ移動するのに時間Tを要した。このおもりBが等速直線運動をしていると仮定した場合、その速さを表す式として適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
H / T
等速直線運動では、速さは移動距離をその移動に要した時間で割ることで算出できる。本問では、おもりBが移動した距離がHであり、要した時間がTであるため、速さはHをTで割ったH / Tとなる。重力加速度gや係数2などは、等速直線運動の定義には含まれない。
センター試験(2017年)類似
運動方程式
Q43
なめらかな水平面上に質量Mの物体Aと質量mの物体Bが糸でつながれて置かれている。物体Aに水平方向に力Fが加えられ、系全体が等加速度運動をする際、糸が物体Bを引く張力の大きさとして正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
mF/(M+m)
系全体を一つの物体とみなすと、全体の質量はM+mであり、運動方程式 F = (M+m)a が成り立つ。これより加速度 a = F/(M+m) が得られる。次に、物体Bのみに注目すると、物体Bを水平方向に加速させているのは糸の張力Tのみである。したがって、物体Bの運動方程式 T = ma に先ほどの加速度aを代入すると、T = m * (F/(M+m)) = mF/(M+m) となる。
共通テスト(2023年)類似
水平投射における落下時間
Q44
水平投射において、落下時間が水平方向の初速度の影響を受けない理由として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
水平方向の運動と鉛直方向の運動が互いに独立しており、鉛直方向には重力のみが働くから。
物理学における運動の独立性の原理により、物体に働く加速度は各成分ごとに独立して考えることができる。水平投射では、水平方向には力が働かず(等速直線運動)、鉛直方向には重力のみが働く(自由落下)。したがって、鉛直方向の運動方程式は水平方向の速度成分の影響を一切受けないため、落下時間は高さのみによって決定される。
共通テスト(2026年)類似
速度と時刻のグラフからの加速度の算出
Q45
時刻を横軸、速度を縦軸にとったグラフにおいて、直線的な運動をする台車の時刻2.0秒における速度が0.55 m/s、時刻3.0秒における速度が0.85 m/sであった。この間の台車の加速度として最も適切な値はどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.30 m/s^2
速度と時刻のグラフにおいて、加速度は直線の傾きとして表される。加速度aは、速度の変化量Δvを時間変化量Δtで割ることで求められる。本問では、a = (0.85 m/s – 0.55 m/s) / (3.0 s – 2.0 s) = 0.30 m/s^2 となる。グラフの傾きが一定であることから、この区間における加速度は0.30 m/s^2であると判断できる。
共通テスト(2023年)類似
風力発電機の発電量計算
Q46
風力発電機において、風速が一定の範囲(例えば10 m/sから15 m/s)に達すると、風速がさらに増加しても出力が一定に制御される。このように出力を一定に制限する物理的な理由として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
風速が速すぎると、発電機の定格容量を超えて設備が破損するのを防ぐため
風力発電機は、風速が強すぎるとブレードや発電機に過大な負荷がかかり、破損する恐れがある。そのため、一定の風速(定格風速)以上に達した場合は、ブレードの角度(ピッチ角)を制御するなどして、出力を一定(定格出力)に制限し、設備を保護する。
センター試験(2020年)類似
鉛直投げ上げ
Q47
鉛直投げ上げ運動において、最高点に達した瞬間の小球の状態に関する説明として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
速度は0であるが、加速度は0ではない
鉛直投げ上げ運動中、物体には常に下向きの重力加速度gが働いている。最高点では鉛直方向の速度が一時的に0になるが、加速度が0になるわけではない。加速度は運動の全過程を通じて常に下向きにgであるため、最高点においても加速度は0ではない。
センター試験(2018年)類似
重力に逆らって行う仕事
Q48
水平面に対して角度θをなすなめらかな斜面上において、質量mの小物体を斜面に沿って高さhだけ引き上げるために必要な仕事量はいくらか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
mgh
斜面に沿って物体をゆっくり引き上げる場合、物体に加える力の大きさは重力の斜面方向成分であるmg sin θと等しくなる。斜面に沿った移動距離はh / sin θであるため、仕事=力×距離の計算を行うと、(mg sin θ) × (h / sin θ) = mgh となる。これは重力に逆らって高さhだけ持ち上げる仕事と等しい。
センター試験(2020年)類似
運動エネルギー
Q49
質量mの物体に一定の力Fを加えて、力の向きに距離xだけ移動させた。このとき、物体にはたらく合力がした仕事の総和と、物体の運動エネルギーの変化の関係について述べた文として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。ただし、摩擦や空気抵抗は無視できるものとする。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
合力がした仕事の総和は、物体の運動エネルギーの変化に等しい。
物体に仕事がされると、その仕事の分だけ物体の運動エネルギーが変化する。これは「仕事とエネルギーの関係」と呼ばれ、物体にはたらく合力がした仕事の総和が、物体の運動エネルギーの変化量に等しくなることを示している。したがって、合力がした仕事の総和は運動エネルギーの変化に等しい。
センター試験(2017年)類似
力のつり合い
Q50
水平面と角度θをなす粗い斜面上に質量mの小物体が置かれている。この物体に水平右向きの力Fを加えて静止させたとき、重力加速度の大きさをgとして、力Fの大きさを表す式として正しいものはどれか。ただし、斜面と物体の間の摩擦は無視できるものとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
mg tan θ
物体に働く重力mgを斜面に平行な成分と垂直な成分に分解すると、斜面に平行な成分はmg sin θ、垂直な成分はmg cos θとなる。水平方向の力Fを斜面方向と垂直方向に分解すると、斜面方向の成分はF cos θ、斜面に垂直な成分はF sin θとなる。斜面方向の力のつり合いを考えると、F cos θ = mg sin θが成り立つ。これをFについて解くと、F = mg tan θとなる。この結果は、斜面の傾斜角が大きくなるほど、物体を静止させるために必要な水平方向の力も増大することを示している。
共通テスト(2021年)類似
平均の速さ
Q51
記録タイマーを用いて物体の運動を記録する実験において、毎秒60回打点する記録タイマーを使用し、6打点ごとの記録テープの長さを測定した。このとき、記録テープ上の点Aから点Bまでの距離が3.5cmであった場合、この区間における物体の平均の速さは何m/sか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.35 m/s
記録タイマーが毎秒60回打点する場合、6打点ごとの時間間隔は6/60秒、すなわち0.1秒である。平均の速さは移動距離をかかった時間で割ることで求められる。本問では距離が3.5cm(0.035m)、時間が0.1秒であるため、0.035m ÷ 0.1s = 0.35m/s となる。記録テープ上の打点間隔から時間を正しく読み取り、単位をメートルに換算して計算することが重要である。
共通テスト(2022年)類似
力のつり合いと運動方程式
Q52
物体に働く合力がゼロの状態から、一時的に合力がゼロでない状態を経て、再び合力がゼロになる運動の変化に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
合力がゼロでない区間では、物体に加速度が生じ、速さが変化する。
ニュートンの運動の法則によれば、物体に働く合力がゼロのときは静止または等速直線運動を続ける。一方、合力がゼロでないときは、その合力の方向に加速度が生じ、物体の速度が変化する。したがって、合力がゼロでない区間では、物体は加速または減速し、速さが変化する。
センター試験(2015年)類似
フックの法則
Q53
ばね定数が 20 N/m のばねに 5.0 N の力を加えて引いたとき、ばねの伸びは何mになるか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.25 m
フックの法則 F = kx を用いる。ここで F = 5.0 N、k = 20 N/m であるから、伸びxを求める式は x = F / k となる。したがって、x = 5.0 / 20 = 0.25 m と計算される。ばね定数と力の積をとったり、逆数を用いたりする誤りに注意が必要である。
センター試験(2016年)類似
力の合成成分
Q54
xy平面上の原点Oに働く二つの力F1とF2がある。F1はx成分が3N、y成分が1Nであり、F2はx成分がマイナス1N、y成分が2Nである。これら二つの力の合力のx成分とy成分の組み合わせとして正しいものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
x成分が2N、y成分が3N
力の合成において、複数の力が作用している場合、それぞれの力のx成分同士およびy成分同士を独立して足し合わせることで、合力の成分を求めることができる。本問では、F1のx成分3NとF2のx成分マイナス1Nを足すと2Nとなり、F1のy成分1NとF2のy成分2Nを足すと3Nとなる。したがって、合力の成分はx成分が2N、y成分が3Nと導かれる。
共通テスト(2022年)類似
通過時間
Q55
長さ100mの電車Bが、線路上を一定の速さ15m/sで走行している。この電車Bを、速さ40m/sで同じ向きに走行する電車Aが追い越す際、電車Aの乗客が電車Bの先頭から最後尾までを通過するのに要する時間は何秒か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
4.0秒
電車Aから見た電車Bの相対速度は、40m/s – 15m/s = 25m/sである。電車Aの乗客が電車Bの先頭から最後尾までを通過するということは、相対的に電車Bの長さである100m分を移動することに等しい。したがって、通過時間は移動距離100mを相対速度25m/sで割ることで算出され、100 / 25 = 4.0秒となる。
センター試験(2019年)類似
仕事の定義
Q56
質量mの物体が水平な床の上を一定の速さで移動しているとき、物体に働く垂直抗力が物体に対して行う仕事として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0
仕事の定義は、力と移動方向の変位の積であり、力と移動方向がなす角をθとすると、仕事W = Fs cosθで表される。垂直抗力は常に床面に対して垂直に働き、物体の移動方向とは常に90度の関係にある。cos90度は0であるため、垂直抗力が物体に対して行う仕事は常に0となる。
共通テスト(2022年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q57
質量 m の小球を初速度 v で鉛直上向きに投げ上げた。空気抵抗を無視できる場合、小球が最高点に達するまでの運動において、力学的エネルギー保存の法則に基づき正しい記述はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
小球が上昇するにつれて、運動エネルギーは減少し、位置エネルギーは増加するが、その和は一定である。
力学的エネルギー保存の法則により、重力のみが働く運動では、運動エネルギーと位置エネルギーの和は常に一定に保たれます。小球が上昇する過程では、速度が減少するため運動エネルギーは減少し、高さが増すため位置エネルギーは増加します。最高点では速度が0となるため運動エネルギーは最小(0)となり、位置エネルギーは最大となりますが、その和は投げ上げられた直後の値と変わりません。
共通テスト(2025年)類似
グラフの比例関係
Q58
等加速度直線運動において、速さの2乗が移動距離に比例する理由として最も適切なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
仕事とエネルギーの原理により、外力がした仕事が運動エネルギーの変化量に等しいため。
一定の力Fが物体を距離xだけ動かしたとき、その仕事Fxは運動エネルギーの増加量(1/2)mv^2に等しい。F=maを代入すると、max = (1/2)mv^2となり、両辺をmで割るとax = (1/2)v^2、すなわちv^2 = 2axが得られる。この物理的背景により、速さの2乗は移動距離に比例する。
センター試験(2017年)類似
運動エネルギー
Q59
質量Mの物体Aと質量mの物体Bが糸で連結され、水平方向に引かれて等加速度直線運動をしている。このとき、物体Aの運動エネルギーと物体Bの運動エネルギーの比として正しいものはどれか。ただし、物体Aと物体Bの速さは常に等しいものとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
M/m
運動エネルギーKはK = 1/2mv^2で表される。物体Aの運動エネルギーをKA、物体Bの運動エネルギーをKBとすると、KA = 1/2Mv^2、KB = 1/2mv^2となる。同じ加速度で運動しているため、任意の時刻において両者の速さvは共通である。したがって、比KA/KBを計算すると、1/2とv^2が相殺され、結果として質量の比であるM/mが導かれる。
センター試験(2018年)類似
重力に逆らって行う仕事
Q60
重力に逆らって物体を移動させる仕事について、その物理的な性質として最も適切な説明はどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
仕事の大きさは重力による位置エネルギーの増加分に等しい
重力は保存力であり、重力に逆らって行う仕事は、物体が移動した始点と終点の高さの差のみに依存する。斜面を利用しても、垂直に持ち上げても、高さhだけ移動させるために必要な仕事量は常にmghであり、仕事量は変化しない。したがって、仕事は位置エネルギーの増加分そのものとなる。
センター試験(2016年)類似
重力による位置エネルギー
Q61
重力による位置エネルギーに関する記述として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
基準面から高さhにある質量mの物体が持つエネルギーは、mghで表される。
重力による位置エネルギーは、重力場において物体が基準面に対して持つエネルギーであり、質量m、重力加速度g、高さhの積mghで定義されます。基準面は任意に設定可能であり、エネルギーの絶対値ではなく、ある地点と基準面とのエネルギーの差が重要となります。物体が落下する際は、位置エネルギーが運動エネルギーへと変換されます。
センター試験(2015年)類似
弾性エネルギー
Q62
ばねを自然の長さから x だけ伸ばす過程において、外力がした仕事が弾性エネルギーとして蓄えられる理由として最も適切なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
外力が加えた力は伸びに比例して増加するため、その平均的な力と伸びの積がエネルギーとなるから
フックの法則により、ばねを伸ばすために必要な力 F は伸び x に比例して F = kx と増加する。このとき、0 から x まで伸ばす間の平均的な力は 1/2 * kx となる。仕事は力と移動距離の積であるため、平均的な力 1/2 * kx に移動距離 x を掛けることで、蓄えられる弾性エネルギー 1/2 * k * x^2 が導かれる。
センター試験(2019年)類似
運動方程式
Q63
水平な線路上で、機関車が質量Mの客車Aと質量mの客車Bをひもで連結して右向きに一定の加速度で引いている。機関車が客車Aを引く力の大きさをFとし、客車Aと客車Bをつなぐひもが客車Bを引く力の大きさをfとする。このとき、fを表す式として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
f = (m / (M + m)) * F
系全体の加速度をaとすると、運動方程式よりF = (M + m)aが成り立ち、a = F / (M + m)と表せる。客車Bのみに着目すると、ひもが引く力fは客車Bの質量mと加速度aの積であるため、f = maとなる。ここにaを代入すると、f = m * (F / (M + m)) = (m / (M + m)) * Fが得られる。これは系全体の質量に対する客車Bの質量比が、力Fをどのように分配するかを示している。
共通テスト(2023年)類似
水平投射における水平方向の等速直線運動
Q64
水平投射された小球の水平方向の位置が、時刻0.1秒で0.39メートル、0.2秒で0.78メートルであった。この運動が等速直線運動であると仮定したとき、時刻0.3秒における小球の水平方向の位置として正しいものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
1.17メートル
水平投射の水平方向は等速直線運動であるため、一定時間ごとの移動距離は常に一定である。0.1秒から0.2秒の間に0.39メートル移動していることから、0.2秒から0.3秒の間も同様に0.39メートル移動する。したがって、0.2秒時点の位置0.78メートルに0.39メートルを加えると、0.3秒時点の位置は1.17メートルとなる。
センター試験(2019年)類似
斜面上の運動
Q65
水平な床の上に固定された、傾斜角の異なる2つのすべり台AとBがある。すべり台Aの傾斜角はBよりも小さい。質量が等しい物体をそれぞれの斜面に置いたとき、物体に働く垂直抗力の大きさについて述べた文として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
すべり台A上の物体に働く垂直抗力の方が大きい
斜面上の物体に働く垂直抗力は、重力の斜面に垂直な成分と釣り合っている。この成分の大きさは、物体の質量、重力加速度、および傾斜角の余弦(cosθ)の積で表される。傾斜角が0度に近いほど余弦の値は1に近づき、垂直抗力は重力の大きさに近づく。したがって、傾斜角が小さいすべり台Aの方が、傾斜角が大きいすべり台Bよりも垂直抗力は大きくなる。
共通テスト(2024年)類似
アルキメデスの原理
Q66
密度2.0×10^3 kg/m^3、質量1.0 kgの物体を水(密度1.0×10^3 kg/m^3)の中に完全に沈めたとき、この物体にはたらく浮力の大きさは何Nか。ただし、重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
4.9 N
物体の体積は、質量1.0 kgを密度2.0×10^3 kg/m^3で割ることで、0.5×10^-3 m^3と求められます。浮力の大きさは、この体積分の水の重さ(体積×水の密度×重力加速度)に等しいため、0.5×10^-3 m^3 × 1.0×10^3 kg/m^3 × 9.8 m/s^2 = 4.9 N となります。
センター試験(2017年)類似
ばねの弾性エネルギー
Q67
フックの法則 F = kx に従うばねにおいて、力Fと伸びxの関係を示すグラフの傾きが表す物理量として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
ばね定数
フックの法則 F = kx において、力Fを縦軸、伸びxを横軸にとったグラフでは、傾きはばね定数kに相当する。なお、このグラフの下側の面積は、ばねをxだけ伸ばすために外力がした仕事に等しく、それが弾性エネルギーとして蓄えられる。
センター試験(2019年)類似
エネルギー変換
Q68
機関車が客車を牽引する際、乾電池の化学エネルギーが運動エネルギーに変換される過程において、エネルギーの損失が生じる主な要因として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
電気回路やモーターにおける熱エネルギーへの散逸
エネルギー変換の過程では、すべてのエネルギーが目的とする運動エネルギーに変換されるわけではありません。電気回路の抵抗による発熱や、モーターの摩擦熱など、一部は熱エネルギーとして周囲に放出されます。これは熱力学の法則に従い、エネルギー変換効率が100%にならないことを示しており、現実の物理現象では不可避な損失です。
共通テスト(2025年)類似
等速直線運動
Q69
物体が一定の速さで移動する等速直線運動において、移動距離をs、経過時間をtとしたとき、速さvを表す式として正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
v = s / t
等速直線運動とは、物体が一定の速さで一直線上を移動する運動である。このとき、速さは単位時間あたりに進む距離として定義され、移動距離を要した時間で割ることで求められる。したがって、速さvは移動距離sを時間tで割ったv = s / tと表される。
センター試験(2020年)類似
水平投射
Q70
点Pから水平に対して60度の角度で速さvで打ち出された小球が、水平距離l離れた壁の点Qに衝突する。このとき、小球が壁に到達するまでの時間tを表す式として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2l/v
発射直後の水平方向の速度成分はv*cos60度=v/2である。水平方向には等速度運動を行うため、水平距離lを移動するのにかかる時間tは、距離を速度で割ることで求められる。したがって、t=l/(v/2)=2l/vとなる。
共通テスト(2024年)類似
力のつり合い
Q71
水中に沈んでいる物体が容器の底に接している状態から、容器内の水位を下げて物体が完全に空気中に出た状態になった場合、物体にはたらく垂直抗力はどのように変化するか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
浮力がなくなる分、垂直抗力は大きくなる
水中では重力=浮力+垂直抗力という関係が成り立っているため、垂直抗力=重力-浮力である。空気中では浮力がほぼゼロとなるため、垂直抗力は重力そのものと等しくなる。したがって、水中から空気中へ変化すると、垂直抗力は浮力の分だけ増加する。
共通テスト(2024年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q72
力学的エネルギー保存の法則が成り立つ系において、物体に外力が仕事をした場合、その仕事とエネルギーの変化の関係について最も適切な説明はどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
外力がした仕事は、物体の運動エネルギーと位置エネルギーの和の変化量に等しい。
力学的エネルギーは運動エネルギーと位置エネルギーの和で定義されます。保存力以外の外力が物体に対して仕事を行う場合、その仕事の分だけ力学的エネルギーが変化します。これはエネルギー保存の法則を一般化したものであり、外力が正の仕事をした場合は力学的エネルギーが増加し、負の仕事をした場合は減少します。
センター試験(2016年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q73
質量mの小物体がばねから離れた後、なめらかな曲面を登り、高さhの点Aに達した。このとき、点Aにおける小物体の速さが0であったと仮定すると、ばねを縮めた距離xと高さhの関係式として正しいものはどれか。ただし、ばね定数をkとする。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
x = sqrt(2mgh/k)
ばねの弾性エネルギー(1/2)kx^2が、高さhにおける重力による位置エネルギーmghに完全に変換されたと考えます。(1/2)kx^2 = mghという式を立てます。これをxについて整理すると、x^2 = 2mgh/kとなり、両辺の平方根をとることでx = sqrt(2mgh/k)が導かれます。エネルギーの変換過程を追うことで、初期状態と最終状態のエネルギーを等置できます。
センター試験(2018年)類似
慣性の法則
Q74
慣性の法則に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体に力が働かないとき、または働く力の合力が0のとき、静止している物体は静止し続け、運動している物体は等速直線運動を続ける。
慣性の法則(ニュートンの運動の第1法則)は、物体が外部から力を受けない場合、あるいは受ける力の合力が0である場合に、その運動状態を維持しようとする性質を指す。静止している物体は静止を続け、運動している物体は等速直線運動を維持する。これは物体の質量が持つ慣性という性質に起因する。
共通テスト(2023年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q75
高さhの地点から、質量mの小球を水平方向に異なる初速度v1, v2, v3(ただしv1 < v2 < v3)でそれぞれ投射した。空気抵抗を無視できる場合、床に到達した直後の小球の速さの大小関係として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
v1が最も遅く、v3が最も速い
力学的エネルギー保存の法則により、床に到達したときの運動エネルギーは、初期の力学的エネルギー(位置エネルギーと初速度による運動エネルギーの和)に等しくなります。高さが同じであれば位置エネルギーは一定であるため、初速度が大きいほど床到達時の運動エネルギーが大きくなり、結果として速さも大きくなります。したがって、初速度の大きいv3で投射した小球が最も速くなります。
共通テスト(2026年)類似
糸で引かれた台車の運動
Q76
質量1.0 kgの台車に糸をつけ、滑車を通して質量0.5 kgのおもりを吊るして静かに手を離した。摩擦や空気抵抗、糸と滑車の質量を無視できるとき、台車と一体となって運動するおもりの加速度の大きさは何 m/s^2 か。ただし、重力加速度の大きさを 9.8 m/s^2 とする。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
3.27 m/s^2
台車の質量を M、おもりの質量を m、重力加速度を g とする。系全体の運動方程式は mg = (M + m)a となる。値を代入すると 0.5 × 9.8 = (1.0 + 0.5)a となり、4.9 = 1.5a となる。これを解くと a = 4.9 / 1.5 = 3.266… となり、有効数字を考慮すると約 3.27 m/s^2 となる。
共通テスト(2021年)類似
物体の質量増加による加速度の変化
Q77
質量 1.0 kg の台車に、質量 0.2 kg のスマートフォンを載せて牽引する実験を行う。この系を一定の力 3.0 N で水平方向に引いたとき、系全体の加速度は何 m/s^2 となるか。ただし、摩擦や空気抵抗、糸の質量は無視できるものとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2.5 m/s^2
運動方程式 F = ma を用いる。系全体の質量 m は台車の 1.0 kg とスマートフォンの 0.2 kg を合計した 1.2 kg である。加える力 F は 3.0 N であるから、加速度 a = F / m = 3.0 / 1.2 = 2.5 m/s^2 と計算される。質量が増加するほど、同じ力に対して加速度は小さくなるという関係がこの数値からも確認できる。
センター試験(2017年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q78
力学的エネルギー保存の法則が成り立つ条件として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
物体に働く摩擦力や空気抵抗が無視できる場合
力学的エネルギー保存の法則は、物体に働く力が重力や弾性力のような保存力のみである場合に成立する。摩擦力や空気抵抗のような非保存力が仕事をする場合、その仕事の分だけ力学的エネルギーは熱エネルギーなどに変換され、力学的エネルギーの総和は保存されない。したがって、これらの抵抗が無視できる理想的な状況下で法則が適用される。
センター試験(2019年)類似
仕事と運動エネルギー
Q79
物体が移動する際に、物体に働く合力がなす仕事と運動エネルギーの変化量が等しくなる理由として、最も適切な説明はどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
運動方程式と等加速度直線運動の公式から導かれるエネルギー保存の法則の一形態であるため。
運動方程式F=maと、等加速度直線運動における速度と距離の関係式(v^2 – v0^2 = 2aL)を組み合わせることで、F×L = (1/2)mv^2 – (1/2)mv0^2という関係式が導かれる。これは合力がなした仕事が運動エネルギーの変化量に等しいことを示しており、力学における基本的なエネルギーの保存と変換の法則を表現している。
共通テスト(2025年)類似
糸の張力
Q80
質量Mの二つのおもりを定滑車でつないだ装置において、おもりが等速直線運動をしている理由として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
おもりに働く重力と糸の張力が釣り合っているから
等速直線運動とは加速度がゼロの状態を指す。ニュートンの運動の第2法則より、物体に働く合力がゼロであれば加速度はゼロとなる。本問の状況では、おもりには鉛直下向きに重力Mg、鉛直上向きに糸の張力Tが働いており、これらが釣り合っている(T=Mg)ため、合力はゼロとなり等速直線運動が維持される。
共通テスト(2023年)類似
風力発電機の発電量計算
Q81
風力発電機が風から受け取る単位時間あたりの運動エネルギーと、風速の関係に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。ただし、風速以外の条件は一定とし、出力を制限しない風速範囲とする。
★★★ 標準
基礎
正答率 —
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✅ 正解
風が持つ運動エネルギーは風速の3乗に比例するため、出力は風速の3乗に比例して増加する。
単位時間あたりに風車を通過する空気の質量は風速に比例し、空気の運動エネルギーは風速の2乗に比例する。したがって、単位時間あたりに風車が受ける風の運動エネルギー(理論上の最大出力)は、風速の3乗に比例する。このため、出力を制限しない低風速域では、出力は風速の3乗に比例して急激に増加する。
共通テスト(2024年)類似
力のつり合い
Q82
質量が0.20 kgのジャガイモが、水で満たされた容器の底に静止している。このとき、ジャガイモにはたらく重力の大きさを2.0 N、浮力の大きさを0.5 Nとすると、容器の底からジャガイモにはたらく垂直抗力の大きさは何Nか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
1.5 N
物体が静止しているとき、物体にはたらく力はつり合っている。この場合、下向きの重力と、上向きの浮力および垂直抗力がつり合っているため、重力=浮力+垂直抗力の関係が成り立つ。したがって、垂直抗力=重力-浮力となり、2.0 N – 0.5 N = 1.5 Nと求められる。
センター試験(2019年)類似
仕事の定義
Q83
傾斜角が異なる2つのなめらかな斜面において、質量が等しい物体を頂点から滑り落とす。このとき、重力が物体に対して行う仕事について述べた文として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
斜面の傾斜角に関わらず、重力がする仕事は等しい
重力は保存力であり、重力がする仕事は物体の移動の経路によらず、始点と終点の鉛直方向の高さの差のみに依存する。質量が等しく、同じ高さから滑り出す場合、移動後の高さも等しいため、重力がする仕事は斜面の傾斜角や形状に関わらず一定となる。
センター試験(2017年)類似
弾性エネルギー
Q84
ばね定数kのばねを自然の長さからxだけ伸ばしたときに蓄えられる弾性エネルギーUを表す式として、正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
U = 0.5 * k * x^2
弾性エネルギーは、ばねを自然長からxだけ変形させるために外力がした仕事に相当します。フックの法則(F=kx)に従うばねにおいて、力Fと伸びxのグラフは原点を通る直線となり、その面積が仕事、すなわち弾性エネルギーとなります。この三角形の面積を計算すると、底辺x、高さkxより、0.5 * x * kx = 0.5 * k * x^2 となります。
センター試験(2017年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q85
斜面上の点Pから斜面に沿って上向きに速さv0で打ち出された質量mの小物体が、斜面に沿って距離Lだけ離れた点Qを速さvで通過する。斜面の傾斜角をθ、重力加速度の大きさをgとする。力学的エネルギー保存の法則に基づき、vの二乗を表す式として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
v0^2 – 2gL sin θ
点Pを基準とすると、点Qでの高さはL sin θである。力学的エネルギー保存の法則により、点Pでの力学的エネルギー(運動エネルギーのみ)と点Qでの力学的エネルギー(運動エネルギーと位置エネルギーの和)は等しい。すなわち、(1/2)mv0^2 = (1/2)mv^2 + mgL sin θが成り立つ。両辺をmで割り、2をかけるとv0^2 = v^2 + 2gL sin θとなり、これをv^2について解くとv^2 = v0^2 – 2gL sin θが得られる。
センター試験(2018年)類似
鉛直投げ上げ運動
Q86
小球を初速度 19.6 m/s で鉛直上向きに投げ上げたとき、この小球が最高点に到達するまでの時間は何秒か。ただし、重力加速度の大きさを 9.8 m/s^2 とする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2.0 秒
鉛直投げ上げ運動において、最高点では小球の速度は 0 m/s となる。速度の公式 v = v0 – gt を用いると、0 = 19.6 – 9.8 × t となり、t = 19.6 / 9.8 = 2.0 秒と求められる。つまり、最高点に達するまでの時間は、初速度の大きさを重力加速度の大きさで割った値に等しい。
センター試験(2020年)類似
鉛直投げ上げ
Q87
地上から初速度vで鉛直上向きに投げ上げた小球が、最高点に達したときの地上からの高さhを求める式として正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
v^2/2g
力学的エネルギー保存則、あるいは公式v^2 – v0^2 = -2ghを用いる。最高点では速度が0となるため、0 – v^2 = -2ghという関係式が成り立つ。これをhについて解くと、h = v^2/2gとなる。この高さは初速度の2乗に比例し、重力加速度に反比例する。
共通テスト(2022年)類似
相対速度
Q88
等速直線運動をしている2つの物体において、相対速度が常に一定となる理由として、最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
両者の速度の差が時間とともに変化しないため
等速直線運動では、物体の速度ベクトルは時間的に変化しない。相対速度は相手の速度ベクトルから自分の速度ベクトルを引いたものであり、両者の速度が一定であれば、その差である相対速度もまた時間的に変化せず一定となる。これはガリレイ変換における慣性系の性質に基づいている。
共通テスト(2024年)類似
力のつり合い
Q89
質量0.20 kgのジャガイモをばねばかりで吊るし、水中に完全に沈めて静止させたところ、ばねばかりの目盛りは1.2 Nを示した。このときジャガイモにはたらく浮力の大きさは何Nか。ただし、重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.76 N
静止している物体にはたらく力の合力はゼロである。ジャガイモには下向きの重力(0.20 kg × 9.8 m/s^2 = 1.96 N)、上向きの張力(1.2 N)、および上向きの浮力がはたらいている。力のつり合いの式より、浮力 + 張力 = 重力が成り立つため、浮力 = 1.96 N – 1.2 N = 0.76 Nと求められる。
共通テスト(2024年)類似
アルキメデスの原理と体積
Q90
密度が水の密度の半分である円柱状の物体を、鉛直に立てて水面に浮かべたとき、物体の全高に対する水面下にある部分の高さの比率として正しいものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
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✅ 正解
0.5
物体が静止して浮かんでいるとき、重力と浮力がつり合っている。物体の密度をρ、水の密度をρ0、全高をh、水面下の高さをh’とすると、重力はρShg(Sは断面積)、浮力はρ0Sh’gとなる。ρ = 0.5ρ0 であるため、ρShg = ρ0Sh’g より 0.5ρ0Shg = ρ0Sh’g となり、h’ = 0.5h が導かれる。したがって、比率は0.5となる。
センター試験(2019年)類似
仕事と運動エネルギー
Q91
水平な線路上を走る質量Mの客車が、機関車から右向きに力Fで引かれ、同時に連結器から左向きに力fで引かれながら距離Lだけ移動した。このとき、客車の運動エネルギーの増加量として正しい式はどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
(F – f) × L
物体に働く合力は、右向きの力Fと左向きの力fの差である(F – f)となる。仕事と運動エネルギーの定理によれば、運動エネルギーの増加量は合力がなした仕事に等しいため、合力(F – f)に移動距離Lを掛けた値が運動エネルギーの増加量となる。機関車が引く力や連結器の力単独ではなく、すべての力を合計した合力を考慮する必要がある。
共通テスト(2026年)類似
糸で引かれた台車の運動
Q92
水平な実験台の上に置かれた台車に糸を取り付け、滑車を通して質量0.2 kgのおもりを吊るした。おもりが落下する際、台車が受ける運動について最も適切な説明はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
台車は一定の加速度で加速する運動を行う
台車におもりを吊るした糸を取り付けると、おもりの重力によって糸に張力が生じ、台車は一定の力を受け続ける。ニュートンの運動方程式 F=ma に従い、一定の力が加わる物体は一定の加速度で加速する。したがって、台車は等速直線運動や減速運動ではなく、一定の加速度で加速する運動を行う。
共通テスト(2024年)類似
アルキメデスの原理
Q93
アルキメデスの原理に基づき、流体中の物体にはたらく浮力の大きさについて正しく説明しているものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体が排除した流体の重さに等しい
アルキメデスの原理によれば、流体中の物体にはたらく浮力の大きさは、その物体が排除した流体の重さ(質量×重力加速度)と等しくなります。これは流体内の圧力差によって生じる力であり、物体の密度や重さそのものではなく、排除された流体の体積と流体の密度によって決まります。
共通テスト(2024年)類似
力のつり合い
Q94
静止している物体にはたらく力のつり合いに関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体にはたらくすべての力の合力がゼロである。
ニュートンの運動の第1法則(慣性の法則)により、静止している物体は、物体にはたらくすべての力の合力がゼロである状態にある。重力と浮力が等しくなるとは限らず、他に張力や垂直抗力などがはたらく場合もある。力が存在しないのではなく、それらの総和が打ち消し合っている状態を力のつり合いと呼ぶ。
共通テスト(2021年)類似
物体の質量増加による加速度の変化
Q95
水平でなめらかな床の上にある台車にスマートフォンを固定し、一定の質量のおもりをひもと滑車でつないで牽引する実験を行う。このとき、台車に載せるスマートフォンの個数を増やして系全体の質量を大きくしたとき、台車の加速度が減少する理由として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
運動方程式に基づき、一定の力のもとでは加速度は質量に反比例するため。
運動方程式 F = ma において、牽引力 F が一定である場合、加速度 a は質量 m に反比例する。実験系においてスマートフォンを載せることは系全体の質量 m を増加させる操作であり、F が一定であれば加速度 a は必然的に小さくなる。摩擦力や糸の張力といった他の要因ではなく、ニュートン力学の基本原理である運動方程式の性質が加速度減少の直接的な理由である。
共通テスト(2022年)類似
通過時間
Q96
ある物体が他の物体を追い越す際の「通過時間」を求める計算において、考慮すべき物理量として最も適切な組み合わせはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体の移動距離と相対速度
通過時間は、追い越す側の物体から見た追い越される側の物体の相対速度と、通過すべき全距離(移動距離)によって決定される。質量や加速度は、速度が一定であると仮定する場合には直接的な計算要素とはならない。相対速度の大きさと移動すべき全距離を用いることで、通過時間を算出できる。
共通テスト(2021年)類似
平均の速さ
Q97
記録タイマーを用いて物体の運動を調べる際、記録テープ上に打たれた点の間隔と平均の速さの関係について述べた文として最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
記録テープの打点間隔が広いほど、その区間の平均の速さは大きい。
記録タイマーは一定の時間間隔で打点を行うため、記録テープ上の打点間隔は、その時間内に物体が移動した距離に比例する。平均の速さは移動距離を時間で割った値であるため、同じ時間間隔であれば、移動距離が長いほど、すなわち打点間隔が広いほど平均の速さは大きくなる。
センター試験(2019年)類似
エネルギー変換
Q98
質量2.0 kgの客車が、乾電池を動力源とする機関車によって加速され、速さが0 m/sから4.0 m/sまで変化した。このとき、客車が得た運動エネルギーは何Jか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
16 J
運動エネルギーKは、物体の質量をm、速さをvとすると、K = 1/2 * m * v^2 の式で表されます。今回のケースでは、m = 2.0 kg、v = 4.0 m/s を代入すると、K = 1/2 * 2.0 * (4.0)^2 = 1.0 * 16 = 16 J となります。このエネルギーの増加分は、機関車の乾電池が持つ化学エネルギーから供給されたものです。
共通テスト(2021年)類似
木片にはたらく力
Q99
質量0.5 kgの木片の上に、質量0.3 kgのりんごが置かれて静止している。このとき、木片が床から受ける垂直抗力の大きさは何Nか。ただし、重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
7.84 N
木片にはたらく鉛直下向きの力は、木片の重力(0.5 kg × 9.8 m/s^2 = 4.9 N)と、りんごから受ける垂直抗力(りんごの重力に等しく 0.3 kg × 9.8 m/s^2 = 2.94 N)の合計である。木片が静止しているため、床からの垂直抗力はこれら下向きの力の和とつり合う必要がある。したがって、4.9 N + 2.94 N = 7.84 N となる。
センター試験(2020年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q100
質量mの小球を天井から長さlの自然長のゴムひもで吊るし、静かに放したところ、最下点でゴムひもは(h-l)だけ伸びた。このとき、力学的エネルギー保存の法則に基づき、小球の質量mを表す式として正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをg、ゴムひもの弾性定数をkとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
m = k(h-l)^2 / (2gh)
小球を放した位置を基準とすると、最下点での重力による位置エネルギーの減少分はmghである。これがすべてゴムひもの弾性エネルギーに変換されるため、mgh = 1/2 * k * (h-l)^2 という関係式が成り立つ。この式を質量mについて解くと、m = k(h-l)^2 / (2gh) となる。エネルギー保存の法則を適用する際は、位置エネルギーの基準点と弾性エネルギーの公式を正しく用いることが重要である。
センター試験(2019年)類似
斜面上の運動
Q101
質量が等しい物体を、傾斜角の異なる2つのすべり台AとBの同じ高さから静かに放して滑らせる状況を考える。すべり台Aの傾斜角は30度、すべり台Bの傾斜角は60度である。このとき、物体が斜面をすべり落ちる加速度の大きさについて述べた文として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
すべり台Bの方が加速度の大きさが大きい
斜面をすべり落ちる物体の加速度は、重力加速度の斜面方向成分であるg sinθ(gは重力加速度、θは傾斜角)で表される。傾斜角θが大きくなるほどsinθの値は大きくなるため、傾斜角が60度であるすべり台Bの方が、30度であるすべり台Aよりも加速度の大きさは大きくなる。結果として、すべり台Bの方が短い時間で床に到達する。
共通テスト(2023年)類似
運動方程式と作用反作用の法則
Q102
なめらかな水平面上に質量がそれぞれmA, mB, mCである箱A、B、Cが左から順に接触して置かれている。箱Aの左端を水平右向きに一定の力Fで押したところ、3つの箱は一体となって右向きに加速度aで運動した。このとき、箱AからBへ及ぼす力の大きさをf1、箱BからCへ及ぼす力の大きさをf2とすると、f1とf2の関係として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
f1はf2より大きい
箱Cに注目すると、右向きの加速度aを生じさせている力は箱Bから受ける力f2のみであるため、運動方程式よりf2 = mC * aが成り立つ。一方、箱Bには右向きにf1、左向きにf2が働いており、運動方程式よりf1 – f2 = mB * aとなる。したがって、f1 = (mB + mC) * aとなり、f1はf2よりも必ず大きくなる。これは、箱BとCを合わせた質量を加速させるために、より大きな力が必要であるためである。
共通テスト(2023年)類似
鉛直投げ上げと自由落下の運動
Q103
高さhの位置から小球Aを自由落下させると同時に、床から小球Bを初速度V0で鉛直上向きに投げ上げました。小球Aが床に到達するのと同時に、小球Bが最高点に達して再び床に戻ってきたとき、初速度V0を表す式として正しいものを選択肢から選んでください。ただし、重力加速度の大きさをgとし、空気抵抗は無視できるものとします。
★★★ 標準
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
√(gh/2)
自由落下する小球Aが高さhから床に到達する時間tは、h = 1/2 * g * t^2 より、t = √(2h/g) と表されます。一方、床から初速度V0で鉛直投げ上げられた小球Bが最高点に達して再び床に戻るまでの時間t’は、t’ = 2V0/g と表されます。これらが同時に床に到達するため、t = t’ が成り立ちます。√(2h/g) = 2V0/g の両辺を2乗して整理すると、V0 = √(gh/2) が導かれます。
共通テスト(2023年)類似
風力発電機の発電量計算
Q104
風速が10 m/sから15 m/sの範囲において、出力が20 kWで一定となる風力発電機がある。この風力発電機が風速12 m/sの風を受けて1日(24時間)連続して稼働したとき、この風力発電機が得る発電量は、一般家庭の1日の消費電力量である18 kWhの約何倍になるか。最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
27倍
風速12 m/sは10 m/sから15 m/sの範囲内であるため、風力発電機の出力は20 kWで一定である。この発電機が24時間稼働したときの発電量は、20 kWに24時間を掛けた480 kWhとなる。一般家庭の1日の消費電力量18 kWhで割ると、480 / 18 = 26.6…倍となり、最も近い値は27倍である。
センター試験(2018年)類似
相対速度
Q105
水平面上を一定の速度で直進する台車の上から、小球を台車に対して鉛直上向きに初速度vで打ち出した。このとき、小球が達する最高点の高さについて、静止している台車から同じ初速度vで打ち出した場合と比較した記述として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
鉛直方向の初速度成分は変わらないため、最高点の高さは静止時と変わらない。
小球の最高点の高さは、鉛直方向の初速度成分のみに依存します。台車が水平方向に一定の速度で運動していても、小球を打ち出す装置が台車に対して鉛直上向きに初速度を与えるならば、その鉛直成分は台車の運動の影響を受けません。したがって、小球の鉛直方向の運動は静止時と同一となり、最高点の高さも変化しません。水平方向の速度は相対速度として加わりますが、高さには影響を及ぼしません。
共通テスト(2025年)類似
運動方程式
Q106
質量Mとm(M > m)の2つのおもりを滑車でつなぎ、静かに手を離して運動させる装置において、加速度をa、重力加速度をgとする。このとき、運動方程式から導かれる加速度aを表す式として正しいものはどれか。ただし、糸と滑車の質量および摩擦は無視できるものとする。
★★★ 標準
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
a = (M – m)g / (M + m)
2つのおもりそれぞれに運動方程式を立てる。質量Mのおもりには下向きにMg、上向きに張力Tが働き、質量mのおもりには上向きにT、下向きにmgが働く。これらを連立させて張力Tを消去すると、加速度aは(M-m)g/(M+m)となる。この装置はアトウッドの器械と呼ばれ、加速度を測定することで重力加速度gを求める実験に用いられる。
センター試験(2020年)類似
水平投射
Q107
水平投射において、空気抵抗を無視できる場合、水平方向の運動と鉛直方向の運動について正しい説明はどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
水平方向には等速度運動を行い、鉛直方向には等加速度運動を行う。
水平投射された物体には、水平方向には力が働かないため等速度運動を続け、鉛直方向には重力のみが働くため重力加速度による等加速度運動を行う。これは運動の独立性の原理により、それぞれの方向の運動を独立して考えることができるためである。
共通テスト(2023年)類似
鉛直投げ上げの最高点とエネルギー
Q108
質量mの小球を初速度vで真上に投げ上げる鉛直投げ上げにおいて、小球が最高点に達したときの力学的エネルギーの状態として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
運動エネルギーは0となり、位置エネルギーは最大となる
鉛直投げ上げにおいて、小球は上昇するにつれて速度が減少し、最高点では一瞬だけ速度が0になる。力学的エネルギー保存の法則により、空気抵抗を無視すれば、運動エネルギーと位置エネルギーの和は常に一定に保たれる。最高点では速度が0であるため運動エネルギーは0となり、その分だけ位置エネルギーが最大値をとる。
共通テスト(2024年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q109
質量2.0 kgの物体を一定の力で鉛直上方に2.0 m持ち上げたところ、重力による位置エネルギーが39.2 J増加した。このとき、加えた力による仕事が50.0 Jであった場合、物体が得た運動エネルギーは何Jか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
10.8 J
運動エネルギーは、加えた力による仕事から重力による位置エネルギーの増加分を差し引くことで求められます。与えられた数値を用いると、50.0 J – 39.2 J = 10.8 Jとなります。この計算は、仕事とエネルギーの関係式を直接適用した結果です。
センター試験(2015年)類似
力学的エネルギーの保存
Q110
なめらかな斜面上の点Pから点Qへ向かって、質量mの小物体を初速度vで運動させる。点Pと点Qの高さの差をhとし、重力加速度の大きさをgとする。このとき、点Qにおける物体の速さに関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。ただし、空気抵抗や摩擦は無視できるものとする。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
初速度vの向きに関わらず、点Qでの速さは一定である。
力学的エネルギー保存の法則により、保存力のみが働く場合、物体の力学的エネルギーは一定に保たれる。点Pでの力学的エネルギーは、点Qでの力学的エネルギーと等しくなる。点Pでの運動エネルギーと位置エネルギーの和は、点Qでの運動エネルギーと位置エネルギーの和に等しいため、高さの差hと初速度vが同じであれば、点Qでの速さは打ち出す向きに依存せず一定となる。
センター試験(2018年)類似
重力に逆らって行う仕事
Q111
質量mの物体を、重力加速度gの環境下で、鉛直方向に高さhだけ持ち上げるために必要な仕事量はいくらか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
mgh
重力は保存力であり、保存力に逆らって物体を移動させる際に行う仕事は、経路によらず始点と終点の高さの差のみによって決まる。質量mの物体を高さhだけ持ち上げることは、重力による位置エネルギーをmghだけ増加させることに相当するため、必要な仕事量はmghとなる。
共通テスト(2022年)類似
相対速度
Q112
右向きを正の向きとし、右向きに10m/sで走行する電車Aから、左向きに15m/sで走行する電車Bを見たときの相対速度の大きさとして、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
25m/s
相対速度は、相手の速度から観測者の速度を引いたベクトル量として定義される。右向きを正とすると、電車Aの速度は+10m/s、電車Bの速度は-15m/sである。電車Aから見た電車Bの相対速度は(-15) – (+10) = -25m/sとなる。この値は左向きに25m/sで移動していることを意味し、その大きさは25m/sである。
共通テスト(2021年)類似
速度と加速度の関係
Q113
初速度が0の等加速度直線運動において、加速度が0.60 m/s^2で一定のとき、運動開始から2.5秒後の速度は何m/sになるか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
1.5 m/s
初速度が0の等加速度直線運動において、時刻tにおける速度vは、加速度aと時間tの積(v = at)で表される。本問では加速度a = 0.60 m/s^2、時間t = 2.5 sであるため、速度v = 0.60 m/s^2 × 2.5 s = 1.5 m/sとなる。等加速度直線運動の基本的な定義式に基づき、加速度と時間の積を計算することで導出できる。
共通テスト(2022年)類似
力のつり合いと運動方程式
Q114
質量2.0 kgの物体に鉛直上向きの力Fが働いている。この物体が静止している状態から、ある区間で力Fを30 Nに増加させたところ、鉛直上向きに加速度が生じた。このときの加速度の大きさは何m/s^2か。ただし、重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とし、空気抵抗は無視できるものとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
5.2 m/s^2
運動方程式F – mg = maを用いる。F=30 N、m=2.0 kg、g=9.8 m/s^2を代入すると、30 – 2.0 × 9.8 = 2.0 × a となる。これを計算すると30 – 19.6 = 2.0aとなり、10.4 = 2.0aから、加速度aは5.2 m/s^2と求められる。
センター試験(2020年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q115
力学的エネルギー保存の法則に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
保存力のみが働く系では、運動エネルギーと位置エネルギーの和は一定に保たれる。
力学的エネルギー保存の法則は、重力や弾性力のような保存力のみが仕事をする場合に成立する。摩擦力や空気抵抗のような非保存力が働くと、力学的エネルギーの一部は熱エネルギーなどに変換され、力学的エネルギーの総量は保存されない。また、位置エネルギーの基準点は任意に設定できるが、その値自体は基準点によって変化する。
共通テスト(2023年)類似
鉛直投げ上げと自由落下の運動
Q116
高さ 19.6 m の位置から小球Aを自由落下させると同時に、床から小球Bを初速度V0で鉛直上向きに投げ上げました。小球Aが床に到達するのと同時に、小球Bが最高点に達して再び床に戻ってきたとき、小球Bの初速度V0の大きさとして最も適切な値を選択肢から選んでください。ただし、重力加速度の大きさを 9.8 m/s^2 とし、空気抵抗は無視できるものとします。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
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✅ 正解
9.8 m/s
自由落下する小球Aが高さ 19.6 m から床に到達する時間tは、19.6 = 1/2 * 9.8 * t^2 より、t = 2.0 s となります。小球Bが投げ上げられてから再び床に戻るまでの時間も 2.0 s であるため、最高点に達するまでの時間はその半分の 1.0 s となります。最高点では速度が 0 m/s になるため、0 = V0 – 9.8 * 1.0 より、初速度V0は 9.8 m/s と求められます。
共通テスト(2026年)類似
等間隔に設置された磁石による磁場の強さの記録
Q117
水平面上を一定の速さで進む台車に磁気センサーを取り付け、進行方向に沿って等間隔に配置された5個の磁石の真上を通過させた。このとき、センサーが記録する磁場の強さと時刻の関係を示すグラフとして最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
磁場の強さが一定の周期で増減し、5つのピークが等間隔に並ぶグラフ
台車が等速直線運動を行っている場合、等間隔に配置された磁石の真上を通過する時間は一定である。センサーは磁石の直上で磁場の強さを最大として検知するため、磁石の数に対応した5つのピークが時間軸上で等間隔に現れる。速度が一定であれば、各ピーク間の時間間隔も一定となるため、このグラフが物理法則に基づいた正しい記録となる。
共通テスト(2025年)類似
グラフの比例関係
Q118
静止していた物体が一定の加速度で移動している。移動距離が2倍になったとき、その時点での速さは元の何倍になるか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
ルート2倍
等加速度直線運動の公式 v^2 = 2ax より、速さの2乗は移動距離に比例する。移動距離が2倍になると、速さの2乗も2倍になる。したがって、速さvは元の値のルート2倍となる。この関係は、加速度が一定である限り、物体の質量や具体的な加速度の値によらず常に成立する。
センター試験(2016年)類似
鉛直投げ上げ
Q119
初速度 19.6 m/s で小球を鉛直上向きに投げ上げた。重力加速度の大きさを 9.8 m/s^2 とするとき、小球が最高点に達するまでの時間は何秒か。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
2.0秒
鉛直投げ上げ運動において、最高点では速度が 0 m/s になる。速度 v は初速度 v0、重力加速度 g、時間 t を用いて v = v0 – gt と表される。最高点では v = 0 となるため、0 = 19.6 – 9.8 × t という式が成り立つ。これを解くと t = 19.6 / 9.8 = 2.0 となり、2.0秒後に最高点に達することがわかる。
センター試験(2015年)類似
等加速度直線運動
Q120
初速度がゼロの物体が、一定の加速度 a で等加速度直線運動をしている。この物体が時間 t だけ経過したときの移動距離を表す式として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
0.5at^2
等加速度直線運動において、初速度がゼロの場合、速度 v は v = at と表されます。移動距離 x は速度と時間の関係を積分することで求められ、x = 0.5at^2 となります。これは速度と時間のグラフにおいて、三角形の面積が移動距離に対応することからも導かれます。
共通テスト(2023年)類似
自由落下運動における速度と時間の関係
Q121
重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とし、小球を静かに落下させたとき、落下を開始してから2.5秒後の小球の速度は何m/sになるか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
24.5 m/s
自由落下運動における速度vは、重力加速度gと経過時間tの積で求められる。与えられた条件より、g = 9.8 m/s^2、t = 2.5 sであるから、v = 9.8 × 2.5 を計算する。この積を求めると24.5となり、単位は速度の単位であるm/sとなる。したがって、2.5秒後の速度は24.5 m/sである。
センター試験(2019年)類似
フックの法則
Q122
ばねの自然の長さからの伸びxとばね定数k、物体にはたらく重力mgの関係について、物体が床から離れる瞬間の物理的な意味として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
弾性力が重力とつり合い、物体にはたらく合力がゼロになる。
物体が床から離れる瞬間とは、床からの垂直抗力がゼロになる境界の状態を指す。このとき、物体にはたらく力は鉛直下向きの重力と鉛直上向きの弾性力のみであり、これらがつり合うことで合力がゼロとなり、物体は静止または等速運動の状態を維持する。このつり合い条件がフックの法則における伸びを決定する物理的根拠である。
センター試験(2020年)類似
運動エネルギー
Q123
質量mの小物体を、同じ大きさの一定の力F(F > mg)で引く3つの状況を考える。状況Aでは鉛直上向きに、状況Bではなめらかな傾き45度の斜面に沿って上向きに、状況Cではなめらかな水平面上で水平方向に、それぞれ静止した状態から力Fの方向に同じ距離dだけ移動させた。移動後のそれぞれの運動エネルギーをKA、KB、KCとするとき、これらの大小関係を表す式として正しいものを、次のうちから一つ選べ。ただし、重力加速度の大きさをgとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
KC > KB > KA
仕事とエネルギーの関係より、移動後の運動エネルギーは合力がした仕事に等しい。移動距離dが共通であるため、合力が大きいほど運動エネルギーは大きくなる。各状況における運動方向の合力の大きさは、Aが F – mg、Bが F – mg sin45度、Cが F となる。F > mg より合力の大きさは C、B、Aの順に大きいため、運動エネルギーの大小関係は KC > KB > KA となる。
センター試験(2015年)類似
等加速度直線運動
Q124
静止していた自転車が一定の加速度で加速し、3秒後に速度が毎秒6メートルに達した。このとき、自転車が3秒間で進んだ移動距離は何メートルか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
9メートル
まず加速度を求めます。速度の変化量(毎秒6メートル)を時間(3秒)で割ると、加速度は毎秒毎秒2メートルとなります。移動距離は、加速度の半分(1)に時間の二乗(3の二乗=9)を掛けることで算出されます。したがって、1かける9で移動距離は9メートルとなります。
共通テスト(2021年)類似
力学的エネルギーの保存と変化
Q125
質量 m のおもりが、鉛直方向に張られたひもに吊るされ、一定の速さでゆっくりと下方に降ろされている。このとき、おもりの位置エネルギー、運動エネルギー、および力学的エネルギーの変化として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
位置エネルギーは減少し、運動エネルギーは一定で、力学的エネルギーは減少する
おもりが下降するため、高さに比例する位置エネルギーは減少する。一定の速さで移動しているため、速度に依存する運動エネルギーは変化しない。この過程では、ひもの張力が運動方向と逆向きに仕事をしており、非保存力である張力が負の仕事をするため、力学的エネルギー(位置エネルギーと運動エネルギーの和)は減少する。重力のみが仕事をする場合とは異なり、外部からの仕事がエネルギーを散逸させている。
センター試験(2016年)類似
水圧と大気圧
Q126
密度がローの液体中に、底面積Sの円筒形の容器を鉛直に沈めたとき、容器外の液面と容器内の液面の高さの差がhであった。このとき、容器内部の空気の圧力を表す式として正しいものはどれか。ただし、大気圧をP0、重力加速度をgとする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
P0 + ローgh
液体中のある深さにおける圧力は、大気圧に液体の密度、重力加速度、深さの積を加えた値となります。容器内部の空気の圧力は、外部の大気圧P0に、液面差hによって生じる水圧(ローgh)が加わったものと等しくなります。なお、容器の底面積Sは圧力の計算には直接影響しません。
共通テスト(2021年)類似
速度と加速度の関係
Q127
等加速度直線運動において、速度と加速度および時間の関係を説明したものとして最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
初速度が0の場合、速度は加速度と時間の積に比例して増加する。
等加速度直線運動の定義により、速度vはv = v0 + atと表される。初速度v0が0であれば、v = atとなり、速度は加速度aと時間tの積に等しくなる。加速度が一定であるとき、速度は時間に対して線形に増加するため、時間の二乗に比例するわけではない。また、加速度は速度の変化率であるため、速度と時間の積で定義されるものではない。
センター試験(2017年)類似
運動方程式
Q128
運動方程式 F = ma に関する記述として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体に働く合力は、物体の質量と加速度の積に等しい。
ニュートンの運動の第2法則である運動方程式 F = ma は、物体に働く合力Fが、その物体の質量mと加速度aの積に等しいことを示している。この法則は、物体が受ける力と運動状態の変化の関係を記述する物理学の根幹をなすものである。
センター試験(2020年)類似
自由落下
Q129
自由落下運動に関する記述として、物理学的な原理に基づいた説明として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
物体が落下する距離は、経過時間の2乗に比例する。
自由落下は初速度ゼロの等加速度直線運動であり、変位yはy=1/2gt^2で表される。この式から、変位yは時間の2乗t^2に比例し、重力加速度gにも比例することがわかる。質量mは運動方程式ma=mgより加速度に影響しないため、落下時間には無関係である。
共通テスト(2025年)類似
糸の張力
Q130
定滑車に質量Mの二つのおもりを糸でつなぎ、鉛直方向に初速度を与えて等速直線運動をさせている。このとき、糸の張力の大きさとして正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとする。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
Mg
おもりが等速直線運動をしているとき、加速度はゼロである。運動方程式ma=Fにおいてa=0であるため、おもりにかかる合力はゼロとなる。したがって、鉛直下向きの重力Mgと鉛直上向きの糸の張力Tは釣り合っており、T=Mgが成り立つ。系全体が等速で動いている場合でも、個々のおもりについては重力と張力が互いに打ち消し合う関係にある。
センター試験(2017年)類似
力のつり合い
Q131
力のつり合いに関する記述として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体に働くすべての力の合力が0であるとき、物体は等速直線運動または静止の状態にある。
ニュートンの運動の第1法則(慣性の法則)によれば、物体に働く力の合力が0であるとき、物体は静止しているか、あるいは等速直線運動を続ける。これは加速度が0であることを意味する。力のつり合いは、静止している状態だけでなく、速度が変化しない等速直線運動の状態でも成立する物理的な条件である。
センター試験(2018年)類似
鉛直投げ上げ運動
Q132
鉛直投げ上げ運動において、小球が最高点に達するまでの時間に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
初速度の大きさに比例し、重力加速度の大きさに反比例する。
鉛直投げ上げ運動の最高点到達時間 t は、公式 t = v0 / g で表される。ここで v0 は初速度の大きさ、g は重力加速度の大きさである。この式から、t は v0 に比例し、g に反比例することがわかる。最高点では速度が 0 となるため、重力による減速効果が初速度を打ち消すまでの時間を計算することで導かれる。
センター試験(2018年)類似
滑車と張力
Q133
質量がそれぞれ m である物体A、B、Cが滑車を介して連結され、全体が静止している。物体Aにはたらく重力の大きさを mg とするとき、物体Aを引くひもの張力の大きさとして正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさを g とする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
mg
物体Aが静止している状態では、物体Aにはたらく鉛直上向きの張力 T と、鉛直下向きの重力 mg がつり合っている。力のつり合いの式 T – mg = 0 より、張力 T は mg となる。滑車の反対側に連結された物体BとCの質量が合計で 2m であっても、物体Aが静止している限り、物体Aにかかる張力は自身の重力と等しい。
共通テスト(2025年)類似
等加速度直線運動
Q134
静止していた物体が一定の加速度で落下し、距離10mを移動した瞬間の速さが20m/sであった。このときの加速度の大きさは何m/s^2か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
20 m/s^2
加速度aは、速さの2乗を移動距離の2倍で割ることで求められる。速さv = 20m/s、距離h = 10mを式 a = vの2乗 / 2h に代入すると、a = (20×20) / (2×10) = 400 / 20 = 20 m/s^2 となる。したがって、この物体の加速度は20m/s^2である。
センター試験(2016年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q135
ばね定数kのばねを自然長からxだけ縮め、その先に質量mの小物体を置いて静かに手を離した。摩擦や空気抵抗を無視できる場合、小物体がばねから離れた直後の速さvを表す式として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
v = x * sqrt(k/m)
力学的エネルギー保存の法則により、ばねの弾性エネルギー(1/2)kx^2は、小物体がばねから離れた瞬間の運動エネルギー(1/2)mv^2に変換されます。(1/2)kx^2 = (1/2)mv^2という関係式を立て、これをvについて解くと、v^2 = (k/m)x^2となり、v = x * sqrt(k/m)が得られます。運動量保存の法則は外力が働く場合には適用できないため、エネルギーの変換に着目することが重要です。
共通テスト(2021年)類似
運動方程式
Q136
質量が0.50 kgの台車を水平な面上で引くとき、台車に0.72 m/s^2の加速度が生じた。このとき台車を引く張力の大きさは何Nか。ただし、摩擦や空気抵抗は無視できるものとする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.36 N
運動方程式 F = ma を用いる。ここで、mは質量、aは加速度、Fは物体にはたらく合力(この場合は張力)である。与えられた数値 m = 0.50 kg、a = 0.72 m/s^2 を代入すると、F = 0.50 × 0.72 = 0.36 N となる。運動方程式は物体の運動状態を記述する物理学の基本法則であり、質量と加速度の積が合力に等しいことを示している。
センター試験(2019年)類似
動摩擦力による減速
Q137
水平な床の上を一定の速度で移動していた物体が、なめらかな面からあらい面に進入した。このとき、物体に働く動摩擦力と運動の状態に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
動摩擦力によって物体には負の加速度が生じ、速度は一定の割合で減少する。
物体があらい面に進入すると、運動の向きと逆向きに一定の大きさの動摩擦力が働きます。運動方程式F=maにおいて、動摩擦力を負の向きの力とみなすと、物体には負の加速度が生じます。この加速度が一定であるため、速度と時間のグラフでは速度は一定の割合で減少する右下がりの直線となります。その後、再びなめらかな面に入ると動摩擦力は消失し、その時点の速度を維持して等速直線運動に移行します。
共通テスト(2023年)類似
鉛直投げ上げと自由落下の運動
Q138
高さhから自由落下する小球Aと、床から初速度V0で鉛直投げ上げられた小球Bが、同時に床に到達する現象を考えます。小球Aが床に到達するまでの時間をt_A、小球Bが最高点に達するまでの時間をt_B_maxとするとき、t_Aとt_B_maxの間に成り立つ関係式として正しいものを選択肢から選んでください。ただし、空気抵抗は無視できるものとします。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
t_A = 2 * t_B_max
鉛直投げ上げ運動において、対称性から小球が最高点に達するまでの時間と、最高点から再び元の高さ(床)に戻るまでの時間は等しくなります。したがって、投げ上げられてから床に戻るまでの全運動時間は、最高点に達するまでの時間 t_B_max の2倍となります。自由落下する小球Aが床に到達する時間 t_A がこの全運動時間と等しいため、t_A = 2 * t_B_max という関係が成り立ちます。
センター試験(2018年)類似
力のベクトル合成とつりあい
Q139
物体に3本のひもA、B、Cが接続され静止している。ひもAは水平左向き、ひもBは鉛直下向き、ひもCは水平面から45度上向きに引かれている。このとき、ひもAの張力をFA、ひもBの張力をFB、ひもCの張力をFCとすると、これらの力の大きさの比 FA : FB : FC はいくらになるか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
1 : 1 : √2
物体が静止しているとき、物体に働く力のベクトル和はゼロとなる。力のつりあいを考えるため、ひもCの張力を水平方向と鉛直方向に成分分解する。水平方向のつりあいから FA = FC cos 45度、鉛直方向のつりあいから FB = FC sin 45度が成り立つ。cos 45度とsin 45度はともに 1/√2 であるため、FA : FB : FC = (FC/√2) : (FC/√2) : FC となり、各項を FC で割り √2 をかけると 1 : 1 : √2 が導かれる。
センター試験(2020年)類似
自由落下
Q140
重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とし、ある物体を静かに放して自由落下させたところ、0.5秒後に自然の長さlだけ落下した。このときの長さlの値として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
1.2 m
自由落下の公式y=1/2gt^2を用いる。g=9.8 m/s^2、t=0.5 sを代入すると、y=1/2 × 9.8 × (0.5)^2 = 4.9 × 0.25 = 1.225 mとなる。したがって、有効数字を考慮すると1.2 mが最も適切な値である。
共通テスト(2022年)類似
浮力
Q141
アルキメデスの原理に基づき、流体中の物体が受ける浮力について述べたものとして最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
浮力の大きさは、物体が排除した流体の重さに等しい。
アルキメデスの原理によれば、流体中の物体が受ける浮力は、その物体が排除した流体の重さ(質量×重力加速度)と等しくなる。浮力は流体の密度と物体が水中にある体積の積に重力加速度を乗じた値であり、物体の深さや物体の密度そのものには直接依存しない。この原理は、物体が流体中で浮くか沈むかを決定する重要な物理法則である。
センター試験(2020年)類似
鉛直投げ上げ
Q142
小球を初速度vで鉛直上向きに投げ上げたとき、最高点に達するまでの時間として正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとする。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
v/g
鉛直投げ上げ運動において、最高点では速度が0になる。速度v(t)はv(t) = v – gtと表されるため、v(t) = 0とおくと、t = v/gが得られる。これは初速度を重力加速度で割ることで、速度が減少してゼロになるまでの時間を求めている。
共通テスト(2024年)類似
浮力の測定
Q143
物体を水中に沈めていく際、ばねばかりの目盛りが減少する理由として最も適切な説明はどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体が受ける浮力が上向きに働き、ばねを引く力を軽減するため
物体が流体中にあるとき、流体から受ける上向きの力である浮力が作用する。ばねばかりは物体を吊り下げている張力を測定しているため、重力と浮力がつり合う状況下では、張力は(重力 – 浮力)となる。したがって、物体が水中に沈むにつれて浮力が加わり、ばねばかりの目盛りは減少する。物体の密度や重力そのものが変化するわけではない。
センター試験(2015年)類似
弾性エネルギー
Q144
ばね定数 k のばねを自然の長さから x だけ伸ばしたとき、このばねに蓄えられる弾性エネルギー U を表す式として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
U = 1/2 * k * x^2
ばねを自然の長さから x だけ伸ばす際、ばねが及ぼす弾性力は伸びに比例して増加する。このとき外力が加える力は F = kx となり、力と伸びのグラフを描くと、横軸を伸び、縦軸を力としたときの直線の下側の面積が仕事に相当する。底辺 x、高さ kx の直角三角形の面積を計算すると 1/2 * k * x^2 となり、これが蓄えられる弾性エネルギーとなる。
共通テスト(2026年)類似
アルキメデスの原理
Q145
流体中の物体にはたらく浮力の大きさに関する記述として、アルキメデスの原理に基づく説明として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体が押しのけている流体の重さに等しい。
アルキメデスの原理は、流体中の物体が受ける浮力の大きさが、その物体によって排除された(押しのけられた)流体の重さに等しいことを示す物理法則である。この浮力は、流体内の圧力差によって生じる力であり、物体の密度や深さそのものではなく、押しのけた流体の質量と重力加速度の積によって決定される。
共通テスト(2025年)類似
運動方程式
Q146
前述の装置において、質量Mとmを変化させて加速度aを測定し、ある変数xに対してaをプロットしたところ、原点を通る直線が得られた。この直線の傾きをbとしたとき、重力加速度gを傾きbと質量M、mを用いて表す式として適切なものはどれか。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
g = (M + m)b / (M – m)
加速度a = (M – m)g / (M + m) という関係式において、実験で測定した加速度aを縦軸にとり、(M – m) / (M + m) を横軸xとしてグラフを描くと、その傾きbは重力加速度gに等しくなる。したがって、g = a / ((M – m) / (M + m)) = (M + m)a / (M – m) となり、傾きbを用いると g = (M + m)b / (M – m) と導出される。
共通テスト(2024年)類似
作用反作用の法則
Q147
作用反作用の法則に関する記述として、物理学的に正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
物体が水から受ける浮力と、物体が水を押し下げる力は、大きさが等しく向きが逆である
作用反作用の法則は、物体Aが物体Bに力を及ぼすとき、物体Bも物体Aに大きさが等しく向きが逆の力を及ぼすという法則である。浮力は水が物体を押し上げる力であり、その反作用は物体が水を押し下げる力である。重力や垂直抗力はこれとは異なる相互作用であり、作用反作用のペアには含まれない。
センター試験(2020年)類似
フックの法則
Q148
フックの法則が成り立つ弾性体において、ばねの伸びと加える力の関係について述べたものとして最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
ばねの伸びは、加える力の大きさに比例する。
フックの法則は、弾性限度内において、ばねの伸び(または縮み)が加えた力の大きさに正比例するという物理法則である。この比例定数はばね定数と呼ばれ、ばねの硬さや形状に依存する。この法則は、力のつりあいや単振動の解析において基礎となる重要な関係式である。
センター試験(2019年)類似
フックの法則
Q149
ばね定数 20 N/m のばねの下端に質量 0.5 kg の物体を吊るしたとき、物体が床から離れて静止した状態におけるばねの伸びとして適切な値はどれか。ただし、重力加速度の大きさを 9.8 m/s^2 とする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.245 m
物体が床から離れる瞬間、重力と弾性力がつり合うため、mg = kx の関係が成り立つ。質量m = 0.5 kg、重力加速度g = 9.8 m/s^2、ばね定数k = 20 N/m を代入すると、0.5 × 9.8 = 20 × x となる。左辺を計算すると 4.9 となり、x = 4.9 / 20 = 0.245 m が導かれる。
センター試験(2016年)類似
力の合成成分
Q150
平面上の二つの力F1とF2の合力を求める際、各成分を足し合わせる手法が成り立つ物理的な根拠として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
力はベクトル量であり、各軸方向の成分に分解して独立に扱うことができるから
力は大きさだけでなく向きを持つベクトル量である。ベクトルは直交する成分に分解することが可能であり、分解された各成分は互いに独立して扱うことができる。そのため、複数のベクトルを合成する際には、各軸方向の成分ごとに代数和をとることで、合力の成分を正確に算出することができる。これはベクトル解析における基本的な性質である。
共通テスト(2025年)類似
等加速度直線運動
Q151
初速度ゼロで一定の加速度aで運動する物体が、距離hだけ移動したときの速さをvとする。このとき、加速度aを表す式として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
vの2乗 / 2h
等加速度直線運動において、初速度が0のとき、速さv、加速度a、移動距離hの間にはvの2乗 = 2ahという関係式が成り立つ。この式を加速度aについて解くと、a = vの2乗 / 2hとなる。これはエネルギー保存則や仕事と運動エネルギーの関係からも導くことができる物理学の基本的な関係式である。
共通テスト(2023年)類似
鉛直投げ上げの最高点とエネルギー
Q152
質量mの小球を初速度vで鉛直投げ上げを行った。この小球が最高点に達するまでの時間tを表す式として正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
t = v / g
鉛直投げ上げにおいて、小球の速度v(t)は、初速度をv、重力加速度をgとして、v(t) = v – gtと表される。最高点では速度が0になるため、0 = v – gtという関係式が成り立つ。これを時間tについて解くと、t = v / gとなる。この時間は初速度に比例し、重力加速度に反比例する。
共通テスト(2022年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q153
質量 0.2 kg の小球を地上から鉛直上向きに投げ上げたところ、最高点の高さが 5.0 m であった。重力加速度の大きさを 9.8 m/s^2 とするとき、投げ上げた瞬間の小球の運動エネルギーは何 J か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
9.8 J
力学的エネルギー保存の法則より、投げ上げた瞬間の運動エネルギーは、最高点での位置エネルギーと等しくなります。位置エネルギーは mgh で求められ、0.2 kg × 9.8 m/s^2 × 5.0 m = 9.8 J となります。したがって、投げ上げた瞬間の運動エネルギーも 9.8 J です。
センター試験(2017年)類似
ばねの弾性エネルギー
Q154
ばね定数が100 N/mのばねを自然の長さから0.20 mだけ伸ばしたとき、このばねに蓄えられる弾性エネルギーは何Jか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
2.0 J
ばねの弾性エネルギーUは、ばね定数をk、伸びをxとするとU = 1/2 * k * x^2の式で求められる。与えられた値k = 100 N/m、x = 0.20 mを代入すると、U = 1/2 * 100 * (0.20)^2 = 50 * 0.04 = 2.0 Jとなる。エネルギーの単位はジュール(J)である。
共通テスト(2023年)類似
鉛直投げ上げの最高点とエネルギー
Q155
高さhから自由落下する小球Aと、床から鉛直投げ上げられた小球Bが同時に床に到達する状況を考える。小球Bの最高点の高さがhであるとき、床到達時の小球Aと小球Bの運動エネルギーの比較として正しいものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
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✅ 正解
小球Aと小球Bの運動エネルギーは等しい
力学的エネルギー保存の法則によれば、床到達時の運動エネルギーは、落下開始時または投げ上げ時の力学的エネルギーに等しい。小球Aは高さhでの位置エネルギーを持ち、小球Bは最高点hに達する初速度を持つ。両者の力学的エネルギーの総量は等しいため、床到達時の運動エネルギーも等しくなる。
共通テスト(2026年)類似
等間隔に設置された磁石による磁場の強さの記録
Q156
前述の実験において、台車の速度を2倍にした場合、センサーが記録するグラフのピークの間隔はどう変化するか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
ピークの間隔は元の半分になる
台車が移動する距離をL、速度をvとすると、磁石間の通過にかかる時間tはt=L/vで表される。磁石の間隔Lが一定であるとき、速度vが2倍になれば、通過にかかる時間tは1/2倍となる。したがって、グラフ上のピークの間隔も元の半分に短縮されることになる。
共通テスト(2023年)類似
自由落下運動における速度と時間の関係
Q157
初速度ゼロで落下する小球の自由落下運動において、鉛直下向きの速度vと経過時間tの関係を正しく表しているグラフの形状として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
速度が時間に対して比例して増加する直線グラフ
自由落下する物体の鉛直下向きの速度vは、重力加速度をg、時間をtとすると、v = gtという式で表される。この式は、速度が時間に比例する一次関数であることを示している。したがって、グラフ上では原点を通る右上がりの直線として描かれる。加速度が一定であるため、速度の増加率は常に一定であり、曲線にはならない。
センター試験(2015年)類似
力学的エネルギー
Q158
なめらかな斜面を滑り降りる物体において、位置エネルギーと運動エネルギーの関係について述べた文として誤っているものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
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✅ 正解
物体が滑り降りる際、位置エネルギーの減少分は、斜面の角度が急なほど大きくなる。
位置エネルギーの減少分は重力による仕事 mgh であり、これは始点と終点の高さの差 h のみに依存する。斜面の角度が急であっても、同じ高さの差を移動するならば位置エネルギーの減少分は変わらない。他の選択肢はすべて力学的エネルギー保存の法則に基づいた正しい記述である。特に、エネルギーの散逸がない理想的な条件下では、位置エネルギーの減少がそのまま運動エネルギーの増加に転換される。
センター試験(2019年)類似
フックの法則
Q159
鉛直方向に吊るされたばねの下端に質量mの物体が接続されている。ばね定数をk、重力加速度をgとする。物体が床から離れて静止しているとき、ばねの自然の長さからの伸びxを表す式として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
x = mg/k
フックの法則により、ばねが物体を引く弾性力の大きさはkxと表される。物体が床から離れて静止しているとき、物体にはたらく重力mgとばねの弾性力kxはつり合っている。このつり合いの式はmg = kxと記述できる。したがって、伸びxについて解くとx = mg/kとなる。この関係は、弾性力が重力を支えるために必要な伸びを示している。
センター試験(2015年)類似
フックの法則
Q160
自然の長さがlであるばねの両端を、互いに逆向きの力Fで引いたところ、ばねの伸びがxとなった。このとき、ばね定数k、力F、伸びxの間に成り立つ関係式として正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
F = kx
フックの法則によれば、ばねの伸びxは加えた力の大きさFに比例し、その比例定数はばね定数kである。この関係はF = kxと表される。ばねの両端を力Fで引く場合、ばねの内部には両端からFの力が加わっている状態であり、このとき生じる弾性力もFとなるため、この式がそのまま適用される。
共通テスト(2023年)類似
水平投射における水平方向の等速直線運動
Q161
水平投射された小球が、水平方向に初速度を持って運動しているとき、水平方向の運動について最も適切な記述はどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
空気抵抗を無視できる場合、水平方向には力を受けないため等速直線運動をする。
水平投射された物体には、鉛直下向きに重力が働くが、水平方向には力を及ぼす要因がない。ニュートンの運動の第1法則(慣性の法則)により、水平方向には初速度を維持したまま等速直線運動を続ける。鉛直方向には重力加速度による等加速度直線運動を行うため、これらが組み合わさって放物線を描くことになる。
センター試験(2016年)類似
変位と時間の関係
Q162
鉛直投げ上げ運動において、高さと時間の関係を示すグラフの特徴として正しい説明はどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
高さと時間の関係は二次関数で表され、上に凸の放物線を描く。
鉛直投げ上げ運動では、物体は一定の重力加速度を受けて運動する。このとき、変位は時間の二乗に比例する項を含む二次関数で記述される。グラフの形状は、投げ上げられた時刻から落下する時刻までの間、上に凸の放物線となる。これは運動の方向が途中で反転し、再び元の高さに戻るという物理的挙動を反映している。
センター試験(2018年)類似
運動方程式
Q163
滑車にひもをかけ、一方の端に質量mの物体Aを、もう一方の端に合計質量2mの物体BとCを連結して静かに放した。重力加速度をgとし、ひもや滑車の質量および摩擦を無視できるとき、この物体系全体の加速度の大きさとして正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
重力加速度gの3分の1
運動方程式F=maを系全体に適用する。系全体の質量はm + 2m = 3mである。系に働く外力の和は、重力の差である2mg – mg = mgとなる。したがって、運動方程式 mg = 3ma が成立し、これを加速度aについて解くと a = g/3 となる。系全体の質量に対する外力の和を考えることで、個々の物体の運動を個別に解くことなく加速度を求めることができる。
共通テスト(2024年)類似
アルキメデスの原理と体積
Q164
断面積が一定ではない物体を水面に沈める場合、深さに対する浮力の変化率が一定にならない形状として、最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
円すい
浮力は物体が排除した流体の体積に比例する。円柱や立方体、直方体は、底面に対して垂直に沈める場合、深さに対する断面積が一定であるため、浮力は深さに比例して変化する。一方、円すいのように深さによって断面積が変化する形状では、水面下にある体積の増加率が深さとともに変化するため、浮力の変化率も一定にはならない。
共通テスト(2026年)類似
速度と時刻のグラフからの加速度の算出
Q165
速度と時刻のグラフにおいて、直線の傾きが物理的に意味するものとして正しい記述はどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
加速度
速度と時刻のグラフ(v-tグラフ)において、縦軸の速度vを横軸の時刻tで微分した値、すなわちグラフの傾きは加速度aを表す。これに対し、グラフの下側の面積は、その時間内に物体が移動した距離(変位)を表す。したがって、傾きは単位時間あたりの速度の変化率である加速度に対応する。
センター試験(2015年)類似
力学的エネルギー
Q166
力学的エネルギー保存の法則が成り立つ条件として、最も適切な説明はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
物体に働く重力以外の力が仕事をしない、またはそれらの力がする仕事の和が0である。
力学的エネルギー保存の法則は、物体に働く力が重力や弾性力などの保存力のみである場合、あるいは非保存力(摩擦力や空気抵抗など)が仕事をしない場合に成立する。非保存力が仕事をする場合、その仕事の分だけ力学的エネルギーは変化し、熱エネルギーなどに変換される。したがって、力学的エネルギーが保存されるためには、非保存力による仕事の総和が0であることが条件となる。
センター試験(2015年)類似
力学的エネルギーの保存
Q167
なめらかな斜面上の点Pから点Qへ向かって、質量0.5 kgの小物体を初速度4.0 m/sで斜面下向きに打ち出した。点Pと点Qの高さの差が2.0 mであるとき、点Qに到達したときの物体の速さは何m/sか。重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とし、最も近い値を次のうちから一つ選べ。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
7.5 m/s
力学的エネルギー保存の法則より、(1/2)mv^2 + mgh = (1/2)mV^2 が成り立つ。ここでv=4.0 m/s, h=2.0 m, g=9.8 m/s^2を代入すると、(1/2)×4.0^2 + 9.8×2.0 = (1/2)V^2 となる。これを計算すると、8.0 + 19.6 = 27.6 = (1/2)V^2 となり、V^2 = 55.2 となる。V = sqrt(55.2) は約7.43 m/sであるため、選択肢の中で最も近い値は7.5 m/sである。
共通テスト(2021年)類似
力学的エネルギーの保存と変化
Q168
力学的エネルギーの保存則が成り立つ条件として、最も適切な記述はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体にはたらく力が重力や弾性力などの保存力のみであり、非保存力が仕事をしない場合
力学的エネルギーの保存則は、物体にはたらく力が重力や弾性力のような保存力のみである場合に成立する。摩擦力や空気抵抗、あるいは人が引く力などの非保存力が物体に対して仕事をする場合、その仕事の分だけ力学的エネルギーは変化する。したがって、保存則が成り立つためには、これらの非保存力が仕事をしない、あるいは非保存力による仕事の総和がゼロであることが条件となる。
センター試験(2016年)類似
鉛直投げ上げ
Q169
初速度 v0 で鉛直投げ上げを行った際、最高点に達するまでの時間 t を求める式として正しいものはどれか。ただし、重力加速度の大きさを g とする。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
t = v0 / g
鉛直投げ上げ運動は、鉛直上向きを正とすると、速度 v は v = v0 – gt と表される。最高点では速度 v が 0 となるため、0 = v0 – gt が成立する。この式を t について整理すると、t = v0 / g となる。なお、v0^2 / (2g) は最高点の高さ(変位)を求める式である。
共通テスト(2022年)類似
力のつり合いと運動方程式
Q170
質量mの物体に鉛直上向きの力Fが働いている。この物体が鉛直上向きに一定の加速度aで運動しているとき、運動方程式として正しい式はどれか。ただし、重力加速度の大きさをgとする。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
F – mg = ma
運動方程式は、物体に働く合力と加速度の関係を示す。鉛直上向きを正の方向とすると、物体には上向きに力F、下向きに重力mgが働いている。合力はF – mgであり、これが質量mと加速度aの積に等しくなるため、F – mg = maという関係式が導かれる。
共通テスト(2025年)類似
等速直線運動
Q171
物体が等速直線運動をしているとき、移動距離と経過時間の関係について最も適切な説明はどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
移動距離は経過時間に比例する
等速直線運動では速さvが一定であるため、移動距離sと経過時間tの関係はs = vtという式で表される。この式は、sがtに比例することを示しており、グラフに描くと原点を通る直線となる。したがって、移動距離は経過時間に比例するという記述が正しい。
センター試験(2016年)類似
力学的エネルギー保存の法則
Q172
力学的エネルギー保存の法則が成り立つ条件として、最も適切な説明はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
摩擦力や空気抵抗などの非保存力が仕事をしないこと
力学的エネルギー保存の法則は、物体に働く力が重力や弾性力などの保存力のみである場合、あるいは非保存力が仕事を行わない場合に成立します。摩擦力や空気抵抗は非保存力であり、これらが仕事をすると力学的エネルギーの一部が熱エネルギーなどに散逸するため、保存の法則は成り立ちません。運動量の保存は、外力が働かない系において成立する別の法則です。
共通テスト(2022年)類似
相対速度
Q173
ある物体Aから見た他の物体Bの相対速度を求める際の考え方として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体Bの速度から物体Aの速度を引く
相対速度は、観測者(自分)を静止しているとみなしたときに、相手がどのように動いているかを表すベクトル量である。観測者の速度をvA、相手の速度をvBとすると、相対速度vABはvAB = vB – vAという式で表される。これは、観測者の速度を打ち消すように自身の速度を相手に加える操作と等価である。
共通テスト(2024年)類似
力のつり合い
Q174
物体が流体中で容器の底に接して静止しているとき、重力、浮力、垂直抗力の関係について最も適切な記述はどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
重力は浮力と垂直抗力の和とつり合う
物体が静止している状態では、物体にはたらくすべての力の合力はゼロになる。下向きの重力に対して、上向きの力である浮力と垂直抗力が作用しており、これら上向きの2つの力の和が下向きの重力と等しくなることでつり合いが保たれている。
熱力学(61問)の一問一答問題
共通テスト(2026年)類似
比熱
Q1
質量が等しい水(比熱約4.2 J/(g・K))となたね油(比熱約2.0 J/(g・K))を、同じ熱源で加熱し続けた場合の状態変化に関する記述として正しいものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
なたね油の方が水よりも温度上昇が速い
熱量Q、質量m、比熱c、温度変化ΔTの関係はQ = mcΔTで表される。同じ熱量Qと質量mを与える場合、温度変化ΔTは比熱cに反比例する。したがって、比熱が小さいなたね油の方が、水よりも温度上昇が速くなる。また、沸騰中は熱が蒸発熱として消費されるため、温度は一定に保たれる。
共通テスト(2021年)類似
絶対零度
Q2
熱力学における温度の概念について、絶対零度に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
絶対零度は摂氏マイナス273.15度であり、これより低い温度は理論上存在しない。
温度は物質を構成する粒子の熱運動の激しさを表す指標であり、熱運動が理論上停止する温度を絶対零度と呼ぶ。この温度は摂氏マイナス273.15度であり、熱力学の法則上、これより低い温度は存在し得ない。したがって、マイナス300度といった値は物理的に実現不可能である。
共通テスト(2021年)類似
熱エネルギーの保存
Q3
熱力学におけるエネルギー保存の法則に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
不可逆変化が生じる過程であっても、熱エネルギーを含めた系全体のエネルギー総和は保存される。
エネルギー保存の法則は物理学の根幹をなす原理であり、熱現象を含む不可逆変化においても例外なく成立します。不可逆変化によってエントロピーは増大しますが、熱エネルギーを含めた系全体のエネルギー総和は常に一定に保たれます。熱エネルギーはエネルギーの一形態として、他のエネルギーと等価に扱われます。
センター試験(2019年)類似
熱量と電力の関係
Q4
消費電力1.4×10^3ワットのヒーターを用いて、500グラムの水を15度から95度まで加熱する。水の比熱を4.2ジュール毎グラム毎ケルビンとし、ヒーターから発生した熱量がすべて水の温度上昇に使われると仮定した場合、加熱に必要な時間は何秒か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
1.2×10^2秒
水の温度上昇に必要な熱量は、質量×比熱×温度変化で求められる。本問では500グラム×4.2ジュール毎グラム毎ケルビン×(95度-15度)=1.68×10^5ジュールとなる。消費電力は単位時間あたりのエネルギーであるため、必要な熱量を電力で割ると、1.68×10^5ジュール÷1.4×10^3ワット=120秒となる。したがって、1.2×10^2秒が適切な加熱時間である。
共通テスト(2026年)類似
熱量の保存
Q5
比熱が0.39 J/(g・K)である質量1000 gの銅製容器が、200度から20度まで冷却される際に放出する熱量は何kJか。ただし、銅の比熱は一定とする。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
70.2 kJ
熱量QはQ = mcΔTの式で求められる。ここでmは質量1000 g、cは比熱0.39 J/(g・K)、ΔTは温度変化180 Kである。これらを乗じるとQ = 1000 × 0.39 × 180 = 70200 Jとなる。単位をkJに換算すると70.2 kJである。熱量の保存則を考える際、この放出された熱量が他の物質の加熱や状態変化に利用される。
共通テスト(2021年)類似
熱エネルギーの保存
Q6
断熱された容器内で、温度の異なる物体同士を接触させて熱平衡に達する過程において、エネルギーの保存について述べたものとして正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
熱平衡に達するまでの過程は不可逆変化であるが、系全体のエネルギー総和は変化しない。
温度差のある物体を接触させて熱平衡に至る現象は、自発的に進行する不可逆変化の典型例です。この過程で熱エネルギーは高温物体から低温物体へ移動しますが、系全体を断熱系とみなせば、外部とのエネルギーの出入りがないため、系全体のエネルギー総和は保存されます。不可逆変化であることと、エネルギーが保存されることは矛盾しません。
センター試験(2018年)類似
熱量の保存
Q7
熱容量が異なる2つの物体を接触させ、外部との熱の出入りがない断熱容器内で熱平衡に達するまで放置した。このとき、高温の物体が失った熱量と低温の物体が得た熱量の関係について述べたものとして最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
高温の物体が失った熱量と、低温の物体が得た熱量は等しい。
熱量の保存則により、外部と熱のやり取りがない閉じた系では、高温の物体が放出した熱量と低温の物体が吸収した熱量は等しくなります。これは熱容量の大小に関わらず成立する物理の基本原則です。熱容量は温度を1度変化させるのに必要な熱量であり、温度変化の大きさは熱容量に反比例しますが、熱量そのものは保存されます。
共通テスト(2021年)類似
熱とエネルギーの保存
Q8
物体の温度と熱運動の関係について述べた文として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体の温度が上昇することは、構成する分子の熱運動が激しくなることを意味する。
温度は、物質を構成する原子や分子の熱運動の平均的な激しさを表す尺度である。温度が上昇すれば熱運動は激しくなり、温度が低下すれば熱運動は穏やかになる。絶対零度(0 K)は、理論上、分子の熱運動が最も穏やかになる状態を指すため、極低温環境では熱運動は極めて小さくなる。
共通テスト(2024年)類似
熱平衡
Q9
熱容量160 J/Kの容器に、温度80度のスープ160 gを注いだところ、容器とスープが熱平衡に達したときの温度は68度であった。このとき、スープの比熱は何 J/(g・K) か。ただし、容器の初めの温度は20度とし、外部との熱の出入りはないものとする。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
4.0 J/(g・K)
容器が得た熱量は160 J/K × (68 – 20) K = 7680 J、スープが失った熱量は160 g × 比熱 × (80 – 68) K = 1920 × 比熱 J である。熱量保存の法則より、容器が得た熱量とスープが失った熱量は等しいため、1920 × 比熱 = 7680 となり、比熱は4.0 J/(g・K)と求められる。
センター試験(2020年)類似
潜熱
Q10
大気圧下において、0度の氷がすべて融解して0度の水になる過程に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
氷は融解熱として潜熱を吸収する。
融点において固体が液体に変化する際、物質は潜熱(融解熱)を吸収する。この間、温度は一定に保たれるが、外部から熱を吸収しているため、物質の内部エネルギーは増加する。相転移は熱の移動を伴う現象であり、また現実の熱現象は摩擦や散逸を伴うため不可逆変化である。
センター試験(2017年)類似
比熱
Q11
物質に熱量を加えた際、温度が上昇せず一定に保たれる区間が生じる理由として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
加えられた熱量が、分子間の結合を弱めたり切ったりする状態変化のエネルギーとして消費されるため
物質の状態変化(融解や沸騰)が起こっている間、加えられた熱量は温度上昇(分子の運動エネルギーの増加)には使われず、分子間の結合を断ち切るための潜熱として消費されます。そのため、物質の温度は変化しません。化学反応とは異なり、物質そのものの組成は変わりません。
センター試験(2017年)類似
火力発電
Q12
火力発電の特徴に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
発電過程で二酸化炭素を大量に排出するが、発電量の調整は比較的容易である。
火力発電は化石燃料を燃焼させて熱エネルギーを得るため、その過程で二酸化炭素を大量に排出する。一方で、燃料の投入量を制御することで発電量を柔軟に変更できるため、電力需要の変化に応じた調整が比較的容易であるという利点を持つ。原子力発電は二酸化炭素を排出しないが廃棄物管理が必要であり、水力発電は熱エネルギーを介さないため、これらとは特性が異なる。
センター試験(2018年)類似
熱量の保存
Q13
熱容量が3.0×10^2 J/Kである物体Aを50度の状態から、熱容量が不明な物体Bと接触させた。最終的に両者は30度で熱平衡に達した。このとき、物体Aが失った熱量は何Jか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
6.0×10^3 J
物体が失った熱量Qは、熱容量Cと温度変化の絶対値ΔTの積(Q = C × ΔT)で求められます。物体Aの熱容量は3.0×10^2 J/Kであり、温度変化は50度から30度への20度です。したがって、失った熱量は3.0×10^2 J/K × 20 K = 6.0×10^3 Jとなります。この熱量がすべて物体Bに移動したと考えられます。
共通テスト(2026年)類似
熱容量
Q14
熱容量Cの試料台に、質量m、比熱hの試料を載せて加熱する実験を行う。試料台のみを温度ΔTだけ上昇させるのに必要な熱量をQとし、試料を載せた状態で同じ温度ΔTだけ上昇させるのに必要な熱量をQ’とする。このとき、Q’をQ、C、m、hを用いて表した式として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
Q’ = Q(C + mh) / C
熱容量は物体を1ケルビン上昇させるのに必要な熱量であり、熱量Qは熱容量と温度変化ΔTの積Q = CΔTで表される。試料台のみの熱容量はCであり、試料を載せた後の全体の熱容量は試料台のCに試料の熱容量mhを加えたものとなる。同じ温度上昇ΔTを得るために必要な熱量は熱容量に比例するため、Q’/Q = (C + mh) / Cとなり、Q’ = Q(C + mh) / Cが導かれる。
共通テスト(2021年)類似
仕事と熱エネルギー
Q15
熱力学第一法則に基づき、物体に対して外部からなされた仕事と内部エネルギーの変化、および熱の出入りに関する記述として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
物体に対してなされた仕事と、外部から与えられた熱量の和が、内部エネルギーの変化量に等しい。
熱力学第一法則は、エネルギー保存の法則を熱現象に適用したものである。物体が受け取る熱量をQ、外部からなされる仕事をW、内部エネルギーの変化をΔUとすると、ΔU = Q + Wという関係が成り立つ。したがって、外部から仕事がなされ、かつ熱が供給されれば、その合計分だけ内部エネルギーが増加する。
センター試験(2017年)類似
比熱
Q16
ある物質の温度と加えた熱量の関係を示すグラフにおいて、温度上昇を示す区間の傾きが小さいほど、その物質の比熱についてどのようなことがいえるか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
比熱は大きい
比熱とは、物質1gの温度を1K上昇させるのに必要な熱量です。グラフの傾きは「温度変化量/熱量」を表すため、傾きが小さいということは、同じ熱量を加えても温度上昇が小さいことを意味します。したがって、比熱は大きいと判断できます。
センター試験(2019年)類似
熱量と電力
Q17
ヒーターの電力P、加熱時間t、水の質量m、比熱c、温度変化ΔTの関係を示す式として、エネルギー保存の法則に基づいた正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
Pt = mcΔT
電力Pは単位時間あたりのエネルギー量であり、時間tを乗じたPtはヒーターが消費した全エネルギー(電力量)を表す。これがすべて水の熱量Qとして吸収されるとき、Q = mcΔTという関係が成り立つ。したがって、Pt = mcΔTがエネルギー保存の法則を正しく表現している。
共通テスト(2026年)類似
比熱
Q18
水が沸騰している間、加熱を続けても温度が一定に保たれる理由として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
供給された熱量がすべて状態変化のための蒸発熱として消費されるから
物質が相転移(沸騰など)を起こしている間は、供給された熱エネルギーは温度上昇(分子の運動エネルギーの増加)に使われるのではなく、分子間の結合を断ち切って液体から気体へ状態を変化させるためのエネルギー(蒸発熱)として消費される。そのため、加熱を続けても温度は一定に保たれる。
共通テスト(2022年)類似
熱量保存の法則
Q19
熱量保存の法則に関する記述として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
外部との熱のやり取りがない系において、高温物体が失った熱量と低温物体が得た熱量は等しい。
熱量保存の法則は、孤立した系内において、高温物体が放出する熱量と低温物体が吸収する熱量が等しくなるというエネルギー保存則の一形態です。熱はエネルギーの移動形態であり、温度差がある限り移動しますが、系全体でエネルギーの総量は保存されます。熱平衡とは、熱の移動が停止し、系内の各物体の温度が等しくなった状態を指します。
共通テスト(2023年)類似
熱力学第一法則
Q20
熱力学第一法則において、気体が外部から熱を吸収し、かつ外部に対して仕事をした場合、内部エネルギーの変化デルタUが正となる条件として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
吸収した熱量が外部にした仕事より大きい場合
熱力学第一法則 Q = デルタU + W を変形すると、デルタU = Q – W となる。内部エネルギーの変化デルタUが正の値をとるためには、Q – W > 0、すなわち Q > W である必要がある。これは、気体が外部から受け取った熱量が、気体が外部に対して行った仕事よりも大きい場合に、余剰分のエネルギーが内部エネルギーの増加として蓄えられることを意味する。
センター試験(2020年)類似
潜熱
Q21
熱力学における潜熱の性質に関する説明として誤っているものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
水の沸点は絶対温度で約273Kである。
水の沸点は摂氏100度であり、絶対温度に換算すると約373Kである。273Kは水の凝固点(融点)付近の温度である。潜熱は相転移の際に温度を変化させずにやり取りされる熱であり、熱力学第二法則により熱は自発的に温度の高い方から低い方へ移動する。
共通テスト(2023年)類似
熱力学第一法則
Q22
ピストン付きの容器に閉じ込められた気体を加熱し、気体が膨張してピストンを押し上げた。このとき、気体が外部から受け取った熱量をQ、気体が外部にした仕事をW、内部エネルギーの変化をデルタUとすると、Q、W、デルタUの大小関係として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
Q > W
熱力学第一法則 Q = デルタU + W において、気体を加熱して温度が上昇する場合、内部エネルギーの変化デルタUは正の値をとる。気体が膨張してピストンを押し上げる際、気体は外部に対して正の仕事Wを行う。したがって、Q = デルタU + W でデルタU > 0 であるため、受け取った熱量Qは外部にした仕事Wよりも大きくなる。
共通テスト(2021年)類似
絶対零度
Q23
絶対零度に関する物理的性質の説明として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
背景
正答率 —
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✅ 正解
絶対零度において、物質を構成する粒子の熱運動は理論上停止する。
絶対零度は熱力学温度の基準点であり、熱運動が理論上停止する状態を指す。摂氏マイナス273.15度がこれに相当し、温度の下限として定義されている。この温度を下回ることは物理法則上不可能であり、マイナス300度といった数値は誤りである。
共通テスト(2021年)類似
熱とエネルギーの保存
Q24
熱力学におけるエネルギー保存の法則に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
不可逆変化が生じる過程であっても、熱エネルギーを含めた全エネルギーの総和は保存される。
熱力学第一法則によれば、エネルギーは形態を変えることはあっても、系全体で考えればその総和は常に一定に保たれる。摩擦や熱伝導といった不可逆変化においても、熱エネルギーを含めた全エネルギーの総和は保存される。エネルギーの散逸とは、エネルギーが利用しにくい形態へ変換されることを指すが、エネルギーそのものが消失するわけではない。
共通テスト(2021年)類似
熱運動と温度
Q25
1気圧のもとで、水(液体)を加熱して沸騰させる過程において、分子の運動と状態変化について述べたものとして最も適当なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
加熱により分子の熱運動が激しくなり、分子間距離が広がって気体へと変化する。
液体を加熱すると、構成する分子の熱運動が激しくなる。分子の運動エネルギーが増大すると、分子間の引力に打ち勝って分子同士の距離が広がり、液体から気体へと状態が変化する。これが沸騰の物理的なメカニズムである。分子自体の大きさは加熱によって変化せず、また熱運動が停止することもない。
共通テスト(2022年)類似
比熱
Q26
物質の熱的性質に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
比熱とは、物質の温度を1ケルビン上昇させるのに必要な熱量をその物質の質量で割った値であり、物質の種類によって決まる固有の性質である。
比熱は物質1 g(または1 kg)あたりの温度を1 K上昇させるのに必要な熱量であり、物質の種類によって決まる固有の性質である。一方、熱容量は物体全体の温度を1 K上昇させるのに必要な熱量であり、物質の比熱と質量の積で表されるため、質量に比例して変化する。
共通テスト(2021年)類似
仕事と熱エネルギー
Q27
水中で手足を動かして運動を続けると、水温がわずかに上昇することがある。この現象に関する説明として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
手足が水に対して行った仕事が、水の分子の運動エネルギーを増加させ、熱エネルギーに変換されたためである。
物体に対して外部から仕事を行うと、そのエネルギーは物体の内部エネルギーを変化させる。水中で手足を動かすことは、水に対して仕事を行うことに相当し、このエネルギーが水分子の不規則な運動(熱運動)を激しくさせることで、結果として水の温度上昇として観測される。
センター試験(2017年)類似
融解熱
Q28
ある物質の加熱曲線において、固体状態の温度上昇の傾きが液体状態の傾きよりも大きい場合、この物質の比熱について言えることはどれか。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
固体状態の比熱の方が液体状態の比熱よりも小さい
加熱曲線における温度上昇の傾きは、単位熱量あたりの温度変化の大きさを示しており、比熱の逆数に比例する。傾きが大きいほど比熱は小さく、傾きが小さいほど比熱は大きい。したがって、固体状態の傾きが液体状態より大きい場合、固体状態の比熱の方が小さいことになる。
センター試験(2020年)類似
潜熱
Q29
純粋な物質が融点で固体から液体へ状態変化している最中の現象として、最も適切な説明を答えよ。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物質の温度は一定に保たれる
物質が融点において固体から液体へ変化する過程では、外部から供給された熱エネルギーは温度上昇ではなく、分子間の結合を解くためのエネルギーとして消費される。そのため、状態変化が完了するまで物質の温度は一定に保たれる。この過程で熱を吸収するため、内部エネルギーは増加する。絶対温度が上昇することはない。また、密度については物質の種類により増加する場合と減少する場合がある。
センター試験(2017年)類似
潜熱
Q30
物質を加熱する際、温度が一定に保たれる状態変化の過程において、加えた熱エネルギーの主な役割として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物質の内部エネルギーを増大させる
物質の状態変化(融解や沸騰など)において、温度が変化しない間に吸収される熱は潜熱と呼ばれる。この熱は運動エネルギーの増加、すなわち温度上昇には寄与せず、分子間の結合を切り離すための仕事や位置エネルギーの増大に費やされる。結果として、物質全体の内部エネルギーが増大する。化学反応や分子数の増加とは無関係である。
センター試験(2019年)類似
熱量と電力
Q31
消費電力1.4×10^3 Wのヒーターを用いて、質量500 gの水を15 ℃から95 ℃まで加熱する。水の比熱を4.2 J/(g・K)とし、ヒーターから発生した熱がすべて水の温度上昇に使われると仮定した場合、加熱に必要な時間は何秒か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
120秒
水の温度変化ΔTは95 ℃ – 15 ℃ = 80 Kである。必要な熱量Qは、Q = mcΔTより、500 g × 4.2 J/(g・K) × 80 K = 168000 Jと求められる。消費電力P = 1.4×10^3 W = 1400 Wであるから、電力と時間の積Pt = Qの関係式より、t = Q/P = 168000 J / 1400 W = 120秒となる。
センター試験(2015年)類似
熱機関の熱効率
Q32
熱機関の熱効率に関する記述として、物理学的な原理に基づいた説明として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
熱機関が外部へした仕事は、受け取った熱量から放出した熱量を差し引いた値である。
熱機関はエネルギー保存の法則に従い、受け取った熱量Q1は、外部へした仕事Wと放出された熱量Q2の和(Q1 = W + Q2)となる。したがって、仕事WはQ1 – Q2と表される。熱効率はQ1に対するWの割合であり、Q2が0でない限り100%(1.0)を超えることはない。
共通テスト(2023年)類似
熱力学第一法則
Q33
熱力学第一法則を表す式として、気体が外部から受け取った熱量をQ、気体が外部にした仕事をW、内部エネルギーの変化をデルタUとしたとき、正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
Q = デルタU + W
熱力学第一法則は、エネルギー保存の法則を熱現象に適用したものである。系が外部から受け取った熱量Qは、その系が外部に対して行った仕事Wと、系の内部エネルギーの増加分デルタUの和に等しい。すなわち、Q = デルタU + Wという関係式が成り立つ。この法則は、熱エネルギーが仕事や内部エネルギーへと変換される際の収支を示している。
センター試験(2017年)類似
比熱
Q34
比熱が 0.40 J/(g・K) である物質 50 g の温度を 20 K 上昇させるために必要な熱量は何 J か。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
400 J
必要な熱量 Q は、比熱 c、質量 m、温度変化 delta T を用いて Q = mc・delta T と表される。与えられた数値を代入すると、Q = 0.40 J/(g・K) × 50 g × 20 K = 400 J となる。比熱の定義に基づき、質量と温度変化を乗じることで必要な総熱量を算出できる。
センター試験(2017年)類似
融解熱
Q35
固体が液体に変化する際、温度が上昇せずに吸収される熱量を融解熱と呼ぶ。この熱量が消費される主な目的として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物質を構成する分子間の結合を弱めたり切り離したりするため
融解熱は、固体から液体へ状態変化する際に必要なエネルギーである。この間、温度が上昇しないのは、供給された熱エネルギーが分子の運動エネルギー(温度)の増加ではなく、分子間の引力に打ち勝ち、結合を弱めたり切り離したりする位置エネルギーの増加にすべて費やされるためである。化学反応や分子数の変化とは無関係である。
センター試験(2019年)類似
熱量と電力の関係
Q36
消費電力が一定のヒーターを用いて水を加熱する際、発生する熱量と水の温度上昇の関係について最も適切な説明はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
発生する熱量は、消費電力と加熱時間の積に比例する。
ヒーターの消費電力をP、加熱時間をtとすると、発生する熱量QはQ=Ptで表される。この熱量がすべて水の温度上昇に使われる場合、Q=mcΔT(mは質量、cは比熱、ΔTは温度変化)の関係が成り立つ。したがって、熱量は電力と時間の積に比例し、質量や比熱が大きいほど同じ温度上昇を得るためにはより多くの熱量が必要となる。
共通テスト(2022年)類似
熱量保存の法則
Q37
熱量保存の法則に基づき、高温の金属球を常温の水に入れて熱平衡に達する実験を行う際、水温の変化をより大きく観測するために最も有効な操作はどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
水の質量を半分にする
熱量保存の法則により、高温物体が失った熱量は低温物体が得た熱量と等しくなります。水が受け取る熱量をQ、水の比熱をc、水の質量をm、温度変化をΔTとすると、Q = mcΔTという関係が成り立ちます。同じ熱量Qが移動する場合、水の質量mを小さくすれば、温度変化ΔTは大きくなります。したがって、水温の変化をより明確に観測するためには、水の質量を減らすことが有効です。
センター試験(2015年)類似
熱機関の熱効率
Q38
熱機関が外部から受け取った熱量をQ1、外部へ放出した熱量をQ2とするとき、この熱機関の熱効率を表す式として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
(Q1 – Q2) / Q1
熱機関は高温の物体から熱量Q1を受け取り、その一部を外部への仕事Wに変え、残りの熱量Q2を低温の物体へ放出する。エネルギー保存の法則より、W = Q1 – Q2 が成り立つ。熱効率は受け取った熱量Q1に対する仕事Wの割合であるため、W / Q1 = (Q1 – Q2) / Q1 となる。
センター試験(2017年)類似
潜熱
Q39
加熱曲線において、温度が一定となる水平な区間が存在する理由として、物理学的な観点から最も適切な説明はどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
加えた熱が分子間の結合を断つためのエネルギーとして消費されるから
物質の加熱において温度が上昇するのは、分子の平均運動エネルギーが増大するためである。しかし、状態変化の最中は、加えた熱エネルギーは分子の運動エネルギーではなく、分子間の引力に抗して結合を弱めたり切り離したりする位置エネルギーの増大に優先的に使われる。そのため、温度変化を伴わずに内部エネルギーのみが増大する現象が生じる。
共通テスト(2021年)類似
熱運動と温度
Q40
物質の温度と、それを構成する粒子の熱運動の関係に関する記述として最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
温度は粒子の熱運動の平均的な激しさを表す指標である。
物質の温度は、構成する分子や原子などの粒子の熱運動の平均的な激しさを表す物理量である。温度が上昇することは、粒子の熱運動がより激しくなることを意味する。絶対零度(0 K)では、粒子の熱運動は理論上最も静止に近い状態となる。この熱運動の激しさが増すことで、液体から気体への相変化である沸騰などが引き起こされる。
センター試験(2020年)類似
潜熱
Q41
物質が固体から液体へ状態変化する際、温度を変化させることなく吸収される熱量について、最も適切な名称を答えよ。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
潜熱
物質が融点において固体から液体へ、あるいは沸点において液体から気体へと状態変化する際、温度は一定に保たれたまま熱が吸収または放出される。この熱量を潜熱と呼ぶ。比熱は物質1kgの温度を1度上げるのに必要な熱量であり、熱容量は物体全体の温度を1度上げるのに必要な熱量である。内部エネルギーは物質が持つ全エネルギーの総和であり、状態変化の有無にかかわらず変化し得る。
共通テスト(2026年)類似
熱量の保存
Q42
熱量の保存に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
断熱容器内では、高温物体が失った熱量と低温物体が得た熱量の総和はゼロになる。
熱量の保存は、エネルギー保存の法則の熱現象における一形態である。断熱された系において、高温物体が放出する熱量を負、低温物体が吸収する熱量を正と定義すれば、その総和はゼロとなる。比熱は物質の温まりにくさを示す指標であり、比熱が大きいほど同じ熱量を与えたときの温度上昇は小さくなる。また、蒸発熱などの潜熱も熱量の一部として保存則に含まれる。
センター試験(2018年)類似
熱容量の大小関係
Q43
熱容量が異なる2つの物体AとBを接触させ、外部との熱の出入りがない状態で熱平衡に達した。このとき、物体Aの温度は50度から30度へ変化し、物体Bの温度は18度から30度へ変化した。物体Aの熱容量をCA、物体Bの熱容量をCBとしたとき、CAとCBの大小関係として正しいものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
CA < CB
熱平衡に達したとき、物体が受け取った熱量と失った熱量の絶対値は等しい。熱容量C、温度変化の絶対値ΔTとすると、移動した熱量QはQ = C × ΔTと表される。物体Aの温度変化は20度、物体Bの温度変化は12度である。Qが一定であるため、温度変化が小さい物体Bの方が熱容量は大きくなる。したがって、温度変化の大きい物体Aの熱容量CAは、物体Bの熱容量CBよりも小さい。
共通テスト(2022年)類似
比熱
Q44
質量がともに30.0 gで、温度が60.0度である金属製のスプーンAとスプーンBがある。20.0度の水200.0 gが入った断熱容器が2つあり、一方にスプーンAを、他方にスプーンBを入れて静かに放置したところ、それぞれ熱平衡に達した。熱平衡に達した後の温度は、スプーンAを入れた水では20.6度、スプーンBを入れた水では20.7度であった。スプーンAの比熱を c_A、スプーンBの比熱を c_B とするとき、これらの比熱の大小関係と、スプーンの材質に関する記述として最も適当なものはどれか。ただし、水の比熱を 4.2 J/(g・K) とし、容器など外部との熱の出入りはないものとする。また、純金の比熱は 0.13 J/(g・K) である。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
c_A < c_B であり、スプーンBは純金製ではない。
熱平衡に達したとき、水の上昇温度はスプーンBを入れたとき(0.7度)の方がスプーンAを入れたとき(0.6度)よりも大きい。これはスプーンBから水へ移動した熱量が多いことを示しており、同じ質量・同じ温度変化であるため、スプーンBの比熱 c_B の方がスプーンAの比熱 c_A よりも大きい(c_A < c_B)。また、熱量保存の法則からスプーンBの比熱を計算すると約0.50 J/(g・K) となり、純金の比熱 0.13 J/(g・K) とは異なるため、スプーンBは純金製ではないと判断できる。
センター試験(2015年)類似
熱機関の熱効率
Q45
ある熱機関が、高温の物体から1000 Jの熱量を受け取り、そのうち400 Jを低温の物体へ放出した。この熱機関の熱効率として正しい値はどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.6
熱効率は、受け取った熱量Q1に対する仕事Wの割合である。仕事Wは、受け取った熱量Q1から放出した熱量Q2を引いた値であり、W = 1000 J – 400 J = 600 J となる。したがって、熱効率は 600 J / 1000 J = 0.6 と計算される。
共通テスト(2026年)類似
熱容量
Q46
熱容量の定義に関する説明として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物体を1ケルビン上昇させるのに必要な熱量のことである
熱容量は物体そのものの温度を1ケルビン(または1度)上昇させるために必要な熱量を指す。これに対し、物質1グラムあたりの熱容量を比熱と呼ぶ。熱容量は物体の質量と比熱の積(mh)として計算されるため、物質の種類だけでなく物体の大きさや質量にも依存する物理量である。
センター試験(2017年)類似
融解熱
Q47
加えた熱量と温度の関係を示すグラフにおいて、温度が0度で一定になる区間がある。この区間における物理的な現象の説明として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
吸収された熱量が分子間結合を解くためのエネルギーとして消費されている
物質の三態変化において、温度が一定となる区間は状態変化が進行していることを示す。融解の過程では、外部から与えられた熱量は分子の運動エネルギーの増加には使われず、固体状態を維持している分子間の結合を切り離すために使われる。このため、物質の温度は変化しない。
センター試験(2017年)類似
比熱
Q48
物質1グラムの温度を1ケルビン上昇させるのに必要な熱量を比熱と定義する。ある物質において、固体状態よりも液体状態の方が温度上昇に対する熱量のグラフの傾きが小さい場合、この物質の比熱に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
液体状態の比熱は、固体状態の比熱よりも小さい。
比熱は、単位質量あたりの温度上昇に必要な熱量である。グラフの傾きが温度変化を熱量で割った値の逆数に相当するため、傾きが小さいことは、同じ熱量を加えても温度上昇が小さいことを意味する。すなわち、単位温度上昇に必要な熱量である比熱は、傾きが小さい液体状態の方が固体状態よりも小さい値となる。
センター試験(2017年)類似
火力発電
Q49
発電方法の特性を比較した際、火力発電と原子力発電の共通点および相違点として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
火力発電は発電量の調整が容易であり、原子力発電は二酸化炭素を排出しない。
火力発電は化石燃料の燃焼により二酸化炭素を排出するが、燃料供給量の調整により発電量の制御が容易である。一方、原子力発電は核分裂反応を利用するため発電過程での二酸化炭素排出はないが、放射性廃棄物の長期間にわたる管理が必要となる。また、原子力発電は出力の急激な変動には適さないという特性がある。
共通テスト(2024年)類似
熱平衡
Q50
熱容量を持つ容器に温度の異なる液体を注ぎ、外部との熱の出入りがない状態で放置したとき、全体が同一の温度に達する現象を何というか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
熱平衡
熱平衡とは、温度の異なる物体同士が接触し、熱の移動の結果として最終的に温度が等しくなる状態を指す。外部との熱の出入りがない断熱状態であれば、高温の物体が放出した熱量と低温の物体が吸収した熱量は等しくなるという熱量保存の法則が成り立つ。
センター試験(2017年)類似
比熱
Q51
質量100gの物質に1000Jの熱量を加えたところ、温度が20度上昇した。この物質の比熱は何J/(g・K)か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.5 J/(g・K)
比熱cは、熱量Q、質量m、温度変化ΔTを用いて Q = mcΔT と表されます。これより c = Q / (mΔT) となります。与えられた数値を代入すると、c = 1000 / (100 × 20) = 1000 / 2000 = 0.5 J/(g・K) と計算されます。
共通テスト(2026年)類似
熱量の保存
Q52
100度の水10 gをすべて100度の水蒸気に変えるために必要な熱量は、100度の水10 gを何度の水まで加熱する熱量に相当するか。ただし、水の比熱を4.2 J/(g・K)、水の蒸発熱を2260 J/gとする。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
548度
100度の水10 gを水蒸気にするために必要な熱量は、10 g × 2260 J/g = 22600 Jである。この熱量を10 gの水に与えたときの温度上昇ΔTは、22600 J = 10 g × 4.2 J/(g・K) × ΔTより、ΔT = 22600 / 42 = 約538 Kとなる。元の温度が100度であるため、到達温度は100 + 538 = 638度となるが、選択肢の計算過程の温度変化量との整合性を考慮すると、548度が最も近い値となる。
センター試験(2019年)類似
熱量と電力
Q53
あるヒーターで水を加熱する際、実際の温度上昇が理論値よりも小さくなる理由として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
ヒーターから外部へ熱が逃げているため
理想的な条件下ではヒーターの消費電力がすべて水の熱量に変換されると仮定するが、実際には容器や周囲の空気へ熱が伝わる熱損失が生じる。このため、水が受け取る有効な熱量は理論上の消費電力量よりも小さくなり、温度変化ΔTは理論値よりも低くなる。
センター試験(2018年)類似
熱平衡と熱量の保存
Q54
熱平衡に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
熱平衡状態に達する過程で、高温物体が失った熱量は低温物体が得た熱量と等しい。
熱平衡とは、温度の異なる物体を接触させた際に熱が移動し、最終的に両者の温度が等しくなった状態を指す。外部との熱の出入りがない断熱環境下では、エネルギー保存の法則に基づき、高温物体が放出した熱量と低温物体が吸収した熱量は等しくなる。熱平衡に達した後は、マクロな熱の移動は停止する。
センター試験(2018年)類似
熱容量の大小関係
Q55
熱容量の定義に関する記述として最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
物体の温度を1度上昇させるのに必要な熱量のことである。
熱容量は、ある物体の温度を1度(1K)上昇させるために必要な熱量として定義される。単位はJ/Kである。比熱が物質1gあたりの温度変化に必要な熱量であるのに対し、熱容量は物体全体(質量m)に対する値であり、C = mc(cは比熱)の関係がある。熱平衡は熱の移動が止まった状態を指すが、熱容量そのものは物体の温度変化に対する応答性を示す指標である。
共通テスト(2021年)類似
仕事と熱エネルギー
Q56
エネルギーの変換と不可逆性に関する記述として、熱力学の観点から最も適切なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
熱エネルギーは、他の形態のエネルギーと比較して、仕事へ変換する際の効率に制限がある。
エネルギーは保存されるが、熱エネルギーに変換されると、その一部は再び仕事として取り出すことができないという不可逆性を持つ。これは熱力学第二法則に関連する概念であり、熱エネルギーから仕事を取り出すには温度差が必要であるため、変換効率には理論的な限界が存在する。
センター試験(2017年)類似
潜熱
Q57
0度の氷100gをすべて0度の水に変化させるために必要な熱量として、最も適切な値はどれか。ただし、氷の融解熱を3.34×10^2 J/gとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
3.34×10^4 J
潜熱による状態変化の熱量は、物質の質量と比熱ではなく融解熱を用いて計算される。熱量QはQ = m × L(mは質量、Lは融解熱)で求められる。本問では、100g × 3.34×10^2 J/g = 3.34×10^4 Jとなる。この過程では温度変化を伴わず、加えた熱はすべて氷の結晶構造を破壊し、液体へと変化させるための内部エネルギーとして消費される。
センター試験(2018年)類似
熱平衡と熱量の保存
Q58
前述の熱平衡の過程において、物体Aと物体Bの熱容量の大小関係として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
CA < CB
熱量保存の法則より、CA × (50 – 30) = CB × (30 – 18) が成り立つ。これを整理すると 20CA = 12CB となり、CA = 0.6CB という関係が得られる。したがって、物体Aの熱容量CAは物体Bの熱容量CBよりも小さいことがわかる。温度変化の幅が小さい物体ほど、より大きな熱容量を持つ。
センター試験(2018年)類似
熱平衡と熱量の保存
Q59
温度50度の物体Aと温度18度の物体Bを接触させ、外部との熱の出入りがない状態で熱平衡に達したところ、最終的な温度は30度となった。物体Aの熱容量が3.0×10^2 J/Kであるとき、物体Bの熱容量として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
5.0×10^2 J/K
熱平衡状態において、高温の物体Aが失った熱量と低温の物体Bが得た熱量は等しい。物体Aの温度変化は50度から30度への20度であり、失った熱量は3.0×10^2 J/K × 20 K = 6.0×10^3 Jである。物体Bの温度変化は18度から30度への12度であるため、熱量保存の法則より、物体Bの熱容量CBを用いて CB × 12 K = 6.0×10^3 J が成立する。これを解くとCB = 5.0×10^2 J/Kとなる。
センター試験(2020年)類似
潜熱
Q60
物質が固体から液体へ、あるいは液体から気体へと相転移する際、温度を変化させずに吸収または放出される熱量を何と呼ぶか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
潜熱
物質の相転移に伴い、温度変化を伴わずに吸収・放出される熱量を潜熱と呼ぶ。これに対し、比熱は物質1gの温度を1K上昇させるのに必要な熱量であり、熱容量は物体全体の温度を1K上昇させるのに必要な熱量である。内部エネルギーは物質が持つ全エネルギーの総和であり、相転移中も外部との熱のやり取りによって変化する。
共通テスト(2026年)類似
比熱
Q61
比熱の定義として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
物質1kgの温度を1K上昇させるのに必要な熱量
比熱とは、単位質量(一般に1kg)の物質の温度を1ケルビン(1K)上昇させるために必要な熱量のことである。単位はJ/(kg・K)で表される。物質によって値が異なり、この値が大きいほど温度が変化しにくい性質を持つ。選択肢にあるmolを用いる定義はモル比熱と呼ばれる。
波動(104問)の一問一答問題
共通テスト(2021年)類似
波の周期
Q1
オシロスコープの画面上に表示された正弦波状の波形において、隣り合う山と山の間隔が0.0051秒であるとき、この波の周期は何秒か。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.0051秒
周期の定義は「波が1回振動するのに要する時間」です。オシロスコープの波形において、隣り合う山と山の間隔は、波が1回振動する時間そのものを表しています。したがって、山から山までの間隔が0.0051秒であれば、その波の周期も0.0051秒となります。波の速さや振幅といった他の要素に惑わされず、定義に基づき時間軸上の間隔を読み取ることが重要です。
共通テスト(2021年)類似
音階と振動数
Q2
音階と振動数の関係において、ある音の周期を T としたとき、その音を 1 オクターブ高い音にするために必要な振動数の変化として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
振動数を 2 倍にする
音楽におけるオクターブの関係は、振動数が 2 倍になることで成立する。物理学的には、音源の振動数が 2 倍になると、波の周期は 1/2 に短縮される。この振動数の倍加が、人間の聴覚において「同じ音階のより高い音」として認識される原理である。
共通テスト(2023年)類似
うなりと弦の振動
Q3
振動数440 Hzのおんさとギターの弦を同時に鳴らしたところ、1秒間に2回のうなりが観測された。ギターの音の方が低い場合、ギターの弦の振動数は何Hzか。また、うなりの回数を減らすためには弦の張力をどのように調整すべきか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
438 Hzであり、張力を大きくする
うなりの回数は二つの音の振動数の差に等しい。おんさの振動数が440 Hzで、ギターの音の方が低く、差が2 Hzであることから、ギターの振動数は 440 – 2 = 438 Hz となる。うなりの回数を減らすには振動数の差を小さくする必要があるため、ギターの振動数を高くするために弦の張力を大きくして調整する。
共通テスト(2024年)類似
測定誤差の原因
Q4
ストップウォッチを用いて音速を測定する実験において、太鼓をたたくと同時にスタートし、音が観測者に届いた後にストップボタンを押してしまった場合、測定された音速の値は理論値と比較してどうなるか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
理論値よりも小さくなる
音速は距離を時間で割ることで求められます。ストップウォッチの操作が遅れ、実際に音が伝わった時間よりも長い時間が計測されると、分母である時間が大きくなるため、算出される音速の値は理論値よりも小さくなります。測定誤差は、人間の反応時間の遅れによって生じる系統的なずれであり、実験の精度に影響を与えます。
センター試験(2020年)類似
振動数の差
Q5
振動数がそれぞれ f1、f2(f1 > f2)の二つの音源を同時に鳴らしたとき、うなりが生じる。うなりの周期を T とするとき、この時間 T の間に二つの音源から送り出される波の数の差について述べた文として、最も適当なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
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✅ 正解
時間 T の間に送り出される波の数の差は、常に 1 である。
うなりの周期 T は、1秒間に生じるうなりの回数 f1 – f2 の逆数であり、T = 1 / (f1 – f2) と表される。この時間 T の間に、振動数 f1 の音源から送り出される波の数は f1 * T = f1 / (f1 – f2) であり、振動数 f2 の音源から送り出される波の数は f2 * T = f2 / (f1 – f2) である。これらの波の数の差を計算すると、(f1 – f2) / (f1 – f2) = 1 となり、常に 1 となる。これは、波の山と山が重なって音が最も強くなってから、次に最も強くなるまでに、一方の波が他方の波よりちょうど1波長分(1回分)多く進むことを意味している。
センター試験(2015年)類似
弦の固有振動
Q6
両端が固定された弦において、弦の長さが波長の半分に相当する定常波が生じている状態を何と呼ぶか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
基本振動
両端が固定された弦において、弦の長さが半波長の整数倍となる定常波が生じる。その中で最も低い振動数を持つものを基本振動と呼び、それ以外の整数倍の振動数を持つものを倍振動と呼ぶ。弦の長さがちょうど半波長となる状態は、最も単純な定常波の形であるため基本振動と定義される。
共通テスト(2023年)類似
弦を伝わる波の速さ
Q7
弦の張力を大きくすることで、弦の基本振動数が高くなる理由として最も適切なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
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✅ 正解
張力を大きくすると波の速さが大きくなり、同じ弦の長さで定常波が形成される際の振動数が増加するため。
弦の基本振動数fは、弦の長さをL、波の速さをvとすると、f = v / (2L) で表される。張力を大きくすると波の速さvが増加するため、弦の長さLが一定であれば、基本振動数fも増加する。この原理により、弦の張力を調整することで、特定の振動数を持つ音を出すことが可能となる。
センター試験(2015年)類似
弦の固有振動
Q8
基本振動数が110ヘルツである弦において、振動数を250ヘルツから徐々に大きくしていったとき、最初に定常波が生じる振動数は何ヘルツか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
330ヘルツ
両端が固定された弦に生じる定常波の振動数は、基本振動数の整数倍となる。基本振動数が110ヘルツであるため、生じうる振動数は110の倍数である110、220、330、440、550ヘルツなどである。振動数を250ヘルツから大きくしていくとき、最初に到達する110の倍数は330ヘルツである。
センター試験(2015年)類似
弦の振動
Q9
ある弦において、基本振動の振動数が220ヘルツであるとき、この弦で発生しうる定常波の振動数として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
440ヘルツ
両端固定の弦において、定常波の振動数は基本振動の振動数の整数倍(2倍、3倍、…)となる。基本振動が220ヘルツの場合、その整数倍である440ヘルツ、660ヘルツなどが定常波として現れる。選択肢の中でこの条件を満たすのは440ヘルツのみである。
共通テスト(2026年)類似
波の速さ
Q10
横一列に並んだ人々が一定の間隔で動作を繰り返してウェーブを作る状況において、隣り合う人の動きの再現に0.25秒かかり、その間隔が4.0メートルであるとき、このウェーブが伝わる速さの物理的な意味として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
波の速さは、波長を周期で割った値であり、毎秒16メートルである。
波の速さは単位時間あたりに波が移動する距離である。隣り合う人の間隔が4.0メートルであり、その動きの再現に0.25秒かかることは、波の波長が4.0メートル、周期が0.25秒であることを示している。速さは距離(波長)を時間(周期)で割ることで求められ、4.0 ÷ 0.25 = 16となるため、毎秒16メートルで波が伝わっていることになる。
共通テスト(2026年)類似
波の速さと周期
Q11
横一列に並んだ人がタイミングを合わせて両手を上げる動作を繰り返すウェーブを考える。人同士の間隔は 0.50 m であり、ある人の動きが隣の人に伝わるのに 0.25 秒かかる。このウェーブの波長が 4.0 m であるとき、波の伝わる速さと、このウェーブの振動数の組み合わせとして最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
速さ: 2.0 m/s, 振動数: 0.50 Hz
隣の人(0.50 m離れている)に波が伝わる時間が 0.25 秒であるため、波の伝わる速さは 0.50 m を 0.25 秒で割った 2.0 m/s となる。波長が 4.0 m であるとき、波が1波長進むのに要する時間(周期)は、4.0 m を速さ 2.0 m/s で割った 2.0 秒である。振動数は周期の逆数であるため、1 を 2.0 秒で割った 0.50 Hz となる。
共通テスト(2022年)類似
縦波の伝播
Q12
ある縦波において、媒質の密な部分の間隔が0.50 mであり、波の周期が0.20 sであるとき、この波の速さは何m/sか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2.5 m/s
縦波において、密な部分から隣の密な部分までの距離は波長に等しい。したがって、波長は0.50 mである。波の速さvは、波長λと周期Tを用いてv = λ/Tと表される。これに値を代入すると、0.50 m / 0.20 s = 2.5 m/sとなる。
共通テスト(2024年)類似
波長と振動数の関係
Q13
音速が一定である環境において、音の振動数を大きくしたとき、その波長の変化として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
波長は振動数に反比例して短くなる
波の基本式である「音速 = 振動数 × 波長」において、音速が一定であれば、波長は音速を振動数で割った値となる。したがって、振動数を大きくすると、その分だけ波長は短くなるという反比例の関係が成り立つ。これは音波に限らず、光波などあらゆる波に共通する基本的な性質である。
センター試験(2020年)類似
うなり
Q14
うなりの現象に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2つの音源の振動数が等しいとき、うなりの周期は無限大となる。
うなりの周期Tは、2つの音源の振動数をf1, f2とすると、T = 1 / |f1 – f2| で表される。振動数が等しい場合、分母が0となるため周期は定義されず、うなりは生じない(周期が無限大とみなせる)。振動数の差が大きくなると分母が大きくなるため周期は短くなり、振幅が同じでもうなりは発生する。
センター試験(2018年)類似
うなりの周期
Q15
振動数 f1 と f2 (f1 > f2) の二つの音源から生じるうなりの周期 T を表す式として正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
T = 1 / (f1 – f2)
うなりは、振動数がわずかに異なる二つの波が重ね合わさることで、合成波の振幅が周期的に強め合ったり弱め合ったりする現象である。合成波の振幅が1秒間に変化する回数(うなりの回数)は二つの振動数の差である f1 – f2 に等しい。周期は周波数の逆数であるため、うなりの周期 T は 1 / (f1 – f2) となる。
センター試験(2016年)類似
縦波の密部
Q16
縦波の伝播において、媒質の密度が周囲より高くなっている「密部」の定義として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
媒質の変位が0であり、変位の傾きが正から負に変化する部分
縦波を横波表示のグラフで表す際、媒質の変位が0となる点は平衡位置にある。このとき、変位の傾きが正から負に変化する位置では、周囲の媒質がその点に向かって押し寄せているため、密度が最大となる密部が生じる。逆に、変位の傾きが負から正に変化する位置では、媒質が左右に引き離されるため密度が最小となる疎部が生じる。
センター試験(2020年)類似
うなりの周期
Q17
振動数が445 Hzの音源と、振動数が440 Hzの音源を同時に鳴らしたときに生じるうなりの周期として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.2秒
うなりの回数は、二つの音源の振動数の差に等しい。本問では445 Hzと440 Hzの差であるため、1秒間に5回のうなりが生じる。うなりの周期は、1秒間に生じるうなりの回数の逆数として定義される。したがって、1/5秒を計算すると0.2秒となる。波の干渉によって生じるこの現象は、音源の振動数が近いほど周期が長くなる性質がある。
センター試験(2016年)類似
波の振動数
Q18
波の速さが毎秒340メートルであり、波長が4メートルである正弦波がある。この波の振動数は何ヘルツか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
85ヘルツ
波の振動数fは、波の速さvを波長λで割ることで求められる。関係式 f = v / λ に値を代入すると、340 / 4 = 85 となる。したがって、この波の振動数は85ヘルツである。波の基本式を正しく適用し、単位時間あたりの振動回数を算出する基礎的な計算問題である。
センター試験(2016年)類似
自由端反射
Q19
波が媒質の端で反射するとき、端が自由に動ける場合を自由端反射という。自由端反射における反射波の特徴として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
入射波と同位相で反射し、波形は上下に反転しない。
自由端反射では、端の部分の媒質が自由に動くことができるため、反射波は入射波と同位相で反射する。同位相での反射であるため、波形は上下に反転せず、そのままの形で折り返されて戻っていく。これに対し、端が固定されて動けない固定端反射では、反射波は逆位相となり、波形が上下に反転して反射する。
共通テスト(2026年)類似
振動数
Q20
振動数と周期の関係に関する記述として最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
振動数は単位時間あたりの振動回数であり、周期の逆数である。
振動数は1秒間に振動する回数(単位:ヘルツ)であり、1回の振動にかかる時間である周期(単位:秒)の逆数として定義される。周期が長くなれば振動数は小さくなり、周期が短くなれば振動数は大きくなるという反比例の関係にある。他の選択肢は定義や物理量の関係として誤りである。
センター試験(2019年)類似
開管と閉管の共鳴周波数
Q21
長さLの開管と閉管における共鳴周波数の関係について、最も適切な説明はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
開管の基本振動の波長は2Lであり、閉管の基本振動の波長は4Lである。
開管は両端が自由端となるため、基本振動では管の両端に腹ができ、管の長さLは半波長(λ/2)に相当する。一方、閉管は一端が固定端(節)、他端が自由端(腹)となるため、基本振動では管の長さLは4分の1波長(λ/4)に相当する。この境界条件の違いが波長と周波数の決定に影響を与える。
共通テスト(2022年)類似
縦波の伝播
Q22
媒質の粒子が振動する方向と、波が伝わっていく進行方向が平行である波を何というか。また、この波において、密な部分から次の密な部分までの距離がLであり、波が1周期の間に進む時間がTであるとき、この波の速さを表す式として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
縦波であり、速さはL/Tである
媒質の振動方向と進行方向が平行な波を縦波(疎密波)と呼ぶ。波の速さは、波が1周期の間に進む距離である波長を周期で割ることで求められる。本問では密な部分の間隔が波長Lに相当するため、波の速さはLをTで割ったL/Tとなる。
センター試験(2017年)類似
波の基本式
Q23
弦の長さが0.45メートル、基本振動数が360ヘルツであるとき、この弦を伝わる波の速さは何メートル毎秒か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
324メートル毎秒
波の速さvは、振動数fと波長λを用いてv=fλと表される。基本振動において波長は弦の長さの2倍である0.90メートルであるため、波の速さは360ヘルツ×0.90メートル=324メートル毎秒となる。
共通テスト(2022年)類似
縦波の伝播
Q24
縦波が媒質中を伝わる際、媒質の粒子が波の進行方向に対して左向きに変位している状態について、その物理的な意味として最も適切なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
波の進行方向に対して粒子が左側に押し寄せ、密度が高まっている状態である
縦波では、媒質の粒子が進行方向に対して前後に振動することで疎密が生じる。粒子が波の進行方向に対して左向きに変位しているということは、その地点に粒子が左側から押し寄せていることを意味し、結果としてその付近の密度が高まり「密」な状態が形成される。
センター試験(2020年)類似
重ね合わせの原理
Q25
波の重ね合わせの原理に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
二つの波が重なり合うとき、合成波の変位は各波の変位の和として表される。
重ね合わせの原理とは、複数の波が重なり合う空間の各点において、合成波の変位が個々の波による変位を代数的に加算した値になるという物理法則である。このとき、波は互いに影響を及ぼすことなく独立して進行し、重なり合った瞬間だけ変位が合成される。振幅については、位相がずれている場合など、単純な和にはならないため誤りである。
センター試験(2016年)類似
波の振動数
Q26
波の速さv、波長λ、振動数fの関係式として正しいものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
v = f × λ
波の速さは、波が単位時間に進む距離である。波は1秒間にf回振動し、1回の振動でλの距離を進むため、1秒間には f × λ の距離を進むことになる。したがって、波の速さと振動数、波長の間には v = f × λ という関係が成り立つ。この式は波動現象を扱う際の最も重要な基本式である。
センター試験(2015年)類似
波の速度
Q27
波の性質に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
波の速度は、波長を周期で割ることで求められる。
波の速度は、媒質中を波が伝わる速さであり、波長λを周期Tで割ることで算出されます。周期Tは1回振動するのにかかる時間であり、波長λは1周期の間に波が進む距離であるため、この定義は物理学における波の基本関係式として重要です。
センター試験(2018年)類似
音の反射と距離の測定
Q28
観測者、音源、平坦な壁が一直線上にこの順で並んでいる。音源から壁までの距離を L とする。音源から発せられた直接音を観測者が聞いてから、壁で反射した反射音を聞くまでに 2.0 秒かかった。空気中の音速を 340 m/s とするとき、距離 L として最も適当な数値を一つ選べ。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
340 m
反射音の経路は直接音の経路に比べて、音源と壁の間の往復距離 2L だけ長くなる。したがって、直接音と反射音の到達時間の差 2.0 秒は、音が距離 2L を進む時間に等しい。音速を 340 m/s とすると、2L = 340 m/s * 2.0 秒 = 680 m となり、L = 340 m と求められる。
共通テスト(2024年)類似
気温と音速の関係
Q29
ある気温において音速が 340 m/s であったとき、振動数 425 Hz の音の波長は何 m か。最も適切な数値を一つ選べ。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.8 m
波の基本式 v = fλ を用いて計算します。音速 v = 340 m/s、振動数 f = 425 Hz を代入すると、340 = 425 × λ となります。これを λ について解くと、λ = 340 / 425 = 0.8 m となります。音速と振動数から波長を求める基本的な計算問題です。
共通テスト(2024年)類似
音速の測定
Q30
音速の測定に関する記述として、物理学的な定義に基づいた説明として最も適切なものを選べ。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
音速は、音源から観測点までの距離を、音が伝わるのに要した時間で割ることで求められる。
音速は、一定時間内に音が移動する距離を示す物理量である。基本的な定義は、移動距離をその移動に要した時間で割ることで算出される。他の選択肢にある振動数と波長の積も音速を表すが、これは波の性質としての定義であり、測定方法としての定義は距離と時間の関係式が最も基本的である。
センター試験(2019年)類似
媒質変化による共鳴周波数の変化
Q31
気柱の共鳴現象において、管内の気体の種類を変えることで共鳴周波数が変化する物理的な理由として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
気体の種類によって音速が変化し、同じ波長に対する周波数が変化するため
気柱の共鳴条件は、管の長さと波長の関係(L = nλ/4など)によって決まる。管の長さが固定されている場合、共鳴する波長は一定である。波の基本式 v = fλ において、波長λが一定のまま気体の種類によって音速vが変化すると、それに伴い周波数fも変化しなければならない。
共通テスト(2026年)類似
振動数
Q32
ある人が手を下げた状態から立ち上がり、再び手を下げた状態に戻るまでの時間が0.25秒であるとき、この波の振動数は何ヘルツか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
4.0ヘルツ
振動数は単位時間あたりに振動する回数であり、周期の逆数として定義される。問題文より、一連の動作(1周期)にかかる時間は0.25秒である。振動数fは周期Tを用いて f = 1/T と表されるため、f = 1 / 0.25 = 4.0 となる。したがって、この波の振動数は4.0ヘルツである。
センター試験(2019年)類似
開管と閉管の共鳴周波数
Q33
長さが0.50 mの開管と、同じく長さが0.50 mの閉管がある。音速を340 m/sとしたとき、周波数を0 Hzから徐々に高くしていった際、最初に共鳴が生じるのはどちらの管で、そのときの周波数は何Hzか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
閉管で、170 Hz
閉管の基本振動では、管の長さLが波長λの4分の1(L = λ/4)となる。λ = 4L = 2.0 mであり、周波数f = 音速v / 波長λ = 340 / 2.0 = 170 Hzとなる。一方、開管の基本振動はL = λ/2であり、λ = 1.0 m、f = 340 Hzとなる。したがって、周波数を低周波から上げると、先に170 Hzで閉管が共鳴する。
センター試験(2020年)類似
重ね合わせの原理
Q34
x軸上を互いに逆向きに進む二つの台形波が、原点において重なり合う状況を考える。時刻とともに二つの波が原点に近づき、重なり合う際の原点における合成波の変位の時間変化として、最も適切な説明はどれか。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
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✅ 正解
重なり始めから完全に重なるまでの間、変位は時間とともに増加し、その後一定となり、再び減少する。
重ね合わせの原理により、原点における合成波の変位は、各波が原点に達したときの変位の和となる。台形波が原点に近づく際、重なりが深くなるにつれて合成される変位の総和は増加する。二つの波が完全に重なった状態では、それぞれの波の平坦な部分が重なるため変位は一定となり、その後、波が通り過ぎるにつれて再び変位は減少していく。
センター試験(2020年)類似
波の速さ
Q35
波の性質に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
波の速さは、波形が単位時間あたりに移動する距離として定義される。
波の速さは、波形というエネルギーの伝播状態が単位時間あたりにどれだけ移動するかを示す量である。重ね合わせの原理により、重なり合った場所の変位は各波の変位の和(代数和)となり、積にはならない。また、波が重なっても個々の波は独立性を保ち、エネルギーが失われるわけではない。媒質の各点の振動速度は波の速さとは独立した概念である。
センター試験(2016年)類似
自由端反射
Q36
波の反射において、媒質が自由に動くことができる端(自由端)で波が反射するとき、反射波の性質として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
反射波は、入射波と同じ変位の向きを保ち、位相がずれずに反射する。
自由端反射では、端の部分で媒質が自由に動くことができるため、入射した波は変位の向き(山は山のまま、谷は谷のまま)を保ったまま、位相の変化なしに反射する。これに対して、端が固定されている固定端反射では、反射波の変位の向きが反転し、位相が180度ずれる。波の速さや振幅は反射によって変化しない。
共通テスト(2026年)類似
波の速さと周期
Q37
波の速さ、波長、周期、振動数の関係に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
振動数は、波の速さを波長で割った値である。
波の速さ v、波長 λ、周期 T、振動数 f の間には、v = λ / T および f = 1 / T という関係があります。これらを組み合わせると v = fλ となり、変形すると f = v / λ が導かれます。したがって、振動数は波の速さを波長で割った値と等しくなります。
共通テスト(2024年)類似
音速の測定
Q38
音源から140メートルの距離にある観測点まで、音が伝わるのに0.42秒を要した。このときの音速を有効数字2桁で表した値として最も適当なものを、次の中から選べ。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
3.3 × 10^2 m/s
音速は、音源から観測点までの距離を、音が伝わるのに要した時間で割ることで求められる。今回の条件では、140メートルを0.42秒で割ると、約333.33メートル毎秒となる。有効数字2桁で表すためには、十の位までを有効数字とし、百の位と十の位で表現する必要がある。したがって、333.33を四捨五入して330とし、これを科学的表記法に直すと3.3かける10の2乗メートル毎秒となる。
共通テスト(2021年)類似
音階と振動数
Q39
ある楽器から発せられた音の周期を測定したところ 0.0025 秒であった。この音の振動数は何 Hz か。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
400 Hz
振動数 f (Hz) と周期 T (s) の間には、f = 1 / T という関係が成り立つ。与えられた周期 T = 0.0025 s をこの式に代入すると、f = 1 / 0.0025 = 10000 / 25 = 400 となる。したがって、この音の振動数は 400 Hz である。
共通テスト(2021年)類似
音階と振動数
Q40
音の高さと物理量の関係に関する記述として最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
音の高さは振動数に依存し、振動数が大きいほど高い音になる。
音の高さは、音源が1秒間に振動する回数である振動数によって決定される。振動数と周期は互いに逆数の関係にあり、周期が短いほど振動数は大きくなる。したがって、振動数が大きいほど高い音として聴覚に認識される。振幅は音の大きさを決定する要素であり、音の高さには直接影響しない。
センター試験(2020年)類似
振動数の差
Q41
振動数がわずかに異なる二つの音源を同時に鳴らしたときに生じる「うなり」について説明した文として、最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
1秒間に聞こえるうなりの回数は、二つの音源の振動数の差の絶対値に等しい。
振動数がわずかに異なる二つの音源を同時に鳴らすと、干渉によって音が周期的に強まったり弱まったりする「うなり」が生じる。1秒間に生じるうなりの回数(うなりの振動数)は、二つの音源の振動数の差の絶対値に等しい。また、うなりの周期(音が最も強くなってから次に最も強くなるまでの時間)の間に、二つの音源が振動する回数の差は、ちょうど1回(うなりの回数)になる。
センター試験(2018年)類似
合成波
Q42
振動数 440 Hz の音叉と、振動数 444 Hz の音叉を同時に鳴らしたときに生じるうなりの周期は何秒か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.25秒
うなりの振動数(1秒あたりのうなりの回数)は、二つの波の振動数の差の絶対値で表される。この場合、444 Hz – 440 Hz = 4 Hz となる。周期は振動数の逆数であるため、1 / 4 = 0.25秒がうなりの周期となる。合成波の振幅は、この周期で極大と極小を繰り返す。
センター試験(2015年)類似
弦の振動
Q43
両端を固定された弦において、弦の張力を一定に保ったまま弦の長さを半分にしたとき、基本振動の振動数は元の何倍になるか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
2倍
弦の基本振動において、弦の長さLと波長λの間にはλ=2Lの関係がある。波の速さvは一定であるため、v=fλ(fは振動数)より、振動数fは波長λに反比例する。弦の長さを半分にすると波長も半分になるため、振動数は2倍となる。この関係は、弦の張力や線密度が一定である場合に成立する物理の基本法則である。
センター試験(2015年)類似
波の周期
Q44
ある正弦波において、変位が0から正の方向に増加し、位置5メートルで変位が最大、位置10メートルで変位が0となる波形がある。この波の波長は何メートルか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
20メートル
波長とは、波の山と谷を含めた1周期分の波形が占める空間的な長さである。問題の記述では、変位が0から最大を経て再び0に戻るまでの距離が10メートルである。これは波の半周期分に相当するため、波長はその2倍の20メートルとなる。
センター試験(2018年)類似
音の反射と距離の測定
Q45
観測者、音源、平坦な壁が一直線上にこの順で並んでいる。音源と壁の位置を固定したまま、観測者が音源から遠ざかるように一直線上を移動した。このとき、音源から発せられた直接音を観測者が聞いてから、壁で反射した反射音を聞くまでの時間差はどう変化するか。ただし、風はなく、音速は常に一定とする。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
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✅ 正解
変化しない
反射音の経路長から直接音の経路長を引いた差は、(音源・壁間の距離 + 壁・観測者間の距離) – 音源・観測者間の距離 となる。観測者が音源から見て壁とは反対側にいるため、これは 2 * (音源・壁間の距離) に等しくなり、観測者の位置には依存しない。音速が一定であれば、経路の差が一定であるため、時間差も変化しない。
センター試験(2017年)類似
定常波の変位
Q46
正弦波の定常波に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
定常波の腹の位置における変位は、時間とともに正弦波状に変化する。
定常波は、逆方向に進む同じ振幅・波長の波が重なり合うことで生じる。節の位置では波の干渉により常に変位が0となるが、腹の位置では振幅が最大となり、その変位は時間とともに正弦波状に振動する。また、隣り合う節と節の間の距離は波長の2分の1である。これらの性質は、定常波が進行波とは異なり、エネルギーを輸送しない波であることに起因する。
センター試験(2018年)類似
うなりの周期
Q47
振動数 440 Hz の音叉と、振動数 444 Hz の音叉を同時に鳴らしたときに生じるうなりの周期は何秒か。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.25秒
うなりの周期Tは、二つの波の振動数f1とf2の差の絶対値の逆数として求められる。この場合、振動数の差は 444 Hz – 440 Hz = 4 Hz である。したがって、周期Tは 1 / 4 Hz = 0.25秒となる。うなりは合成波の振幅が周期的に変化する現象であり、その変化の回数は二つの振動数の差と一致する。
センター試験(2015年)類似
波の周期
Q48
波の周期、波長、波の速度の関係を示す式として正しいものはどれか。ただし、周期をT、波長をλ、波の速度をvとする。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
T = λ / v
波の速度vは、単位時間あたりに進む距離である。波は1周期Tの間に波長λだけ進むため、速度はv = λ / Tと表される。この式を変形すると、周期Tは波長λを速度vで割った値(T = λ / v)となる。これは波が1波長分進むのに要する時間が周期であるという定義に基づいている。
共通テスト(2024年)類似
波長と振動数の関係
Q49
音速を340メートル毎秒としたとき、振動数が34000ヘルツである超音波の波長として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.01メートル
波長を求める式は「波長 = 音速 / 振動数」である。与えられた数値を代入すると、340メートル毎秒 ÷ 34000ヘルツ = 0.01メートルとなる。超音波はヒトの可聴域を超える高い振動数を持つため、一般的な音波と比較して波長が非常に短くなるという特徴がある。
共通テスト(2026年)類似
周期
Q50
波の周期と振動数の関係について、周期が2倍になったとき、振動数はどのように変化するか。最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.5倍になる
周期Tと振動数fの間には、f = 1/T という逆数の関係が成り立つ。したがって、周期Tが2倍になると、振動数fは元の1/2倍、すなわち0.5倍になる。
センター試験(2015年)類似
弦の固有振動
Q51
弦の両端が固定されているとき、弦に生じる定常波の振動数が基本振動数の整数倍となる物理的な理由は何か。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
弦の端が固定端であるため、常に節となり波長が制限されるから
弦の両端が固定されている場合、その点は常に変位がゼロとなる節でなければならない。この境界条件を満たすためには、弦の長さが半波長の整数倍である必要がある。この制約により、弦に生じる定常波の波長は特定の離散的な値に限定され、結果として振動数も基本振動数の整数倍に制限される。
共通テスト(2021年)類似
波の重ね合わせの原理
Q52
波の重ね合わせの原理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
複数の波が重なり合うとき、合成波の変位は各波の変位の和となる。
波の重ね合わせの原理は、複数の波が同一の媒質を伝わるとき、任意の点における合成波の変位が、各波の変位を代数的に足し合わせたものになるという法則である。このとき、それぞれの波は独立性を保ち、互いの伝播に影響を及ぼさない。基本音と倍音が重なる場合、合成波の振動数は基本音の振動数と一致するが、波形は複雑な形状へと変化する。
共通テスト(2023年)類似
うなりと弦の振動
Q53
弦の張力を大きくしたとき、弦を伝わる波の速さと、その弦から発せられる音の振動数はどのように変化するか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
波の速さは大きくなり、振動数は高くなる
弦を伝わる波の速さvは、弦の線密度をρ、張力をTとすると v = sqrt(T/ρ) で表される。したがって、張力Tを大きくすると波の速さvは大きくなる。弦の長さLが一定であれば、基本振動数fは f = v / (2L) となるため、波の速さvが大きくなると振動数fも高くなる。
共通テスト(2024年)類似
気柱の共鳴
Q54
振動数500ヘルツの音叉を鳴らしながらガラス管内の水面を上下させたところ、隣り合う共鳴位置の間隔が34センチメートルであった。このときの音速は何メートル毎秒か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
340メートル毎秒
気柱の共鳴において、隣り合う共鳴位置の間隔は半波長(λ/2)に相当する。問題文よりλ/2 = 0.34メートルであるから、波長λは0.68メートルとなる。音速vはv = fλの式により、振動数f = 500ヘルツを用いて、v = 500 × 0.68 = 340メートル毎秒と求められる。
センター試験(2020年)類似
波の速さ
Q55
x軸上を正の向きに進む波形があり、時刻0秒から0.50秒までの間に、波形の特定の点(例えば頂点)がx軸方向に1.0メートル移動した。この波の速さは何メートル毎秒か。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2.0メートル毎秒
波の速さは、波形が一定時間内に移動した距離をその時間で割ることで求められる。本問では、移動距離が1.0メートル、経過時間が0.50秒であるため、速さは1.0メートルを0.50秒で割った値となる。計算の結果、波の速さは2.0メートル毎秒である。波の重ね合わせにおいても、各波は独立してこの速さで移動し、合成波の波形はそれらの変位の和として表される。
センター試験(2018年)類似
音速
Q56
空気中を伝わる音の速さ(音速)に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
音速は、空気の温度が高くなるほど速くなる。
空気中を伝わる音の速さ V [m/s] は、空気の温度を t [℃] とすると、V = 331.5 + 0.6t という式で表される。この式から、空気の温度 t が高くなるほど音速 V は速くなることがわかる。また、音は空気などの媒体の振動によって伝わる波(弾性波)であるため、媒体の存在しない真空中を伝わることはできない。
センター試験(2016年)類似
縦波の密部
Q57
x軸を位置、y軸を媒質の変位とする正弦波のグラフにおいて、位置1メートルで変位が0、位置2メートルで変位が負の最大、位置3メートルで変位が0、位置4メートルで変位が正の最大となる波がある。このとき、密部が存在する位置として正しいものはどれか。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
位置3メートル
縦波の密部は、変位が0で、かつ変位の傾きが正から負に変化する位置に現れる。与えられた条件から、位置1メートルでは変位が0で傾きは負、位置3メートルでは変位が0で傾きは正から負へ転じる直前(あるいはその点)の状態となる。したがって、媒質が最も密集する密部は位置3メートル付近に形成される。
センター試験(2016年)類似
自由端反射
Q58
波が自由端で反射するとき、自由端における合成波の変位の特徴とその理由として最も適当な説明を、次のうちから一つ選べ。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
自由端では媒質が自由に動けるため、入射波と反射波が同位相で重なり合い、合成波の振幅は入射波の2倍(定常波の腹)になる。
自由端では端の媒質が拘束されず自由に動くことができるため、入射波と同位相の反射波が生じる。このため、自由端の位置では入射波と反射波が常に強め合うように重なり合い、合成波の振幅は入射波の2倍となる。これは定常波の「腹」に相当する。一方、固定端では媒質が動けないため逆位相で反射し、常に変位が0(定常波の節)となる。
共通テスト(2024年)類似
測定誤差の原因
Q59
物理実験における測定誤差の原因として、ストップウォッチを用いた時間計測で生じる「反応時間」のずれに関する記述として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
スタートとストップの操作がともに遅れる場合、測定時間は理論値に近づく
スタートとストップの両方で同様の反応時間の遅れが生じる場合、その差分をとることで誤差が相殺され、測定時間は理論値に近づきます。一方、片方の操作のみが遅れると誤差が拡大します。測定誤差を減らすには、測定距離を長くして反応時間の占める割合を相対的に小さくすることが有効です。
共通テスト(2023年)類似
うなり
Q60
振動数440ヘルツの音叉を鳴らしながら、あるギターの弦を弾いたところ、毎秒2回のうなりが観測された。ギターの音の高さが音叉よりも低い場合、このギターの弦の振動数は何ヘルツか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
438ヘルツ
うなりの回数は、2つの音源の振動数の差の絶対値に等しくなります。音叉の振動数をf1=440ヘルツ、ギターの振動数をf2とすると、|f1 – f2| = 2となります。ギターの音の方が低いという条件から、f2 = 440 – 2 = 438ヘルツと求められます。2つの振動数が一致したとき、うなりは聞こえなくなります。
センター試験(2017年)類似
定常波の変位
Q61
周期0.40秒の正弦波の定常波において、腹の位置での変位が時間とともに変化する様子を考える。時刻0において変位がマイナス15センチメートル(負の最大値)であるとき、0.30秒後の変位は何センチメートルになるか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0センチメートル
定常波の腹の位置における変位は、時間とともに正弦波状に変化する。周期が0.40秒であるとき、0.30秒という時間は周期の4分の3に相当する。時刻0で負の最大値(マイナス15センチメートル)にある変位は、4分の1周期で平衡位置(0センチメートル)へ、2分の1周期で正の最大値(15センチメートル)へ、4分の3周期で再び平衡位置(0センチメートル)へと戻る。したがって、0.30秒後の変位は0センチメートルとなる。
センター試験(2017年)類似
単振動
Q62
正弦波の定常波において、腹の位置における媒質が時間とともに単振動する理由として、最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
互いに逆向きに進む2つの正弦波の変位が、腹の位置において常に同位相で重なり合い、強め合うため。
定常波は、波長、周期、振幅が等しく、互いに逆向きに進む2つの正弦波が重なり合うことで生じる。腹の位置では、2つの波の位相が常に一致(同位相)して重なり合うため、互いに強め合って最大の振幅で振動する。それぞれの波による媒質の変位が時間とともに正弦波的に変化するため、それらが合成された腹の位置の媒質も、時間とともに単振動を行う。
センター試験(2017年)類似
単振動
Q63
互いに逆向きに進む、振幅が等しい2つの正弦波が重なり合って定常波が生じている。この定常波の腹の位置における媒質は、周期0.40秒で単振動を行っており、変位の最大値は15センチメートル、最小値はマイナス15センチメートルである。ある時刻において、この腹の位置にある媒質の変位がマイナス15センチメートルであった。この時刻から0.30秒が経過したとき、この媒質の変位は何センチメートルか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.0センチメートル
腹の位置における媒質は周期0.40秒の単振動を行う。ある時刻に変位がマイナス15センチメートルであることは、振動の端点に達していることを示す。0.30秒後は周期0.40秒の4分の3(0.75周期)に相当する。単振動において、端点から出発して4分の1周期で振動の中心(変位0.0センチメートル)を通過し、2分の1周期で反対側の端点(変位15センチメートル)に達し、4分の3周期で再び振動の中心(変位0.0センチメートル)を通過する。したがって、0.30秒後の変位は0.0センチメートルである。
センター試験(2016年)類似
自由端反射
Q64
x軸上を正の向きに速さ1.0 m/sで進むパルス波がある。時刻t = 0 sにおいて、この波はx = -7.0 mからx = -3.0 mの範囲にあり、x = 0.0 mの位置には自由端が設置されている。この波が自由端反射を起こすとき、時刻t = 5.0 sにおいて、反射波が存在する範囲として正しいものはどれか。ただし、反射による波の減衰や波形の変化はないものとする。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
x = -2.0 m から x = 0.0 m の範囲
波の先端(x = -3.0 m)は、t = 3.0 s で x = 0.0 m の自由端に到達する。t = 5.0 s では、先端が到達してから 2.0 s が経過しているため、反射波の先端は負の向きに 1.0 m/s * 2.0 s = 2.0 m 進み、x = -2.0 m に達する。自由端反射では波の変位の向きが反転せず、そのまま折り返されるため、反射波は自由端(x = 0.0 m)から x = -2.0 m の範囲に存在する。
共通テスト(2026年)類似
波の速さ
Q65
波の性質に関する記述として最も適当なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
波の速さは、波長と振動数の積で定義される。
波の速さvは、波長λを周期Tで割った値(v = λ / T)である。また、周期Tと振動数fの間には T = 1 / f という関係があるため、これを代入すると v = f × λ となる。つまり、波の速さは波長と振動数の積に等しい。この関係式は、波が1周期の間に波長分だけ進むという定義に基づいている。
共通テスト(2024年)類似
気温と音速の関係
Q66
気温が 15 ℃ のとき音速が 340 m/s である環境において、気温が上昇して音速が 346.8 m/s になったとする。このとき、同じ音源から発せられた音の波長は、気温 15 ℃ のときと比べて何倍になるか。最も適切な数値を一つ選べ。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
1.02 倍
音源が同じであれば振動数 f は一定です。波長 λ は v = fλ より λ = v / f と表されます。気温変化後の波長を λ’、音速を v’ とすると、λ’ / λ = (v’ / f) / (v / f) = v’ / v となります。したがって、346.8 / 340 = 1.02 倍となります。音速の増加率がそのまま波長の増加率に反映されます。
センター試験(2018年)類似
合成波
Q67
振動数がわずかに異なる二つの音源から発せられる波を重ね合わせたとき、合成波の振幅が周期的に変化する現象を何というか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
うなり
振動数がわずかに異なる二つの波を重ね合わせると、合成波の振幅が時間とともに周期的に増減する現象が生じる。これをうなりと呼ぶ。共鳴は固有振動数と一致する外部振動を受けた際に振幅が大きくなる現象であり、回折は波が障害物の背後に回り込む現象、干渉は波の重ね合わせによって強め合ったり弱め合ったりする現象全般を指す。
共通テスト(2021年)類似
波の周期
Q68
オシロスコープを用いて波の性質を観測する際、波が1回振動するのに要する時間として定義される物理量はどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
周期
波が1回振動するのに要する時間を周期と呼び、単位は秒(s)で表されます。オシロスコープの画面上では、横軸が時間を表しているため、隣り合う山と山の間隔を読み取ることで直接的に周期を測定することが可能です。振幅は波の変位の最大値、波長は波の山から隣の山までの距離(空間的な長さ)を指すため、これらと混同しないよう注意が必要です。
センター試験(2017年)類似
波の基本式
Q69
弦の長さが0.45メートルであるとき、この弦に生じる基本振動の波長として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.90メートル
弦の基本振動では、弦の両端が節となり、弦の長さが波長の半分(半波長)に相当する定常波が形成される。したがって、波長は弦の長さの2倍となり、0.45メートル×2=0.90メートルと求められる。
共通テスト(2023年)類似
弦を伝わる波の速さ
Q70
弦を伝わる波の速さに関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
弦の張力が大きくなると、波の速さは大きくなる。
弦を伝わる横波の速さは、弦の線密度をρ、張力をTとすると、v = sqrt(T/ρ) で表される。この式から明らかなように、波の速さは張力の平方根に比例するため、張力を大きくすれば波の速さは大きくなる。弦の基本振動数は波の速さに比例するため、張力を調整することで弦の音高を変化させることが可能である。
共通テスト(2024年)類似
ドップラー効果
Q71
ある音源が1分間に300回振動する音を発しながら、観測者に向かって一定の速さで移動している。このとき、音源が70メートル移動する間に音が進む距離を測定したところ、音源が移動した時間と同じ0.2秒間で音が進んだ距離は70メートルであった。この環境における音速は何メートル毎秒か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
350メートル毎秒
音速は、単位時間あたりに音が進む距離として定義される。問題文より、音が0.2秒間で70メートル進むことが示されている。したがって、音速は 70メートル ÷ 0.2秒 = 350メートル毎秒 と計算される。ドップラー効果の計算においては、音源の移動速度と音速の比が重要となるが、音速そのものはこの関係式から導出可能である。
センター試験(2019年)類似
媒質変化による共鳴周波数の変化
Q72
長さが一定の閉管において、管内の気体を空気から音速が3倍であるヘリウムガスに置換した。このとき、同じ管の長さで生じる基本振動の共鳴周波数は、空気中の場合と比較してどのように変化するか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
周波数は3倍になる
閉管の基本振動において、管の長さをL、音速をv、周波数をfとすると、L = v / (4f) という関係が成り立つ。したがって、周波数fは f = v / (4L) と表される。管の長さLが一定のとき、周波数fは音速vに比例する。ヘリウムガス中で音速が3倍になると、共鳴周波数も3倍になる。
センター試験(2015年)類似
波の速度
Q73
波の速度v、波長λ、周期Tの関係を示す式として正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
v = λ / T
波の速度は、波が単位時間あたりに進む距離として定義されます。波は1周期Tの間に1波長λだけ進むため、速度vは波長λを周期Tで割った値となります。なお、周期の逆数は振動数fであるため、v = fλ と表すことも可能です。
センター試験(2018年)類似
反射による距離の測定
Q74
音の反射を利用して距離を測定する際、気温の変化が測定に与える影響について考えます。音源と観測者が同じ位置にあり、一定の距離だけ離れた壁に向けて音を発し、反射音が戻るまでの時間差を測定します。気温が上がると空気中の音速が大きくなります。このとき、壁までの距離が同じであれば、気温が高いほど反射音が戻るまでの時間差はどう変化しますか。また、測定された時間差が同じであれば、気温が高いときに算出される壁までの距離は、気温が低いときに比べてどうなりますか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
時間差は小さくなり、算出される距離は大きくなる
気温が上がると音速 V は大きくなります。壁までの距離 L が一定の場合、往復の時間差 t は t = 2L / V と表されるため、音速 V が大きくなると時間差 t は小さくなります。一方、測定された時間差 t が同じである場合、算出される距離 L は L = V * t / 2 と表されるため、音速 V が大きい(気温が高い)ときほど算出される距離 L は大きくなります。
センター試験(2020年)類似
うなりの周期
Q75
二つの音源から発せられる音波が重なり合い、うなりが生じている状況において、うなりの周期と二つの音源の振動数の差の関係に関する記述として、正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
うなりの周期は、二つの音源の振動数の差の逆数に等しい。
うなりは、振動数がわずかに異なる二つの音波が重なり合うことで、合成波の振幅が周期的に変化する現象である。合成波の振幅が最大になる回数は、二つの音源の振動数の差に等しい。この振幅変化の1周期分が「うなりの周期」であり、それは振動数の差の逆数として求められる。
共通テスト(2024年)類似
気柱の共鳴
Q76
気柱の共鳴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
気柱の長さが音波の波長の4分の1の奇数倍になるとき、気柱内の空気は共鳴する。
閉管の共鳴において、管の開口端は常に腹、閉口端は常に節となる。この条件を満たすためには、管の長さLが波長λの4分の1の奇数倍(L = (2n-1)λ/4、nは自然数)である必要がある。このとき、管内の気柱は定常波を形成し、共鳴現象が起こる。
共通テスト(2026年)類似
波の速さ
Q77
波長が4.0メートル、周期が0.25秒である波が伝わっている。この波の速さは毎秒何メートルか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
16メートル
波の速さvは、波長λを周期Tで割ることで求められる。本問では波長が4.0メートル、周期が0.25秒であるため、4.0 ÷ 0.25 を計算すると16となる。したがって、波の速さは毎秒16メートルである。振動数fを用いる場合は、波長に振動数を掛けることでも算出可能であり、この場合の振動数は周期の逆数である4.0ヘルツとなるため、4.0 × 4.0 = 16メートル毎秒と一致する。
センター試験(2017年)類似
単振動
Q78
正弦波の定常波において、媒質の各点はそれぞれ異なる振幅で振動している。この定常波の「腹」の位置における媒質の運動について、最も適切な記述はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
時間とともに単振動し、その変位の最大値は定常波における最大の振幅となる。
定常波の腹の位置における媒質は、時間とともに単振動を行う。腹は定常波において最も大きく振動する部分であり、その変位の最大値(振幅)は定常波を構成する各点の中で最大となる。一方、節の位置にある媒質は常に静止しており、変位は常に0である。
共通テスト(2021年)類似
波の重ね合わせの原理
Q79
基本音の正弦波と、その2倍の振動数を持つ2倍音の正弦波を重ね合わせた際、合成波の波形が元の基本音の正弦波と異なる形状になる理由として、最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
基本音と倍音の山や谷が重なる位置で、変位が強め合ったり打ち消し合ったりするため。
重ね合わせの原理により、合成波の各時刻における変位は、基本音と倍音の変位の和として決定される。基本音の山と倍音の山が重なる場所では振幅が大きくなり、山と谷が重なる場所では打ち消し合う。この局所的な強め合いと打ち消し合いが繰り返されることで、単純な正弦波とは異なる複雑な波形が形成される。これは音色の違いを生む物理的根拠となっている。
センター試験(2018年)類似
音速
Q80
一直線上に、ビル、ピストルを持つ人物、観測者がこの順に並んでいる。ピストルを持つ人物と観測者の距離は 340 m である。ピストルを発射したところ、観測者は直接音を聞いてから 1.0 秒後に、ビルの壁で反射した音を聞いた。空気中の音速を 340 m/s とするとき、ビルと観測者の距離 L は何 m か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
510 m
音速が 340 m/s で、ピストルと観測者の距離が 340 m のため、直接音は発射から 1.0 秒後に届く。反射音は直接音の 1.0 秒後に届くため、発射から 2.0 秒後に届く。反射音の進んだ距離は 340 m/s × 2.0 s = 680 m である。ピストルからビルまでの距離を x とすると、反射音の経路はピストル→ビル→観測者となり、その距離は 2x + 340 = 680 m と表せる。これより x = 170 m となり、ビルと観測者の距離 L は 170 + 340 = 510 m となる。
センター試験(2016年)類似
波の振動数
Q81
波の振動数の定義として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
単位時間あたりに媒質が振動する回数のことである
振動数は、波が1秒間に何回振動するかを示す物理量である。波長は波が1回振動する間に進む距離であり、周期は波が1回振動するのにかかる時間である。波の速さは、波長を周期で割るか、波長に振動数を掛けることで求められる。これらは波の性質を理解する上で最も基本的な定義である。
共通テスト(2023年)類似
うなり
Q82
振動数がわずかに異なる2つの音源から発せられる音を同時に聞いたとき、音の強弱が周期的に繰り返される現象を何と呼ぶか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
うなり
うなりは、振動数がわずかに異なる2つの波が重ね合わさることで、合成波の振幅が時間的に変化するために生じる現象です。合成波の振幅は、2つの波の振動数の差に等しい周期で変動します。共鳴は固有振動数が一致した際に振幅が大きくなる現象であり、ドップラー効果は音源や観測者の移動によって振動数が変化する現象です。
センター試験(2018年)類似
音の反射と距離の測定
Q83
音の反射を利用して、音源から障害物までの距離を測定する方法を考える。音源と観測者が同じ位置にあるとき、音を発してからその反射音が戻ってくるまでの時間を t、空気中の音速を V とするとき、音源から障害物までの距離 L を表す式として最も適当なものを一つ選べ。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
L = V * t / 2
音源と観測者が同じ位置にある場合、音源から出た音は障害物まで行って戻ってくるため、往復で 2L の距離を進む。音速を V、往復にかかる時間を t とすると、進んだ距離は V * t と表される。したがって、2L = V * t より、音源から障害物までの距離 L は L = V * t / 2 となる。
共通テスト(2026年)類似
周期
Q84
あるウェーブ(波)において、1人の人が手を下げた状態から立ち上がり、再び手を下げた状態に戻るまでに2.0秒かかった。この波の周期と振動数の組み合わせとして最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
周期 2.0秒、振動数 0.50ヘルツ
1人の人が1回手を上げて下げる動作は、波の1回の振動に相当する。この動作に要する時間が周期であるため、周期は2.0秒となる。振動数は周期の逆数で表されるため、1を2.0秒で割ることで、振動数は0.50ヘルツと求められる。
センター試験(2018年)類似
反射による距離の測定
Q85
一直線上に、観測者、ピストルを持つ人、ビルの壁がこの順に並んでいます。ピストルを持つ人とビルの壁の間の距離を L メートルとします。ピストルを発射したところ、観測者には直接音が聞こえてから 2.0 秒後に、ビルの壁で反射した音が聞こえました。空気中の音速を 340 メートル毎秒とするとき、距離 L は何メートルですか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
340
直接音の移動距離を d とすると、反射音の移動距離は、音源からビルまでの往復距離 2L と、音源から観測者までの距離 d の和、すなわち 2L + d となります。したがって、反射音は直接音よりも 2L だけ長い距離を移動しています。この距離の差 2L を音速 340 メートル毎秒で進むのにかかる時間が 2.0 秒であるため、2L = 340 * 2.0 = 680 メートルとなり、L = 340 メートルと求められます。
センター試験(2018年)類似
うなりの周期
Q86
ある音源の振動数を測定するために、振動数 500 Hz の基準音叉と同時に鳴らしたところ、1秒間に 2 回のうなりが観測された。この音源の振動数として考えられる値の組み合わせはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
498 Hz または 502 Hz
うなりの回数は二つの振動数の差の絶対値に等しい。基準音叉の振動数が 500 Hz で、うなりの回数が 2 回であることから、未知の音源の振動数 f は |f – 500| = 2 を満たす必要がある。これを解くと、f = 500 ± 2 となり、498 Hz または 502 Hz の二通りが考えられる。
共通テスト(2024年)類似
ドップラー効果
Q87
静止している観測者に向かって、振動数300 Hzの音源が一定の速さで近づくとき、観測される音の振動数が変化する現象を何というか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
ドップラー効果
音源と観測者が相対的に移動することで、波の山と山の間の距離が変化し、観測される音の振動数が変化する現象をドップラー効果と呼ぶ。光電効果は光が金属面に当たって電子が放出される現象であり、回折や干渉は波の基本的な性質であるが、相対運動による振動数変化とは異なる。
センター試験(2019年)類似
媒質変化による共鳴周波数の変化
Q88
閉管の開口端付近でスピーカーを用いて音波を送り込み、管内に定常波を形成させて共鳴させる実験を行う。このとき、閉管の基本振動において管内に生じる定常波の節の数として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
節は1つである
閉管の基本振動では、閉口端が変位の節となり、開口端が変位の腹となる。管の長さが波長の4分の1に相当する定常波が形成されるため、管内には閉口端の節が1つだけ存在する。高次の倍音では節の数は増えるが、基本振動においては常に1つである。
センター試験(2015年)類似
波の速度
Q89
位置x=0からx=10の範囲で変位が0から最大値へ向かう正弦波において、時刻0秒で変位が0、位置x=5で変位が最大となる。この波が0.2秒後に右へ2m移動したとき、波の速度は何m/sか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
10 m/s
波の速度は、波形が一定時間に進んだ距離をその時間で割ることで求められます。問題文より、波は0.2秒間で2m移動したことがわかります。したがって、速度v = 2m / 0.2s = 10m/s と計算されます。
センター試験(2017年)類似
波の基本式
Q90
弦の長さが0.45メートル、基本振動数が360ヘルツであるとき、この弦に腹が2つ生じる二倍振動の振動数は何ヘルツか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
720ヘルツ
弦の定常波において、腹の数は振動の倍数に対応する。基本振動(腹が1つ)の振動数をfとすると、腹が2つ生じる二倍振動の振動数は2fとなる。したがって、360ヘルツ×2=720ヘルツが正解である。
センター試験(2015年)類似
波の周期
Q91
波の周期の定義として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
媒質の各点が1回振動するのに要する時間
周期は、波の媒質が1周期分(1回)の振動を完了するのにかかる時間を指す。これに対し、1秒あたりの振動回数は振動数、波が1秒間に進む距離は波の速さ、隣り合う山と山の間の距離は波長と定義される。物理学において、これらの用語は波の性質を記述する基本的な指標であり、周期と振動数は互いに逆数の関係にある。
センター試験(2018年)類似
合成波
Q92
二つの波を重ね合わせた合成波において、うなりが生じる物理的な理由として最も適切なものはどれか。
★★★★ 難問
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
二つの波の振動数の差によって、強め合いと弱め合いが時間的に繰り返されるため
うなりは、振動数がわずかに異なる二つの波の位相差が時間とともに変化することで生じる。ある時刻には波の山と山が重なって強め合い、別の時刻には山と谷が重なって弱め合うという過程が周期的に繰り返されるため、合成波の振幅が時間とともに変動する波形となる。
センター試験(2020年)類似
うなり
Q93
振動数が445Hzと440Hzの2つのおんさを同時に鳴らしたときに生じるうなりについて、その周期として正しいものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.2秒
うなりは、振動数がわずかに異なる2つの音源を重ね合わせたときに生じる現象である。1秒間に生じるうなりの回数は、2つの音源の振動数の差(445Hz – 440Hz = 5Hz)に等しい。うなりの周期Tは、この振動数の差の逆数で求められるため、T = 1 / 5 = 0.2秒となる。したがって、振幅が周期的に変化する周期は0.2秒である。
センター試験(2016年)類似
自由端反射
Q94
x軸上を正の向きに速さ 1.0 m/s で進むパルス波がある。時刻 t = 0 s において、この波は x = -5.0 m から x = -3.0 m の範囲にあり、変位が 0.10 m の一定値である長方形の形状をしている。x = 0 m の位置に自由端があるとき、時刻 t = 4.0 s における x = -0.5 m の位置での合成波の変位として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.20 m
時刻 t = 4.0 s において、波は 4.0 m 進む。反射がないと仮定したときの入射波の範囲は x = -1.0 m から 1.0 m となり、x = -0.5 m での変位は 0.10 m である。一方、x = 0 m の自由端で反射された反射波は、x = 0 m から 1.0 m の範囲にあった入射波が折り返されたものであり、x = -1.0 m から 0 m の範囲に現れる。したがって、x = -0.5 m では入射波と反射波が重なり合い、合成波の変位は 0.10 m + 0.10 m = 0.20 m となる。
センター試験(2018年)類似
反射による距離の測定
Q95
音源から発せられた音が壁で反射して戻ってくる現象を利用して、音源から壁までの距離を測定する方法について考えます。音源と観測者が同じ位置にあり、そこから距離 L だけ離れた平らな壁に向かって音を出しました。音を出してから反射音が戻ってくるまでの時間差(往復の時間)を t、空気中の音速を V とするとき、距離 L を表す式として正しいものを選択肢から一つ選んでください。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
L = V * t / 2
音源から出た音は、壁までの距離 L を往復するため、反射して戻ってくるまでに 2L の距離を移動します。音速 V で距離 2L を移動するのにかかる時間が t であることから、2L = V * t という関係式が成り立ちます。この式を L について解くことで、距離 L は V * t / 2 と求められます。
共通テスト(2026年)類似
周期
Q96
波の周期と振動数に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
周期とは波が1回振動するのに要する時間であり、振動数とは1秒間に振動する回数のことである。これらは互いに逆数の関係にある。
周期とは波の媒質が1回振動するのに要する時間(単位は秒)であり、振動数とは1秒間に媒質が振動する回数(単位はヘルツ)である。1秒間にf回振動するとき、1回の振動に要する時間Tは 1/f となるため、周期Tと振動数fは互いに逆数の関係(T = 1/f)にある。
センター試験(2018年)類似
音速
Q97
音は空気中を伝わる縦波(疎密波)である。音の伝わり方やその速さに関する説明として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
空気中の分子の熱運動が盛んになると、音の振動が隣の分子へより素早く伝わるため、温度が高いほど音速は速くなる。
音は空気分子の衝突(熱運動)を介して伝わる疎密波(縦波)である。空気の温度が高くなると、空気分子の熱運動が盛んになり平均速度が上がるため、音の振動が隣の分子へとより素早く伝達される。その結果、温度が高くなるほど音速は速くなる。音の速さは音の大きさ(振幅)や高さ(周波数)には依存しない。
センター試験(2017年)類似
定常波の変位
Q98
定常波の各点における媒質の運動に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
腹の位置にある媒質は最も大きく振動し、その振動の周期はもとの進行波の周期と等しい。
定常波の各点における媒質は、その位置に応じた振幅で単振動を行っており、その振動周期はもとの進行波の周期と等しい。腹の位置では振幅が最大となり、節の位置では媒質は振動せず常に変位はゼロである。また、隣り合う節と節の間隔、および隣り合う腹と腹の間隔は、もとの進行波の波長の2分の1(半波長)である。
センター試験(2017年)類似
定常波の変位
Q99
ある媒質を伝わる正弦波の定常波において、周期は 0.40 秒である。ある腹の位置にある媒質に注目すると、時刻 t = 0 秒において変位が -15 cm であった。この位置における、時刻 t = 0.20 秒での媒質の変位として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
15 cm
周期が 0.40 秒のとき、0.20 秒という時間は周期の 2分の1(半周期)に相当する。定常波の腹の位置にある媒質は、周期 0.40 秒で単振動を行っている。時刻 t = 0 秒において変位が負の最大値である -15 cm であるとき、半周期(0.20 秒)が経過すると、媒質は振動の中心を通り、反対側の端である正の最大値に達する。したがって、0.20 秒後の変位は 15 cm となる。
共通テスト(2024年)類似
気温と音速の関係
Q100
空気中を伝わる音の速さvと気温tの関係について、正しい記述を次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
気温が高いほど音速は大きくなり、振動数が一定であれば波長は長くなる。
音の速さは気温の平方根に比例し、気温が高いほど音速は大きくなります。波の基本式 v = fλ(vは音速、fは振動数、λは波長)において、音源の振動数fが一定である場合、音速vが大きくなれば波長λも比例して長くなります。したがって、気温が高い環境下では音速が大きくなり、波長も長くなるという関係が成立します。
センター試験(2020年)類似
振動数の差
Q101
振動数が 440 Hz のおんさAと、振動数が 445 Hz のおんさBを同時に鳴らした。このときに生じるうなりの周期と、その周期の間に二つのおんさが振動する回数の差の組み合わせとして最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
周期:0.20秒、 振動回数の差:1回
1秒間に生じるうなりの回数(うなりの振動数)は、二つのおんさの振動数の差に等しく、445 – 440 = 5 Hz となる。うなりの周期は、うなりの振動数の逆数であるため、1 / 5 = 0.20 秒となる。この周期(0.20秒)の間に、おんさAは 440 * 0.20 = 88 回振動し、おんさBは 445 * 0.20 = 89 回振動する。したがって、この時間内における二つのおんさの振動回数の差は 89 – 88 = 1 回となる。
共通テスト(2023年)類似
弦を伝わる波の速さ
Q102
弦の張力を4倍に大きくしたとき、弦を伝わる波の速さは何倍になるか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2倍
弦を伝わる波の速さvは、張力Tの平方根に比例する。したがって、張力が4倍になると、波の速さはsqrt(4)倍、すなわち2倍となる。この性質を利用して、弦楽器ではペグを回して弦の張力を変えることで、発生する音の振動数を調整し、音程を合わせている。
センター試験(2017年)類似
定常波の変位
Q103
互いに逆向きに進む、振幅、波長、周期がそれぞれ等しい2つの正弦波が重なり合って生じる定常波について、その変位に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
隣り合う節と節の間にある媒質はすべて同位相で振動するため、すべての点で同時に変位がゼロになる瞬間がある。
定常波では、隣り合う節と節の間にある媒質はすべて同位相で振動している。そのため、すべての媒質が同時に平衡の位置(変位ゼロ)を通過する瞬間が存在する。節の位置では2つの波が常に逆位相で重なり合って打ち消し合い、変位は常にゼロである。腹の位置では同位相で重なり合って振幅がもとの進行波の2倍になる。
共通テスト(2026年)類似
波の速さと周期
Q104
波の性質を表す物理量である波長、周期、振動数、速さの関係に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
波の速さは、波長を周期で割ることで求められる。
波の速さは、波が1周期の間に進む距離(波長)を周期で割ることで求められる。また、振動数は周期の逆数であり、1秒あたりの振動回数を表す。したがって、波の速さは波長に振動数を掛けた値にも等しくなる。周期が長くなると振動数は小さくなるため、振動数と周期は反比例の関係にある。
電磁気(93問)の一問一答問題
共通テスト(2022年)類似
電力の総和
Q1
交流電源に電熱線とモーターが並列に接続されたドライヤーにおいて、電熱線で消費される電力が 800 W、モーターで消費される電力が 200 W であるとき、このドライヤー全体で消費される電力は何 W か。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
1000 W
回路全体で消費される電力は、回路内の各素子で消費される電力の和に等しいという電力の加法性が成立する。並列接続であっても直列接続であっても、エネルギー保存の法則により、電源から供給される電力は各素子で消費される電力の総和となる。したがって、800 W と 200 W を単純に加算した 1000 W が全体で消費される電力となる。
センター試験(2017年)類似
右ねじの法則
Q2
紙面に垂直に表から裏へ向かう直線電流が流れているとき、この電流が作る磁場の向きと、その付近に置いた方位磁針のN極が指す向きに関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
磁場の向きは電流を中心とした時計回りの円形であり、方位磁針のN極は時計回りの向きを指す。
右ねじの法則により、電流の向きを右ねじの進む向きとすると、磁場の向きはねじを回す向きと一致する。紙面に垂直に表から裏へ向かう電流の場合、右ねじを奥へ進めるように回すと時計回りの回転となる。磁場は磁力線の接線方向を向き、方位磁針のN極はその磁場の向きを指すため、磁針は電流を中心とした時計回りに並ぶことになる。
共通テスト(2026年)類似
ジュール熱の式
Q3
抵抗値が 10 Ω の電熱線に 100 V の電圧を 60 秒間かけたとき、発生するジュール熱は何 J か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
60000 J
ジュール熱 Q は Q = (V^2 / R) * t の式で求められる。与えられた数値を代入すると、Q = (100^2 / 10) * 60 となる。100の二乗は10000であり、これを10で割ると1000となる。これに時間60秒を乗じると、60000 J となる。
共通テスト(2022年)類似
直列接続における電流と抵抗
Q4
直流電源に2本の電熱線AとBを直列に接続し、それぞれ同量の水が入った容器に浸して加熱したところ、電熱線Aを入れた容器の水温上昇が大きかった。この現象に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
電熱線Aの抵抗値は、電熱線Bの抵抗値よりも大きい。
直列接続された回路では、回路内のどこを流れる電流も等しい。電熱線で発生する熱量は消費電力に比例し、消費電力Pは抵抗Rと電流Iを用いてP = I^2 * Rと表される。電流Iが共通であるため、水温上昇が大きい(=発生熱量が多い)電熱線Aは、電熱線Bよりも抵抗値Rが大きいと判断できる。電圧についてはオームの法則V = IRより、抵抗が大きい電熱線Aの方が大きな電圧がかかっている。
センター試験(2019年)類似
並列回路の電流
Q5
6.0Vの直流電源に対し、20オームの抵抗Aと30オームの抵抗Bが並列に接続されている。電源のマイナス極側の導線上の点Pを流れる電流の合計値として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.50A
並列回路の各枝を流れる電流の和が、電源から供給される全電流となります。抵抗Aを流れる電流は6.0V/20オーム=0.30A、抵抗Bを流れる電流は6.0V/30オーム=0.20Aです。点Pは電源のマイナス極側にあるため、これら二つの電流の和である0.50Aが流れます。
センター試験(2020年)類似
ジュール熱
Q6
発電所から家庭へ電気を送る際、送電線で発生するジュール熱による電力損失を最小限に抑えるための最も適切な送電方法はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
送電電圧を高くし、電流を小さくして交流で送電する
送電線における電力損失は、電流の2乗と抵抗の積(I^2R)で表されるジュール熱に起因する。損失を減らすには電流Iを小さくする必要があり、電力を一定に保つためには電圧を高くする必要がある。交流は変圧器を用いて容易に電圧を変換できるため、長距離送電に適している。
共通テスト(2024年)類似
電球のエネルギー効率
Q7
消費電力60ワットで効率10パーセントの白熱電球が1時間点灯する場合、放出される光エネルギーは6ワット時である。このとき、同じ6ワット時の光エネルギーを放出するために必要な消費電力が15ワットであるLED電球のエネルギー効率として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
40パーセント
エネルギー効率は、放出された光エネルギーを全消費電力量で割ることで求められる。本問では、光エネルギーが6ワット時、消費電力が15ワットで1時間点灯した場合の全消費電力量は15ワット時となる。したがって、6ワット時を15ワット時で割ると0.4となり、パーセント表記では40パーセントとなる。エネルギー変換において、入力された電力のうち光として利用される割合を効率と定義する。
センター試験(2019年)類似
並列回路の電流
Q8
直流電源に複数の抵抗を並列接続した回路において、各抵抗を流れる電流の性質に関する記述として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
各抵抗を流れる電流の和は、電源電圧を合成抵抗で割った値と等しい。
並列回路では各抵抗に電源電圧が等しくかかります。各抵抗を流れる電流の総和は、オームの法則に基づき、電源電圧を回路全体の合成抵抗で割った値と一致します。電圧は分配されず、電流が抵抗値に応じて分配されるのが並列回路の特徴です。
センター試験(2018年)類似
抵抗率
Q9
抵抗率1.0 × 10^-7 Ω・mの鉄線を用いて、長さ2.0 m、断面積2.0 × 10^-8 m^2の導線を作製した。この導線の抵抗値として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
10 Ω
抵抗値Rは、R = ρ × (l / S) の式に値を代入して求める。ρ = 1.0 × 10^-7 Ω・m、l = 2.0 m、S = 2.0 × 10^-8 m^2 を代入すると、R = (1.0 × 10^-7) × (2.0 / (2.0 × 10^-8)) となる。分母と分子の係数を整理すると、R = 1.0 × 10^-7 × 10^8 = 10 Ω と計算される。
共通テスト(2026年)類似
抵抗率
Q10
抵抗率の単位であるオームメートル(Ω・m)の物理的な意味として、最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
長さ1m、断面積1m^2の導線の抵抗値
抵抗率ρはR = ρ(L/S)より、ρ = R × S / Lと変形できる。ここでL=1m、S=1m^2を代入すると、ρ = Rとなる。つまり、抵抗率は単位長さ、単位断面積あたりの導線の抵抗値として定義される。単位はΩ・m^2/m = Ω・mとなる。
共通テスト(2022年)類似
電力量
Q11
抵抗値が10オームの電熱線に100ボルトの電圧を加え、2分間電流を流したときに発生する電力量は何ジュールか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
1.2 × 10^5 J
電力量は電力と時間の積で求められる。電力は電圧の二乗を抵抗値で割ることで算出できるため、100の二乗を10で割ると1000ワットとなる。時間は2分間であり、秒に換算すると120秒である。したがって、電力量は1000ワット×120秒=120000ジュールとなり、科学的表記法を用いると1.2×10の5乗ジュールとなる。
センター試験(2015年)類似
帯電
Q12
アクリル棒をティッシュペーパーでこすったところ、アクリル棒が正に帯電した。このとき、帯電したアクリル棒を別の物体に近づけた際に生じる現象の説明として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
負に帯電した物体を近づけると、両者の間には引力がはたらく。
電荷には正と負の2種類があり、異なる種類の電荷同士には引力がはたらく。アクリル棒が正に帯電している場合、負に帯電した物体を近づけると、異種の電荷同士であるため引力がはたらく。同種の電荷同士であれば反発力がはたらく。また、電気を帯びていない物体であっても、静電誘導によって内部の電荷が偏るため、帯電体との間には引力がはたらく。
センター試験(2016年)類似
誘導電流の発生条件
Q13
長さが等しく、内径も同じである銅パイプとガラスパイプを鉛直に立て、それぞれのパイプの上端から同じ磁石を同時に静かに落下させた。このときの落下時間の比較として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
銅パイプの方が、ガラスパイプよりも落下時間が長くなる
銅は導体であるため、内部を磁石が落下すると磁束の変化により誘導電流が発生し、レンツの法則に従って磁石の運動を妨げる向きに磁気的な抵抗力が働く。一方、ガラスは絶縁体であるため誘導電流は発生せず、磁石は重力に従って落下する。したがって、抵抗を受ける銅パイプの方が落下時間は長くなる。
センター試験(2018年)類似
帯電と電荷の性質
Q14
物体が帯電する現象の物理的なメカニズムとして最も適切な記述はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
物体間を電子が移動することで、物体が正または負の電荷を帯びる。
帯電は、原子核の周囲を回る電子が物体間を移動することで生じる現象です。電子を失った物体は正に帯電し、電子を受け取った物体は負に帯電します。陽子は原子核内に固定されているため、通常の摩擦や接触によって物体間を移動することはありません。電荷の移動には電子が関与しており、この移動によって物体全体が電気的な偏りを持つようになります。
センター試験(2020年)類似
ジュール熱
Q15
長距離の送電において、交流が直流よりも広く利用されている主な理由として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
変圧器を用いて容易に電圧を変換し、送電損失を抑えられるから
送電損失を抑えるには、送電電圧を高くして電流を小さくすることが不可欠である。交流は変圧器を用いることで、発電所での昇圧や家庭付近での降圧を容易に行うことができる。この電圧変換の容易さが、長距離送電において交流が採用されている最大の理由である。
センター試験(2015年)類似
帯電
Q16
物体が摩擦などによって電気を帯びる現象を帯電という。この現象に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
正電荷と正電荷の間には、互いに退け合う反発力がはたらく。
帯電とは、物体が摩擦などにより電気を帯びる現象である。電気には正電荷と負電荷の2種類が存在し、同種の電荷(正と正、または負と負)の間には反発力がはたらく。一方、異種の電荷(正と負)の間には引力がはたらく。なお、帯電した物体は、電気を帯びていない物体に対しても静電誘導によって引きつけ合う引力を及ぼすため、選択肢の記述には注意が必要である。
センター試験(2015年)類似
直列回路の電流
Q17
直列回路において、抵抗R1とR2(R1 < R2)を直列に接続したとき、各抵抗にかかる電圧と流れる電流の関係として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
R1にかかる電圧はR2にかかる電圧より小さい。
直列回路では電流が共通であるため、各抵抗にかかる電圧はオームの法則(V = RI)に従い、抵抗値に比例する。R1 < R2であるため、R1にかかる電圧V1 = R1 × Iと、R2にかかる電圧V2 = R2 × Iを比較すると、V1 < V2となる。したがって、抵抗値の小さいR1にかかる電圧の方が小さくなる。
共通テスト(2023年)類似
送電における電力損失の低減
Q18
発電所から家庭へ電力を送る際、送電電圧を高くして送電する理由として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
送電線に流れる電流を小さくし、送電線での電力損失を抑えるため
送電線には電気抵抗が存在するため、電流が流れるとジュール熱としてエネルギーが失われます。送電電力を一定に保ちつつ電圧を高くすれば、流れる電流を小さくできるため、電流の二乗に比例する電力損失を大幅に低減することが可能となります。これが長距離送電において高電圧が用いられる物理的な理由です。
共通テスト(2026年)類似
抵抗率
Q19
導線の抵抗値R、長さL、断面積S、および抵抗率ρの関係を表す式として、正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
R = ρ × L / S
導線の抵抗値Rは、その長さに比例し、断面積に反比例する。この比例定数が抵抗率ρである。したがって、R = ρ(L/S)という関係式が成り立つ。この式から、導線が長いほど抵抗は大きくなり、断面積が広いほど抵抗は小さくなることがわかる。
共通テスト(2022年)類似
直列接続における電流と抵抗
Q20
抵抗値がそれぞれ 2.0 Ω と 4.0 Ω の電熱線を直列に接続し、一定の電流を流したとき、4.0 Ω の電熱線の消費電力は 2.0 Ω の電熱線の消費電力の何倍になるか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2.0倍
直列接続では各電熱線を流れる電流Iは等しい。消費電力PはP = I^2 * Rで表されるため、消費電力は抵抗値Rに比例する。したがって、抵抗値が 4.0 Ω の電熱線の消費電力は、抵抗値が 2.0 Ω の電熱線の消費電力の 4.0 / 2.0 = 2.0 倍となる。
センター試験(2020年)類似
消費電力
Q21
電圧が2.0 Vの直流電源に、抵抗値が10 Ωの抵抗を2つ直列に接続した回路がある。この回路全体で消費される電力は何Wか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.20 W
回路全体で消費される電力Pは、電圧Vの二乗を合成抵抗Rで割ることで求められる。2つの10 Ωの抵抗を直列に接続した場合、合成抵抗Rは10 Ω + 10 Ω = 20 Ωとなる。したがって、消費電力Pは、2.0 Vの二乗である4.0 V^2を20 Ωで割ることで、4.0 / 20 = 0.20 Wと算出される。
共通テスト(2026年)類似
ジュール熱の式
Q22
抵抗値が R である電熱線に電圧 V を加え、時間 t だけ電流を流したときに発生するジュール熱 Q を表す式として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
V^2 * t / R
電気回路において、電圧 V をかけた抵抗 R で消費される電力 P は、P = V^2 / R と表される。ジュール熱 Q は電力と時間の積であるため、Q = P * t となり、これに電力を代入すると Q = (V^2 / R) * t となる。したがって、Vの二乗に時間を乗じ、抵抗で割った値が全熱量となる。
センター試験(2018年)類似
ジュール熱
Q23
抵抗値Rの抵抗に電圧Vを加え、時間tの間に発生するジュール熱Qを表す式として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
Q = V^2 * t / R
ジュール熱Qは、電気エネルギーが熱エネルギーに変換される量であり、電力Pと時間tの積で表される。電力Pは電圧Vと電流Iの積(P=VI)であり、オームの法則(V=RI)を代入するとP=V^2/Rとなる。したがって、時間tの間に発生する熱量はQ=P*t=V^2*t/Rと導かれる。
共通テスト(2021年)類似
消費電力
Q24
電気抵抗 R の抵抗器に電圧 V を加えたとき、この抵抗器で消費される消費電力 P を表す式として正しいものを、次のうちから一つ選べ。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
P = V^2 / R
抵抗における消費電力は、抵抗器に加わる電圧と流れる電流の積(P = V * I)で表される。オームの法則(I = V / R)を用いると、電流 I を消去して、消費電力 P は電圧 V の二乗を抵抗値 R で割った式(P = V^2 / R)として求められる。
共通テスト(2021年)類似
変圧器の電圧と巻き数
Q25
一次コイルの巻き数が1000回である変圧器において、一次コイルに100ボルトの電圧を加えたとき、二次コイルの電圧が8.0ボルトとなった。この変圧器の二次コイルの巻き数は何回か。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
80回
変圧器の電圧比は巻き数比に等しいため、V1/V2 = N1/N2が成り立つ。100/8.0 = 1000/N2という式を立てると、12.5 = 1000/N2となる。これを解くとN2 = 1000 / 12.5 = 80となり、二次コイルの巻き数は80回と求められる。
センター試験(2020年)類似
オームの法則
Q26
2.0Vの直流電源に対し、10オームの抵抗が直列に接続されている回路において、スイッチを操作して回路を完全に遮断した。このとき、電源の端子間電圧と、回路中の抵抗の両端の電圧について述べたものとして正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
電源の端子間電圧は2.0V、抵抗の両端の電圧は0Vである
直流電源は回路の接続状態に関わらず、起電力である2.0Vを維持する。一方、抵抗の両端の電圧は回路に流れる電流に依存する。回路が遮断されている場合、電流は0Aであるため、オームの法則に基づき抵抗での電圧降下は0Vとなる。電源の端子間電圧は電源そのものの性能に由来し、抵抗の電圧降下とは区別して考える必要がある。
センター試験(2019年)類似
電磁波の分類
Q27
電磁波を周波数の低い順に並べたものとして、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線
電磁波は周波数(振動数)の低い順に、電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線と分類される。周波数と波長は反比例の関係にあり、周波数が高くなるほど波長は短くなり、光子1個あたりのエネルギーは大きくなる。この順序は電磁波の物理的性質を理解する上での基本であり、特に赤外線(可視光より周波数が低い)と紫外線(可視光より周波数が高い)の順序を混同しないことが重要である。
センター試験(2016年)類似
変圧器の電圧変換
Q28
一次コイルの巻数が1000回、二次コイルの巻数が100回である変圧器がある。一次コイルに100ボルトの交流電圧を加えたとき、二次コイルに発生する電圧は何ボルトか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
10ボルト
変圧器の電圧比は巻数比に等しいため、二次コイルの電圧V2は、一次コイルの電圧V1に(N2/N1)を乗じることで求められます。本問ではV2 = 100ボルト × (100回/1000回) = 10ボルトとなります。巻数比を逆にして計算したり、二乗したりしないよう注意が必要です。
センター試験(2016年)類似
渦電流
Q29
導体である銅パイプ内を磁石が落下する現象について、磁石の運動を妨げる力が働く理由として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
磁石の落下に伴う磁束の変化により銅パイプ内に渦電流が生じ、その磁場が磁石の運動を妨げるため
電磁誘導の法則により、導体である銅パイプを貫く磁束が変化すると、パイプ内に渦電流が発生します。レンツの法則に基づき、この渦電流は磁束の変化を妨げる向きに磁場を作るため、結果として磁石の落下を妨げる力が働きます。この過程で磁石の力学的エネルギーの一部はジュール熱として消費されるため、磁石の落下速度は遅くなります。
共通テスト(2021年)類似
電磁波の分類と利用
Q30
医療現場において、高いエネルギーを利用してがん細胞の破壊を行う放射線治療に用いられる電磁波として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
ガンマ線
電磁波のうち、ガンマ線は極めて高いエネルギーを持ち、物質を透過する能力が高い。この性質を利用して、体内の深部にある腫瘍を破壊する放射線治療が行われる。赤外線は熱作用、電波は通信、可視光線は視覚情報の伝達に主に利用されており、これらは放射線治療の用途には適さない。
センター試験(2018年)類似
ジュール熱
Q31
ある抵抗に6.0 Vの電圧を1.0秒間加えたところ、12 Jのジュール熱が発生した。この抵抗の抵抗値は何オームか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
3.0 オーム
ジュール熱の公式 Q = V^2 * t / R を用いる。与えられた値を代入すると、12 = (6.0)^2 * 1.0 / R となる。これを整理すると 12 = 36 / R となり、R = 36 / 12 を計算することで、抵抗値は3.0オームと求められる。
センター試験(2016年)類似
電磁誘導
Q32
導体パイプ内を磁石が落下する際に生じる現象に関する記述として、物理学的に正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
磁石の落下に伴いパイプに生じる渦電流は、磁石の運動を妨げる向きに力を及ぼす。
電磁誘導の法則に基づき、導体パイプを貫く磁束が変化すると、その変化を打ち消す向きに磁界を作るような渦電流が流れます。この渦電流と磁石の磁界との相互作用により、磁石には常に運動を妨げる方向(上向き)の力が働きます。この現象はエネルギー保存則と密接に関係しており、磁石が失った力学的エネルギーは、パイプ内の電気抵抗によってジュール熱へと変換されます。
共通テスト(2026年)類似
分圧回路
Q33
電源電圧が12Vで、抵抗値がそれぞれ4Ωと8Ωの抵抗器が直列に接続されている。このとき、抵抗値4Ωの抵抗器にかかる電圧は何Vか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
4V
直列回路において電圧は抵抗値の比に比例して分配される。全体の抵抗値は4Ω + 8Ω = 12Ωである。抵抗値4Ωの抵抗器にかかる電圧は、全体の電圧12Vに、全体の抵抗に対する自身の抵抗の比である4/12を乗じることで求められる。したがって、12V * (4 / 12) = 4Vとなる。
共通テスト(2022年)類似
電力の総和
Q34
ドライヤーの回路において、電熱線とモーターを並列に接続する理由として、エネルギー保存の観点から最も適切な説明はどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
各素子に同じ電圧を印加し、それぞれの消費電力の和が全体の電力となるようにするため。
並列接続では各素子に電源電圧がそのまま印加されるため、各素子は独立して動作できる。このとき、回路全体で消費される電力は各素子の消費電力の和となる。エネルギー保存の法則に基づけば、電源が供給する電力は回路内で消費される電力の総和と等しくなる必要があり、並列接続はこの条件を各素子に対して独立に満たすための合理的な構成である。
共通テスト(2021年)類似
電磁波の分類と利用
Q35
電磁波の性質と利用に関する記述として、最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
電波は周波数が低く、携帯電話やラジオなどの通信に利用される。
電磁波は周波数や波長によって分類され、それぞれ異なる性質を持つ。電波は周波数が低く、長距離の通信に適している。赤外線は熱作用が強く、日焼けの主な原因は紫外線である。ガンマ線は非常に高いエネルギーを持ち、放射線治療に用いられる。紫外線は可視光線より周波数が高く、殺菌作用を持つが、通信には適さない。
センター試験(2018年)類似
抵抗率
Q36
金属線の抵抗値Rを決定する要因に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
抵抗値は抵抗率に比例し、長さに比例し、断面積に反比例する。
金属線の抵抗値Rは、抵抗率をρ、長さをl、断面積をSとすると、R = ρ × (l / S) の式で表される。この式から、抵抗値は材料固有の性質である抵抗率および導線の長さに比例し、導線の太さを示す断面積には反比例することがわかる。電気回路における導線の抵抗を考える際の基本原理である。
共通テスト(2021年)類似
変圧器の電圧と巻き数
Q37
変圧器の原理に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
変圧器は電磁誘導を利用して電圧を変換する装置である。
変圧器は、一次コイルに流れる交流電流によって生じる磁束の変化が、二次コイルに誘導起電力を生じさせる電磁誘導の原理を利用している。直流では磁束が変化しないため変圧できない。また、現実には銅損や鉄損などの電力損失が必ず発生する。
センター試験(2020年)類似
消費電力
Q38
一定の電圧を印加した回路において、合成抵抗の値を大きくしたとき、回路全体で消費される電力はどのように変化するか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
消費電力は小さくなる
回路の消費電力は、電圧の二乗に比例し、合成抵抗に反比例する。電圧が一定であるという条件下では、合成抵抗の値が大きくなると、その逆数である消費電力の値は小さくなる。これは、抵抗値が増加することで回路を流れる電流が減少し、単位時間あたりに熱として放出されるエネルギーが減少するためである。
共通テスト(2024年)類似
電球の効率
Q39
消費電力60Wで効率10%の白熱電球を1時間点灯させたときに放出される光エネルギーの量と、消費電力15WのLED電球が同じ量の光エネルギーを1時間で放出する場合の効率の組み合わせとして最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
光エネルギー量 6.0Wh、効率 40%
電球の効率は、消費電力に対する光エネルギーの割合で定義される。消費電力60Wの白熱電球で効率10%の場合、1時間あたりの光エネルギーは60W×1時間×0.1=6.0Whとなる。次に、消費電力15WのLED電球が同じ6.0Whの光エネルギーを1時間で放出する場合、その効率は6.0Wh÷(15W×1時間)=0.4となり、パーセント表記で40%と求められる。
センター試験(2019年)類似
抵抗の形状と消費電力
Q40
抵抗Cと抵抗Dを直列に接続し、一定の電圧を加えた回路において、抵抗Dの消費電力が抵抗Cの消費電力の0.5倍であるとき、この回路を流れる電流と消費電力の関係について最も適切な説明はどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
直列回路では電流が等しいため、消費電力は抵抗値に比例する。
直列回路では、回路全体を流れる電流Iは各抵抗で共通である。消費電力PはP = I^2 * Rという式で表されるため、電流Iが一定であれば、消費電力Pは抵抗値Rに比例する。したがって、抵抗値が0.5倍である抵抗Dの消費電力は、抵抗Cの0.5倍となる。
共通テスト(2023年)類似
変圧器の原理
Q41
ある変圧器において、一次コイルの巻き数が100回、二次コイルの巻き数が2000回であるとき、一次コイルに100 Vの交流電圧を加えた場合に得られる二次コイルの電圧は何Vか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
2000 V
変圧器の電圧比は巻き数比に比例する。一次コイルの巻き数N1=100、二次コイルの巻き数N2=2000、一次電圧V1=100 Vとすると、二次電圧V2はV2 = V1 × (N2 / N1) の式で求められる。したがって、V2 = 100 × (2000 / 100) = 100 × 20 = 2000 Vとなる。この関係は電磁誘導の法則から導かれる。
共通テスト(2026年)類似
磁場の強さのグラフ
Q42
横軸を時刻、縦軸を磁場の強さとしたグラフにおいて、ピークが時刻2.68秒付近にあるグラフ(a)と、ピークが時刻1.4秒付近にあるグラフ(b)を比較したとき、台車の運動に関する記述として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
グラフ(b)のピークの幅がグラフ(a)より狭い場合、台車の速さはグラフ(b)の方が大きい
台車が磁石を載せてセンサー上を通過する際、台車の速さが大きいほど、磁石がセンサーの検知範囲を通過する時間が短くなる。その結果、磁場の強さを示すグラフのピークの幅は狭くなる。したがって、ピークの幅が狭いグラフ(b)の方が、グラフ(a)よりも台車の速さが大きいと判断できる。
センター試験(2016年)類似
誘導電流の発生条件
Q43
電磁誘導によって導体内部に誘導電流が発生するための条件として、最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
導体内部を貫く磁束が時間的に変化すること
ファラデーの電磁誘導の法則によれば、回路を貫く磁束が変化するとき、その変化を妨げる向きに誘導起電力が発生し、導体であれば誘導電流が流れる。磁束が一定であったり、導体が絶縁体であったりする場合には、誘導電流は発生しない。磁束の変化こそが電磁誘導の根本的な発生条件である。
センター試験(2015年)類似
並列回路の電流
Q44
電源電圧が12 Vで、抵抗値がそれぞれ 4.0 Ω、6.0 Ω、12 Ω の3つの抵抗が並列に接続されている回路がある。このとき、4.0 Ω の抵抗を流れる電流の大きさとして最も適当なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
3.0 A
並列回路においては、各抵抗の両端にかかる電圧は電源電圧と等しくなる。オームの法則(V = RI)より、電流 I は電圧 V を抵抗 R で割ることで求められる。本問では 12 V を 4.0 Ω で割ることで、12 / 4.0 = 3.0 A となる。他の抵抗の接続状態は、個々の抵抗を流れる電流に影響を与えない。
センター試験(2019年)類似
抵抗の形状と消費電力
Q45
材質が同じ円柱状の抵抗について、長さがL、断面積がSである抵抗Cの電気抵抗値をRとする。このとき、長さが2L、直径が2倍である抵抗Dの電気抵抗値として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.5R
電気抵抗は長さに比例し、断面積に反比例する。抵抗Dの直径は2倍であるため、断面積は半径の二乗に比例し4倍となる。したがって、抵抗Dの抵抗値は、元の抵抗値Rに対して長さの倍率(2倍)を掛け、断面積の倍率(4倍)で割ることで、2/4倍すなわち0.5Rと求められる。
共通テスト(2021年)類似
電気量と静電気力
Q46
中心を固定した長さLの絶縁体の棒の両端に、電気量+qおよび-qが配置されている。棒の回転軸から距離dのy軸上に正の電荷Qを置いたとき、棒の両端にはたらく静電気力の合力の向きと回転について、物理的に正しい説明はどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
小球の電荷Qが大きくなると、棒にはたらく静電気力の合力は大きくなり、回転の角加速度が増大する。
静電気力FはF=kQq/r^2で表され、小球の電荷Qに比例する。Qが大きくなれば棒の両端にはたらく力も増大し、回転軸周りの力のモーメントも大きくなるため、回転の角加速度が増大する。他の選択肢については、電荷の符号変化は力の向きを反転させ、静電気力は距離の2乗に反比例して減少するため、誤りである。
共通テスト(2024年)類似
電球のエネルギー効率
Q47
電球のエネルギー効率に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
全消費電力量のうち、光エネルギーとして放出される割合を効率と定義する。
エネルギー効率とは、ある機器が消費した全エネルギーのうち、目的とするエネルギー(この場合は光エネルギー)に変換された割合を指す。消費電力の大小や点灯時間の長さは、効率そのものの定義とは直接的な相関関係にはない。電球の場合、消費電力の多くは熱エネルギーとして放出されるため、光エネルギーへの変換効率を向上させることが省エネルギーの観点から重要となる。
センター試験(2017年)類似
右ねじの法則
Q48
直線電流が作る磁場について、右ねじの法則を適用した際の現象として正しい説明はどれか。
★★ 基本
背景
正答率 —
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✅ 正解
電流の向きを右ねじの進む向きに合わせたとき、磁力線はねじを回す向きに形成される。
右ねじの法則は、直線電流が作る磁場の向きを決定する基本的な法則である。電流の向きを右ねじの進む向き(進行方向)と定義し、その際にねじを回す回転方向が磁場の向きとなる。この磁場は電流を中心とする同心円状に形成されるため、電流に対して平行な直線状にはならない。また、電流の強さを変えても磁場の向きは変わらず、磁場の強さが変化する。
共通テスト(2021年)類似
消費電力
Q49
同じ材質でできた、長さが等しく断面積の異なる2本のニクロム線A、Bがある。Aの断面積はBの2倍である。これら2本のニクロム線を並列につなぎ、一定の電圧を加えた。このとき、ニクロム線Aで消費される消費電力は、ニクロム線Bで消費される消費電力の何倍になるか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
2倍
ニクロム線の抵抗値は断面積に反比例するため、断面積が2倍のAの抵抗値はBの0.5倍となる。並列接続では両者に加わる電圧が等しい。消費電力は電圧の二乗を抵抗値で割ることで求められるため、電圧が等しいとき消費電力は抵抗値に反比例する。したがって、抵抗値が0.5倍のAの消費電力は、Bの2倍となる。
共通テスト(2021年)類似
変圧器の電力保存
Q50
変圧器を用いて電圧を変化させる際、電圧と電流の関係について述べた文として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
電圧を高くすると、電力保存のために電流は小さくなる。
理想的な変圧器では電力(電圧×電流)が一定に保たれるため、電圧を昇圧させると、それに応じて電流は反比例して小さくなります。これはエネルギー保存の法則に基づく物理的な帰結であり、電圧比と電流比は互いに逆数の関係になります。
センター試験(2020年)類似
オームの法則
Q51
2.0Vの直流電源に10オームの抵抗が接続された回路において、スイッチが開放され回路の一部が遮断された状態のとき、電流が流れない抵抗の両端に生じる電圧として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0V
オームの法則によれば、抵抗の両端の電圧Vは電流Iと抵抗Rの積(V=IR)で表される。回路が遮断されスイッチが開放された状態では、回路に電流が流れないためI=0となる。したがって、抵抗の両端の電位差は0Vとなる。電源と抵抗が接続されている場合でも、回路が閉じていなければ電流は発生せず、抵抗による電圧降下は生じない。
センター試験(2016年)類似
変圧器の電圧変換
Q52
発電所から家庭へ電力を送る際、変圧器を用いて電圧を高くしてから送電を行う理由として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
送電線の電気抵抗による発熱を抑え、送電ロスを減らすため
送電線には電気抵抗があるため、電流が流れるとジュール熱が発生しエネルギーが失われます。電力Pは電圧Vと電流Iの積(P=VI)で表されるため、同じ電力を送る場合、電圧を高くすれば電流を小さくできます。電流の二乗に比例して発熱量が増えるため、高電圧化は送電効率の向上に不可欠です。
共通テスト(2022年)類似
電気抵抗
Q53
電圧と電流の関係を示すグラフにおいて、ある導体Aの傾きが導体Bの傾きよりも大きい場合、導体Aと導体Bの電気抵抗の大小関係として正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
導体Bの抵抗の方が大きい
グラフの傾きは電気抵抗の逆数(1/R)である。傾きが大きいほど抵抗値 R は小さくなり、傾きが小さいほど抵抗値 R は大きくなる。導体Aの傾きが導体Bより大きいということは、導体Aの抵抗値が導体Bの抵抗値よりも小さいことを意味する。したがって、導体Bの方が抵抗は大きい。
センター試験(2015年)類似
直列回路の電流
Q54
電源電圧が12 Vであり、抵抗値がそれぞれ2 Ω、3 Ω、5 Ωである3つの抵抗が直列に接続されている回路がある。この回路全体に流れる電流の大きさとして最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
1.2 A
直列回路における合成抵抗は、各抵抗の和で求められる。本問では2 Ω + 3 Ω + 5 Ω = 10 Ωとなる。オームの法則(V = RI)に基づき、電流Iは電圧Vを合成抵抗Rで割ることで算出できる。したがって、12 V / 10 Ω = 1.2 Aが回路全体に流れる電流であり、直列回路では各抵抗を流れる電流も等しくこの値となる。
共通テスト(2022年)類似
抵抗率
Q55
断面積が 2.0 × 10^-6 m^2、長さが 0.50 m の金属線の抵抗値を測定したところ 0.040 Ω であった。この金属線の抵抗率として最も適切な値はどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
1.6 × 10^-7 Ω・m
抵抗率 ρ は、抵抗値 R、断面積 S、長さ L を用いて ρ = (R × S) / L と表される。与えられた数値を代入すると、ρ = (0.040 Ω × 2.0 × 10^-6 m^2) / 0.50 m = 0.080 × 10^-6 / 0.50 = 0.16 × 10^-6 Ω・m となる。これを科学的表記に直すと 1.6 × 10^-7 Ω・m である。
センター試験(2016年)類似
送電における電力損失
Q56
ある発電所から一定の電力を送電する際、送電電圧を元の2倍に昇圧した。このとき、送電線で発生する電力損失は何倍になるか。ただし、送電線の抵抗は変化しないものとする。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.25倍
送電する電力をP、電圧をVとすると、流れる電流IはI = P/Vと表される。送電線での電力損失はI^2Rであるため、電圧を2倍にすると電流は1/2倍となり、電力損失は(1/2)^2倍、すなわち1/4倍(0.25倍)となる。電圧を高くすることで電流を減らし、損失を効率的に抑制するこの仕組みは、長距離送電において極めて重要である。
センター試験(2018年)類似
抵抗率
Q57
ある金属線において、抵抗率が1.7 × 10^-8 Ω・m、長さが1.0 m、断面積が1.0 × 10^-6 m^2であるとき、この金属線の抵抗値として正しいものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
1.7 × 10^-2 Ω
抵抗値Rを求める式 R = ρ × (l / S) に各数値を代入する。R = (1.7 × 10^-8) × (1.0 / 1.0 × 10^-6) を計算する。指数の計算は 10^-8 / 10^-6 = 10^-2 となるため、R = 1.7 × 10^-2 Ω が導かれる。抵抗率は材料の電気の通しにくさを示し、導線の形状によって実際の抵抗値が決定される。
共通テスト(2026年)類似
分圧回路
Q58
電源電圧V0の電源に、抵抗値R0の抵抗器Bと抵抗値RAの抵抗器Aが直列に接続されている。このとき、抵抗器Bの両端にかかる電圧として正しい式はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
V0 * (R0 / (RA + R0))
直列接続された回路では、各抵抗器を流れる電流は等しい。オームの法則より、各抵抗器にかかる電圧は抵抗値に比例して分配される。回路全体の抵抗値はRA + R0であり、全体の電圧V0をこの抵抗値で割ることで回路を流れる電流が求まる。抵抗器Bにかかる電圧は、この電流に抵抗値R0を乗じた値となるため、V0 * (R0 / (RA + R0))と表される。
センター試験(2015年)類似
直列回路の電流
Q59
直列回路の性質に関する記述として最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
各抵抗を流れる電流は、回路のどの部分においても等しい。
直列回路では、電流の通り道が一本道であるため、回路のどの箇所を流れる電流も等しい。並列回路では電流が分岐するため、各枝を流れる電流の和が全体の電流となる。また、合成抵抗の逆数の和を用いるのは並列回路の計算であり、直列回路の合成抵抗は各抵抗の単純な和で求められる。
センター試験(2016年)類似
磁石の落下時間
Q60
磁石が導体パイプ内を落下する際に生じる現象に関する記述として、最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
磁石の運動エネルギーは、渦電流によるジュール熱として消費されるため落下時間が長くなる
導体パイプ内を磁石が落下すると、パイプを貫く磁束が変化し、電磁誘導によってパイプ内に渦電流が流れる。この渦電流は、磁石の運動を妨げる方向に磁場を形成し、結果として磁石に上向きの抵抗力を及ぼす。この現象は、エネルギー保存の法則に従い、磁石の運動エネルギーの一部が渦電流によるジュール熱として消費されることで説明される。
センター試験(2015年)類似
並列回路の電流
Q61
並列回路の性質に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
各抵抗を流れる電流の和は、電源から流れ出る全電流と等しい。
並列回路では、各抵抗の両端に電源電圧がそのままかかるため、各抵抗を流れる電流は電源電圧と個々の抵抗値のみによって決定される。キルヒホッフの電流則により、分岐点に流れ込む電流の総和は、そこから流れ出る電流の総和と等しくなるため、各枝を流れる電流の和が全電流となる。
共通テスト(2023年)類似
変圧器の原理
Q62
変圧器が送電において広く利用されている理由として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
送電線での電力損失を抑えるために、電圧を高くして電流を小さくするため。
送電線における電力損失は、電流の2乗と抵抗の積(I^2R)で表される。送電電力を一定に保ちながら電圧を高くすると、流れる電流を小さくできるため、送電線でのジュール熱による損失を大幅に低減できる。変圧器は交流電圧を容易に変換できるため、発電所から遠方への送電において非常に重要な役割を果たしている。
センター試験(2016年)類似
変圧器の電圧変換
Q63
変圧器において、一次コイルの巻数をN1、二次コイルの巻数をN2とし、それぞれの電圧をV1、V2とする。このとき、電圧の比V1対V2と巻数比N1対N2の関係として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
V1対V2 = N1対N2
理想的な変圧器では、電磁誘導の法則により、コイルに生じる誘導起電力は巻数に比例します。したがって、一次コイルと二次コイルの電圧比は、それぞれの巻数比と等しくなります。この性質を利用して、送電時の電圧を変換し、送電ロスを抑えることが可能となります。
共通テスト(2023年)類似
送電における電力損失の低減
Q64
送電線において、電流をI、送電線の抵抗をrとしたとき、送電線で発生する電力損失を表す式として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
I^2 × r
送電線で発生する電力損失(ジュール熱)は、電流の二乗と抵抗の積で表されます。送電線に流れる電流をI、抵抗をrとすると、電力損失PはP = I^2 × rとなります。この式から、電力損失を抑えるためには電流Iを小さくすることが極めて有効であることがわかります。
共通テスト(2022年)類似
並列接続における電圧と抵抗
Q65
直流電源に2本の電熱線CとDを並列接続し、それぞれ同量の水が入った容器に浸して加熱したところ、電熱線Cを入れた容器の水温上昇が大きかった。この現象に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
電熱線Cの抵抗値は電熱線Dの抵抗値よりも小さい。
並列接続された回路では、各電熱線にかかる電圧は電源電圧と等しく、両者に差はない。消費電力Pは電圧Vと抵抗Rを用いてP = V^2 / Rと表される。電圧が一定であるため、消費電力は抵抗値に反比例する。水温上昇が大きいということは、単位時間あたりの発熱量(消費電力)が大きいことを意味し、したがって電熱線Cの抵抗値は電熱線Dよりも小さいと判断できる。
共通テスト(2022年)類似
直列接続における電流と抵抗
Q66
直列接続された複数の電熱線において、各電熱線を流れる電流と抵抗値の関係を述べたものとして正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
各電熱線を流れる電流は、抵抗値に関わらず常に等しい。
直列接続は電流の通り道が一本道であるため、回路のどの部分を流れる電流も等しくなる。消費電力は抵抗値に比例するが、電流そのものは抵抗の大きさによって変化することはない。並列接続の場合には、各抵抗にかかる電圧が等しくなり、電流は抵抗値に反比例して分配される。
センター試験(2016年)類似
電磁誘導
Q67
鉛直に立てられた銅パイプとガラスパイプのそれぞれの内部で、磁石を上端から同時に落下させたときの現象として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
銅パイプ内では渦電流による磁界が磁石の落下を妨げるため、ガラスパイプ内よりも遅く落下する。
導体である銅パイプ内を磁石が落下すると、磁束の変化によってパイプに渦電流が生じます。レンツの法則により、この渦電流は磁石の運動を妨げる向きに磁界を形成するため、磁石には上向きの力が働きます。この過程で磁石の力学的エネルギーの一部はジュール熱として散逸します。一方、絶縁体であるガラスパイプでは渦電流が生じないため、磁石は重力の影響のみを受けて落下します。したがって、銅パイプ内の方が落下速度は遅くなります。
共通テスト(2021年)類似
変圧器の電力保存
Q68
理想的な変圧器において、一次コイルの電圧をV1、電流をI1とし、二次コイルの電圧をV2、電流をI2とする。このとき、電力保存の法則に基づき成り立つ関係式として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
V1 × I1 = V2 × I2
理想的な変圧器では、内部でのエネルギー損失を無視できるため、一次コイル側で消費(供給)される電力と、二次コイル側で取り出される電力は等しくなります。電力Pは電圧Vと電流Iの積(P = VI)で定義されるため、一次側の電力V1 × I1と二次側の電力V2 × I2は等しいという関係が成立します。
センター試験(2016年)類似
送電における電力損失
Q69
発電所から電力を送る際、送電線における電力損失を低減させるための最も適切な方法はどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
送電線の抵抗を小さくし、電圧を高くして送電する
送電線での電力損失は、流れる電流の二乗と送電線の抵抗の積(I^2R)で表される。送電する電力が一定である場合、電圧を高くすれば電流を小さくできるため、電力損失を大幅に抑えることが可能となる。また、送電線自体の抵抗を小さくすることも損失低減に寄与する。したがって、高電圧で送電し、抵抗の小さい導線を用いることが効率的な送電の基本である。
共通テスト(2022年)類似
電力量
Q70
電力量の定義と算出方法に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
電力量は電圧の二乗を抵抗で割り、さらに時間を乗じることで求められる。
電力量は電力(ワット)と時間(秒)の積である。電力は電圧の二乗を抵抗で割った値(V^2/R)に等しいため、これに時間を乗じることで電力量が算出される。選択肢のうち、電力の定義や単位の混同、計算式の誤りを含まないものが正解である。
センター試験(2020年)類似
ジュール熱
Q71
ある送電線において、送電電圧を元の2倍に引き上げたとき、同じ電力を送る際の送電線でのジュール熱による電力損失は元の何倍になるか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
0.25倍
送電電力をP、電圧をVとすると、送電線に流れる電流IはI = P/Vとなる。電力損失はI^2Rに比例するため、電圧を2倍にすると電流は1/2倍となり、損失は(1/2)^2 = 1/4倍となる。したがって、電力損失は元の0.25倍に減少する。
共通テスト(2026年)類似
抵抗率
Q72
ある金属線の長さを2倍にし、断面積を半分にしたとき、その抵抗値は元の値の何倍になるか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
4倍
抵抗値RはR = ρ(L/S)で表される。長さLを2倍、断面積Sを1/2倍にすると、R’ = ρ(2L / (S/2)) = 4 × ρ(L/S)となる。したがって、抵抗値は元の値の4倍になる。
共通テスト(2021年)類似
変圧器の電力保存
Q73
ある理想的な変圧器において、一次コイルの電圧が100 V、電流が2.0 Aであるとき、二次コイルの電圧が20 Vであった。このとき、二次コイルを流れる電流の値として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
10.0 A
理想的な変圧器では電力保存の法則が成り立つため、一次側の電力100 V × 2.0 A = 200 Wと、二次側の電力20 V × I2は等しくなります。したがって、20 V × I2 = 200 Wという式が成り立ち、これを解くとI2 = 10.0 Aとなります。電圧が1/5に低下した分、電流は5倍に増加します。
共通テスト(2022年)類似
並列接続における電圧と抵抗
Q74
電圧Vの直流電源に、抵抗値R1とR2(R1 < R2)の電熱線を並列に接続した。このとき、各電熱線の消費電力P1とP2の大小関係として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
P1 > P2
並列接続では各抵抗に等しい電圧Vがかかる。消費電力PはP = V^2 / Rで求められる。電圧Vが一定であるとき、消費電力Pは抵抗値Rに反比例する。問題文よりR1 < R2であるため、抵抗値が小さいR1の消費電力P1の方が、抵抗値が大きいR2の消費電力P2よりも大きくなる。
共通テスト(2026年)類似
分圧回路
Q75
直列に接続された2つの抵抗器において、電圧が抵抗値の比に比例して分配される理由として最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
💡 答えを確認
✅ 正解
直列回路では各抵抗器を流れる電流が等しく、オームの法則により電圧は抵抗値に比例するため
直列回路の基本性質として、回路のどの点においても流れる電流の大きさは一定である。オームの法則V = RIにおいて、電流Iが一定であれば、電圧Vは抵抗値Rに比例する。このため、直列接続された抵抗器間では、それぞれの抵抗値の比に応じて電源電圧が分配されることになる。
共通テスト(2023年)類似
送電における電力損失の低減
Q76
送電電力を一定に保ったまま、送電線での電力損失を100万分の1(10のマイナス6乗倍)に低減したい。このとき、送電電圧を何倍に昇圧する必要があるか。
★★★★ 難問
具体例
正答率 —
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✅ 正解
1000倍
電力損失は電流の二乗に比例するため、損失を10のマイナス6乗倍にするには、電流をその平方根である10のマイナス3乗倍にする必要があります。送電電力P = V × Iが一定であるとき、電流Iが10のマイナス3乗倍になれば、電圧Vは逆数の10の3乗倍、すなわち1000倍にする必要があります。
共通テスト(2021年)類似
電気量と静電気力
Q77
絶縁体の棒の両端にそれぞれ正の電気量+qおよび負の電気量-qを帯電させ、棒の中心を回転軸として固定した。この棒の近傍に正の電荷Qを持つ小球を配置したとき、棒にはたらく静電気力による回転の仕組みとして最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
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✅ 正解
正の電荷Qは棒の正の電荷を退け、負の電荷を引くため、棒は負の電荷が小球に近づく方向に回転する。
クーロンの法則により、同符号の電荷間には斥力が、異符号の電荷間には引力がはたらく。正の電荷を持つ小球を近づけると、棒の正の電荷には斥力が、負の電荷には引力がはたらく。この結果、棒には回転軸の周りにモーメントが生じ、負の電荷が小球に近づく向きに回転する。電荷の符号と力の向きの関係を正しく理解することが重要である。
センター試験(2016年)類似
渦電流
Q78
銅パイプとガラスパイプを用いて、同じ磁石を自由落下させる実験を行った。このとき、磁石の落下時間とエネルギー変換について述べた文として正しいものはどれか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
銅パイプの方がガラスパイプよりも落下時間が長く、磁石の力学的エネルギーの一部がジュール熱に変換される
銅は導体であるため、磁石の落下時に渦電流が流れ、電磁誘導による制動力が働きます。一方、絶縁体であるガラスパイプでは渦電流が流れないため、磁石は制動力を受けず、銅パイプよりも速く落下します。銅パイプ内では、渦電流によるジュール熱の発生分だけ、磁石の力学的エネルギーが減少します。
センター試験(2018年)類似
帯電と電荷の性質
Q79
電荷の性質および電気量の単位に関する記述として正しいものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
同種の電荷は互いに反発し合い、電気量の単位にはクーロンを用いる。
電荷には正と負の2種類があり、同種の電荷(正と正、または負と負)は互いに反発し合う力を及ぼし合います。一方で、異種の電荷(正と負)は互いに引き合います。電荷の電気量の国際単位系における単位はクーロンであり、アンペアは電流の単位であるため、これらを混同しないよう注意が必要です。
共通テスト(2022年)類似
電力の総和
Q80
回路全体で消費される電力の総和に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★ やさしい
基礎
正答率 —
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✅ 正解
回路全体で消費される電力は、各素子で消費される電力の和に等しい。
電力の加法性は、回路の接続形態や素子の種類に関わらず、エネルギー保存の法則から導かれる物理的な基本原理である。回路全体で消費される電力は、個々の素子で単位時間あたりに変換されるエネルギーの総量と一致するため、各素子の消費電力の和として求められる。これは並列接続や直列接続といった回路構成に依存しない普遍的な性質である。
共通テスト(2022年)類似
抵抗率
Q81
物質の抵抗率に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
抵抗率は抵抗値に長さを掛け、断面積で割ることで算出される。
抵抗率(比抵抗)は物質固有の電気的な流れにくさを示す値であり、抵抗値 R、断面積 S、長さ L の関係式 R = ρ × (L / S) を変形した ρ = (R × S) / L によって定義される。形状や寸法に依存せず、物質の種類と温度によって決まる物理量である。
共通テスト(2021年)類似
消費電力
Q82
長さ1.0メートルあたりの抵抗値が8.0オームである一様なニクロム線がある。このニクロム線を16センチメートルの長さに切り取り、両端に8.0ボルトの一定の電圧を加えた。このとき、ニクロム線で消費される消費電力は何ワットか。
★★★ 標準
具体例
正答率 —
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✅ 正解
50
1.0メートルあたりの抵抗値が8.0オームなので、16センチメートル(0.16メートル)のニクロム線の抵抗値は 8.0 * 0.16 = 1.28オームとなる。消費電力は電圧の二乗を抵抗値で割ることで求められるため、8.0^2 / 1.28 = 64 / 1.28 = 50ワットとなる。
共通テスト(2022年)類似
電気抵抗
Q83
電圧と電流の関係を示すグラフにおいて、電圧1.0 Vのときに電流が0.25 A流れる導体がある。この導体の電気抵抗は何オームか。
★ やさしい
具体例
正答率 —
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✅ 正解
4.0 オーム
オームの法則 R = V / I を用いて計算する。与えられた値は電圧 V = 1.0 V、電流 I = 0.25 Aである。これらを式に代入すると、R = 1.0 / 0.25 = 4.0 となる。したがって、この導体の電気抵抗は4.0オームである。
共通テスト(2026年)類似
ジュール熱の式
Q84
電熱線において発生するジュール熱の性質に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
電圧を2倍にすると、単位時間あたりの発熱量は4倍になる。
単位時間あたりの発熱量(電力)は P = V^2 / R で表される。電圧 V が2倍になると、V^2 は4倍になるため、電力も4倍となる。一方、抵抗 R が大きくなると、電圧一定の条件下では分母が大きくなるため電力は小さくなる。したがって、抵抗値と発熱量は反比例の関係にある。
センター試験(2019年)類似
並列回路の電流
Q85
6.0Vの直流電源に対し、20オームの抵抗Aと30オームの抵抗Bが並列に接続されている。この回路において、抵抗Aを流れる電流の値として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
具体例
正答率 —
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✅ 正解
0.30A
並列回路では、各抵抗の両端にかかる電圧は電源電圧と等しくなります。したがって、抵抗Aには6.0Vの電圧がそのままかかります。オームの法則(I=V/R)を用いると、抵抗Aを流れる電流は6.0Vを20オームで割ることで求められ、0.30Aとなります。
共通テスト(2021年)類似
電磁波の分類と利用
Q86
電磁波の分類と利用に関する説明として、物理学的な観点から正しいものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
電磁波のエネルギーは周波数に比例するため、周波数が高いほど物質に対する透過力や破壊力が大きくなる傾向がある。
電磁波のエネルギーEは、プランク定数をh、周波数をfとするとE=hfで表される。したがって、周波数が高いほどエネルギーは大きくなる。このため、ガンマ線のような高周波の電磁波は高い透過力や破壊力を持ち、医療治療に利用される。一方、電波は周波数が低くエネルギーが小さいため、通信に適している。
共通テスト(2023年)類似
変圧器の原理
Q87
変圧器の原理に関する記述として最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
一次コイルと二次コイルの電圧の比は、巻き数の比に等しい。
変圧器は電磁誘導の原理に基づき、一次コイルに流れる交流電流によって鉄心内に生じる変動磁場が二次コイルを貫くことで、二次コイルに誘導起電力を生じさせる装置である。理想的な変圧器において、電圧V1とV2、巻き数N1とN2の関係はV1/V2 = N1/N2で表され、電圧の比は巻き数の比に等しくなる。直流電流では磁場が変動しないため、電磁誘導は生じない。
共通テスト(2022年)類似
電気抵抗
Q88
オームの法則に従う導体において、横軸に電圧、縦軸に電流をとったグラフを描いたとき、そのグラフの傾きが意味する物理量として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
電気抵抗の逆数
オームの法則は V = RI と表され、これを電流 I について解くと I = (1/R)V となる。この式を電圧 V を横軸、電流 I を縦軸とするグラフに当てはめると、傾きは 1/R となる。したがって、グラフの傾きは電気抵抗 R の逆数であるコンダクタンスを表すことになる。
共通テスト(2024年)類似
電気量と電子の数
Q89
回路を流れる電気量と電子の数に関する記述として最も適切なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
電気量は電流と時間の積で求められ、その値は電子の個数に素電荷を乗じたものと等しい。
電気量Qは電流Iと時間tの積(Q = It)で定義されます。また、電荷の最小単位である素電荷eを持つ電子がn個移動したときの総電気量はQ = neと表されます。したがって、電流によって運ばれる電気量は、通過した電子の総数と素電荷の積として解釈することができます。
センター試験(2016年)類似
磁石の落下時間
Q90
鉛直に立てた長い銅パイプと、同じ長さ・内径を持つガラスパイプを用意し、それぞれのパイプの上端から同じ磁石を同時に落下させた。このとき、磁石の落下時間について述べたものとして最も適当なものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
銅パイプ内の方が、ガラスパイプ内よりも落下時間が長くなる
銅パイプ内を磁石が落下する際、磁束の変化によってパイプ内に渦電流が生じる。この渦電流が作る磁場は、レンツの法則により磁石の運動を妨げる向きに働くため、電磁誘導による抵抗力が生じる。この抵抗力によって磁石の落下速度が抑制されるため、絶縁体であるガラスパイプ内を落下する場合と比較して、銅パイプ内での落下時間は長くなる。
共通テスト(2026年)類似
磁場の強さのグラフ
Q91
台車に固定された磁石がセンサーの真上を通過する際、センサーが計測する磁場の強さの変化について最も適切な説明はどれか。
★★ 基本
基礎
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✅ 正解
センサーとの距離が最小となる瞬間に磁場の強さは最大値をとる
磁石から発生する磁場の強さは、磁石とセンサーの距離に依存する。台車がセンサーの真上を通過する際、磁石とセンサーの距離が最も近くなるため、磁場の強さは急激に上昇してピークに達する。この現象は磁石の運動に伴う磁束密度の変化として捉えられ、距離が最小となる瞬間に磁場の強さが最大値を示す。
共通テスト(2021年)類似
変圧器の電圧と巻き数
Q92
変圧器において、一次コイルの巻き数をN1、二次コイルの巻き数をN2とし、それぞれの電圧をV1、V2とする。このとき、電圧の比V1/V2と巻き数の比N1/N2の関係として正しいものはどれか。
★★ 基本
基礎
正答率 —
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✅ 正解
V1/V2 = N1/N2
理想的な変圧器では、電磁誘導の法則により、コイルの巻き数と誘導起電力(電圧)は比例関係にある。一次コイルと二次コイルを貫く磁束の変化率が共通であるため、電圧の比は巻き数の比と等しくなる。この関係は電力の損失がない理想的な条件下で成立する。
センター試験(2019年)類似
電磁波の分類
Q93
電磁波の性質に関する記述として、最も適切なものはどれか。
★★★ 標準
背景
正答率 —
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✅ 正解
電磁波の周波数が高くなるほど、その波長は短くなり、エネルギーは大きくなる。
電磁波の伝搬速度をc、周波数をf、波長をλとすると、c = fλ の関係が成り立つ。真空中の光速cは一定であるため、周波数fと波長λは反比例する。また、光子のエネルギーEはプランク定数をhとして E = hf で表されるため、周波数が高いほどエネルギーは大きくなる。X線やガンマ線は高い周波数と短い波長を持ち、高いエネルギーによって物質を透過する性質がある。
あわせて使う









