
【自動採点一問一答】生物基礎400問・高校生テスト・受験用
テスト前の確認(テスト対策)や受験対策に使える高校(高1、高2、高3)の生物基礎テスト400問の問題集です。基礎問題から応用問題までランダムで20問出題されます。ブックマークして何度もトライしてね。
生物基礎400問
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解説
高校生の生物基礎の出題範囲
生物基礎は、生命現象や生物に関する基本的な概念や原理を理解し、科学的な見方や考え方を養うことを目的とした科目です。大きく以下の4つの分野で構成されています。
1. 生物の特徴
- 生物に共通する特徴:
- 細胞からできていること(細胞説)
- 代謝(エネルギーの利用、物質の合成・分解)を行うこと
- 遺伝情報(DNA)を持つこと
- 自己増殖能力があること
- 体内環境を一定に保つ(恒常性)こと
- 外部からの刺激に反応すること
- 進化すること
- 細胞の構造と機能:
- 原核細胞と真核細胞の違い
- 動物細胞と植物細胞の構造の違い(細胞壁、葉緑体、液胞など)
- 細胞小器官(核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、リボソームなど)の構造とはたらき
- 生命活動とエネルギー:
- 代謝: 同化(光合成など)と異化(呼吸など)
- ATP (アデノシン三リン酸): エネルギーの通貨としての役割、合成と分解
- 酵素: 生体触媒としての働き、基質特異性、最適温度・最適pH
2. 遺伝子とそのはたらき
- 遺伝情報とDNA:
- DNA(デオキシリボ核酸)の二重らせん構造、塩基(A, T, G, C)、塩基対合性
- 遺伝子:DNA上の遺伝情報が記録された領域
- ゲノム:ある生物が持つ全遺伝情報
- 遺伝情報の発現:
- セントラルドグマ: DNA→(転写)→RNA→(翻訳)→タンパク質 という遺伝情報の流れ
- 転写:DNAの情報をmRNA(伝令RNA)に写し取ること
- 翻訳:mRNAの情報をもとにリボソームでタンパク質が合成されること
- 細胞分裂:
- 体細胞分裂: 目的(成長、組織の修復など)、過程(間期、前期、中期、後期、終期)、染色体の挙動
- 減数分裂: 目的(生殖細胞の形成)、過程(第一分裂、第二分裂)、相同染色体、染色体数の半減、遺伝的多様性との関連
- 遺伝のしくみ:
- メンデルの法則(優性の法則、分離の法則、独立の法則)
- 遺伝子型と表現型
- 連鎖と組換え
- 性決定(XY型、XO型、ZW型など)
- 伴性遺伝
- バイオテクノロジー:
- 遺伝子組換え技術の原理と応用例(医薬品生産、農作物改良など)
- PCR法、DNA鑑定などの技術の基礎
3. 生物の体内環境の維持(恒常性)
- 体液とその循環:
- 体液の種類(細胞内液、細胞外液=組織液、血液、リンパ液)とその役割
- 血液の成分(赤血球、白血球、血小板、血しょう)とそのはたらき、血液凝固
- 循環系:ヒトの心臓の構造と拍動、血管(動脈、静脈、毛細血管)の構造とはたらき、血液循環の経路
- リンパ系:リンパ液の循環と役割
- 排出のしくみ:
- 体内の不要物の排出
- 肝臓のはたらき(解毒作用、尿素合成など)
- 腎臓の構造(皮質、髄質、腎う、ネフロン=腎単位)と機能(ろ過、再吸収、分泌)、尿の生成過程
- 神経系による調節:
- 神経系の構成(中枢神経系=脳・脊髄、末梢神経系=体性神経・自律神経)
- ニューロン(神経細胞)の構造と機能
- 興奮の伝導(活動電位の発生と伝わり方)と伝達(シナプスにおける神経伝達物質の役割)
- 自律神経(交感神経、副交感神経)による調節
- 内分泌系による調節:
- ホルモン:内分泌腺から分泌され、特定の器官(標的器官)に作用する化学物質
- 主な内分泌腺(視床下部、脳下垂体、甲状腺、副腎、すい臓など)とホルモンの種類、はたらき
- フィードバック調節のしくみ
- 血糖濃度の調節(インスリン、グルカゴンなど)
- 免疫:
- 生体防御のしくみ
- 自然免疫(食作用など)
- 獲得免疫(体液性免疫と細胞性免疫):抗原と抗体、B細胞、T細胞(ヘルパーT細胞、キラーT細胞)、抗原抗体反応
- 免疫記憶、予防接種(ワクチン)
- アレルギー、自己免疫疾患
4. 生物の多様性と生態系
- 植生の多様性と遷移:
- 植生:ある場所に生育する植物の集まり
- 遷移:時間とともに植生が変化していく現象(一次遷移、二次遷移)、極相(クライマックス)
- 日本のバイオーム(気候帯と植生の対応):亜熱帯多雨林、照葉樹林、夏緑樹林、針葉樹林など
- 生態系とそのしくみ:
- 生態系の構成要素:生産者(植物など)、消費者(動物など)、分解者(菌類・細菌類)
- 食物連鎖と食物網
- 生態ピラミッド(個体数、生物量、生産力)
- 物質循環:炭素循環、窒素循環
- エネルギーの流れ(一方向に流れ、熱として失われる)
- 生態系のバランスと保全:
- 生態系のバランスを保つしくみ
- 人間活動が生態系に与える影響(環境破壊、外来種問題など)
- 生物多様性の重要性とその保全
学習上のポイント
実験・観察: 教科書に載っている実験や観察について、目的、方法、結果、考察の流れを理解しましょう。実験考察問題への対応力がつきます。がら、歴史的な思考力や考察力、表現力を養うことを目指す科目です。教科書や資料集、地図帳などをよく活用し、出来事の背景や因果関係、相互のつながりを意識しながら、主体的に学んでいくことが大切になります。
用語の正確な理解: 多くの専門用語が登場します。それぞれの意味を正確に理解し、説明できるようにすることが重要です。
図やグラフの読解: 細胞の構造図、実験結果のグラフ、生態系の模式図などを正しく読み取り、情報を理解する能力が求められます。
しくみの理解: 個々の知識だけでなく、生命現象の「しくみ」や「つながり」(例:遺伝情報がタンパク質になるまで、体内環境が維持されるしくみ)を体系的に理解することが大切です。
高校生の一問一答(社会・理科)