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【自動採点一問一答】高校の化学・化学基礎テストまとめ

テスト前の確認(テスト対策)や受験対策に使える高校の化学・化学基礎テスト300問の問題集です。基礎問題から応用問題までランダムで20問出題されます。ブックマークして何度もトライしてね

化学300問

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解説
化学の出題範囲

現在の学習指導要領(2022年度入学生から適用)に基づくと、高校の化学は主に以下の2つの科目で構成されています。

  1. 化学基礎 (Kagaku Kiso / Basic Chemistry)
  2. 化学 (Kagaku / Chemistry)

多くの高校では、1年生で「化学基礎」を必修または選択必修として学び、理系進学希望者などが2年生以降で「化学」を履修する形が一般的です。


1. 化学基礎 (Kagaku Kiso)

目標: 身の回りの物質や現象と関連付けながら、化学の基本的な概念や原理を理解し、科学的な見方や考え方の基礎を養うこと。

主な学習内容:

  • (1) 化学と人間生活:
    • 化学の役割:衣食住、医療、環境など、生活や社会における化学の重要性。
    • 物質の探究:純物質と混合物、分離・精製の方法(ろ過、蒸留、再結晶、抽出、クロマトグラフィーなど)。
  • (2) 物質の構成:
    • 物質の構成粒子:原子の構造(陽子、中性子、電子)、同位体、電子配置(K殻, L殻, M殻)、イオン。
    • 元素の周期表:周期律、典型元素と遷移元素の概要。
    • 化学結合:イオン結合、共有結合(単結合、二重結合、三重結合、極性)、分子の形(直線、折れ線、三角錐、正四面体)、分子間力(ファンデルワールス力、水素結合)、金属結合。結晶の種類と特徴(イオン結晶、分子結晶、共有結合結晶、金属結晶)。
  • (3) 物質量と化学反応式:
    • 物質量(mol):原子量・分子量・式量、アボガドロ定数、モル質量、気体の体積(標準状態)。
    • 化学反応式:化学反応式の作り方と量的関係(係数比=物質量比)。
    • 濃度:質量パーセント濃度、モル濃度。
  • (4) 化学反応:
    • 酸と塩基:酸・塩基の定義(アレニウス)、性質、強酸・強塩基と弱酸・弱塩基、電離度、水のイオン積、pH、中和反応、塩(正塩、酸性塩、塩基性塩)。中和滴定の基本。
    • 酸化還元反応:酸化・還元の定義(酸素・水素の授受、電子の授受)、酸化数、酸化剤・還元剤。簡単な酸化還元反応式。電池の基本的な仕組み(ダニエル電池など)。

2. 化学 (Kagaku)

目標: 「化学基礎」で学んだ内容を土台とし、物質の構造、状態、変化についてより深く探求し、体系的な理解を深めること。

主な学習内容:

  • (1) 物質の状態と平衡:
    • 物質の状態:気体の性質(ボイル・シャルルの法則、理想気体の状態方程式 PV=nRT)、実在気体(簡単な説明)、液体の性質(蒸気圧、沸騰)、固体の構造(結晶格子 – 体心立方格子、面心立方格子、六方最密構造など、配位数、充填率)。相転移と状態図(水など)。
    • 溶液:溶解のしくみ、溶解度、固体の溶解度曲線、気体の溶解度(ヘンリーの法則)、希薄溶液の性質(束一的性質 – 蒸気圧降下、沸点上昇、凝固点降下、浸透圧)。コロイド溶液の性質(チンダル現象、ブラウン運動、透析、電気泳動など)。
    • 化学平衡:可逆反応、化学平衡の状態、平衡定数(濃度平衡定数 Kc、圧平衡定数 Kp)、平衡移動の原理(ルシャトリエの原理 – 濃度、圧力、温度の影響)。電離平衡(弱酸・弱塩基の電離、水のイオン積、pH計算、緩衝液)、溶解度積。
  • (2) 物質の変化と平衡:
    • 反応速度:反応速度の表し方、反応速度に影響を与える要因(濃度、温度、触媒)、活性化エネルギー。
    • 熱化学:反応熱(生成熱、燃焼熱、溶解熱、中和熱など)、熱化学方程式、ヘスの法則(総熱量保存の法則)、結合エネルギー。
    • 電池と電気分解:電池(ボルタ電池、ダニエル電池、鉛蓄電池、燃料電池など)、標準電極電位、電気分解(ファラデーの法則、陽極・陰極での反応)。
  • (3) 無機物質の性質と利用:
    • 非金属元素:典型非金属元素(水素、希ガス、ハロゲン、酸素、硫黄、窒素、リン、炭素、ケイ素)の単体と化合物の性質、製法、利用。
    • 金属元素:典型金属元素(アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウムなど)、遷移元素(鉄、銅、亜鉛、銀、金、白金、クロム、マンガンなど)の単体と化合物の性質、製法、利用。金属イオンの分離・系統分析。
  • (4) 有機化合物の性質と利用:
    • 有機化合物の特徴:炭素原子の結合、構造式と異性体(構造異性体、幾何異性体、光学異性体 – 簡単なもの)。
    • 炭化水素:脂肪族炭化水素(アルカン、アルケン、アルキン)、芳香族炭化水素(ベンゼンとその誘導体)。
    • 官能基を持つ化合物:アルコール、エーテル、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、エステル、アミン、アミドなどの構造、性質、反応、製法、利用。
    • 有機化合物の反応:置換反応、付加反応、脱離反応、酸化還元反応、重合反応(付加重合、縮合重合)など。
  • (5) 高分子化合物の性質と利用:
    • 天然高分子化合物:糖類(単糖、二糖、多糖 – デンプン、セルロースなど)、アミノ酸とタンパク質(ペプチド結合、タンパク質の構造と性質)、核酸(DNA、RNAの構成要素 – 簡単な紹介)。
    • 合成高分子化合物:合成繊維(ナイロン、ポリエステルなど)、合成樹脂(ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂など)、機能性高分子(イオン交換樹脂、高吸水性高分子など)。

補足:

  • 上記の学習内容は標準的なものであり、教科書や学校のカリキュラムによって扱いの深さや順序、重点の置き方が若干異なる場合があります。
  • 実験(演示実験、生徒実験)も重視されており、観察・操作を通して理論への理解を深めます。
  • 「化学基礎」は文系・理系問わず多くの生徒が学びますが、「化学」はより専門的で、大学での理学・工学・農学・医学・薬学などの分野に進む生徒にとって重要な基礎となります。

高校生の一問一答(社会・理科)

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