
部分分数分解のやり方【中学受験】分数の和を一瞬で|例題・練習問題(答え付き)
中学受験の算数で出る「部分分数分解(ぶぶんぶんすうぶんかい)」を、しくみからやさしく解説します。分数のたし算の並びを一瞬で計算できる強力なテクニックです。公式・例題・練習問題(答え付き)まで、これ1ページでマスターできます。
目次
部分分数分解とは?(しくみ)
「1/(1×2)」のような分数は、次のように2つの分数の引き算に分けられます。
1/(1×2) = 1/1 − 1/2 1/(2×3) = 1/2 − 1/3 1/(3×4) = 1/3 − 1/4
この形にすると、となりの分数どうしが打ち消し合うのがポイントです。たとえば次のたし算を見てください。
1/(1×2) + 1/(2×3) + 1/(3×4) + 1/(4×5)
=(1/1 − 1/2)+(1/2 − 1/3)+(1/3 − 1/4)+(1/4 − 1/5)
=(1/1 − 1/2)+(1/2 − 1/3)+(1/3 − 1/4)+(1/4 − 1/5)
まん中の −1/2 と +1/2、−1/3 と +1/3 … が次々に消えて、最初の 1/1 と最後の −1/5 だけが残ります。
= 1 − 1/5 = 4/5
おぼえる公式
① となり合う数のとき:1/(n×(n+1)) = 1/n − 1/(n+1)
② 間が2あくとき:1/(n×(n+2)) = 1/2 ×(1/n − 1/(n+2))
①は「1/(1×2)から1/(n×(n+1))までの和 = n/(n+1)」と覚えておくと、さらに速く解けます。②のように間があくときは、差(ここでは2)で1回わるのを忘れないようにしましょう。
例題(解き方の流れ)
例題:1/(1×2) + 1/(2×3) + … + 1/(9×10) を計算しなさい。
解き方:公式①の「和 = n/(n+1)」を使います。最後が 1/(9×10) なので n=9。
和 = 9/(9+1) = 9/10
展開して書くと(1 − 1/2)+(1/2 − 1/3)+ … +(1/9 − 1/10)= 1 − 1/10 = 9/10。となりが消えるので、最初と最後だけを見ればOKです。
練習問題(答え付き)
Q11/(1×2) + 1/(2×3) + 1/(3×4) + 1/(4×5) を計算しなさい。
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答え:4/5
各項を「1/n − 1/(n+1)」に分けると、となり合う分数が次々に打ち消し合い、最初の 1/1 と最後の 1/5 だけ残る。1 − 1/5 = 4/5。
各項を「1/n − 1/(n+1)」に分けると、となり合う分数が次々に打ち消し合い、最初の 1/1 と最後の 1/5 だけ残る。1 − 1/5 = 4/5。
Q21/(1×2) + 1/(2×3) + … + 1/(9×10) を計算しなさい。
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答え:9/10
同じく打ち消し合って 1 − 1/10 = 9/10。「1/(1×2)から1/(n×(n+1))までの和 = n/(n+1)」。
同じく打ち消し合って 1 − 1/10 = 9/10。「1/(1×2)から1/(n×(n+1))までの和 = n/(n+1)」。
Q31/(2×3) + 1/(3×4) + … + 1/(9×10) を計算しなさい。
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答え:2/5
残るのは最初の 1/2 と最後の 1/10。1/2 − 1/10 = 5/10 − 1/10 = 4/10 = 2/5。
残るのは最初の 1/2 と最後の 1/10。1/2 − 1/10 = 5/10 − 1/10 = 4/10 = 2/5。
Q41/(1×3) + 1/(3×5) + 1/(5×7) を計算しなさい。
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答え:3/7
間が2あくときは「1/(n×(n+2)) = 1/2 ×(1/n − 1/(n+2))」。全体に 1/2 をかけて、1/2 ×(1 − 1/7)= 1/2 × 6/7 = 3/7。
間が2あくときは「1/(n×(n+2)) = 1/2 ×(1/n − 1/(n+2))」。全体に 1/2 をかけて、1/2 ×(1 − 1/7)= 1/2 × 6/7 = 3/7。
Q51/(1×3) + 1/(3×5) + … + 1/(9×11) を計算しなさい。
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答え:5/11
1/2 ×(1 − 1/11)= 1/2 × 10/11 = 5/11。
1/2 ×(1 − 1/11)= 1/2 × 10/11 = 5/11。
Q61/(2×4) + 1/(4×6) + 1/(6×8) を計算しなさい。
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答え:3/16
間が2あくので 1/2 ×(1/2 − 1/8)= 1/2 × 3/8 = 3/16。
間が2あくので 1/2 ×(1/2 − 1/8)= 1/2 × 3/8 = 3/16。
印刷して練習(無料・答えつき)
学んだ部分分数分解を、紙に書いて反復しましょう。問題・答え・問題+答え(2枚)に加え、1枚に問題を最大数つめた印刷費節約バージョンもあります。すべて無料・PDF・答えつきです。
部分分数分解プリント|となり型(無料・答えつき)
1/(n×(n+1)) = 1/n − 1/(n+1)。となりが打ち消し合って「最初と最後」だけ残る、基本の練習プリントです。
印刷費節約バージョン(1枚に問題を最大数)
| プリント名 | 1枚印刷(答えつき) | 1枚印刷(答えなし) | 両面印刷 |
|---|---|---|---|
| となり型①(基本) | 答えつき | 答えなし | 両面(表裏で別問題) |
| となり型②(まとめ) | 答えつき | 答えなし | 両面(表裏で別問題) |
| 2枚まとめ | 答えつき2枚 | 答えなし2枚 | 両面2枚 |
部分分数分解プリント|間が2あくとび型(無料・答えつき)
1/(n×(n+2)) = 1/2 ×(1/n − 1/(n+2))。差の2でわる、とび型の練習プリントです。
印刷費節約バージョン(1枚に問題を最大数)
| プリント名 | 1枚印刷(答えつき) | 1枚印刷(答えなし) | 両面印刷 |
|---|---|---|---|
| とび型① | 答えつき | 答えなし | 両面(表裏で別問題) |
| とび型②(まとめ) | 答えつき | 答えなし | 両面(表裏で別問題) |
| 2枚まとめ | 答えつき2枚 | 答えなし2枚 | 両面2枚 |
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